【リアルアカウント 】箱の正体と過去を考察!人間サイコロだった?ミズキとの関係は?

漫画「リアルアカウント」の異色のキャラ、箱の正体と過去をネタバレ解説します!負け=死を意味するデスゲームに引きずり込まれた主人公の苦闘を描くバトル漫画「リアルアカウント」。この作品に登場する箱が人間サイコロだったとはどういう意味なのでしょうか?これからそうした謎を解明するため、箱が幼少期を送ったサイコロのことや彼を知る上で欠かすことのできない人物・ミズキとの関係を探っていきます。

【リアルアカウント 】箱の正体と過去を考察!人間サイコロだった?ミズキとの関係は?のイメージ

目次

  1. リアルアカウントの箱とは?
  2. リアルアカウントの箱の正体と過去を考察!人間サイコロだった?
  3. リアルアカウントの箱とミズキの関係
  4. リアルアカウントのゲームの結末は?
  5. リアルアカウントの箱に関する感想や評価
  6. リアルアカウントの箱まとめ

リアルアカウントの箱とは?

リアルアカウントの作品情報

原作・オクショウ、漫画・渡辺静による漫画作品「リアルアカウント」。この記事ではリアルアカウントに登場する箱というキャラを特集していきますが、その前にまずは作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

リアルアカウントの概要

リアルアカウントは、原作・オクショウ、漫画・渡辺静による漫画作品です。負けると死が待っているデスゲームに引きずり込まれた主人公の苦闘を描くバトル漫画となっています。

全体は3部構成となっており、第1部と第3部は別冊少年マガジンにて、第2部は週刊少年マガジンで連載されました。(第1部:2014年2月号から10月号、第3部:2015年4・5合併号から2016年15号、第3部:2016年16号から2018年29号)。単行本は講談社コミックスマガジンより全24巻(182話)が刊行され、2020年11月現在の累計発行部数は330万部を突破しています。

リアルアカウントのあらすじ

主人公の高校2年生・柏木アタルたちは、ある日国内最大規模の国民的SNS「リアルアカウント」の世界に迷い込みます。そこでは、フォロワー数が0になると即死亡、中の人が死んでも即死亡というメチャクチャなルールのデスゲームが行われていました。アタルたちもこのゲームに参加せざるを得ない状況に追い込まれていきます。

箱のプロフィール

ここからは本題であるリアルアカウントの箱の話題に移っていきます。箱は、リアルアカウントの第2部の「SNS鬼ごっこ」終了間際に登場したキャラです。デスゲームをクリアしたプレイヤーの1人です。

頭から被った段ボール箱の2つの穴から目が覗いており、不気味な雰囲気が漂います。普段は極めて臆病で無口。デスゲームで勝ち残ったことが訝しく感じられるほどですが、ダンボールを取って素顔になると、ハイテンションでよく喋るキャラが現れます。

一方で、OLマーブルのIDを山勘で見事当てたり、くじ引きで86回連続当選したりと、とんでもない強運の持ち主でもある箱。運を絶対視しています。例えば相手にくじを引かせ、ハズレを引いたら死ぬべき人間と断じます。逆にアタリを引いた場合には、自分と同じ選ばれしものとして厚遇するといった、危険で偏った思想の持ち主でした。

箱の過去は何巻何話で登場する?

運を絶対と考える箱の過去は、リアルアカウントの何巻何話で登場するのでしょうか?箱の過去の話は、リアルアカウントの単行本20巻の156話より始まります。

箱が運こそ絶対だと考えるようになったのは、彼の過去に原因がありました。生まれてすぐに親に捨てられた箱。闇カジノオーナーの富豪の女性に拾われて命は助かるのですが、鋼鉄の箱の中に閉じ込められ人間サイコロとして成長していきます。

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リアルアカウントの箱の正体と過去を考察!人間サイコロだった?

ネタバレ①箱は9年間もサイコロの中にいた?

ここからは、リアルアカウントの箱の正体と過去をネタバレで考察していきます。「世界に必要な人間は運に必ず選ばれる」と固く信じているリアルアカウントの箱。そんなリアルアカウントの箱は、9年間も鋼鉄のサイコロのなかで人間サイコロとして生活していました。

サイコロは、食事の差し入れや排泄のための小さな穴が空いているだけで、外の世界からは隔絶されていました。幼い箱に与えられる食事の量は、カジノでの最後のショーで出たサイコロの目の数によって決まります。まさに人間サイコロ状態です。もし1が出たら食事の量はほんの少しです。成長期の箱にとってお腹の足しにもなりません。

ネタバレ②箱は飛行機墜落事故で外の世界へ

人間サイコロとなって9年が経過したある日のこと、闇カジノのオーナーと人間サイコロで勝負することになったリアルアカウントの箱。偶数のサイコロの目が出たら、箱は人間サイコロ状態から開放され自由放免となります。しかし、もし奇数が出たら殺されてしまうことになります。運命のサイコロが振られました。ところが、非情にも出たサイコロの目の数は何と1で奇数。箱の死が確定したかに思われた瞬間でした。

ここからはネタバレですが、その直後に箱が幽閉されていたカジノに飛行機が墜落してきたのです。鋼鉄のサイコロに守られていた箱以外は全滅してしまいました。しかも好都合なことに、その時の衝撃で鋼鉄のサイコロも大きく損傷を受けます。幸運が重なって、箱は人間サイコロ状態を脱し初めて外の世界に出ることができました。そんな強運を身を以て体験した箱は、いつしか運を絶対視するようになっていったのです。

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リアルアカウントの箱とミズキの関係

ミズキのプロフィール

ここからは、リアルアカウントで箱と関係の深いミズキについて考察していきます。最初にミズキのプロフィールを紹介します。

リアルアカウントの2部で登場するミズキは、本名を蔵科(くらしな)ミズキといい4月19日生まれの男性です。年齢は明らかになっていません。顔の表情は暗く異様な雰囲気を漂わせています。自殺サイト「黒い水槽」を運営しサイト利用者の自殺を手伝っていました。そんなミズキの特技は傷の重症度や死因の特定で、自殺サイト運営時代の経験が生かされているようです。

また、ミズキは絶望した人間の顔を撮影するのが好きで、その写真を集めるのを趣味としていました。既読スルー撲滅運動では、「しゅうりょう」スタンプを奪い削除することで多くの人間の絶望写真を撮ることができ、嬉しそうな表情を浮かべていました。

絶望した人間の写真を撮ることになった理由は、自殺した絵本作家の母蔵科リツコにもう一度会うためでした。彼女の作品に登場する「ぜつぼうのくに」に行く通行料として絶望写真が必要だと考えたのです。ところが、向井ユウマにそれが誤りだと指摘され、今度は自身が絶望する羽目に陥ります。以来、自分の世界を破壊したユウマを新たな支配者として崇拝し、彼にまとわり付くようになります。

箱とミズキの関係

それでは、リアルアカウントの箱とミズキはどのような関係にあるのでしょうか?プロフィール欄で触れたように、箱は運に関する極端な思想に取り憑かれていました。手あたり次第出くわした人間にくじを引かせます。そして、アタリを引いた人間を「選ばれし者」として扱い、ハズレを引いた人間には死ねと暴言を浴びせて憚りません。

ユウマやミズキと出会ったときにも、このくじ引きをしました。ユウマをはじめ次々にハズレを引く中、ミズキは見事アタリくじを引くことに。ミズキに目をつけた箱は、暴力と甘い言葉を使い分けミズキを洗脳していきます。そして、新しい世界で生きるため慕っていたユウマを殺害するよう潜在意識に刷り込みました。

その後、ミズキは誘導されるがままにユウマ殺害に動くのですが、リアアカGOでのデスマッチでユウマの友情を改めて知ったことや、箱と出会う前には仲間を希求していたことを思い出し、箱からの洗脳を解いてユウマやあやめのもとに戻っていきました。

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リアルアカウントのゲームの結末は?

ネタバレ①アタルとユウマの過去

ここからは、リアルアカウントのデスゲームの結末をネタバレで解説していきます。最初に柏木アタルと第2部で登場した向井ユウマの過去についてのネタバレです。リアルアカウント第3部では、アタルとユウマが双子であったことが判明します。そして、ここからは多少複雑になるのですが、柏木アタルの正体が実は双子の弟向井ユウマだったのです。

幼い頃、兄アタルが交通事故で亡くなってしまいます。その時、弟ユウマは自分よりも兄が生きている方が良いと思い込み、アタルになりすますことにしました。そして、CAP技術を使い事故直後まだ生きていたアタルの複製人間を作り、それを向井ユウマの代わりにしました。

ゲームで2人はリーダー的存在となります。アタルはゲームの主催者・マーブル側に付きます。一方のユウマは、複製人間特有の問題として、過去のトラウマが脳内でフラッシュバックすると人格が変わり平気で人を殺すという事態を引き起こします。それまでユウマを支持していた仲間たちも、身の危険を感じ距離を取るようになりました。

第3部では、アタルとユウマの直接対決が実現します。選ばれたゲームは、幼い頃兄弟でよく遊んだサッカーゲームです。結果は弟ユウマの勝利に終わり、負けたアタルはゲームを主催する主催者リアアカ社に入ります。

後日彼がリアアカ社に入った理由が明かされます。それは、リアアカ社に潜入して内部から壊滅を目論んでのことでした。ところが、終了したと思っていたゲームがまだ続いていたことが判明します。しかし、時はすでに遅くアタルは自分で仕掛けた罠にかかって死亡してしまいました。

ネタバレ②最終決戦の相手とゲームの目的

最終決戦でのプレイヤーたちの対戦相手は真マーブルです。真マーブルの正体は、アタルたちの父で亡くなったはずの柏木シンでした。かつて柏木シンはCAP技術を開発し、アタルたちの妹が産まれたときもその技術で双子にして、1人を里子に出してしまいます。それが、第1部のヒロイン神田こよりでした。

ある時、シンのところにリアアカ社より技術提携の話が舞い込んできました。好奇心を刺激されたシンは、この誘いに乗ります。リアアカ社とは、登録者数5000万人を誇るSNS「リアルアカウント」を作った会社でこのゲームの主催者でもあります。

このデスゲームの目的は「ネットのない世界を創ること」。その目的を知らずに参加したプレイヤーたちでしたが、デスゲームの最後には「この世からネットがなくなればいいのに」とゲームの狙い通りのコメントを発していました。

真マーブルと判明した柏木シンの過去について触れておきます。シンは科学者でのちの柏木研究所所長となるチトセと結婚し1児を設けますが、母親となったチトセに魅力を感じなくなり、事故に見せかけて殺害します。その後、CAP技術で自身の死体をつくり、夫婦が事故死したように見せかけます。そして、リアアカ者に潜り込み真マーブルとなり会社の黒幕として活動していました。

ネタバレ③最終決戦が終わった後の世界

最終決戦では、ユウマたちプレイヤーが真マーブルを倒します。その後の世界ですが、デスゲームの目的通りにはことは運びませんでした。結局インターネットは無くならず、巨大な世界を構築しています。

一方、アタルとユウマですが、ユウマの体の中にアタルの精神が宿り、多重人格者のように1つの体でユウマとアタルが交互に現れます。彼らは妹のユリを呼び寄せて、3人で生活するようになりました。

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リアルアカウントの箱に関する感想や評価

ここまでリアルアカウントの箱特集をお届けしてきましたが、最後に箱に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するリアルアカウントの箱に関する感想・評価は、人間サイコロになっている箱を見た大富豪のセリフを取り上げたツイートからです。そのセリフとは、人間サイコロと比べれば自分は恵まれているというもの。投稿者自身も迷惑系ユーチューバーを見て同じ気持ちになったことを告白していました。

続いて紹介するリアルアカウントの箱に関する感想・評価は、リアルアカウントの広告についてのツイートからです。箱の広告が気になって読んでみたのですが、肝心の箱は156話になってやっと登場したと嘆いています。広告には、箱というキャラのインパクトが必要だったのかも知れません。

最後に紹介するリアルアカウントの箱に関する感想・評価は、箱が登場するシーンだけ読みたいという方のツイートからです。こちらもリアルアカウントの広告を読んだ方なのでしょうか?とにかく箱のことが気になっているようでした。

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リアルアカウントの箱まとめ

ここまで、リアルアカウントに登場するキャラの1人、箱に焦点をあて彼の正体や過去をネタバレで考察してきました。いかがでしたでしょうか?

生まれてすぐに親に捨てられた箱。カジノのオーナーに拾われ人間サイコロとして育てられます。箱が何よりも運を重要視するようになったのは、自身の経験からでした。殺される寸前にカジノに飛行機が墜落。周りの人間は全滅したのに、頑丈なサイコロに閉じ込められていたおかげで箱は無傷、しかも衝撃でサイコロが損傷し外の世界に出ることができました。

このようにアクの強いキャラである箱ですが、この記事で興味を持った方は、第20巻の156話に登場しますので1度手にとって読んでみてはいかがでしょうか?

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