【ワールドトリガー】ゾエさんこと北添尋はどんなキャラ？強さやアニメ声優も紹介

ワールドトリガーの中でも人気の高いキャラクターの1人がゾエさんこと北添尋です。今回はそんなゾエさんについてまとめて紹介していきます。

ゾエさんが活躍するワールドトリガーは2013年から週刊少年ジャンプにて葦原大介先生が連載しているSFアクション漫画です。集団戦闘を始めとした戦闘描写の細かさと物語性の高さから高い人気を集める作品で、作者の体調不良からの休載、その後月刊誌であるジャンプスクエアへの移籍を経ても高い人気を維持し続けている作品になっています。

メディアミックス展開も積極的に行われている作品で、VOMIC化、アニメ化、ゲーム化など単独での展開から、キャラクターの多さを生かしたコラボ展開なども積極的に行われています。

異世界からの侵略者「ネイバー」の出現から4年半後、ネイバーを撃退した防衛組織ボーダーの訓練生であるC級隊員だった三雲修のクラスに、謎の少年空閑遊真が転校してきます。空閑遊真の行動が気になった三雲修がその正体を探ると実は空閑遊真はネイバーの世界からやってきた少年でした。この2人の出会いから物語が展開されていきます。

ゾエさんこと北添尋はボーダーのB級2位の部隊、影浦隊に属するキャラクターです。自身の事を「ゾエさん」と呼び周囲からも「ゾエ」「ゾエさん」と呼ばれる事が多くなっています。身長189cmと長身とふくよかな体型が特徴的な外見をしているキャラクターで、その見た目も相まってマスコット的な扱いをされる事が多くボーダーでも交友関係が広いキャラクターになっています。

その他に判明しているプロフィールとしては年齢は18歳の高校生、誕生日は4月15日で星座ははやぶさ座、血液型はO型、好きなものはいちご、春巻き、丼物、麻雀である事などが明らかになっています。

ワールドトリガーでは本編ではあまり触れられる事はないものの、元々ボーダーが三門市を中心に構成されている故に兄弟や従兄弟がいる場合もありますが、ゾエさんにも弟が登場しています。ゾエさんの弟はB級16位の部隊である吉里隊に所属している北添秀高で、弟の方は万能手として活躍しています。ただワールドトリガー本編では結成直後の三雲隊が1戦した以外はB級下位のランク戦が描かれていない為登場は控えめになっています。

一応ワールドトリガー本編では三雲隊がラウンド1にてゾエさんの弟である秀高がいる吉野隊とぶつかっているものの、このラウンド1では遊真が一瞬で撃破した事と当時はまだゾエさんが登場していなかった事もあり弟の秀高は目立った活躍はしていません。またワールドトリガー本編ではゾエさんと弟である秀高の絡みは描かれておらず兄弟仲などは不明になっています。

ゾエさんが所属する影浦隊はB級2位に位置する部隊で、同時に元A級6位部隊だった過去を持っている部隊です。元A級である故にA級の特権であるオリジナルのエンブレムを持っている部隊で獣の牙をエンブレムとしています。B級に降格した理由は隊長である影浦がメディア対策室長の根付に暴力沙汰を起こす事件を起こした為です。

良くも悪くもマイペースな性格のメンバーが多い影浦隊においてゾエさんはムードメーカー兼潤滑油としての役割を持っています。またその立ち位置から他のメンバーからも弄られるような扱いを受ける事が多いです。戦闘では景浦のサイドエフェクトを活かす乱戦を生み出す役割を担う事が多くなっています。

ゾエのポジションは銃を武器に戦う銃手（ガンナー）です。本来銃手はどちらかといえば援護に回る事が多く、ゾエさんも普段は影浦隊のエースである影浦の援護をする事が多いですが、同時に銃手の中ではトリオン量の高さ故に弾丸の威力も高く、銃手にしては珍しく単独でも点が取れる銃手と評価されています。

実際に銃手としての個人ランクは8000点越えのマスタークラスでB級ランク戦ラウンド7前の時点で個人ポイントは9728点あります。その個人での戦闘能力の高さとその強さに溺れず、サポートに回る事が出来る対応力の高さを持ち合わせたキャラクターになっています。

ゾエさんのトリガーセットが特徴的なのが左右両方のトリガーに擲弾銃（グレネードランチャー）を装備している点にあります。この2つのグレネードランチャーにはどちらにもメテオラがセットしてあり、これがゾエさんのメイン武器になっています。これ以外にはメイン側にグレネードランチャーが使えない状況で使用するアステロイドをセットしたアサルトライフル、双方にシールド、サブトリガーの方にバックワームという構成になっています。

本来トリガーセットはメインサブそれぞれ4つのトリガーをセットできますが、ゾエさんの場合はメインサブそれぞれに何も付けていないフリートリガーが1枠ある状態になっています。

そんなのゾエさんがランク戦などで使用する得意技が通称適当炸裂弾（メテオラ）です。グレネードランチャーを使っているゾエさんのメテオラは弾が山なりに飛ぶ代わりに狙撃手並に射程が長いので、これを活かしてレーダーやオペレーターの指示を頼りにマップの各所に曲射砲撃をするという技で、狙いが大雑把なのでこう呼ばれています。

完全なる無差別攻撃なので、本来であれば味方も巻き込みかねない攻撃方法ですが、影浦隊の場合は例外で、ユズルは狙撃手で範囲外にいる場合が多く、影浦はサイドエフェクトによって合図がなくとも察知出来る為に、影浦隊にのみ許された広範囲攻撃となっています。影浦隊ではこの適当メテオラを使って建物を壊して場を乱し、乱戦に持ち込んで影浦が点を取るというのが1つの勝ちパターンになっています。

様々な強さを持つゾエさんですが、ワールドトリガー作中で珍しく明確に欠点が語られているキャラクターにもなっています。ただその欠点というのは「ふくよかな体型故に足が遅い事」「体型故に的がデカい事」くらいしかないとされています。それだけ銃手としては優れているといえる事を暗喩した形で語られておりそれもまた強さの証明の1つとなっています。

ワールドトリガー本編では思いやりがあり面倒見の良い性格と高い戦闘能力を兼ね備えたキャラクターになっているゾエさんですが、実は過去の性格はもう少し好戦的であった事が明らかにされています。そもそも影浦隊を組むきっかけとなったのが影浦との8度にも渡るタイマンの結果、お互いを認めあった事であるなどのエピソードが紹介されています。

またサイドエフェクトを考慮しなければ、トリガーを用いない生身の戦闘能力では玉狛のレイジと並んで2トップであるともされており、かなりの武闘派だった事が明らかになっています。このような性格から現在のような性格に変化したのは鈴鳴の来馬の影響を受けての事だとされています。

アニメワールドトリガーでゾエさんこと北添尋役の声優を担当しているのが武虎さんです。2000年代初期から活動する声優さんで、力のこもった低音ボイスが特徴的な声優さんになっています。壮年～老年の厳格のあるキャラクターを演じる機会が多い一方で、それ以外のキャラクターにも柔軟に対応する高い実力を持った声優さんです。

武虎さんがこれまでに声優として演じたキャラクターとしては「機動戦士ガンダムAGE」のダズ・ローデン役、「レガリア_The_Three_Sacred_Stars」のエドモンド・モレラス役、「遊戯王5D's」のルドガー・ゴドウィン役、「ジョジョの奇妙な冒険」のダイアー役、「革命機ヴァルヴレイヴ」のジェフリー・アンダーソン役、「ストライク・ザ・ブラッド」のワイズマン役などを演じています。

ゾエさんがワールドトリガー作中に初めて登場したのはB級ランク戦4日目夜の部です。影浦隊では唯一戦闘前の三雲隊との交流こそなかったものの、ランク戦では、得意の適当メテオラで場を荒らします。ただ適当メテオラを打った事で二宮に位置を捕捉されてしまい、さらにはメテオラを東に狙撃されて撃ち落とされるなど上手く対応されてしまいました。

最終的には二宮に倒される事になりますが、影浦を含む乱戦になっていたアタッカー陣の攻防の中に爆撃して場を乱すなどその役割はしっかり果たしています。三雲隊と再びの衝突となったラウンド7では開始後すぐにモールで影浦と合流して村上・来馬の鈴鳴コンビと衝突。このラウンドステージの選択権を持った事で戦況を優位に進める鈴鳴に対し、高い対応力を見せています。

その後三雲隊の遊真とヒュースの乱入により場が荒らされると最終的には遊真に倒される事になりますが、エスクードに囚われていた影浦の逃げ道を作り、結果的にユズルの床抜きによる得点などをアシストするような活躍を見せています。

ガンナーというポジション故に個人ランク戦などは描かれていませんがB級ランク戦の間には影浦がラウンド4後に気に入った遊真を含む仲の良いメンバーで影浦の実家のお好み焼き屋で食事をしたりするような日常回での活躍や、ラウンド6での解説役などでも登場しています。

B級ランク戦終了後の遠征選抜試験では上層部から指定された試験中の臨時部隊の隊長の1人に選ばれる事になります。オペレーターには香取隊の染井華が選ばれ、その後第1プールで弓場隊のスナイパーの外岡一斗を選んだ事で「同じ16歳で固めた方がお互い気を使わなくて良いだろう」という判断から残りのプールでは風間隊の菊地原、生駒隊の南沢を選ぶ事になりました。

閉鎖環境試験においては、相性が悪いとされる菊地原と南沢の関係性と優しい性格をしたゾエさんがそれを上手く諌められるのかが懸念されている一方で、長時間戦闘試験ではゾエさんのメテオラ爆撃と菊地原のサイドエフェクトの相性で有利に戦えるのではないかとされています。

ここからは既にワールドトリガーを視聴している人のゾエさんこと北添尋に関しての感想を紹介していきます。非常に数が多いワールドトリガーのキャラクターですが、その中でも面倒見がよくおおらかな性格をしているゾエさんは特に人気が高いキャラクターになっています。その性格上目立つ事は少ないものの、影浦隊でのポジションでもそうであるように潤滑油的な立ち回りをする事が多くなっています。

特に浮き沈みが少ないキャラクターが好きというファン層に愛されるキャラクターになっており、その一方で今回紹介したように過去のゾエさんが見てみたいというような声も多く見られています。

そんな性格の良さに相反してその戦闘能力の高さがまたゾエさんの良い所という声も多くなっています。描かれているランク戦では比較的早い段階での退場が多いですが、それも戦法故に狙わやすいというがあるとされています。その一方でその早期退場であってもしっかりと戦場に爪痕を残しており、間接的に影浦隊の得点に貢献しているのが凄いとされています。

ラウンド7の鈴鳴の暗闇戦法に対しての対応力の高さなどその戦闘スタイルと最後まで仕事をこなしていく形は他のキャラクターにはない側面の活躍を安定して見せているのがゾエさんのポテンシャルの高さを示しているとされています。

アニメワールドトリガーでゾエさんこと北添尋の声優を担当した武虎さんに関してはこれまで声優として演じてきたキャラクターのイメージとは少し違うタイプのキャラクターながらもゾエさんのイメージ通りの声になっていたのが凄いと言われる事が多くなっています。

キャラクターが非常に多く声優陣も豪華なワールドトリガーにおいてもゾエさんのイメージに合う声優は武虎さんしかいないのではないとも言われる程になっています。

ワールドトリガーのゾエさんこと北添尋は影浦隊のガンナーで、三雲隊の中では特に遊真と仲が良い為、作中での登場も多いキャラクターです。作中でも数少ないグレネードランチャー使いでそのグレネードランチャーを使った適当メテオラは他の部隊からも警戒されるほどの強さを誇っているキャラクターでもあり、日常面、戦闘面どちらでも活躍が描かれているキャラクターです。

ボーダー上層部からも期待されており、遠征選抜試験では臨時隊長の1人に選ばれるなど今後も活躍が見込まれるキャラクターになっています。ボーダー内に弟がいるなど他のキャラクターにない要素を持ったキャラクターでもあるのでまだワールドトリガーを視聴していない人はゾエさんこと北添尋の活躍にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？