【ワールドトリガー】ミカエル・クローニンの正体は？過去や登場シーンを考察

ワールドトリガー（ワートリ）の中でも未知なキャラクターとしてようやく登場したのがミカエル・クローニンです。今回はそんなミカエル・クローニンについて紹介していきます。

ミカエル・クローニンが登場するワールドトリガー（通称ワートリ）は2013年から週刊少年ジャンプで葦原大介先生が連載しているSFアクション漫画です。高い作画力や集団戦闘を筆頭にした構成力の魅せ方の上手さなどが高い人気を集める作品で、メディアミックス展開も積極的に行われた作品になっています。

2016年から2018年までワールドトリガーの作者の葦原大介先生の体調不良により休載、その後月刊誌のジャンプスクエアに移籍したものの、高い人気を継続しており、アニメ化やゲーム化なども継続的に行われている作品です。

28万人が住む都市、三門市に突如現れた異世界からの門（ゲート）。そこから現れた侵略者（ネイバー）には地球上の兵器が利かず、その侵攻に人々は恐怖する事になりますが、そこに現れたのが界境防衛機関「ボーダー」でした。ボーダーはネイバーを撃退し防衛体制を整えます。それから4年半後、三門市にやってきた空閑遊真が三雲修に出会う所からワールドトリガー（ワートリ）の物語が始まります。

ミカエル・クローニンはボーダー玉狛支部でエンジニアとして所属しているキャラクターです。その姿（ビジュアル）自体は実はワールドトリガー1話、主人公の修や遊真よりも早く描かれているものの、ワールドトリガー作中でしっかりとキャラクターとして描かれたのは後ろ姿が7巻55話、名前がしっかり登場したのは17巻147話とかなり遅まきに登場したキャラクターになっています。

キャラクターとしては古風な喋り方が特徴で、陽太郎の事を「若」、忍田ルカの事を「お嬢」と呼んでいます。実際に作業している所こそ描かれていないものの、エンジニアとして高い実力を持っており、特に専門とする「トリオンの形状と起動の制御」を得意としており、ハウンドやバイパーの開発、改良を担当した他、迅と協力してスコーピオンを作ったのもミカエルです。

その他に判明しているプロフィールとしては年齢はこちら側の世界の換算で32歳、実はゲームが趣味で、ボーダーの太刀川隊のオペレーターの国近や茶野隊のガンナーである藤沢などのゲーマー勢とも交流があり、オンラインゲームで遊んだりしています。ただ大人な面も持っており、小南や陽太郎とゲームをする時は程々に負けてやるような対応力も持ち合わせています。

見た目も名前も日本人らしくないミカエルですがその正体は元近界民（ネイバー）です。元々は旧ボーダーの同盟国家であったアリステラの人間で、アリステラが滅ぶ際、亡命する形でこちら側の世界にやってきました。具体的な立場は不明ながらも1巻1話では狐月のような武器を携えている事からアリステラ時代には戦闘経験もあったのではないかと考えられています。

ミカエルがネイバーであるという事はボーダー本部上層部や遠征経験者は把握している一方で、表に公表するわけにはいかない事もあり、表向きはカナダ人という事になっています。この設定を活かし、ヒュースが玉狛支部に加わる際には、ミカエルの親戚という扱いにする事になりました。

ミカエルの本格的な登場と正体と共に判明したのが陽太郎やルカとの関係性です。というのもそもそもミカエルがアリステラから亡命したのはアリステラの王子と王女であった陽太郎やルカを守る為です。こちら側の世界に亡命しボーダーのエンジニアとなった後も2人に高い忠誠心を持っています。

ただ特に陽太郎がまだ幼い事もあってか、護衛であると同時に遊び相手にもなっている側面もあり、アリステラの頃から護衛や傅役をしていたのではないかとも考えられています。

ミカエルが本格的に登場したのはB級ランク戦ラウンド7の前でした。ラウンド6で新戦術であるワイヤー戦術が上手くハマりその順位を4位まで上げたものの、もう1人点を取れるアタッカーが必要だと痛感させられる試合で、三雲修の行動によりヒュースが三雲隊に加わる事になります。そのタイミングで県外のスカウトから帰ってきたのがミカエル・クローニンでした。

元々自身のカナダ人設定もある為か、ヒュースの甥っ子設定にもすぐに順応した他、ボーダーに加わったばかりであるヒュースのトリガーセットを確認するなどエンジニアらしい側面をしっかり見せました。またこの時点でも陽太郎と対面した際には膝を付き、高い忠誠心を維持している事も示されています。

次のB級ランク戦ラウンド8は遠征隊選抜前の最終戦でした。このラウンド8の前、普段玉狛支部に住む陽太郎と本部に住むルカが久しぶりに対面する事になるとこれに同席する事になります。陽太郎にお願いされる形でルカに新技を魅せるなど世話役としての一面を見せています。

登場した時点ではまだネイバーである事までしか判明していなかったミカエル・クローニンでしたが、ガロプラとの同盟の話で陽太郎の正体がアリステラの王子と判明する流れでミカエル・クローニンの正体がアリステラの生き残りである事などが発覚する事になります。

アニメワールドトリガーにてミカエル・クローニンの声優を担当したのが竹内良太さんです。2007年にデビューした声優さんで、渋く低い声質が特徴的で、デビュー当時は吹き替えやナレーションをメインに活動していました。中々声優として売れない中、ゲーム「エルシャダイ」のルシフェル役をきっかけに一気に様々な作品に出られるようになりました。

売れるようになった当初は二枚目キャラが多かったものの、本人の希望とトレーニングの成果もあり、悪役が似合う声質になったそうです。そのため、そういったキャラクターを演じる機会も多くなりました。

竹内良太さんがこれまでに演じたキャラクターとしては「ハイキュー」の牛島若利役、「暗殺教室」のシロ役、「NARUTO」のダルイ役、「魔法使いの嫁」のエリアス・エインズワース役、「火ノ丸相撲」の天王寺獅童役、「進撃の巨人」のトーマ役、「ワンピース」の霜月牛マル役、「ULTRAMAN」のジャック役、「戦国無双」の片倉小十郎役などがあります。

ここからは既にワールドトリガーを視聴している人のミカエル・クローニンに関しての感想を紹介していきます。その正体が明らかになる前から特徴的な名前である事からどこまでが「設定」なのかが気になるという声も多くなっています。ミカエルという名前もどちらかといえばこちら側の世界っぽいと言われており、アリステラ時代からの名前が気になるという声も多くなっています。

陽太郎とルカがどちらかといえば日本人に近い見た目である事とその名前もありアリステラでは別の名前があったとするのが一般的な考察となっています。その場合、アリステラから来た際に玉狛のメンバーから色々遊ばれてそうという声も多くなっています。元々仲が良さげな事、同盟関係にあった事などから相当に良好な関係を築いていたのではないかとされています。

アニメワールドトリガーでミカエル役の声優を担当した竹内良太さんに関しては、落ち着いた声がミカエルのキャラクター性にあっていて良いという声が多くなっています。元々演じているキャラクターと性質が違うだけにミカエルの今後の活躍、それを演じる竹内良太さんにも期待したいとされています。

ワールドトリガーのミカエルは本格的な登場こそ遅かったものの、ボーダーとネイバーの世界をつなぐ重要なキャラクターとしての活躍が期待されるキャラクターです。キャラクターが多いと言われるワールドトリガーの中でも特殊な立ち位置のキャラクターだけに今後どのような形で活躍するのか期待したいキャラクターの1人とされています。

1巻1話から登場するなど存在自体はワールドトリガーの連載開始から決まっていたキャラクターだけに特に遠征を含めたネイバー側の世界の話で重要な役割を果たすのではないかとされているキャラクターです。まだワールドトリガーを視聴していない人はミカエルの活躍にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？