えんとつ町のプペルのパクリ疑惑を考察！似てると言われる作品と共通点は？

『キングコング』というお笑いコンビのツッコミ担当・西野亮廣が絵本作家として、世間に名を広めた作品といえば、舞台や映画化もされた『えんとつ町のプペル』です。そんな西野亮廣が手がける『えんとつ町のプペル』とは一体どのような作品なのでしょうか？まずは、『えんとつ町のプペル』の映画概要とあらすじについてチェックしてみましょう。

『えんとつ町のプペル』とは、西野亮廣が脚本・監督となり完全分業制で制作した絵本で、2021年9月時点で累計発行部数は70万部を記録している大ヒット作品です。『えんとつ町のプペル』の絵本でメインイラストレーターを務めたのは六七質です。

そんな大ヒット絵本・『えんとつ町のプペル』は、2019年12月にアニメーション映画化が発表され、2020年12月25日アニメ映画版が公開されました。アニメーション映画『えんとつ町のプペル』のアニメーション制作はSTUDIO 4℃が担当し、原作者の西野が製作総指揮と脚本も兼任し、絵本では描かれなかった部分も描かれました。2021年9月2日に、期間限定（10月22日〜10月31日）でハロウィン限定上映が決定しました。

舞台はえんとつだらけで煙に覆われた町。配達屋が落とした心臓によって生まれたゴミ人間。町はハロウィンの真っ只中で、ゴミ人間は仮装した少年たちと出会います。そんな少年たちはゴミ人間が仮装では無いことを知ると汚い言葉を浴びせ、ゴミ人間を追い出してしまいました。

そんな時、ゴミ人間はえんとつ掃除屋のルビッチと出会います。名前の無いゴミ人間に、ルビッチは「ハロウィン・プペル」と名付け、二人は仲良くなり、夜まで遊びました。次の日、ルビッチはプペルに「『ホシ（星）』を知っているか」と尋ね、煙の向こうには星があると信じていることを内密に打ち明けます。

第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞として話題を集めた『えんとつ町のプペル』。そんな『えんとつ町のプペル』はピクサーが全米で2017年11月22日、日本で2018年3月16日公開し映画『リメンバーミー』のパクリだという声が一部で浮上しているようです。『えんとつ町のプペル』が『リメンバーミー』のパクリと言われるようになったわけは、2作品に非常に似てる部分があることが関係しているようです。

『えんとつ町のプペル』とピクサー映画・『リメンバーミー』が似てると言われるような部分は一体どのようなところなのでしょうか？お次は、『えんとつ町のプペル』がピクサー映画・『リメンバーミー』のパクリと言われる理由について、2作品の似てる部分を詳しくチェックしてみましょう。

ミュージシャンを夢見るギターの天才少年・ミゲル。しかしミゲルの一族は、ミゲルの曽々おじいちゃんが音楽で有名になりたくて、家を出ていた事で代々音楽を禁じられていました。ある日、ミゲルは先祖たちのいる『死者の国』に迷い込み、そこで会った陽気なガイコツと共に不思議な冒険を経験することになります。

『えんとつ町のプペル』はピクサー映画・『リメンバーミー』のパクリ？『えんとつ町のプペル』と『リメンバーミー』の似てる部分1つめは、『世界観』です。『リメンバーミー』の主人公・ミゲルはメキシコ在住で、『リメンバーミー』のポスターでは星空と街の夜景が綺麗なイラストです。

一方『えんとつ町のプペル』の絵本の表紙は、ゴミの町で煙に覆われていますが、ラストでは綺麗な星空が描かれています。当初の設定は違うものの、このような世界観が『リメンバーミー』に似てると言われているようです。

『えんとつ町のプペル』はピクサー映画・『リメンバーミー』のパクリ？『えんとつ町のプペル』と『リメンバーミー』の似てる部分2つめは、『ストーリー』です。『えんとつ町のプペル』のストーリーは主人公と父親の家族の話であるのに対し、『リメンバーミー』は主人公と祖父との家族の話です。両作品共に、家族愛や血の繋がりを感じるストーリーになっています。

『えんとつ町のプペル』はピクサー映画・『リメンバーミー』のパクリ？『えんとつ町のプペル』と『リメンバーミー』の似てる部分3つめは、『正体不明の相方』です。『えんとつ町のプペル』ではゴミ人間と出会い、『リメンバーミー』ではガイコツと出会い、正体不明の相方が登場するという共通点が似てると言われています。

『えんとつ町のプペル』と『リメンバーミー』が似てることから、『えんとつ町のプペル』は『リメンバーミー』のパクリではないかと言われているようですが、そもそも『えんとつ町のプペル』と『リメンバーミー』は一体どっちが先に制作されたのでしょうか？

まず、『えんとつ町のプペル』の映画公開日は2020年12月25日でしたが、原作となる絵本『えんとつ町のプペル』は、2012～2016年10月に制作されています。一方、『リメンバーミー』は全米で2017年11月22日、日本で2018年3月16日公開されましたが、『リメンバーミー』の制作期間は2011年〜2017年です。このことから、先に制作されたのも、映画が公開されたのも、『リメンバーミー』が先だったとわかります。

『えんとつ町のプペル』はピクサー映画・『リメンバーミー』のパクリではないかという声が一部で浮上していましたが、実はパクリ疑惑が浮上しているのは『リメンバーミー』だけではないようです。『リメンバーミー』の他にも、世界的に大ヒットしている漫画『ワンピース』や、ゲーム化やテレビアニメ・映画化・小説化と様々なメディア展開を繰り広げている人気シリーズ『レイトン教授』なども例外ではないようです。

『えんとつ町のプペル』が『ワンピース』や『レイトン教授』のパクリではないかと言われている理由は一体どのような部分が関係しているのでしょうか？お次は、『えんとつ町のプペル』が『ワンピース』や『レイトン教授』のパクリではないかと言われているパクリ疑惑の詳細について迫ってみましょう。

『えんとつ町のプペル』はピクサー映画・『リメンバーミー』の他作品にも似てる？『えんとつ町のプペル』のその他パクリ疑惑1作品目は、『ワンピース』です。『ワンピース』とは、週刊少年ジャンプにて1997年34号より現在も連載中の尾田栄一郎による漫画です。

2015年6月には『最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ』としてギネス世界記録に認定されているほどの人気漫画です。さて、そんな『えんとつ町のプペル』が『ワンピース』のパクリではないかと言われるようになった理由は、登場キャラクターやキャラクターの出身地などが関係しているようです。

まず、『えんとつ町のプペル』には「ルビッチ」という主人公が登場します。ルビッチはえんとつ掃除屋で家計を助けている少年です。そして、『ワンピース』には「サボ」という少年が登場します。そんな『えんとつ町のプペル』・ルビッチと『ワンピース』のサボは服装やキャラクターのルックスが非常に似てると感じる方が多いようで、中にはどっちがどっちかわからなくなるという声もありました。

また、『えんとつ町のプペル』に登場するえんとつ町が、『ワンピース』・サボの出身地であるゴア王国と似てるという声もあります。ルビッチとサボは容姿が非常に似てることに加え、思考も何処と無く似ているようです。このことから、『えんとつ町のプペル』は『ワンピース』のパクリではないかと言われるようになったようです。

『えんとつ町のプペル』はピクサー映画・『リメンバーミー』の他作品にも似てる？『えんとつ町のプペル』のその他パクリ疑惑2作品目は、『天空の城ラピュタ』です。『天空の城ラピュタ』は、宮崎駿が監督を務めたスタジオジブリ映画です。日本では1986年8月2日、アメリカで1989年3月24日、フランスで2003年1月15日…と、その他多数海外にて公開された映画作品です。

『天空の城ラピュタ』では主人公・パズーの父親は「ラピュタ」について詐欺師と言われていましたが、パズーは父親が亡くなった後もパズーは信じ続け、自作のオーニソプター（はばたき飛行機）でラピュタの実在を証明することを夢見ていました。

一方、『えんとつ町のプペル』に登場するルビッチは、煙の向こうには星があると信じていました。そんな『天空の城ラピュタ』と『えんとつ町のプペル』は、キャラクターたちの共通点があるのに加え、物語の展開もかなり似てるようで、『えんとつ町のプペル』を見た際にどこか既視感があると感じた視聴者は少なくなかったようです。

また、『えんとつ町のプペル』でプペルが登場するシーンや気球のシーンも『天空の城ラピュタ』に非常に似てると感じた方は多かったようで、キャラクターの設定に加え物語の展開なども『天空の城ラピュタ』に似てることからパクリ疑惑が浮上していました。

『えんとつ町のプペル』はピクサー映画・『リメンバーミー』の他作品にも似てる？『えんとつ町のプペル』のその他パクリ疑惑3作品目は、『レイトン教授』です。『レイトン教授』は、レベルファイブから発売されているニンテンドーDSおよびニンテンドー3DS、iOS・Android用アドベンチャーゲームシリーズ・およびそれを主軸としたメディアミックス作品です。

そんな『レイトン教授』は、シリーズ累計販売本数は日本国内のみでも2009年3月時点で365万本を達成し、2018年6月時点でのシリーズ全世界累計出荷本数は1700万本以上にものぼります。『レイトン教授』シリーズのメインキャラクターとなるのは、エルシャール・レイトンです。

そんな『レイトン教授』のエルシャール・レイトンと『えんとつ町のプペル』・ルビッチが似てると言われている理由は、2キャラクターが赤リボンのついたシルクハットをかぶっているという共通点やセピア色の雰囲気などです。

また、『えんとつ町のプペル』と『レイトン教授』シリーズの『レイトン教授と不思議な町』で登場する世界観はどちらもごちゃごちゃした町並みで、こちらも似てると言われているようで、視聴者たちの間では『えんとつ町のプペル』は『レイトン教授』のパクリではないかという声が浮上しだしたようでした。

『リメンバーミー』や『ワンピース』などのパクリではないかと騒がれている『えんとつ町のプペル』ですが、絵本は2021年9月時点で累計発行部数は70万部を記録していたり、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しているのも事実です。お次は、そんな『えんとつ町のプペル』が伝えたいこととやメッセージは一体どのような意味があるのか、考察してみましょう。

『えんとつ町のプペル』が伝えたいことやメッセージを考察1つめは、『えんとつ町のプペルが伝えたいこと』です。作者である西野亮廣は、『えんとつ町のプペル』は、夢を持てば笑われ、行動すれば叩かれる…という現代社会の縮図を描いていると語っています。

しかし、『えんとつ町のプペル』の作者である西野亮廣は、キャラクターたちを通じ、そんな生きづらい現代社会でも、信じ続けて行動すれば必ず世界は変わる！という強い思いを『えんとつ町のプペル』で伝えたいのではないかと考えられています。

『えんとつ町のプペル』が伝えたいことやメッセージを考察2つめは、『西野亮廣がゴミ人間に込めたメッセージ』です。『えんとつ町のプペル』作者である西野亮廣は、自分のことを皮肉込め、「ゴミ人間」と称し、著書も出版しています。

そんな西野亮廣がゴミ人間に込めたメッセージは、『夢持つものの背中を押す』『夢を笑われたからこそ、夢を笑われた者を助けたい』というものではないかと考えられています。西野亮廣自身も世間から厳しい声を浴びることが度々あったようですが、夢を追い続けています。そんな自分とゴミ人間を重ねて、『プペル』を生み出したのではないかと考える方もいました。

お笑いコンビ『キングコング』のツッコミ担当・西野亮廣が手がける絵本『えんとつ町のプペル』。そんな『えんとつ町のプペル』に対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『えんとつ町のプペル』に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

こちらの方は『えんとつ町のプペル』に対して「初めてえんとつ町のプペルみたけど完全に見た目サボやん。物語もワンピースの一部と似てるしパクリっぽ〜〜〜〜〜」とツイートしています。『えんとつ町のプペル』に登場するルビッチと『ワンピース』のサボが似ていることから、パクリだと感じてしまった方もやはりいるようでした。

こちらの方は『えんとつ町のプペル』に対して「詐欺とかパクリとかずいぶん雑な扱いされてて余計興味持っちゃったじゃないのよ、えんとつ町のプペル、西野の著書も全部チェックしてきた自分には楽しみだった作品、タイミング掴んでやっと観てきた、素晴らしかった、なんだよ」とツイートしています。パクリや詐欺と言われ話題を集めた『えんとつ町のプペル』でしたが、実際に視聴すると素晴らしかったと評価する方もいました。

こちらの方は『えんとつ町のプペル』に対して「えんとつ町のプペル、めちゃくちゃ感動した。何度も泣いた」とツイートしています。パクリと言われ、一部では炎上していた『えんとつ町のプペル』ですが、純粋にストーリーに感動して何度も泣いてしまった方も少なくないようでした。

『えんとつ町のプペル』のパクリ疑惑まとめについてはいかがでしたか？『えんとつ町のプペル』は『リメンバーミー』や『ワンピース』などのパクリではないかという疑惑が浮上しているようでしたが、確かに似ているところはあるものの、全てを丸パクリというわけではないようでした。しかし人それぞれに物事の受け取り方はあると思うので、百聞は一見に如かず。気になる方は一度『えんとつ町のプペル』を視聴してみてくださいね。