【転スラ】ルシアの正体は何者?ヴェルダナーヴァやミリムとの関係をネタバレ考察

なろう系ライトノベルの代名詞ともなっている転スラこと「転生したらスライムだった件」。そんな作品に登場するルシアとは一体何者なのでしょうか?メインキャラではありませんし伝説上の人物のようで情報が極端に少ないのです。そこでこの記事では、謎に包まれた転スラのルシアの正体をはじめルドラやヴェルダナーヴァ、ミリムとの関係、そして死亡後の復活劇までネタバレで考察していきます。

【転スラ】ルシアの正体は何者?ヴェルダナーヴァやミリムとの関係をネタバレ考察のイメージ

目次

  1. 転スラのルシアとは?
  2. 転スラのルシアの正体は何者?
  3. 転スラのルシアとヴェルダナーヴァやミリムとの関係
  4. 転スラのルシアは死亡した?復活した?
  5. 転スラのルシアに関する感想や評価
  6. 転スラのルシアまとめ

転スラのルシアとは?

転スラの作品情報

この記事では、ルシアの正体やヴェルダナーヴァやミリムとの関係をネタバレディライラス解説していきます。本題に入る前に、まずは転スラの作品情報からお届けしましょう。最初に転スラの作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

転スラの概要

転スラ(正式タイトル:転生したらスライムだった件)は、伏瀬による日本のライトノベルで、小説投稿サイト「小説家になろう」にて2013年2月20日から2014年7月14日まで連載されました。その後、番外編が同サイトにて2014年8月28日から2015年10月30日まで連載されています。

WEB小説・転スラの書籍化は「小説家になろう」連載中の2014年5月のこと。WEB小説版の内容を大幅に改訂した上でマイクロマガジン社のGCノベルズにて第1巻が発行されました。転スラの単行本は、2021年11月時点で19巻まで刊行されています。

メディアミックス展開としては、小説・転スラを原作とした漫画やアニメ作品が制作されています。漫画版は、川上泰樹の作画で講談社月刊少年シリウスにて2015年5月号より連載中で、シリウスKCより単行本19巻が刊行されています(2021年11月現在)。またテレビアニメは、第1期全25話が2018年10月から2019年3月まで、第2期全26話は2クールに分けて(2021年1月から3月と7月から9月)TOKYO MXなどで放送されました。

転スラ・シリーズ関連書籍の累計発行部数は、2018年11月時点で1000万部を突破、その後2020年9月時点では「なろう系」ライトノベルとしては最多となる2000万部超を記録しています。

転スラのあらすじ

大手建設会社に勤務しごく普通の人生を送っていた三上悟37歳は、ある日通り魔に襲われ非業の死を遂げます。ところが、死んだはずの悟でしたが異世界の洞窟でスライムに転生し蘇ったのです。その後、暴風竜ヴェルドラと出会いリムル=テンペストという名前を付けてもらい名持ちの魔物に昇格。ヴェルドラや仲間たちと共に魔物の街を作り始めるのでした。

ルシアのプロフィール

ルシアは、魔導王朝サリオンのおとぎ話に登場するキャラクターの1人で、いわば伝説上の人物です。転スラの舞台となった時代の遥か昔に生きていたと言われています。言い伝えによる情報に頼っていますので詳しいことはよくわかっていません。

わかっていることは大きく2つのこと。まず、ルシアは東の帝国の皇帝ルドラ・ナム・ウル・ナスカの妹として生を受けました。詳しいことは後述しますが、星王竜ヴェルダナーヴァと結ばれ、女の子を授かりました。その女の子とは、転スラ史上最古の魔王の1人・ミリム・ナーヴァだったのです。

【公式】「転生したらスライムだった件」ポータルサイト

転スラのルシアの正体は何者?

考察①ルシアはルドラの妹

転スラのルシア特集、最初はルシアの正体に関する解説からです。ルシアとは一体何者なのでしょうか?プロフィール欄でも触れましたが、ルシアの正体は東の帝国の皇帝ルドラの妹です。ルドラといえば、世界の恒久平和を願い人類が幸福に暮らせる統一国家を作ろうとした究極の理想主義者として知られています。恋人のヴェルグリンドや妹ルシアとともに、2000年以上にわたり暗黒皇帝ギィとの戦いを続けていました。

ギィと戦闘状態に入る前、ルドラはヴェルグリンドたち竜種の長兄・ヴェルダナーヴァの勧めで調停者でもあったギィのもとを訪れます。この時、ヴェルグリンドとともにルドラに同行したのが妹ルシアでした。

ルシアはお願いする立場の兄ルドラがいきり立ってギィに挑みかかるのを制止します。結局話し合いは決裂し戦闘に突入するのですが、ルドラが世界の恒久平和をめざしたのは妹ルシアのためだったと言われています。

考察②ルシアの魂の生まれ変わりがリムル?

転スラの主人公リムルは、日本人三上悟だった時通り魔に襲われ死亡し異世界に転生しました。その後、誰ひとり知己のいない世界で初めて友達となったのがルシアたち竜族の末弟ヴェルドラでした。その後もルシアのひとり娘・ミリムからすんなりと友達認定を受けています。

こうしたことから、死亡後に転生したリムルはルシアあるいはヴェルダナーヴァの生まれ変わりだったのでは?と言われるようになりました。つまり、リムルの正体はルシアあるいはヴェルダナーヴァの生まれ変わりだというのです。リムルの活躍を見たヴェルダナーヴァの恋人ヴェルグリンドは、こんなことができるのはヴェルダナーヴァ以外にいないと断言したことも、そうした言説に信憑性を与えているようです。

考察③ルシアは生まれ変わって大賢者になった?

ルシアの正体に関する考察を続けます。実はルシア自身にも輪廻転生の言い伝えがあります。ルシアが死亡後生まれ変わったのは、世界の道理を知る大賢者(エイチアルモノ)と言われています。

ただし、大賢者とは特定のキャラクターではなく三上悟がリムルに転生するときに授かったユニークスキルです。スキルにルシアの魂が入っているということがあり得るのでしょうか?

実は転スラの中では大賢者が意思を示していることがありますし、大賢者が進化して生まれた智慧之王(ラファエル)やリムルがスキルに名付けをして生まれた神智核・シエルは、自分の意志で行動していると考えられています。例えば、リムルがヒナタ・サカグチのドレス姿を見ていると嫉妬したり、自分のことを「リムル様の正妻」と宣言したり。ヒナタには意思だけでなく性別まであったようです。

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転スラのルシアとヴェルダナーヴァやミリムとの関係

考察①ルシアはヴェルダナーヴァと結ばれる

転スラのルシアの正体がわかりましたので、次に星王竜ヴェルダナーヴァや最古の魔王と言われるミリム・ナーヴァとの関係を探っていきます。最初はヴェルダナーヴァからです。

転スラには、竜種という世界最強の種族が登場します。ただしこの竜種は、世界中に4体しか存在しません。しかもその4体が血のつながった兄弟姉妹で構成されているのです。竜種兄弟の長ヴェルダナーヴァは、星王竜とも呼ばれ数億年もの間、創造主として人類をはじめ数多くの種族、世界を支える数えきれない知的生命体を生み出してきました。

そんな星王竜ヴェルダナーヴァは、完璧主義者であると同時に従来の枠にとらわれないロマンティストでもあり、人間であるルシアと結ばれることになります。

考察②ルシアとヴェルダナーヴァの子供はミリム

人間でありながら星王竜ヴェルダナーヴァと結ばれたルシア。その後、ルシアはヴェルダナーヴァとの子供を身ごもり、女の子を出産します。その子供は後にミリムと名付けられ、最古の魔王とか破壊の暴君と呼ばれる人物になります。

人間であるルシアとの間に子供をもうけた事実は、ヴェルダナーヴァに重くのしかかってきます。竜族にとっては大罪を犯したことになるからです。それまで無敵の強さと創造主としての威厳を湛えてきたヴェルダナーヴァは竜族としての力を失ってしまいます。無力な人間と変わらないほど弱体化したヴェルダナーヴァは、失った力のほとんどを娘ミリムに禅譲することになりました。

数億年にわたり世界を創造してきたヴェルダナーヴァでしたが、永遠の命を失い他の生物のように寿命を経て死亡するようになったのです。当初はこれで愛するルシアと一緒に逝くことができると嬉しそうに語っていたヴェルダナーヴァでしたが、それまでに創った世界と娘ミリムの今後を心配していました。それを知ったルドラは、ミリムのために「世界の恒久平和」という理想を掲げることになりました。

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転スラのルシアは死亡した?復活した?

考察①ヴェルダナーヴァとともに死亡するルシア

ここからは、転スラのルシアの最後について考察していきいます。ルシアとヴェルダナーヴァがいたナスカ王国は、常に敵国の標的となっていました。ルシアが産まれて間もなくしてナスカ王国で魔法テロが勃発、この事件に巻き込まれてルシアとヴェルダナーヴァは死亡しました。ミリムは両親の顔を知らずに育ちます。そればかりか自分が皇帝家と血縁関係にあることすら知らなかったようです。

さらに悪いことが続いて起こります。ミリムを支配下に置こうとした超魔導大国の魔導大帝ジャヒルがミリムのペットだった子竜ガイアを殺害。すると激怒したミリムは、ジャルヒに報復し超魔導大国を国ごと滅ぼしてしまいます。ミリムのためを思いルドラが描いた世界平和の理想は、皮肉にも彼女自身によって破壊されてしまいました。

一方、ルドラも転生を繰り返してギィ・クリムゾンとのゲームを続けますが、転生を繰り返したことで聖なる力や勇者の資格を失います。最後には理想とはほど遠い鬼畜のような皇帝に成り下がってしまいました。

考察②ルシアは終末の天使長として復活?

テロ攻撃を受けて死亡したルシアですが、肉体は死亡後も保管されていました。ルシアの肉体に最高位の天使である熾天使(してんし)を宿すことで死亡する前の姿を取り戻し、終末の天使長(熾天使セラフィム)として復活を遂げました。

しかし、復活したルシアの実態は、天使系の究極能力「正義之王(ミカエル)」の神智核(マナス)であり、厳密にいえば元のルシアではなく別人格です。復活後のルシアは、究極の防御(正義之王の「王宮城壁」)と、究極の攻撃(希望之王の「絶対切断」)を行使することができました。

その後クロエ・オベールが正義之王の権能を取り込み時空之神(ヨグ=ソトホート)を手に入れたことでルシアをレジストしていた王宮城壁キャッスルガードが消滅、彼女の本体も消えてしまいました。

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転スラのルシアに関する感想や評価

ここまで転スラのルシア特集をお届けしてきましたが、最後にルシアに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する転スラのルシアに関する感想・評価は、転スラを読み返していたらワクワクしてきたという方のツイートからです。

転スラを読み返している時、ふとヴェルダナーヴァが転生してリムルになった場合、リムルとシエルの関係はどこから始まったのか疑問に感じたと言います。するとそれまで眼中になかったルシアの存在の重要性に気づいたようです。転スラのストーリーの奥深さを感じさせるツイートと言えるのではないでしょうか?

続いて紹介する転スラのルシアに関する感想・評価は、こちらもルシアの存在を忘れていたと言う方のツイートからです。

転スラにおけるリアルの生活が充実しているキャラクターを考えた時、最後まで添い遂げたルシアとヴェルダナーヴァの存在が浮かんできたと言います。魔導王朝サリオンのおとぎ話に出てくる伝説上の人物・ルシアですから、普段は忘れられた存在なのかも知れません。

最後に紹介する転スラのルシアに関する感想・評価は、神智核・シエルがルシアの生まれ変わりなのかどうかが気になるという方のツイートからです。

ただし、こうした重要な件が明らかになるのは作品の最終盤になることが多いので、知りたいと思う気持ちと終わってほしくないという気持ちの葛藤が凄いのだと言います。こちらを立てればあちらが立たず、よく言われるトレードオフということでしょうか?

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転スラのルシアまとめ

ここまで転スラに登場する「ルシアの正体は何者?」と題して、伝説上の人物ルシアの謎の解明や皇帝ルドラやヴェルダナーヴァ、ミリムとの関係、そして死亡後の復活劇についてネタバレで解説してきました。いかがでしたでしょうか?

ルシアは、始まりの勇者こと東方地域を治める皇帝ルドラ・ナム・ウル・ナスカの妹として生を受けます。その後星王竜ヴェルダナーヴァと結ばれると、後に転スラ史上最古の魔王の1人となるミリム・ナーヴァを身ごもり出産します。また、一説には主人公リムルはヴェルダナーヴァあるいはルシアの生まれ変わりとも言われています。ルシアはテロに遭って死亡した後、終末の天使長(熾天使セラフィム)として復活を遂げました。

長大な物語・転スラには、この記事で取り上げたテーマ以外にも多くの謎が眠っていることでしょう。例えば、人間であるルシアと結ばれた竜種のヴェルダナーヴァがなぜ大罪を犯したことになっているのか等々、転スラについてのその他の謎を調べたり仮説を立ててみるのも面白いかも知れません。

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