2021年11月09日公開
2021年11月09日更新
【アオアシ】黒田勘平は最もユースらしい選手?性格や実力・活躍シーンを紹介
「アオアシ」は男子高校生世代のユースチームを舞台にしたサッカー漫画です。ここでは、ジュニアユースからの昇格組である黒田勘平について紹介します。黒田勘平は「最もユースらしい選手」と呼ばれていますが、何故、そのように呼ばれているのかについて見ていきます。また、かっこいい魅力として黒田勘平の性格や活躍シーンを紹介します。さらに、黒田勘平と青井葦人(アシト)、冨樫、朝利との関係性についても見ていきます。
黒田勘平とは?
アオアシの作品情報
「アオアシ」はビッグコミックスピリッツで2015年から連載中のサッカー漫画です。作者・小林有吾、監修・飯塚健司(スポーツライター)による、サッカーJリーグのユースチームでしのぎを削る高校生たちを描いた漫画です。コミックは2021年8月に第25巻が発売、スピンオフ作品として「アオアシ ブラザーフット」のコミック第1巻が発売中です。2022年4月にはNHK Eテレでアニメ放送が始まる予定となっています。
アオアシの漫画の概要
「アオアシ」は、2015年、Jユースの世界を本格的に描いた作品がないと考えていた当時の「スピリッツ」の副編集長によって企画され、高い評価を得ていた小林有吾が執筆することになりました。「アオアシ」は「マンガ大賞」で第4位、「小学館漫画賞・一般部門」を獲得。コミックの発行部数は電子版も含めて900万部以上を記録しています。
アオアシのあらすじ
「アオアシ」の主人公、アシトこと本名・青井葦人は中学時代、弱小と言われるサッカー部員でした。ポジションはFW。地元の大会で敗北したアシトですが、「東京シティエスペリオンFC」のユースチームの福田達也監督はアシトの底知れぬ才能を見抜きます。福田監督に「世界へ連れてってやる」と声を掛けられたアシトは、入団試験に合格します。ここから、世界一のプレイヤーへの挑戦が始まります。
黒田勘平のプロフィール
漫画「アオアシ」の黒田勘平(くろだかんぺい)のプロフィールを見ていくと、黒田勘平はジュニアユースからの昇格組で、「東京シティエスペリオンのユースチーム」のBチームに所属しています。ポジションはMF、背番号は26です。
黒田勘平の初登場
漫画「アオアシ」の黒田勘平の初登場シーンは、オフィシャルブックのための撮影会で、セレクション組の橘総一朗の紹介で現れました。黒田勘平は橘と寮で同室です。
黒田勘平の名前の由来
漫画「アオアシ」の黒田勘平の名前の由来については、戦国武将の黒田官兵衛だと言われています。黒田官兵衛は豊臣秀吉に仕え、軍師として活躍しました。
黒田勘平は最もユースらしい選手?性格や魅力を紹介
ここから、「アオアシ」の黒田勘平のかっこいい魅力を紹介します。黒田勘平は最も「ユースらしい選手」と言われており、その理由や実力、そして性格について見ていきます。
かっこいい魅力①堅実な理論派で最もユースらしい選手?実力は?
黒田勘平は東京シティエスペリオンのユースチームのヘッドコーチ、伊達望から「最もユースらしい選手」と言われたことがあります。このシーンは「アオアシ」の143話で描かれています。黒田勘平は「ユースらしい」ことが良いことなのか、悪いことなのかを知りたくて、伊達望コーチに言葉の意味を尋ねます。
伊達望コーチが言うには、黒田勘平は優等生でエリートとしての意識が高すぎる、そんな所が「ユースらしい」ということです。エリートとしてのプライドを持つ黒田勘平は何でも理論通りに考え、効率的にプレーを行うことが正しいと思っています。黒田勘平のプレーにはすべて意味があり、プロを目指す者として大切な思考だということです。
しかし、どんな状況でも理論に当てはめてしまうために、突発的な状況になった時や緊迫した競り合いでそれが通じず、気力を失くすことになってしまうことがあります。この黒田勘平のような気質を、福田監督もユース生独特の短所だと考えています。
かっこいい魅力②バランスを取る立ち位置になることが多い
理論派で効率のよいプレーが信条で「最もユースらしい選手」と言われる黒田勘平ですが、これらの魅力の他に、バランス感覚に優れていると言われています。この長所はサッカーのプレーに限ったことではなく、日頃の選手同士のコミュニケーションでも発揮されます。
ユース入団当初、セレクション(入団試験)の合格組であるアシトと、ジュニアユースからの昇格組である朝利マーチス淳の間に不穏な空気が流れていました。その際、黒田勘平はセレクション組と昇格組の間にあって常に中立な態度で対処していました。
かっこいい魅力③飄々とした性格と執念
黒田勘平の性格の一つに、飄々としたマイペースな性格があります。常に穏やかさ、冷静さを保っている黒田勘平ですが、実は心の奥に執念深さを秘めています。黒田勘平の執念深さが分かるエピソードがあります。武蔵野ユースとの試合で、黒田勘平のミスで失点。その後黒田勘平は負傷しながらもボールへの執念を見せます。さらに、そのまま後半も負傷した体で出場しました。
プロへの夢を第一に考えている黒田勘平が、自身の体を顧みずプレーに執着する姿を見せました。黒田勘平は理論派で効率重視のプレ—スタイルですが、情熱的な面もあるということです。
かっこいい魅力④成京戦での活躍シーン
黒田勘平が最も活躍したと言われているのが、成京高校との試合です。この試合での黒田勘平の見どころは後半です。前半の黒田勘平はアシトや朝利と気まずい雰囲気でしたが、後半は彼ら3人による連携プレーで良い雰囲気が生まれます。そのきっかけとなったのが、ユース生を見下す発言をしたスカウト組の冨樫を、アシトが諫めたことでした。黒田勘平はこのアシトの言動に対して礼を言うのでした。
この出来事で、これまで自己中心的なプレーが多かったアシトが黒田勘平や朝利と連携し始めます。黒田勘平は、普段嫌っている相手にも必要な言葉を伝えることができ、プレーにおいても上手くコミュニケーションを取ることができる選手です。このように、成京戦では堅実でバランス感覚に優れる黒田勘平の活躍が見られます。
黒田勘平とアシト・冨樫や朝利との関係
ここまで。漫画「アオアシ」の黒田勘平について、性格や活躍シーンなどのかっこいい魅力を紹介しました。ここからは、黒田勘平と青井葦人(アシト)、冨樫、朝利との関係について見ていきます。
黒田勘平とアシトの関係
アシトは自己中心的なプレーが目立ち、入団当初からジュニアユースからの昇格組の黒田勘平や朝利らと喧嘩をするなど気まずい関係でした。しかし、成京戦では黒田勘平のサポートもあり、チームプレーの重要さを学びます。アシトが覚醒したとも言われるこの出来事は、黒田勘平の魅力である優れたバランス感覚やコミュニケーション能力が役立ったと言われています。
黒田勘平と冨樫の関係
冨樫慶司はアシトたちと同じ年代の中で唯一、福田監督にスカウトされて入団した選手です。中学生の時、ジュニアユースの試験で黒田勘平と一緒になった際、彼と自分のサッカーに対する考え方の違いから確執が生まれます。黒田勘平はプロになることが最優先で、試合の勝ち負けは二の次だという考えでした。
試合の勝敗よりもユース生としてのプライドを最優先する黒田勘平の考え方を、冨樫は受け入れることができません。そのため、黒田勘平と冨樫との関係は良くないということです。
黒田勘平と朝利の関係
ジュニアユースからの昇格組の朝利は、ユースチーム入団当初、アシトをはじめとするセレクション組との仲は良くありませんでした。同じ昇格組の黒田勘平とは共にユースを代表する選手と言われるような実力者です。黒田勘平はユース生として高いプライドを持っていますが、実は朝利のほうがプライドが高いと言われています。
黒田勘平の舞台版キャスト
漫画「アオアシ」の黒田勘平について、性格や活躍シーンを紹介し、また、黒田勘平とアシト、冨樫、朝利との関係について見てきました。ここからは、舞台版「アオアシ」で黒田勘平役を演じた山中健太について紹介します。
山中健太のプロフィール
舞台版「アオアシ」の黒田勘平役の山中健太は、1992年5月6日生まれ、身長は165㎝、血液型はB型、鹿児島県出身です。舞台俳優で、所属事務所は「キャストコーポレーション」です。舞台デビューは2012年の舞台「レディー・ゴー」です。俳優の山中翔太という双子の弟がいます。
山中健太の主な出演作品
山中健太の主な舞台出演作を紹介します。「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」葵ひなた、「魔界王子 devils and realist」ミカエル、「2.5次元ダンスライブ『S.Q.S』」久我壱星、「夢王国と眠れる100人の王子様On Stage 」シュニー、「乱歩奇譚 Game of Laplace 〜怪人二十面相〜」ハシバ。
黒田勘平に関する感想や評価
まずは…私の今1番大好きな漫画「アオアシ」に出てくる黒田勘平!!!
— ゆぐどら (@Aimasu_kashima) February 26, 2020
サッカーに対する気持ちとか性格とかがめっちゃ好き!本当に大好き!!
特に5〜6がめっちゃ熱い展開なのでみんな是非読んで!!!!! pic.twitter.com/HlQgOcHqsU
漫画「アオアシ」の黒田勘平について、サッカーへの想いや性格などがとても好きだという感想です。また、コミック5巻から6巻にかけては、物語の中でも特に熱いエピソードとなっており、是非読んで欲しいということです。
糸目キャラ、そんなに好きにならないんだけど、
— くりむら【B7】 (@KrMr11) January 27, 2018
アオアシの黒田くん もーまじ執念が可愛くて応援したくなる
漫画「アオアシ」の黒田勘平は、理論派で効率重視のプレーを展開しますが、実は内面にサッカーへの熱い執念を持っています。そんな黒田勘平を応援したくなるという感想です。
アオアシ何度読んでもやっぱりアシト黒田朝利のラインが繋がるところが好きです
— ゆきみ (@yfm_yukimi) August 21, 2018
漫画「アオアシ」の成京戦では、これまで自己中心的なプレーが目立ったアシトがチームプレーに目覚めます。黒田勘平とアシト、朝利の3人の連携プレーが好きだという感想です。
黒田勘平まとめ
いかがでしたか?漫画「アオアシ」の黒田勘平について、性格や活躍シーンなどを紹介しました。そして、アシト、朝利、冨樫との関係について見てきました。黒田勘平は理論派でありながら、サッカーへの執念、情熱がありました。また、バランス感覚にも優れ、試合外でも昇格組、セレクション組という枠を超えてコミュニケーションを取れるのが黒田勘平でした。そんな黒田勘平に注目して、漫画「アオアシ」をお楽しみください。