【オッドタクシー】アニメ最終回をネタバレ！犯人は和田垣で最後は小戸川も死亡？

『オッドタクシー』は2021年4月から6月まで放送されたオリジナルアニメ作品。映像制作会社P.I.C.S.とOLMが共同で制作しました。脚本を担当したのは『セトウツミ』などで知られる漫画家・此元和津也。此元和津也がオリジナルテレビアニメの脚本を担当したのは、この作品が初めてです。

人気声優の花江夏樹が主演を務め、またプロの声優だけではなく芸人がキャラクターの声を担当していることでも話題となりました。登場キャラクターが皆、擬人化した動物の姿をしているところが特徴的な作品で、可愛らしいキャラのビジュアルからは想像もできない衝撃のストーリーが展開されます。

主人公は、個人タクシー運転手の小戸川宏。彼は天涯孤独の身で、あまり他者と関わりたがらない変わり者です。そんな彼が運転するタクシーには、SNSでバズりたい承認欲求の強い大学生や、アイドルファンの青年、芸人など、毎日様々な客が乗り込んできます。小戸川にも客たちにもそれぞれの生活があり、問題があり、それは本来全く関係のないことなのですが、やがて全てが1つの事件に繋がっていきます。

アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその1、小戸川の過去。子どもの頃から1人で暮らしていた小戸川。彼の友達である剛力は小戸川の過去について調べ、そうしてついに彼の過去が明らかになりました。子どもの頃、小戸川は学校でいじめられていました。泣いていると、周囲の者たちは小戸川をセイウチみたいだと言って笑い、小戸川はいっそ自分が本当にセイウチだったら良かったのにと思ったそうです。

家に帰ると、帰ってこない父に苛立つ母に当たり散らされる日々。小戸川の数少ない楽しみは、父から買い与えられた動物図鑑を読んだり、動物園で動物を眺めることでした。人間が苦手な小戸川でしたが、動物と向かい合うのは平気だったのです。そんな幼い小戸川の身に、ある事件が起こります。

一方、現在の小戸川はヤクザに追われてタクシーで首都高を走っていました。小戸川と連絡が取れず彼のことを心配していた白川は、剛力に連絡。首都高を1台のタクシーが暴走しているというニュースを知り、2人はともにタクシーを追います。白川は剛力に、小戸川の病名が何かわかったのか訊ねました。

小戸川の過去を辿り、剛力が知った彼の病名は、高次脳機能障害による視覚失認。脳の損傷によって、認知機能にエラーが起きていたのです。小戸川を含め、皆が動物の姿だったのは、小戸川にはそう見えていたというだけのこと。実際は小戸川も剛力も白川も、動物ではなく人間だったのです。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその1、小戸川の過去でした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその2、小戸川のタクシーの大ジャンプ。ヤクザやパトカーに追われ首都高を爆走していた小戸川の目の前に、バリケードとコーンが現れました。進んでいる先には道がなく、海が広がっていたのです。小戸川はそのままバリケードに突っ込み、タクシーは宙を舞いました。その様子を、小戸川と関わった様々な人が目撃していました。

海面に落下していくタクシーを見て、それぞれの胸にそれぞれの思いが過ります。タクシーは海に落ち、どんどん沈んでいきました。この大ジャンプをきっかけに、蓋をしていた過去の情景が小戸川の中に甦ります。ある日、珍しく母がベロベロに酔った父親と幼い小戸川を車に乗せ出かけました。小戸川が久しぶりの家族揃っての外出に喜びましたが、気がつくと彼は病院のベッドで寝ていました。

小戸川の母は、無理心中を図ったのです。小戸川だけが一命を取り留めたのですが、目覚めた彼の目に映る世界は大きく変わっていました。小戸川の目には、周囲の人々が動物に見えるようになっていたのです。しかしそのおかげで、小戸川は苦手だったはずの他人が気にならなくなりました。身寄りのない小戸川の支援は、突如現れたマレーバクのおじさんがしてくれることになりました。

場面は現在に戻ります。海に沈んでいくタクシーの中で、小戸川は意識を取り戻しました。自力で脱出できず、再び意識を失う小戸川。彼を救ったのは、飛び込んできた白川でした。白川のおかげで、小戸川は一命を取り留めることになります。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその2、小戸川のタクシーの大ジャンプでした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその3、人間の姿が見える世界へ。小戸川が目を覚ますとそこは救急車の中で、傍らには大柄な男と綺麗な女性が座っていました。本来の人間の姿である剛力と白川です。小戸川の目は、真実の世界を映すようになっていました。幸い、人間姿の剛力と白川を見ても、小戸川の中に恐怖心や嫌悪感は湧き上がりませんでした。小戸川は病院に入院することになります。

指名手配されていたチンピラのドブは捕まり、また失踪していた女子高生・三矢ユキ殺害の犯人も逮捕されます。捕まったのは、三矢と同じミステリーキッスのメンバーであった二階堂ルイ。そして三矢の死体を遺棄したとして、小戸川を追いかけていたヤクザたちも捕まりました。病室でそのニュースに耳を傾けていた小戸川の前に、小戸川がヤクザから守ろうとした10億円の宝くじを当てた青年・今井が現れます。

今井はお礼として、小戸川に約1億円の大金を持ってきました。それを受け取った小戸川は、自分を支援してくれた交通遺児育英会を運営しているマレーバクのおじさんにお礼をしようと考えます。小戸川が向かったのは、いつものサウナでした。そこで小戸川はマレーバクのおじさん、黒田に会います。黒田はヤクザのボスでしたが、小戸川を含め彼に救われた子どもも多くいました。

小戸川は黒田に金を渡し、その金を使って今支援している子どもたちが無事に独り立ちするまでは育英会の正体を隠し、騙し通してほしいと頼みます。そしてずっと自分を支え続けてくれたことを感謝し、深く頭を下げたのでした。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその3、人間の姿が見える世界へでした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその4、本物の三矢ミキを殺した真犯人。三矢ユキ殺害の容疑で逮捕されたアイドルの二階堂。しかし彼女が真犯人でないことは、11話で明らかになっていました。では、誰が三矢を殺害したのでしょうか？実は三矢を殺害したのは、三矢が死んだあとに彼女の替え玉としてミステリーキッスに加入した少女・和田垣さくらでした。

和田垣は女手一つで育ててくれた母に恩返しをするため、アイドルとして成功するという夢を持っていました。そして夢を叶えるためにはどんなことでもするべきだというのが、母の教え。ミステリーキッスのオーディションにギリギリのところで落ちてしまった和田垣は三矢を殺害し、空いた枠に自分が入ろうと考えたのです。

和田垣が三矢を殺害したあとに二階堂が現れ、彼女はマネージャーたちとともに遺体を処分しました。二階堂の罪は死体遺棄だけなのですが、殺人の罪も被せられてしまったのです。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその4、本物の三矢ミキを殺した真犯人でした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその5、小戸川も和田垣に殺される？元々、小戸川が事件に巻き込まれるようになったのは、彼に女子高生失踪事件の犯人なのではないかという疑いがかかったことがきっかけでした。失踪した女子高生、つまり三矢ユキが最後に小戸川のタクシーに乗った可能性が高かったからです。しかし実は、小戸川が事件現場である事務所まで乗せて行ったのは、和田垣であったことが判明します。

和田垣はそのとき乗ったタクシーを探しており、そしてついにそのタクシーを特定したようでした。アニメは、小戸川のタクシーに和田垣が乗り込んだところで終わります。このラストシーンは、小戸川も和田垣に殺されることを暗示しているのか。それとも、殺されることなく終わったのか。それは明らかになっていません。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回結末ネタバレその5、小戸川も和田垣に殺される？でした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回での謎や伏線をネタバレ考察その1、押入れの謎。アニメ開始当初から視聴者が気になっていた伏線。それが、小戸川の家の押入れの中にいる何かでした。当初は、失踪した女子高生が入っていると疑われていたのですが、実は押入れの中にいたのは、1匹のネコ。

周囲が動物ではなく人間に見えるようになった小戸川が押入れから出てきたネコを見てホッとしたのは、人間が動物に見えるという病気だったため、もしネコだと思っていたものが逆に人間だったらどうしようと思ったからだと考えられています。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回での謎や伏線をネタバレ考察その1、押入れの謎でした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回での謎や伏線をネタバレ考察その2、小戸川の父親の存在。小戸川の父親は、外で女を作って飲み歩くような男でした。時々は小戸川に動物図鑑を買い与えたり、彼を動物園に連れて行ったりしていたようですが、面倒を見るためというよりは、小戸川を放置するためだったようです。

そんな父親に、小戸川の母親はストレスを抱えていた様子。小戸川の母親は小戸川と父親を車に乗せて無理心中を図り、両親は亡くなりました。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回での謎や伏線をネタバレ考察その2、小戸川の父親の存在でした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回での謎や伏線をネタバレ考察その3、小戸川が抱えている病気。両親とともに車で海に落ちた幼き日の小戸川。一命は取り留めたものの、小戸川は事故がきっかけである病気になっていました。病名は、高次脳機能障害による視覚失認。この病気のせいで、小戸川の目には人間が動物として映っていたのです。

小戸川は人間のことは苦手としていましたが、動物は好きでした。そんな彼の心も、病気に作用していたのでしょう。人間が動物に見えてしまう症状は紛れもない病気ですが、この病気のおかげで小戸川は、周囲と楽に接することができるようになっていました。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回での謎や伏線をネタバレ考察その3、小戸川が抱えている病気でした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回での謎や伏線をネタバレ考察その4、田中と和田垣の関係。アニメ劇中、和田垣が何者かにスマホを渡され、そのスマホを小戸川のタクシーに隠すというシーンがありました。スマホを渡したのは、小戸川に一方的な恨みを抱いていた田中という男だったのですが、では何故田中が和田垣にスマホを渡したのか、2人はどんな関係なのか、と考えた人は多かったはず。

漫画では、このシーンについてもう少し詳しく描かれており、2人は別に知り合いでも何でもなく、田中が小戸川のタクシーに乗るらしい和田垣に目をつけてスマホを隠すことを頼み、和田垣がそれを了承しただけであるようです。以上、アニメ『オッドタクシー』の最終回での謎や伏線をネタバレ考察その4、田中と和田垣の関係でした。

毎週、アニメ『オッドタクシー』の放送終了後に番組公式YouTubeチャンネルで1話ずつ公開されていたオーディオドラマ。これは、高校生の長嶋がボールペン型盗聴器の電波を傍受し、その内容をYouTubeにアップロードしているという設定となっています。

ボールペン型盗聴器は「しあわせのボールペン」と呼ばれ、アニメ劇中で様々なキャラクターの手に渡っていき、そのとき所有しているキャラクターの裏話がわかる形になっています。アニメを見るだけではわからなかった重要な伏線・情報が散りばめられていますので、アニメしか見ていないという人はチェックしてみるといいでしょう。オーディオドラマの最終回は、衝撃的な展開で幕を閉じます。

元々、ボールペン型盗聴器は居酒屋「やまびこ」女将・タエ子が用意したものでした。彼女が小戸川のことを探ろうと、小戸川の友人であった剛力に渡したのが始まりです。その後、ボールペンは小戸川やミステリーキッスのメンバーなど、様々なキャラクターの手に渡り、長嶋のもとにやってきました。長嶋はボールペンを、元の持ち主であるタエ子に返したようです。しかし、アニメの最終回では和田垣の手にしあわせのボールペンが。

オーディオドラマを聴くとわかりますが、和田垣はボールペンが盗聴器になっていることに気づいており、自分の秘密を知った可能性があるタエ子を襲撃。タエ子の声を盗聴していた長嶋に「次はお前だ」と告げています。アニメ最終回で和田垣がボールペンを持っているカットは、和田垣がタエ子や長嶋に害をなした、もしかしたら殺したかもしれないということを仄めかしているのです。

そして、もし和田垣が2人を殺害していたとすると、女子高生失踪事件に関わっており警察が和田垣が犯人だと気づきかねない情報を持っている小戸川も、彼女に殺される可能性が高いということがわかります。

アニメの2期を制作するかどうか、その判断基準の1つとなるのが、円盤の売上です。DVDやBDが多く売れれば売れるほど、続編制作の可能性が高まります。公式のTwitterによると、アニメ『オッドタクシー』のBDBOXの予約数が6000セットに達したとのこと。続編制作の可能性が高まるのは売上5000枚以上と言われているため、予約数を見ると可能性はあるとされています。

昨今では、動画配信サービスでの人気が重要視されています。アニメ『オッドタクシー』はアマゾンプライムビデオで見放題独占配信されていました。視聴者からの評価は高く、続編の制作に影響してくる可能性はあるかもしれません。

『オッドタクシー』はオリジナルアニメで、漫画などが原作というわけではありません。そのため、2期を制作すると決めてからストーリーを作ることはできるでしょう。しかし一方で、伏線などが綺麗に回収された形でアニメが終了しているため、続編である2期を制作することは難しいのではという声もあります。

『オッドタクシー』に関する感想や評価その1。ファンの感想と考察です。アニメ第1話冒頭、赤い紐で縛られた死体袋が海に沈んでいくシーンがありました。アニメ開始時には既に殺されていた三矢ユキの死体袋かと思われましたが、11話で三矢の死体袋は白い紐で縛られていることがわかります。では、赤い紐で縛られた死体袋の中身は何なのでしょうか？

もしかしたら、小戸川が殺されるところから物語が始まり、和田垣に殺される直前で物語が終わる構成だったのかもしれない、冒頭のシーンが小戸川が殺される伏線だったのかもしれない、という声が上がっています。以上、『オッドタクシー』に関する感想や評価その1でした。

『オッドタクシー』に関する感想や評価その2。最終回に関する感想です。オーディオドラマで、お笑い好きの高校生・長嶋が和田垣に殺される可能性が高いということがわかり、その後和田垣がボールペンを持っていたことから、最終回でおそらく長嶋は殺されたのだろうことがわかりました。

その流れで、小戸川も殺される可能性が高くなり、物語はバッドエンドで終わったと考えられています。しかし、結局どうなったのかは描かれていないため、小戸川が無事に助かったエンディングを願っている人は多いです。以上、『オッドタクシー』に関する感想や評価その2でした。

『オッドタクシー』に関する感想や評価その3。最終回に関する感想と考察です。小戸川が他者を見分けることに長けていたのは、周囲が動物に見えていたから。しかし視覚が正常に戻ってしまったため、和田垣のことを認識できず彼女に殺される可能性が高いと多くの人は考えています。

しかしそれ以前に和田垣のことを警察に話している可能性も高く、彼女に殺されることを回避できるのではないか、という考察・感想もあります。以上、『オッドタクシー』に関する感想や評価その3でした。

『オッドタクシー』に関する感想や評価その4。しあわせのボールペンについての感想です。オーディオドラマを聴くことで、アニメ劇中に登場しているしあわせのボールペンの所在が気になるようになります。

2周目はボールペンの所在や、散りばめられた伏線に注意して見ると、また違った楽しみ方ができるでしょう。さりげなく描かれているため、何度も見て探してみてください。以上、『オッドタクシー』に関する感想や評価その4でした。

アニメ『オッドタクシー』の最終回をネタバレありで紹介。また、最終回での謎や伏線のネタバレ考察、アニメに関する感想などを見てきましたが、いかがでしたでしょうか？伏線を綺麗に回収しながらも、最後の最後で「小戸川は和田垣に殺されるのか」という一番気になる謎を残して終了したアニメ『オッドタクシー』。多くのファンが、小戸川が殺されることなく無事でいてほしいと願っていますが、どうなったのかはわかりません。

しかし、劇中の伏線をチェックしてどんな結末が考えられるのか考察することはでき、それこそが『オッドタクシー』の大きな魅力となっています。伏線のチェックと考察で何度でも楽しめる作品なので、気になった人は『オッドタクシー』を何度も見返してみてください。