喧嘩商売と喧嘩稼業の名言・名シーン!登場キャラクターのかっこいいセリフ一覧

人気格闘漫画「喧嘩商売」と、2014年から始まった第二部「喧嘩稼業」は、最強の格闘技は何かをテーマに、主人公・佐藤十兵衛と格闘家との壮絶な戦いが目を引く一方、心に響くかっこいい名言や名セリフも、人気に拍車をかけています。本文では、漫画・喧嘩商売と喧嘩商売から、登場キャラクターのかっこいい名言や名セリフ・名シーンなどを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

喧嘩商売と喧嘩稼業の名言・名シーン!登場キャラクターのかっこいいセリフ一覧のイメージ

目次

  1. 喧嘩商売と喧嘩稼業とは?
  2. 喧嘩商売と喧嘩稼業のキャラの名言や名セリフ・名シーン集~石橋強~
  3. 喧嘩商売と喧嘩稼業のキャラの名言や名セリフ・名シーン~工藤優作~
  4. 喧嘩商売と喧嘩稼業のキャラの名言や名セリフ・名シーン集~梶原修人~
  5. 喧嘩商売と喧嘩稼業のキャラの名言や名セリフ・名シーン集~その他~
  6. 喧嘩商売と喧嘩稼業のあらすじネタバレ
  7. 喧嘩商売と喧嘩稼業に関する感想や評価
  8. 喧嘩商売と喧嘩稼業の名言まとめ

喧嘩商売と喧嘩稼業とは?

喧嘩商売と喧嘩稼業のイメージ画像

本多康昭先生の人気シリーズ「喧嘩商売」は、喧嘩テクニックと頭脳を兼ね備えた最強高校生・佐藤十兵衛の喧嘩や格闘技のストーリーを描いた漫画作品で、第二部・喧嘩稼業では、最強の格闘技を決める陰陽トーナメントの様子が繰り広げられています。以下では、漫画「喧嘩商売」「喧嘩稼業」から、登場キャラクターのかっこいい名言や名セリフ・名シーンなどを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

喧嘩商売の漫画の概要

本多康昭先生の漫画「喧嘩商売」は、2005年~2010年にかけて「ヤングマガジン」で連載されていた格闘漫画で、単行本・全24巻で構成されています。物語は、高校生の主人公・佐藤十兵衛を主軸にした喧嘩・格闘を描いたシリアス展開に加え、時事ネタやブラックジョークなどのギャグ要素の多さが特徴です。

喧嘩稼業の漫画の概要

漫画「喧嘩稼業」は、2014年から「ヤングマガジン」で連載が開始された、喧嘩商売シリーズの第二部で、単行本は計13巻が刊行されています。物語は、第一部に発表された最強の格闘技を決める大会・陰陽トーナメントを舞台に、大会の主催者・田島彬への挑戦権を巡る、各格闘技の最強選手・16名による熾烈な戦いを描いています。

また、漫画「喧嘩稼業」は、ヤングマガジン2019年2月号を最後に長期休載に突入し、2021年12月現在まで連載再開の時期は未定とされています。

喧嘩商売と喧嘩稼業のキャラの名言や名セリフ・名シーン集~石橋強~

喧嘩商売・石橋強の名言や名セリフの紹介・イメージ画像

「喧嘩商売」から登場する石橋強は、ベビー級以外の階級を認めないボクシングへの偏見的な考えや、常人離れした強靭な肉体を武器とするプロボクサーであり、陰陽トーナメントへの参加が認められた、最強格闘家の1人です。以下では、喧嘩商売と喧嘩稼業の登場キャラから、「東洋のフランケンシュタイン」と称される、ヘビー級プロボクサー・石橋強の名言や名セリフ・名シーンを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

名言①「お前らコロポックルがやっているのは…」

石橋強の名言・名シーンの1つ目は、ヘビー級以外はボクシングではないという考えを持つ、ヘビー級ボクサーとしての意地を見せた石橋強の名セリフです。元中量級世界王者・デビル塚山に放ったこのセリフは、どこまでも強さを追い求める石橋にとって、減量することでランクを落とす行為は許し難いことで、そのような行為に走ることは選手自身の甘えではないかと、厳しい指摘を与えています。

「東洋のフランケンシュタイン」とまで呼ばれた、WBO世界ランキング1位のヘビー級ボクサーのセリフらしいと肯定的に捉えられる一方で、ヘビー級以外のボクシングを否定しかねない発言とも捉えられ、「喧嘩商売」で賛否両論が飛び交ったセリフです。一方、「コロポックル」とは、アイヌ伝承で語られる小人を意味し、大柄な石橋にとってヘビー級以外の選手は小人のように見えるのでしょう。

ボクシングの世界王者ってーのはヘビー級チャンピオンの事‥‥お前らコロポックルがやっているのはボクササイズ
格闘家は強くなるために体を大きくしようとするものだがコロポックルどもは弱くなるのに体重を減らして弱いヤツ相手に勝って王者とか言ってるわけだろ

名言②「プロっていうのは払った額以上…」

練習に励む石橋強のイメージ画像

石橋強の名言・名シーンの2つ目は、中量級のボクサー・デビル塚山のプロとしての自覚の甘さを指摘した名セリフです。石橋のセリフの中には、ヘビー級以外のボクシング・ボクサーを否定するような内容も指摘され、ボクシングに詳しくない読者も、苛立ちを感じるでしょう。しかし、見方を変えると、石橋セリフからは、最高のパフォーマンスを求められる、プロの厳しさを身を持って知っているから出た言葉とも捉えられるでしょう。

プロっていうのは払った額以上の満足を客に与える事だ!!!

名言③「十兵衛ぇ‼︎…」

十兵衛に呼びかける石橋強の名言・イメージ画像

石橋強の名言・名シーン3つ目は、陰陽トーナメント出場権奪取を目論み、喧嘩を仕掛けてきた佐藤十兵衛に放った名セリフです。パワーでは、石橋や他の格闘家に劣る十兵衛ですが、それらを補うように頭脳面は非常に優れ、時には卑怯な手段を用いながら喧嘩に勝ち続けてきました。パワーを重視する石橋にとって、十兵衛のやり方は自分の考えに反する喧嘩屋でしたが、喧嘩相手としては最高だと褒めたたえています。

十兵衛ぇ‼︎ 言葉を使い様子を窺うようなお前の喧嘩 全く賛同はできないが 相手にするなら最高に戦ってみたい喧嘩だ お前田島と同じだな!!! 殺す!!

名言④「「仕方なかった」…」

石橋強の名言・名シーン4つ目は、日常生活でも真似したい、石橋のかっこいい名セリフです。自分の実力を鼻にかけ、ヘビー級以外のボクシング選手をコロポックルと称し、彼らを見下すセリフが目立つ石橋ですが、内容によっては石橋の考えを肯定できるセリフも見られます。自分の心の弱さや甘さを克服したい・鍛えたい時に思い出したい、心に響く名言でもあります。

「仕方なかった」「よくやった」 と苦しさに耐え切れず諦めるヤツが多いが 『途中で諦めるようなヤツは自殺と大した違いはないよな』

名言⑤「俺の中では最強の格闘技は…」

十兵衛との野試合に負け、石橋の参加が見送られた陰陽トーナメントは、数ある格闘技の中から最強の格闘技を決める異色の大会であり、強さを追い求める石橋にとっても、非常に興味深いオファーだったでしょう。しかし、十兵衛に出場権を奪われたことで、陰陽トーナメントでの活躍や、ヘビー級ボクシングが世界最強であることを、世界に知らしめることは出来ませんでした。

しかし、石橋強にとって最強の格闘技は、自身もヘビー級のプロボクサーとして活躍するボクシングであり、陰陽トーナメントでボクシング以外の格闘技が世界最強に選ばれても、石橋の中の最強がボクシングであることに、変わりはないでしょう。

競技のメジャー度と高額の収入から突出した個人が自然と集まるのが重量級のボクサーだ 俺の中では最強の格闘技は『ボクシング』に決まっている

Thumb【喧嘩稼業】石橋強の強さと過去とは?コロポックルなど名言・セリフも紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

喧嘩商売と喧嘩稼業のキャラの名言や名セリフ・名シーン~工藤優作~

喧嘩商売・工藤優作の名言や名セリフの紹介・イメージ画像

「喧嘩商売」から登場する喧嘩屋・工藤優作は、劇中で唯一、佐藤十兵衛に敗北と屈辱を与えた人物であり、十兵衛の喧嘩屋としての目覚めを促したキーパーソーンでもあります。以下では、「喧嘩稼業」のトーナメント戦で佐藤十兵衛との試合が確定した、最強キャラ・工藤優作の名言や名セリフ・名シーンを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

名言①「死んでも灰になっても…」

工藤優作の名言・名シーン1つ目は、プロの喧嘩屋としての意地・プライドを見せつけた、工藤優作のかっこいい名セリフです。喧嘩商売・喧嘩稼業にて、佐藤十兵衛が唯一勝つことが出来ないキャラである工藤優作は、壮絶な生い立ちや経験の豊富さが持ち味で、陰陽トーナメントでの活躍が期待されています。工藤優作の名言からは、喧嘩屋として研鑚を積んできた工藤優作の情熱も感じさせます。

死んでも 灰になっても 消滅しても 言ってはいけない言葉がある!!! 譲ってはいけない事がある!!! 自分を曲げる事だけは許さない!!!

名言②「生きる理由に意味など求めていない…」

自分の人生を見つめ直す工藤優作・イメージ画像

工藤優作の名言・名シーンの2つ目は、自分の人生に光を見出した工藤優作の名セリフです。生後間もなく親に捨てられ、15歳になるまで戸籍や本名がなかった工藤優作の人生は、壮絶では言い表せないくらい厳しいものだったでしょう。また、工藤優作の不遇の生い立ちは戦いの場でも見られ、人間離れしたパワーや体力、死を恐れないダイナミックな戦い方に反映されています。

しかし、生きる意味を見いだせず、喧嘩に明け暮れる日々を送っていた工藤優作の人生は、佐藤十兵衛との一戦で変わり始めます。十兵衛の底知れない強さに圧倒され、自身の敗北を予感させるほど追い詰めた十兵衛の存在からは、自分と重なる何かを見出すことが出来ました。工藤優作の言う「生き甲斐」とは、佐藤十兵衛のことなのか、2人のトーナメント上での戦いも注目されます。

生きる理由に意味など求めていない この世に生まれてしまったから生きているだけ… それだけの事と思っていたが どうやら俺にも生き甲斐というモノができたらしい

名言③「燃えるぜ…」

工藤優作の名言・名シーン3つ目は、一度聞いたら忘れられない、工藤優作の名セリフです。この口癖は、喧嘩の強い相手との戦いの時に用いられ、工藤優作の喧嘩に対する意欲を感じさせるでしょう。戦いに勝利した時のセリフ「燃えたぜ」と共に、一度は真似をしてみたい、「喧嘩商売」のかっこいい名言です。

燃えるぜ

名言④「アイツは 十兵衛だけは…」

工藤優作の名言・名シーンの4つ目は、佐藤十兵衛との初戦に挑んだ際の工藤優作の心情を表現した名セリフです。喧嘩では負け知らずだった十兵衛に敗北と屈辱を与えた唯一の人物として、十兵衛からライバル視されている工藤優作ですが、彼自身も十兵衛の実力を認めており、お互いにタイプは違うけれど、自分を本気にさせてくれた喧嘩屋として高く評価しています。

第二部・喧嘩稼業では、陰陽トーナメント・2回戦で戦うことが決まっており、試合を有利に進めるべく十兵衛の暗躍がすでに始まっています。十兵衛のリベンジを賭けた戦いはもちろん、2回戦はどちらが制するのか、2人の勝敗の行方にも期待が高まっています。

アイツは 十兵衛だけは 俺に"喧嘩"で挑んできた 俺とはまったく違う戦い方だが ヤツは間違いなく喧嘩屋だ 満足だ "喧嘩"対"喧嘩" 久しぶりに本気になったぜ

名言⑤「お前は決意したはず…」

工藤優作の名言・名シーンの5つ目は、陰陽トーナメントの1回戦の相手・梶原修人に対して放った名セリフです。自己流の格闘で勝負に挑む工藤に対し、梶原柳剛流を習得した梶原は、柔術や忍術など古武術を総合的に取り入れたスタイルで、工藤に苦戦を強いらせました。しかし、形勢逆転されると、一気に追い込まれ、毒を仕込んだ「屍」で工藤を死に至らしめようと画策します。

工藤優作も、「屍」を受けたことで一時戦闘不能に陥るも、強靭な肉体と精神力で持ち直し、梶原を追い詰めました。解毒剤と引き換えに命乞いをする梶原に対して、工藤は痛烈な一言を放ち、実力の差を見せつけて会場を後にしました。

お前は決意したはず!!! 誰にも媚びず誰にも従わないと 死ぬ事はすでに避ける事はできないが 殺される事は許されない!!! 殺される事を唯一回避する方法は存在を無くす事─── 『死ぬ前に殺せ!』

Thumb喧嘩商売のあらすじや感想ネタバレ!本格派の格闘漫画で面白い?最強キャラは? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

喧嘩商売と喧嘩稼業のキャラの名言や名セリフ・名シーン集~梶原修人~

喧嘩商売・梶原修人の名言や名セリフの紹介・イメージ画像

あらゆる分野の最強格闘家が集結した陰陽トーナメントは、出場キャラクターの格闘技術や強さだけでなく、心に響くかっこいいセリフも見どころの1つです。以下では、喧嘩商売と喧嘩稼業の登場キャラクターから、トーナメント第1回戦の出場者で、入江文学に因縁を持つ梶原柳剛流の遣い手・梶原修人の名言や名セリフ・名シーンを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

名言①「こんな卑怯なヤツ初めてだぜ…」

梶原柳剛流の遣い手・梶原修人の名言や名シーンの1つ目は、陰陽トーナメントを有利に進めるべく、取引を持ち掛けてきた佐藤十兵衛に対して放った名セリフです。勝つためなら卑怯な手段も厭わない十兵衛は、梶原が持つ「屍」に注目して彼に近づくも、策士としては梶原の方が一枚上手であり、十兵衛の取引は失敗に終わりました。

梶原のセリフや十兵衛との駆け引きのシーンからは、格闘漫画の主人公でありながら、相手の切り札を利用してまで勝とうとする、佐藤十兵衛の卑劣さや勝利に対する執着を引き立てるでしょう。

こんな卑怯なヤツ初めてだぜ

名言②「混沌とした意識の中…」

意識が薄れていく梶原修人・イメージ画像

梶原修人の名言・名シーン2つ目は、陰陽トーナメントの1回戦で、工藤優作の驚異的な破壊力を込めた拳を食らった自身の姿を客観的に説明したセリフです。前半では、梶原の死を彷彿させるような言葉を並べながら、後半ではシリアスな空気を一気に吹き飛ばすような内容となり、重苦しい空気を一気に壊すギャグシーンとなりました。

ゴ ガッ 『───頭が吹っ飛んだと思った』 混沌とした意識の中梶原がまず取った行動は 自分の首から上に頭が付いている事の確認 「あった」

名言③「朝三暮四だ…」

梶原修人の名言・名シーンの3つ目は、梶原から見た工藤優作という人間について語った名セリフです。陰陽トーナメント出場に際し、日本最大のヤクザ組織を後ろ盾にして参加する梶原・工藤優作でしたが、ファイトマネーは組織へ吸い上げられる仕組みとなっていました。梶原のセリフは、組織に良いように使われている工藤優作を皮肉った内容でしょう。

朝三暮四だ お前は当然もらえる対価を 先にもらっただけで恩を感じて 大喜びしている猿だ 騙されて飼いならされている事に気づけよ

名言④「お前が間抜けなワケじゃない…」

梶原修人の名言や名セリフの紹介・イメージ画像

梶原修人の名言・名シーンの4つ目は、工藤優作との戦いで放った梶原修人の自信あふれる名セリフです。力技を頼りに戦う工藤とは対照的に、梶原は知略にも優れ、十兵衛を上回る頭脳の持ち主です。自分が相手より優れていることを一言で表現した、気持ちの良いセリフでしょう。

お前が間抜けなワケじゃない『俺が優れているだけだ』

名言⑤「古流は人を殺す術を…」

梶原修人の名言・名シーンの5つ目は、対工藤戦の切り札として「屍」を施した、梶原修人の決意の名セリフです。工藤に対して当初は、力づくでしか戦うことができない喧嘩屋として見ていたものの、梶原との一戦を通じて、戦い抜くために必要なことを学んだ工藤の成長を肌で感じ、2人の戦いは生死をかけた壮絶なものへ発展しました。

2人の試合は、梶原が工藤に解毒剤を渡すことで勝敗が決まり、両者は共に一命を取り留めました。梶原の名言からは、これまで習得してきた古武術の全てを発揮できたことや、それらを実現させてくれた工藤優作への感謝の意が込められているでしょう。

「古流は人を殺す術を血の滲む思いで見につけながらもそれを使う事なく一生を終える」 「その力を遺憾なく発揮できるほどお前は強かった」 「お前と一回戦で戦えてよかった」

Thumb【喧嘩商売(喧嘩稼業)】梶原修人の強さや入江との因縁とは?工藤との戦いの結果は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

喧嘩商売と喧嘩稼業のキャラの名言や名セリフ・名シーン集~その他~

喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名セリフの紹介・イメージ画像

「最強の格闘技とは何か」をテーマに掲げる、喧嘩商売と喧嘩稼業は、息をつかせない迫力あるバトルシーンはもちろん、登場キャラクターの男気あふれるセリフも人気に拍車をかけ、男性だけでなく、女性ファンからも高い支持を得ています。以下では、漫画「喧嘩商売」「喧嘩稼業」から、登場キャラクターのかっこいい名言や名セリフ・名シーン集を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

名言①「神は金隆山を選ぶだろう…」

漫画・喧嘩稼業と喧嘩商売の名言や名シーンの1つ目は、大相撲界で負け知らずの最強力士・金隆山康隆の強さを知る太刀持ちの心のセリフです。先天的な特異体質の影響で、常人の2倍の筋力を持つ金隆山は、その強さゆえに自ら禁じてを施し、余力を残しながら土俵を踏んできましたが、その記録は843勝0敗0休という前代未聞の大記録を打ち立て、日本国内において、天皇の次に有名な人物としてお茶の間の人気を集めています。

そして、金隆山が出場する陰陽トーナメント・第4試合は、日本でも試合中継が行われ、日本国民の誰もが金隆山の勝利を信じて疑いませんでした。結果は、金隆山の勝利に終わったものの、頭部に受けた怪我が原因で急死していします。しかし、いつ命を落としてもおかしくない状況でありながら、最後まで無敗を保ち続けた金隆山は、神の依代として選ばれた横綱と称しても過言ではないでしょう。

横綱は神の依り代といわれている 誰もそんな事信じていないし俺だって信じていない だがもし本当に神というものがいて依り代を必要としているのなら 全人類の中からーー いや…地球上すべての生き物の中から 神は金隆山を選ぶだろう

名言②「関は仁王より強い…」

漫画・喧嘩稼業と喧嘩商売の名言や名シーンの2つ目は、真剣勝負で金田保を打ち負かした関修一郎の凄さを語る、村井虎四郎の名セリフです。幼馴染であり盟友である関と村井は、「仁王」「甲斐の虎」の異名を持つ柔道の最強選手でオリンピック出場も期待されましたが、金田保の策略により禁止薬物を飲まされた村井は、五輪出場権を剥奪された過去を秘めていました。

十兵衛を上回る卑劣な性格を持つ金田でしたが、村井の仇は盟友・関の手で討たれ、試合開始わずか6秒で勝負を付けた関の強さは会場を沸かせました。一方の村井は、関の計り知れない強さから「仁王より強い」と称賛しています。陰陽トーナメントでは、一回戦・第6試合にて関修一郎の出場が予定されており、対佐川睦夫戦での活躍が注目されています。

関は仁王の生まれ変わりなんかじゃねぇぇ!!!!! 関は仁王より強い!!!!!

名言③「プロの厳しさを教えてやるとか…」

大和プロレスのトレーニング場・イメージ画像

漫画・喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名シーンの3つ目は、プロレスラーから総合格闘家に転向した元スター選手で、陰陽トーナメントの出場者・反町隆広の名セリフです。自己中心的かつ悪びれのない性格で周囲を振り回し、「空気を読まない男」とも言えるキャラですが、「喧嘩商売」では、大和プロレスの薩摩柿之介への強烈なツッコミを入れるなど、ギャグパートには欠かせない存在です。

反町の名言は、入門テストで疲れ切ったの新人をいびることが趣味な薩摩に対する反撃とも捉えられ、笑いがこみあげてきそうな、コミカルなセリフでしょう。また、反町は、陰陽トーナメント・第7試合に出場予定で、空気を読めない性格が戦いの場でどのような威力を見せるのか、期待が高まっています。

プロの厳しさを教えてやるとか言ってたから、世間の厳しさを教えてやろうと思って

名言④「俺はこういう戦い方をする…」

漫画・喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名シーンの4つ目は、陰陽トーナメント・2回戦で宿敵との試合が決まった佐藤十兵衛の宣戦布告です。これまで負け知らずだった十兵衛を打ち負かし、屈辱を与えた工藤優作との戦いは、十兵衛の喧嘩の本能に火をつけ、石橋強から出場権を奪うことで陰陽トーナメントへの進出を果たしました。

そして、対佐川徳夫戦を制した十兵衛は、休む間もなく対工藤戦への準備に取り掛かり、まずは彼の戦力をそぐべく、心理戦を繰り出します。格闘漫画と言えば、卑怯な手段と良しとしない風潮が多いですが、「喧嘩稼業」では勝つためならば、卑怯な手段も戦略の1つであり、一筋縄では攻略できない、十兵衛の手ごわさを感じさせる名言でしょう。

試合外の暴力か?新しい規定忘れんなよ間抜け お前も知っていたはずだよな 俺はこういう戦い方をする

名言⑤「『卑怯』というのは敗者が…」

漫画・喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名シーン5つ目は、卑怯な手段で勝利を勝ち取ろうとする十兵衛に放った佐川徳夫の名セリフです。身体的能力に恵まれた徳夫は、スポーツや格闘技の分野で天才的な才能を発揮し、平凡な兄・睦夫を見下すような言動をしていました。また、十兵衛に対しても、圧倒的なパワーで圧倒し、十兵衛の知略を軽んじる描写もありました。

しかし、梶原の屍がまだコーナーマットに残っていたことに着目した十兵衛の罠にはまり、形勢逆転の末、敗北しました。そして、十兵衛に放った「卑怯というのは…」というセリフが思わぬ形で徳夫に巡ってしまい、十兵衛に負けた徳夫は、彼への怒りや悔しさをにじませ「卑怯者」と発しました。

『卑怯』というのは敗者が最後に吐く言葉だ お前のは『弱者の知恵』尊敬に値する

名言⑥「俺たちの進む道の…」

漫画・喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名シーン6つ目は、進道塾の高弟で、「空手王」「捌きの達人」と称される空手の達人・上杉均の名セリフです。陰陽トーナメントでは、人生の最期をかけて戦いに挑む合気道の達人・芝原剛盛と立ち合い、武道を極める者同士としてのプライドや信念をぶつけ合いました。勝敗は、己の力だけでなく、進道塾の未来もかけて戦った上杉に軍配が上がりました。

「喧嘩稼業」のキャラの中でもっとも義理人情に厚く、加えて不屈の精神を持ち合わせており、進道塾を代表する空手家としての貫禄は、彼の名言にも現れているでしょう。

俺たちの進む道の邪魔になり進道の最強を阻むものは 俺の拳ですべて排除する 最強への道は俺が作る てめぇら黙って俺について来い!!

名言⑦「最後に勝った奴が…」

漫画・喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名シーン7つ目は、田島彬への復讐を糧に陰陽トーナメント1回戦を制した、富田流の遣い手・入江文学です。弟子の十兵衛からは「文さん」の愛称で呼ばれ、人間味あふれる性格が魅力的なキャラクターである一方、格闘面に関しては容赦がなく、勝つためなら手段を選ばない姿勢は、十兵衛に大きな影響を与えました。

だけどさ…最後に勝った奴が強いんだぜ

名言⑧「強さって畳の上だけで…」

金田と関の柔道の試合・イメージ画像

漫画・喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名シーン8つ目は、勝つためから卑怯な手段も平気で行う、オリンピック柔道100kg超級の金メダリスト・金田保の名セリフです。自分の勝利のための努力を惜しまない一方で、他人を陥れたり、不正を働くことを厭わない一面も持っており、ライバルだった村井虎四郎に禁止薬物を飲ませ、五輪代表の座を奪った過去があります。

金田保の名言からは、金田が考える強さとは、畳の上での正当な勝負だけでなく、いかに自分が優位に立てられるか知略の高さも含まれており、それら2つを兼ね備えた自分こそが一番強いと豪語しているでしょう。

……強さって畳の上だけで決まるものではないですよ まあそういうのをすべて含めて僕が一番強いってことじゃないですかね

名言⑨「生きたい…」

漫画・喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名シーン9つ目は、生死をかけた戦いで、人生最後の目標に向かって突き進む芝原剛盛の名セリフです。陰陽トーナメント出場選手の中で最年長を誇る合気道の達人・芝原は、大会出場時には末期がんにより余命1年を宣告されており、医師からの処方を得て何とかマウンドに立つことが出来ました。

最初は、このまま死んでも悔いはないと覚悟を決めていた芝原でしたが、上杉均との戦いを通じて次第に生への渇望を見せ始めます。それは、単純に命が惜しいのではなく、自分が弱いまま死ぬことに対する怒りや悔しさであり、最期の時まで最強の自分でありたいという、芝原の合気道精神が名言につまっているでしょう。

生きたい だがこの俺が弱いことなど許されない 人生の終着点で新たな目標が生まれた 芝原剛盛は死ぬその瞬間まで最強である

名言⑩「最強の格闘技は何か…」

漫画・喧嘩商売と喧嘩稼業の名言や名シーン10つ目は、シリーズ全体のテーマであり、田島彬が陰陽トーナメントを開催した目的でもある名フレーズです。この名言は、喧嘩商売・単行本冒頭に必ず書かれているフレーズで、最強の格闘技は何かを、読む人全てに投げかけています。

最強の格闘技を決める大会・陰陽トーナメントでは、武道の達人からボクシング・プロレスなど、あらゆるジャンルの格闘技のプロから、工藤優作のように自己流の格闘技を武器に戦う選手も名を連ねています。あらゆるルールや枷を外した陰陽トーナメントの覇者は誰か、どの格闘技が最強に選ばれるのか、トーナメントの行方や、十兵衛たちの活躍に期待が高まっています。

最強の格闘技は何か!? 男たちが求める永遠のテーマに決着をつける刻がきた 戦いに導かれるは16人の強者たち そして戦場を掻き乱すは 日本一卑怯な高校生・佐藤十兵衛 ──今現在 最強の格闘技は決まっていない

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喧嘩商売と喧嘩稼業のあらすじネタバレ

喧嘩商売と喧嘩稼業のあらすじネタバレ・イメージ画像

主人公・佐藤十兵衛の喧嘩屋としての奮闘、時事ネタやブラックジョークを交えたギャグ要素が特徴の「喧嘩商売」に対し、第二部「喧嘩稼業」では、陰陽トーナメントを主軸とするシリアスな展開が繰り広げられ、因縁の相手との勝負を控える十兵衛の活躍に期待が高まっています。以下では、一日も早い連載再開が望まれる、漫画「喧嘩商売」と「喧嘩稼業」のあらすじネタバレを紹介します。

喧嘩商売のあらすじネタバレ

父親の仕事の関係から転校が多く、恵まれた身体ゆえに上級生からいじめを受けていた佐藤十兵衛の人生は、同世代の天才空手選手との出会いをきっかけに変わり始め、いじめっ子から脱却するべく、喧嘩の腕を磨き始めます。強さだけでなく、知略にも長けた十兵衛の喧嘩の強さは、やがて転校先の高校でも知られるようになり、計り知れない喧嘩テクニックや容赦のないを武器に、喧嘩に明け暮れます。

十兵衛の喧嘩の相手は、同世代の武道家に飽き足らず、元プロ格闘家やヤクザまで含まれ、その全ての戦いで勝利を収めていました。しかし、ヤクザに雇われたプロの喧嘩屋・工藤優作に敗北し、失禁しながら命乞いをする屈辱を与えられます。十兵衛は、唯一勝つことが出来なかった工藤へのリベンジを目指し、入江文学に正式に弟子入りし、喧嘩の腕を磨いていきます。

そんなある日、総合格闘技の世界王者・田島彬が日本に帰国し、最強の格闘技を決める陰陽トーナメントの開催と、出場選手16名を発表します。名簿には、父親を田島に殺され、復讐を目論む入江文学や、十兵衛の因縁の相手・工藤優作が名を連ねます。一方、格闘家としては無名の十兵衛には、トーナメントの参加資格は与えられませんでした。

喧嘩稼業のあらすじネタバレ

宿敵・工藤優作へのリベンジに燃える佐藤十兵衛は、まずは陰陽トーナメントへの出場資格を得るべく、出場予定の選手の中から1人を倒し、試合への出場を認めさせようと画策します。そこで、1回戦・第2試合に出場予定のプロボクサー・石橋強に野試合で勝利し、石橋の代役として陰陽トーナメント出場を認めさせます。

マカオの陰陽トーナメント会場には、十兵衛・入江の古武術や、柔道・空手などの武道、ボクシングやプロレス、自己流の喧嘩テクニックを持つ者など、あらゆる分野の格闘技が一同に集まり、生死をかけた本気のぶつかり合いを繰り出します。また、陰陽トーナメントの優勝者は、田島彬への挑戦権が与えられ、田島への復讐を目論む入江文学は、この機会を逃すまいと奮闘します。

そして、最強の格闘技を決める陰陽トーナメントは、1回戦・第5試合までが終了し、因縁の対決となる工藤優作・佐藤十兵衛、入江文学、上杉均が2回戦進出を決めた一方、第4試合を制した金隆山康隆が、頭部の怪我が原因で命を落としました。また、トーナメントの裏では、田島彬を巡る出場選手らによる暗躍も見られ、波乱の展開が迫りつつあります。

Thumb喧嘩稼業のあらすじをネタバレ!最強トーナメントの出場者と試合結果も解説 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

喧嘩商売と喧嘩稼業に関する感想や評価

喧嘩商売と喧嘩稼業に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、強さとかっこよさを兼ね備えたキャラクターの登場や、心に響く名言や名セリフが支持される、喧嘩商売と喧嘩稼業に関する感想や評価を紹介します。

感想1:佐藤十兵衛は理想の主人公

バトル・格闘漫画の主人公と言えば、正義感あふれる好青年が好ましい風潮が強い一方で、「喧嘩商売」の佐藤十兵衛のように、時には卑劣な手段を厭わないワルな一面を兼ね備えたキャラクターも、支持されています。従来のイメージにとらわれない、主人公らしからぬ主人公も「喧嘩商売」の人気に拍車をかけ、佐藤十兵衛を理想の主人公にあげるファンの声も見られます。

感想2:工藤優作の存在感が大きい

「喧嘩商売」を語る上で欠かせない工藤優作は、十兵衛が唯一勝てない喧嘩屋であり、クールな見た目や戦いにかける情熱がかっこいい人気キャラクターです。工藤優作の登場は、十兵衛に喧嘩の実力不足を思い知らせると同時に、これまでコミカル展開の多かった「喧嘩商売」の空気を一新させ、己の生死をかけた壮絶な戦いが繰り広げられる作風への転換をもたらしました。

感想3:身体の大きさ=強さを証明したキャラクター

格闘・バトル漫画では、身体的に恵まれたキャラほど強いという風潮があるものの、作品によっては、大柄な体型が強さにイコールしないキャラも見られます。あらゆる格闘技選手が登場する「喧嘩商売」でも、大柄なキャラは登場するものの、プロボクサー・石橋強は、大柄に加え圧倒的な強さを見せつけており、身体的な大きさが強さに直結することを証明したキャラクターでしょう。

感想4:梶原修人の魅力にひかれる

「喧嘩稼業」の梶原修人は、過去に入江文学と戦って手首を失った過去を持っており、陰陽トーナメントでは、入江との因縁の対決も予想されましが、1回戦敗退を余儀なくされました。出場選手では珍しく忍術を使うことや、十兵衛を上回る策士でありながら彼を「卑怯」呼ばわりするなど、計り知れない強さや独特の存在感や、人の良さを感じさせる雰囲気が人気を集めています。

感想5:トーナメント出場選手のエピソードが良い

「喧嘩商売」「喧嘩稼業」では、陰陽トーナメントの出場選手の知られざる過去も描写され、各キャラの戦いに負けられない理由や、トーナメントにかける思いが注目されています。様々な過去や思いを秘めながら参戦した陰陽トーナメントの試合は、どの組み合わせも壮絶な戦いが繰り広げられ、息をつかせぬ迫力に満ちた展開が、読者の期待や興味を引き立て、作品の人気を高めています。

感想6:対田島戦に到達するまでの試合過程が壮絶すぎる

陰陽トーナメントの試合結果は、1回戦・第5試合までが終了しましたが、初戦にも関わらず、2回戦進出者の多くが負傷し、頭部の負傷が原因で金隆山が死亡する異例の事態が起きました。トーナメント優勝者には、主催者・田島彬への挑戦権が与えられるものの、1回戦前半が終了した段階で、多くの選手がすでにボロボロの状態に陥り、先の読めないストーリー展開に期待が高まっています。

喧嘩商売と喧嘩稼業の名言まとめ

喧嘩商売と喧嘩稼業の名言まとめ・イメージ画像

喧嘩商売と喧嘩稼業から、登場キャラクターのかっこいい名言や名セリフ・名シーンをあらすじネタバレを交えながら紹介しました。あらゆる格闘技が登場する喧嘩商売・喧嘩稼業は、主人公・佐藤十兵衛と最強格闘家との戦いが目を引く一方、キャラクター達の男気あふれるかっこいいセリフも注目され、シリーズの特徴に挙げられています。

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