【えんとつ町のプペル】映画のあらすじ・結末をネタバレ！原作との違いや感想は？

えんとつ町のプペルとは、キングコング西野さんが脚本・原作を手がける2020年公開のアニメ映画です。この記事では映画えんとつ町のプペルのあらすじ・結末の内容をネタバレ解説します。また合わせて映画と原作の違いや、ひどいと言われている理由についても解説します。他にもえんとつ町のプペルで声優にキャスティングされた女優・俳優や観た人の感想なども紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

映画えんとつ町のプペルのあらすじ・結末の内容のネタバレ解説をする前に、まずは映画えんとつ町のプペルの作品概要を紹介します。映画えんとつ町のプペルは2020年12月25日に公開されました。キングコングの西野亮廣さんが脚本を務め、制作は「海獣の子供」で知られるSTUDIO 4℃が担当しました。声優陣には下で紹介する豪華芸能人がキャスティングされ話題を集めました。興行収入は24億円を記録しています。

映画えんとつ町のプペルは、キングコングの西野亮廣さんが脚本・監督を務める絵本「えんとつ町のプペル」を原作に製作されました。原作えんとつ町のプペルは絵本としては異例の、35人の作家による作業の完全な分業化で制作され、2016年に幻冬舎から出版されました。絵本えんとつ町のプペルは全ページがホームページ上で無料公開されるなどして話題を集め、累計発行部数は2021年9月時点で70万部を突破しています。

それでは映画えんとつ町のプペルの作品概要を紹介したところで、次に映画えんとつ町のプペルのあらすじ・結末の内容のネタバレ解説をします。

映画えんとつ町のプペルのあらすじの内容をネタバレ紹介します。ここでは映画えんとつ町のプペルの序盤から中盤までのあらすじの内容のネタバレを含みますのでご注意ください。

映画えんとつ町のプペルのあらすじの内容をネタバレ紹介します。えんとつ町のプペルの物語は、煙突がたくさんそびえ立ち煙が空を覆う、あるえんとつ町を舞台に始まります。ハロウィンの夜、空から流れ星のように心臓が降ってきてゴミ山の上に落ちました。心臓の周りにはゴミが集まっていき、それは命を持ったゴミ人間になります。ゴミ人間はえんとつ町の方へ降りていき、ハロウィンで盛り上がる人々の中へ紛れ込みました。

えんとつ町の人々はゴミ人間を仮装している人だと勘違いして楽しく遊んでいましたが、ふとしたきっかけでゴミ人間の正体が露わになってしまいます。化け物と罵倒され町を取り締まる異端審問官にも追われることになったゴミ人間は、逃げているうちに誤ってごみ収集トラックに乗ってしまいます。しかしそこでゴミ人間は煙突掃除人の少年ルビッチに命を救われ、「友達になって欲しい」という頼みを聞くことになります。

映画えんとつ町のプペルのあらすじの内容をネタバレ紹介します。ルビッチはゴミ人間に「ハロウィン・プペル」という名前をつけて家に連れて帰りました。プペルはルビッチの仕事場のボスであるダンの計らいで地下にある仕立て屋に隠れ住むことになります。プペルはルビッチにとって唯一の友達になり、ある時ルビッチは自分の亡くなった父親のことを話します。

ルビッチの父親は「外の世界はない」とされているこの世界で、空には星が輝いていると信じていた人でした。紙芝居で星の存在を語り続けたルビッチの父でしたが、街の人からは嘘つき扱いされ最後には星を見ようとして海に落ちたと言われていました。ルビッチはこの話をプペルに内緒にしてくれと頼み、プペルは了承します。しかし、ある時プペルを庇おうとしていじめっ子のアントニオにうっかり話してしまいます。

さらにプペルを匿ってくれていたダンが異端審問官によって襲撃を受けてしまいます。ショックを受けたルビッチはプペルに会いにいき、どうしてアントニオに秘密を話してしまったのか、プペルのせいでダンさんが襲われてしまった、毎日洗ってあげているのにプペルはすぐに臭くなると罵り、絶交宣言をします。しかししばらくしてプペルが会いにきて、ルビッチの父親の形見のブレスレットを見つけたと言いました。

プペルが洗ってもすぐに臭くなってしまった理由は、川に落ちてしまったルビッチのブレスレットの話を聞いてから毎日ゴミ捨て場に通って探していたからでした。ブレスレットはプペルの頭についていて脳みその役割を果たしていました。真相を知ったルビッチは謝り、外してルビッチに返そうとするプペルに外さないでそのまま一緒にいてほしいと頼みました。

照れたプペルは恥ずかしそうに鼻の下を擦ります。それは生前ルビッチの父親がよくしていた仕草でした。そのことに気がついたルビッチは、プペルの正体が父親なのではないかと考えます。涙を流すルビッチを困惑しながら眺めていたプペルでしたが、何かを思い出しかけた瞬間に心臓が脈打ち、海に沈む大きなゴミを呼び寄せ始めました。

映画えんとつ町のプペルのあらすじの内容をネタバレ紹介します。えんとつ町はプペルの呼び寄せた巨大な廃船が上陸したことで騒然としていました。船を知らない人々は怯えていましたが、ルビッチはそれが父親の紙芝居に出てきた船だと気づきます。父親の言っていたことは本当だったのだと理解したルビッチは星の存在を確信し、プペルと共に星を見に行こうと決意します。

星を見るためにルビッチが考えた方法は、無煙火薬の爆風で煙を吹き飛ばすことでした。ルビッチは無煙火薬を所持している炭鉱泥棒のスコップに協力をお願いしにいきます。スコップは実はルビッチの父親に星の存在を教えた張本人であることがわかり、さらにえんとつ町が煙で外の世界を隠すようになった歴史を教えてくれます。ロマンを何よりも愛するスコップは、星を見たいというルビッチの夢に心動かされて協力を了承します。

映画えんとつ町のプペルの結末の内容をネタバレ紹介します。ここでは映画えんとつ町のプペル中盤から最後までの結末の内容のネタバレを含みますのでご注意ください。

映画えんとつ町のプペルの結末の内容をネタバレ紹介します。ルビッチとプペルは海岸に上陸している船にこっそり乗り込んで気球を取り付けていました。すると事態に気付いた異端審問官たちが作業を中止させようとします。スコップがなんとか話術で気を逸らそうとするもののうまくいかず、えんとつ町の統治者であるレター15世までが出てきてしまいます。

船の周りには街の人々が大勢集まっており、ルビッチたちが星を見ようとしていることを知ると嘘つき呼ばわりします。それを聞いたルビッチは「分からないものに蓋をしていたら何も始まらない」と叫びます。するとルビッチのその言葉に心打たれた町人が現れ、一人、二人と異端審問官に立ち向かっていきました。街の人々が異端審問官を足止めして時間を稼いでくれている間に、ついに船は地上を離れ空へと浮かび上がっていきます。

映画えんとつ町のプペルの結末の内容をネタバレ紹介します。ある一定まで高く昇ったところで、ルビッチとプペルは風船をたくさん取り付けた無煙火薬の山を空に放ちます。しかし導火線に火がついた火薬の山は船にひっかっかってしまいます。ルビッチは勇気を出して船と火薬を繋いでいるロープをよじ登り、切り離そうとします。それをプペルが一生懸命応援していると、雪崩のように記憶がなだれ込んできます。

なんとか切り離すことに成功し、火薬は大きな爆発を起こしてえんとつ町一帶を覆う煙を吹き飛ばしました。ルビッチの目には視界いっぱいの輝く星空が広がります。「頑張ったなチビ」と言われて振り返ると、そこには父親だった記憶を思い出したプペルの姿がありました。ルビッチが嬉し涙を流した次の瞬間、プペルのゴミの体は崩れていきました。プペルの体の中の心臓は空に飛び出し、やがて赤く光る星となりました。

えんとつ町のプペルのあらすじ・結末の内容のネタバレを紹介したところで、次に映画と原作の違いを紹介します。また西野さんの台本に対する考えについても紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

えんとつ町のプペルの映画と原作の違いについて紹介します。映画と原作の違いの一つ目は、ルビッチの父親の仕事です。映画ではルビッチの父親は仕立て屋だったことになっていますが、原作では町で唯一の漁師という設定です。二つ目はルビッチとプペルが仲違いした理由です。映画ではダンが襲われたこと、プペルが秘密を漏らしてしまったこと、洗っても臭いことが理由でしたが、原作ではプペルが臭いせいでいじめられたからでした。

三つ目の違いは結末です。映画では星空を見た後にプペルの心臓が空に飛んでいって星になりますが、原作では星を見た後にブルーノがプペルの正体に気がついた場面で終わります。四つ目の違いはブルーノの形見の品です。映画では青いブレスレットでしたが、原作では写真の入った銀のペンダントです。

映画えんとつ町のプペルの台本について紹介します。映画えんとつ町のプペルの台本は販売されており、西野さんのサイン本専門販売サイト「BASE」で購入できます。台本は映画公開前に発売されるという異例の発売方法でした。それでは次に台本を映画公開前に発売したことに関する西野さんの考えを紹介します。

映画の公開前に台本を売ることに対し、台本のネタバレ画像が出回ってしまったらどうするのかという疑問に西野さんは動画で回答していました。台本を購入した人が画像をネットに上げてしまっても西野さんは「おいしい」と考えるそうです。台本が出回れば興味を持って見にきてくれる人が増えるという考え方だと推測されます。それでは次に、えんとつ町のプペルの謎をネタバレ考察します。

えんとつ町のプペルの謎をネタバレ考察します。えんとつ町のプペルの世界の謎やルビッチの父について考察していますので、興味のある方はぜひチェックして見てください。

えんとつ町のプペルの謎をネタバレ考察します。えんとつ町のプペルにおける大きな謎の一つが、なぜえんとつ町は煙を焚いて星が見えないようにしているかというものでした。これはえんとつ町が生まれた経緯に関係があります。海の向こうの世界では人々はお金に支配されており、かつてそれを打破するために経済学者のレターが腐るお金「L」を開発します。それによりお金の流通がスムーズになり、人々の暮らしは豊かになりました。

しかしそれをよく思わない中央銀行によってレター博士は処刑されてしまいます。レター博士の息子は国を出て、断崖絶壁に囲まれる場所を見つけ出します。そこでレター2世は「L」を復活させ、お金に支配されない暮らしを取り戻したのでした。しかし外に出れば中央銀行に見つかるため、人々に外の世界の存在を忘れさせる必要がありました。これがえんとつ町が煙をたいて星を隠し、外の世界を徹底的に隠蔽してきた理由です。

えんとつ町のプペルの謎をネタバレ考察します。えんとつ町のプペルにおける大きな謎の二つ目は、プペルの正体です。これは作中で明らかになっている通り、ルビッチの父親ということで間違いないと言えます。生前の仕草が似ていたり記憶があるほかに、プペルの体の部品が父親が生前使っていたものだという細かい伏線があります。

映画えんとつ町のプペルを観た人の中には「ひどい」という感想を持つ方もいます。ここでは映画えんとつ町のプペルがひどいと言われる理由を六つ取り上げ紹介します。

映画えんとつ町のプペルがひどいと言われる理由を紹介します。一つ目に紹介するのはプペルとルビッチの関係です。映画えんとつ町のプペルでは、プペルとルビッチの関係が対等な友人とは言えないのではないかと言われています。ルビッチははプペルに対して「臭い」と言ったり振り回したりするのに対し、プペルはルビッチに終始敬語を使っていてなにを言われてもヘラヘラしており、友達というより舎弟に見えるという意見があります。

映画えんとつ町のプペルがひどいと言われる理由を紹介します。二つ目はプペルの正体のせいで冒険が過保護に見えるというものです。物語の終盤にプペルの正体がルビッチの父親であることが判明します。しかしこの事実によって、それまでのハラハラする冒険が一転、親に見守られる子供の冒険になってしまいます。そのせいで観客はプペルが父親離れできていないような印象を受けるという意見があります。

映画えんとつ町のプペルがひどいと言われる理由を紹介します。三つ目に紹介するのは、テーマが友情から親子愛に変わってしまうことについてです。最初は友達のいないルビッチが初めて友達を得て友情を育むというストーリーだったのに、プペルの正体が明らかになることで急に親子愛にテーマが変わってしまい、感情移入できないという意見があります。

映画えんとつ町のプペルがひどいと言われる理由を紹介します。四つ目に紹介するのは世界観が統一されていないことについてです。えんとつ町の世界は煙突がたくさん立っていてパンクな印象を与えます。しかしそれだけでなく街並みは台湾風だったり、時計は西洋風だったり、かと思えばルビッチの父親は日本の羽織のようなものを着ていたりします。それが世界観がごちゃごちゃに見える原因になっているという意見があります。

映画えんとつ町のプペルがひどいと言われる理由を紹介します。五つ目に紹介するのは物語の結末の後味の悪さについてです。作中、外の世界では中央銀行によって貨幣「L」が許されず、そのせいでえんとつ町ができたという歴史が明かされます。それを考慮すると、ルビッチが空を晴らして外の世界の存在を公にしたことで今後外の世界との戦争もしくは経済戦争が始まる可能性が高いと推測でき、後味が悪いという意見があります。

映画えんとつ町のプペルがひどいと言われる理由を紹介します。六つ目に紹介するのは自己啓発的なセリフについてです。映画えんとつ町のプペルは主人公ルビッチが誰にも信じてもらえない環境の中で自分を信じて夢を実現するというストーリーが描かれていますが、ルビッチのセリフが自己啓発的な色が強くて時々浮いているという意見があります。もっと心に響くセリフがあったのではないかという感想もありました。

映画えんとつ町のプペルにキャスティングされた声優を紹介します。映画えんとつ町のプペルには人気芸能人が多くキャスティングされており話題を集めました。映画えんとつ町のプペルでキャラクターの声が好きだった方はぜひチェックして見てください。

映画えんとつ町のプペルでプペル役にキャスティングされたのは、俳優の窪田正孝さんです。窪田正孝さんは1988年に神奈川県で生まれました。2006年にテレビドラマ「チェケラッチョ!! in TOKYO」の主演でデビューし、俳優としての道を歩き始めます。窪田正孝さんの主な出演作品は「アンナチュラル」の久部六郎役、「デスノート」の夜神月役、「Nのために」の成瀬慎司役などです。

映画えんとつ町のプペルでルビッチ役にキャスティングされたのは、女優の芦田愛菜さんです。芦田愛菜さんは2004年に兵庫県で生まれました。芦田愛菜さんは3歳の時から子役として活躍しており、2021年11月現在では慶應義塾女子高等学校に在籍しながら女優活動を続けています。芦田愛菜さんの主な出演作品は「マルモのおきて」の笹倉薫役、「Mother」の道木怜南役、「明日、ママがいない」のキララ役などです。

映画えんとつ町のプペルでブルーノ役にキャスティングされたのは、落語家の立川志の輔さんです。立川志の輔さんは1964年に富山県で生まれました。立川志の輔さんは落語家として活躍する他にタレント、俳優としても活躍しています。主な出演作品は2007年版「ゲゲゲの鬼太郎」の化け草履役、「かぐや姫の物語」の斎部秋田役、「大ゴメ騒動」の尾上公作役などです。

映画えんとつ町のプペルでローラ役にキャスティングされたのは女優の小池栄子さんです。小池栄子さんは1980年に東京都で生まれました。小池栄子さんはグラビアアイドルとしてブレイクし、現在では主に女優活動を行っています。小池栄子さんの主な出演作品はテレビドラマ「俺の話は長い」の秋葉綾子役、「リーガル・ハイ」の沢地君江役、「世界一難しい恋」の村沖舞子役などです。

映画えんとつ町のプペルでスコップ役にキャスティングされたのは、お笑い芸人の藤森慎吾さんです。藤森慎吾さんは1983年に長野県で生まれました。藤森慎吾さんは相方の中田敦彦さんとオリエンタルラジオのコンビを組んで活動しています。藤森慎吾さんの主な出演作品は「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の村崎公彦役、「ザ・ファブル」の河合ユウキ役などです。

映画えんとつ町のプペルの感想ツイートを紹介します。これは映画えんとつ町のプペルを見て感動したという感想のツイートです。えんとつ町のプペルは夢を信じて頑張る姿を描いており、他にもキャラクターに共感して涙が出たという感想が見られました。

映画えんとつ町のプペルの感想ツイートを紹介します。これはえんとつ町のプペルの脚本は少し荒かったが、アニメーションが素晴らしかったという感想のツイートです。えんとつ町のプペルはSTUDIO 4℃の制作したCGアニメーションが高く評価されています。他にも豪華芸能人が出ていて楽しかったという感想が見られました。

映画えんとつ町のプペルの感想ツイートを紹介します。これは映画えんとつ町のプペルのアニメーションを高く評価する感想ツイートです。映画えんとつ町のプペルはアニメーションが素晴らしいので映画館で見て良かったという感想が他にも多く見られました。

映画えんとつ町のプペルのあらすじ・結末の内容をネタバレ解説しました。また映画えんとつ町のプペルがひどいと言われる理由や映画と原作の違い、キャスティングされた声優や観た人の感想などについて紹介しました。このまとめでえんとつ町のプペルに興味を持った方は、映画えんとつ町のプペルを見てみてはいかがでしょうか？