【死役所】加護の会とはどんな宗教団体?シ村との関係やモデルについてネタバレ考察

『死役所』主人公・シ村の生前の妻・幸子がハマってしまった、とある宗教団体『加護の会』。そんな『加護の会』とはどのような宗教団体なのでしょうか?また、シ村との関係や『加護の会』のモデルとなった宗教団体はあるのでしょうか?今回は、そんな『死役所』シ村や幸子との『加護の会』の関係やモデルについてチェックすると共に、『加護の会』信者だった寺井の結末などについてネタバレチェックしてみましょう。

【死役所】加護の会とはどんな宗教団体?シ村との関係やモデルについてネタバレ考察のイメージ

目次

  1. 死役所とは?
  2. 死役所の加護の会とはどんな宗教団体?
  3. 死役所の加護の会とシ村の関係をネタバレ
  4. 死役所の加護の会のモデルは?特別な加護も考察
  5. 死役所の加護の会に入会した寺井の過去と結末をネタバレ
  6. 死役所の加護の会に関する感想や評価
  7. 死役所の加護の会まとめ

死役所とは?

ストーリーが進むにつれて人気がさらに上昇中の注目漫画・『死役所』。そんな『死役所』とはいったいどのような作品なのでしょうか?まずは、漫画・『死役所』の作品概要とあらすじについてチェックしてみましょう。

死役所の概要

『死役所』とは、月刊コミック@バンチにて2013年11月号から現在も連載中のあずみきしによる漫画作品です。『死役所』の漫画は、2021年1月時点で電子版を含めた累計発行部数は400万部を突破している人気漫画です。また、2019年10月〜12月にかけてはTOKIOの松岡昌宏主演でテレビドラマ化もされました。

漫画『死役所』の作者・あずみきしは短大卒業後に初めて賞を受賞したのをきっかけに上京します。担当編集がつき週刊誌連載を抱える漫画家のアシスタントをこなしながら原稿を描き続けるも、ボツ続きで挫折し、1年後に大分へ戻り別府市役所に臨時職員として勤務するようになり、この時の経験が『死役所』という作品作りに繋がりました。

死役所のあらすじ


此岸と彼岸の境界に存在する、市役所ならぬ『死役所』。ここには、自殺・他殺・病死・事故死・寿命・死産まで、ありとあらゆる人が訪れ、死後に自分の死の手続きをする場所です。そんな『死役所』の職員は全員死刑者であり、なぜ死後職員として働くことになったのか、そもそも死役所の存在理由とは…死役所を訪れる人や職員が死んでなお『自分の人生はなんだったのか』と考えているストーリーです。

ドラマホリック!死役所|主演:松岡昌宏|テレビ東京

死役所の加護の会とはどんな宗教団体?

『死役所』主人公・シ村が冤罪となった事に関係していると考えられている『加護の会』。そんな『加護の会』とは一体どのような宗教団体なのでしょうか?お次は、『死役所』に登場する『加護の会』という宗教団体についてチェックしてみましょう。

ネタバレ①教祖と教え

『死役所』の加護の会とはどんな宗教団体?ネタバレ1つめは、『教祖と教え』です。まず、『加護の会』の教祖の名前は蓮田栄山と言います。そんな『加護の会』のモットーは『無為自給』です。どういうことかというと、『人間の弱さと正しさの罠』をテーマとして、弱みを認め、あるがままの自分を愛し受け入れるということです。

『加護の会』では、「私は弱さを持ったあなたが大好きです。愛してます」などといった言葉で、人の心に簡単に入って行きます。心が弱っている人たちは、こんな自分でも受け入れてもらえるという事や、社会のしらがみから解放され、信者たち『家族』と共に生活します。

ネタバレ②入信方法

『死役所』の加護の会とはどんな宗教団体?ネタバレ2つめは、『入信方法』です。シ村の妻である幸子がのちにハマってしまう『加護の会』ですが、入信方法はどんなものなのでしょうか。まず、『加護の会』に入信する為には、定期的に開かれている講演会へ参加しなければなりません。講演会では『加護の会』教祖の蓮田栄山が講演をしています。

公演後、気になった人は実際に加護の会の本部へ訪れ、本人の意思を確認してから入信手続きを行います。『加護の会』に入信すると、ネットなどの情報から脱却するために携帯電話は解約させられ、持っている全財産は『加護の会』に寄付しなくてはなりません。『財産』というものが指すのは現金のみならず、服やアクセサリーなど自然に生きるためには不要なものも含まれています。

ネタバレ③入信後の生活

『死役所』の加護の会とはどんな宗教団体?ネタバレ3つめは、『入信後の生活』です。『加護の会』入信後は1週間、加護の会の教えが張り巡らされた『修行之間』で修行します。修行内容としては、全裸になり別の信者に体を拭いてもらってから白装束に着替え、最初の3日間は断食し、外のものを排除するためトイレに多めに行かされ、全身を水で清めます。

そして、「万物は平等である」「人は必ず死ぬ」「恐れずにすべてを受け入れなさい」などといった壁に書いてある無数の教えをひたすら唱えながら、寝ないで瞑想します。最初は辛いと思う修行も、1週間後には教えがストンと心に響くようになり『加護の会』の洗脳状態になってしまいます。シ村が幸子を迎えにいった際、信者に「1週間後に来てください」と言われていたので、この時幸子は修行していたのではと考えられています。

ネタバレ④加護の会のルール

『死役所』の加護の会とはどんな宗教団体?ネタバレ4つめは、『加護の会のルール』です。『加護の会』に入信すると様々なルールが発生します。まず、外部との接触は完全シャットアウトされるので携帯電話がないのはもちろん、ネットやテレビを禁止されたり、朝6時に起床し瞑想をするなど規則正しい生活を送ります。

外部からの食べ物は禁止なので自給自足したり、他者との触れ合いによって愛がはぐくまれるため禁欲はする必要はないと考えらえているので信者同士での性行為は自由に行うことができます。また、人を指差しすることは『加護の愛』信者同士や教祖との絆の破壊行為であると考えられており、禁止されています。

ネタバレ⑤施設は全国にある

『死役所』の加護の会とはどんな宗教団体?ネタバレ5つめは、『施設は全国にある』です。シ村の生前の妻・幸子がハマってしまった『加護の会』は、全国に施設がある宗教団体です。『加護の会』は全国15カ所あり、1カ所に70人住んでる場合もあるそうです。1カ所に70人ほどで国15カ所ある事を単純計算すると、全国で『加護の会』信者は約1050人ほどいることになります。

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死役所の加護の会とシ村の関係をネタバレ

冤罪で死刑となったため、死後は死役所で働いているシ村。そんなシ村は生前、幸子という妻と美幸という娘に囲まれ、幸せに暮らしていました。そんなシ村が『加護の会』と関わるようになってしまったのは、幸子が『加護の会』にハマったことが関係しています。

シ村の生前の妻・幸子やシ村一家が『加護の会』に関わることになったきっかけとはいったい何だったのでしょうか?お次は、『死役所』に登場する『加護の会』とシ村一家の関係や、のちに迎える悲しい結末についてネタバレチェックしていきましょう。

ネタバレ①加護の会との出会い

『死役所』の加護の会とシ村の関係をネタバレ1つめは、『加護の会との出会い』です。シ村一家と『加護の会』の出会いは、娘・美幸の変わった食生活がきっかけでした。美幸は超偏食で5歳になっても食べ物はほとんど食べず、土や絵の具ばかりを食べていたのですが、風邪で病院へ行った時に幸子は医師から「ちゃんと栄養のあるもの作ってあげてますか?」「ちゃんとした食事をとらないと亡くなってしまう」と言われます。

これをきっかけに幸子は料理の勉強を始めるのですが、美幸の偏食は治らず幸子はノイローゼ状態になっていきます。そんな中、幸子は『加護の会』のチラシを見たことがきっかけで「美幸の偏食が治るかもしれない!」と思い、『加護の会』に助けを求めにいきます。

ネタバレ②幸子は帰ってこなくなる

『死役所』の加護の会とシ村の関係をネタバレ2つめは、『幸子は帰ってこなくなる』です。『加護の会』にどんどんハマって信者となった幸子はシ村は書き置きを残して美幸と一緒に家を出ていき、帰ってこなくなりました。シ村が幸子を連れ戻しにいった際にも、「今は返せません」と門前払いされ、幸子に会うことすら叶いませんでした。

仕方なく、庭で遊んでいた美幸だけを家に連れてシ村は自宅に帰りました。1週間後、再度幸子を迎えに『加護の会』へ向かったシ村ですが、またしても幸子には会えずに追い返されてしまいました。そんな中、更なる悲劇がシ村を襲いました。

ネタバレ③美幸の死

『死役所』の加護の会とシ村の関係をネタバレ3つめは、『美幸の死』です。再度幸子を迎えに『加護の会』へ向かった際、美幸は近所の人に預けられていたのですが、シ村は美幸が血を流して息絶えている所を発見してしまいました。その後シ村は、子供殺しとして冤罪をかけられることとなります。

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死役所の加護の会のモデルは?特別な加護も考察

『死役所』の主人公・シ村の冤罪と大きく関係していると予想されている『加護の会』。ドラマや漫画などでは、団体や人物・建物など、様々なものをモデルとして描いているものですが、そんな『加護の会』のモデルとなった宗教団体は実際に存在するのでしょうか?

また、『加護の会』には『特別な加護』なるものが存在するようですが、『特別な加護』とは一体どのようなものなのでしょうか?お次は、『死役所』に登場する『加護の会』のモデルとなった宗教団体が存在するのか、モデルとなった団体が存在する場合はどんな団体なのか、『特別な加護』とは何なのかに迫ってみましょう。

加護の会のモデルは不明

まず、『死役所』に登場する『加護の会』のモデルとなった宗教団体が存在するのかについてですが、結論からお話すると『加護の会』のモデルとなった宗教団体は不明であり、オリジナルモデルの宗教団体となっています。

しかし、宗教団体のモデルは存在せずとも、考え方をモデルとしていると考える声もあるようです。『加護の会』に入信するためには『全財産を提供しなければならない』『団体生活を行い、家族と離れて面会も連絡も取れない』という問題点があります。

これらは『出家』という制度に似ているという声もあります。仏教で『出家』は、『世俗を離れて家庭生活を捨て、仏教の世界に入る事』としているので、『加護の会』の入信ルールに似ていると考える方もいるようです。そのため、『加護の会』は仏教の教えをもとに戒律を作っているのではないかと考えられています。

ですが、仏教そのものの考えが『加護の会』のモデルということではありません。仏教のような経典はなく、『加護の会』教祖・蓮田栄徳の言葉を並べているだけです。そのため、『加護の会』のモデルとなる宗教団体は存在しませんが、『加護の会』は仏教の出家システムなどをモデルにしている宗教団体だと思われます。

特別な加護とは?

『加護の会』は全国15カ所あり、1カ所に70人住んでる場合もあると前述しました。『加護の会』の教祖・蓮田栄徳のもと、信者は平等です。しかし、全国のどこかに『特別な加護』を受けている信者もいるようです。そんな『特別な加護』を幸子は受けていたようです。『特別な加護』では信者が死亡すると祈る風習があるので、幸子はまだ生きているのではないかと考えられています。

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死役所の加護の会に入会した寺井の過去と結末をネタバレ

死役所に訪れた1人の少年・寺井修斗。そんな寺井修斗は何と、シ村の生前の妻・幸子が入信していた『加護の会』に入会していたそうです。『加護の会』信者だった寺井修斗の過去と結末はいったいどのようなものだったのでしょうか?お次は、『加護の会』信者だった寺井修斗の過去と結末についてチェックしてみましょう。

ネタバレ①寺井の過去

『死役所』・加護の会に入会した寺井の過去と結末をネタバレ1つめは、『寺井の過去』です。『加護の会』信者だった寺井修斗の過去についてですが、寺井修斗はイケメン好きの祖母に誘われて『加護の会』教祖・蓮田栄山の講演会を見に行ったのがきっかけで、女性信者の縁が可愛かったこともあり、入信します。寺井修斗は医大生で優秀な弟・恭平に対して日ごろから劣等感を抱いた事もあり、ハマるのはあっという間でした。

ネタバレ②寺井は最終的に事故で死亡する

『死役所』・加護の会に入会した寺井の過去と結末をネタバレ2つめは、『寺井は最終的に事故で死亡する』です。『加護の会』信者だった寺井修斗の結末についてですが、死役所を訪れたということは命の終わりがあったということです。どのような結末で人生の最期を迎えたのかというと、寺井修斗はシェアハウスに住むと嘘ついて家を出て大学も辞めていた為、弟が強引に実家に連れ戻しにきました。

しかし、『加護の会』に戻りたい寺井修斗はトイレに行くといって実家を抜け出し、『加護の会』の施設に戻ろうと走ってる最中、交通事故で死んでしまうという結末で生涯に幕を閉じました。あっけなさすぎる結末ですが、寺井修斗は死後も『加護の会』について「温かくて本当にいいところ」と言い、信者たちを本当の家族だと信じているようでした。

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死役所の加護の会に関する感想や評価

幸せだったシ村一家を襲った『加護の会』。そんな『加護の会』に対して世間の人々はいったいどのような感想や評価を抱いているのでしょうか?最後に、『死役所』に登場する『加護の会』に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

『死役所』加護の会に対してこちらの方は「死役所新刊読んだけどそろそろ加護の会について詳しく書いてほしいわ」とツイートしています。『死役所』主人公・シ村が関係しているだけあって、多くの読者がそろそろ『加護の会』について詳しく書いて欲しいと心待ちにしているようです。

『死役所』加護の会に対してこちらの方は「ドラマ死役所の加護の会、原作ではもっとカルト色が強かったが、ドラマではかなりマイルドになってる。お尻叩きと指さし禁止くらいしかカルトっぽさが出ていない。これだと寺井がただの頭のおかしな人で終わってしまうし、シ村の過去が薄くなってくる。」とツイートしています。ドラマ版より原作の方が『加護の会』のカルトっぽさがあると評価する方もいました。

『死役所』加護の会に対してこちらの方は「死役所ドラマの加護の会ヤバイな、これはダメになるやつ…ハマって出れなくなるやつだわ…」とツイートしています。『加護の会』は心が弱った人に入れ込むのが上手いので、ハマって出れなくなりそうだと思わず感じてしまった方もいました。

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死役所の加護の会まとめ

『死役所』・加護の会のモデルやシ村との関係・寺井の過去と結末まとめについてはいかがでしたか?『加護の会』はシ村の生前の嫁・幸子が入信してしまった宗教団体ですが、原作でもまだまだ明かされていない事がたくさんあるようでした。今後も『加護の会』について描かれる事があるでしょうから、気になる方は是非原作漫画『死役所』をチェックしてみてくださいね。

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