【アオアシ 】登場キャラのポジション・プロフィール一覧!あらすじや見所も解説

J1プロサッカーユースにスポットを当てた人気漫画『アオアシ』。この作品には数々の魅力的なキャラクターが登場し、それぞれが興味深い活躍を見せます。ここでは、『アオアシ』に登場するキャラのポジション・プロフィールをまとめて一覧で紹介。物語のあらすじや見所、キャラクターたちの名言なども解説していきます。『アオアシ』の登場人物を知り、気になるキャラクターを探してみましょう。

【アオアシ 】登場キャラのポジション・プロフィール一覧!あらすじや見所も解説のイメージ

目次

  1. アオアシの主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧
  2. アオアシのその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧
  3. アオアシの用語やキーワードをネタバレ
  4. アオアシの漫画の見どころ
  5. アオアシの名言や名セリフ集
  6. アオアシに関する感想や評価
  7. アオアシのキャラまとめ

アオアシの概要

『アオアシ』は2015念から『ビッグコミックスピリッツ』で連載されているサッカー漫画。作者は小林有吾です。刊行されている巻数は2021年7月時点で24巻。『アオアシ』は、サッカー漫画は数多くあるがJユースを本格的に取り扱った作品はないということで制作が企画されました。ユースで活躍する選手は高校サッカーと同年代ですが、サッカーへの打ち込み方は高校サッカーのそれとは大きく異なります。

あまり知られていないユースサッカーがどのようなものなのか、主人公の青井葦人を通して知ることができるのが、本作の大きな魅力となっています。また、本作ではサッカーの試合だけでなくサッカー哲学や選手たちを中心とした様々な人間関係、組織の在り方やサッカー選手の教育についても描かれています。サッカーに関わる様々なことが詳細に描かれているところが、多くのファンから高い評価を得ています。

アオアシのあらすじ

主人公は愛媛に住んでいる中学生の少年・青井葦人。彼は優れた才能を持っているのだが、嘘がつけず唯我独尊な性格であるため、いくつものチームで馴染めず問題を起こしてきました。

ようやく受け入れてくれるチームと出会えたものの、ある試合でとあるいざこざから相手選手に暴行してしまい、レッドカードをもらって退場。結局チームは負けてしまいます。しかしその試合を見ていた東京シティ・エスペリオンFCのユース監督・福田達也に見出され、ユースのセレクションを受けることになります。

小林有吾「アオアシ」 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

アオアシの主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧

青井葦人

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその1、青井葦人。青井葦人は『アオアシ』の主人公。作中では名前が「アシト」と表記されています。ポジションは元々がFW(フォワード)で、後にDF(サイドバック)に転向しています。背番号は33番。物語開始当初は中学3年生で、その後東京シティ・エスペリオンFCのユースに所属するために上京し、そのまま進学して高校1年生になりました。

性格は真っ直ぐで唯我独尊。天才を自称しており、当初は自分にボールを集めさせるワンマンプレーが目立っていました。技術的には素人同然でしたが、フィールドを俯瞰して見ることができる能力が飛び抜けており、そこをユース監督の福田達也に見出されることになります。FWではその資質が活かせないためDFに転向するのですが、主人公のポジション変更という点が『アオアシ』の大きな特徴の1つとなっています。

福田達也

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその2、福田達也。福田達也は、東京シティ・エスペリオンFCのユースチーム監督。年齢は32歳から34歳です。サッカーの名門校・東京国堂館高校を卒業後、J1の東京シティ・エスペリオンに入団。23歳のときにリーガ・エスパニョーラのFCサバデルに移籍して活躍し、彼の名は世界に轟きます。当然、日本代表に選出されるほどの名選手でした。

ところが、スペインのリーグ戦で大怪我を負い、それがきっかけで元のようなプレーをすることができなくなりました。その後、メキシコ2部のSCサンルイス、パラグアイ2部のCAカンポグランデに移籍しますが結果を残すことはできずに引退。世界で戦えるチームを作るという野望を胸にエスペリオンユースの監督に就任し、若い選手たちの育成に力を注ぐことになります。

一条花

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその3、一条花。一条花は『アオアシ』のヒロイン。花の父と福田の母が再婚したため、福田とは義理の兄妹という関係です。花は初めて福田と顔を合わせた際、彼に一目惚れしており、ずっと福田を応援し続けていました。当初は、福田が気に入ったらしい葦人に対し冷たい態度を取っていましたが、交流を経て少しずつ距離を縮めていきます。

福田の義妹であるためたまにユースの手伝いをしにくるのですが、サッカーの専門知識はあまりありません。その代わりスポーツ外科医を目指しているため栄養学などの知識があり、その知識を活かして葦人に自分が考えた食事の献立を提供するなどしています。葦人と花の関係も『アオアシ』という作品の大きな魅力の1つです。

栗林晴久

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその4、栗林晴久。栗林晴久は、小学校3年生の頃からエスペリオンに所属している選手。身長は178センチで、体重は66キロ。ポジションはMF(ミッドフィルダー)です。Aチームに所属しており、背番号はユースで10番、トップチームで41番。彼は「エスペリオンユースの至宝」「エスペリオンユースの最高傑作」などと評される天才MFです。

新2年生にして、エスペリオンのトップチームにも招集されています。とてもストイックで、周囲からサッカー以外に興味がないと思われるほどサッカーを中心とした生活をしている人物。性格はクールで、とてもマイペースです。サッカーの技術に関しては、その全てが同世代のプレイヤーたちの中で飛び抜けています。あまり他人を褒めることはないようですが、葦人の「俯瞰」の能力は認めており、珍しく褒めていました。

伊達望

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその5、伊達望。伊達望は東京シティ・エスペリオンユースのヘッドコーチで、Bチームの監督。年齢は34歳です。福田と同じ東京国堂館高校から東京シティ・エスペリオン(J1)に入団。海外移籍した福田とは逆に、エスペリオン一筋の選手時代を送ってきました。怖そうな外見をしていますが、選手たちから慕われている良いコーチ。

当初は葦人にきつく当たっていましたが、後に葦人への態度は葦人のことを思い遣ってのことであったことがわかります。常にどうすれば選手の力が伸びるのかを考えており、だからこそ選手たちも彼のことを信頼しているのでしょう。ティーチング・コーチングに関しても的確で、人柄だけでなく技術的にも信頼の置けるコーチであることがわかります。

海堂杏里

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその6、海堂杏里。海堂杏里は東京シティ・エスペリオンの親会社である海堂電機の社長令嬢。本格的にサッカーをした経験はないのですがサッカーに詳しく、サッカーチームの監督になることを志しています。トラップやリフティングくらいなら難なくこなせるほどです。

以前は福田に強い憧れを抱いていたのですが、福田と似たプレイスタイルである葦人と出会ってからは葦人に惹かれるようになりました。そのため、花とは恋のライバルという関係です。サッカーのことがわからない花と違って、葦人とサッカーの専門的な話ができることが杏里の強みだったのですが、葦人と花の絆の強さを目の当たりにしてしまい弱気になってしまいます。

阿久津渚

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその7、阿久津渚。阿久津渚は東京シティ・エスペリオンユースに所属する2年生選手で、ポジションはFW/DF。Aチーム所属で、背番号は4番。1年生でAチームに昇格するという実力を持った人物で、Aチームの鉄壁の守備陣を牽引する選手です。守備力が高いのはもちろんですが攻撃力も高い、優秀なセンターバック。

しかし、性格は苛烈で凶悪。初めて会ったときから葦人のことが大嫌いで、彼に暴言を浴びせかけていました。葦人がエスペリオンユースに入団したため後にチームメイトとなり、やがてぶつかり合いながらも試合のために連携を取るようになります。一方で、栗林とは仲が良い様子。家庭環境が複雑で、母はネグレクト状態、父親は行方不明となっており、そのことが阿久津の性格形成に影響していると思われます。

冨樫慶司

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその8、冨樫慶司。冨樫慶司は東京シティ・エスペリオンユースのBチームに所属する1年生選手。ポジションはFWでしたが、後にMF/DFになっています。背番号は31番。彼はエスペリオンユースに、福田のスカウトで入りました。外見から察しがつくように、冨樫は元々不良で暴走族に所属していました。

福田から暴走族を捨てるかサッカーを捨てるかの選択を迫られ、暴走族と手を切ることを条件にエスペリオンに入団しています。不良であったことは確かですが、サッカーに対する姿勢は真剣そのもの。福田がスカウトしただけあって、荒削りではありますが才能はあります。寮では葦人と同室で生活しています。

大友栄作

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその9、大友栄作。大友栄作は東京シティ・エスペリオンユースのBチームに所属する1年生選手で、背番号は36番。ポジションはMFで、主にサイドハーフの役割を担っています。基本的にはお調子者なのですが、実は小心者なあがり症。サッカー選手としては弱点に思えますが、試合開始の笛が鳴った瞬間に落ち着きます。

橘総一朗

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその10、橘総一朗。橘総一朗は東京シティ・エスペリオンユースのBチームに所属する1年生選手。ポジションはFWで、背番号は28番です。橘の特徴はとにかく真面目で責任感が強いということです。

爽やかな好青年で、ちょっぴり天然。元々は横山武蔵野ジュニアユースでプレーしていましたが、エスペリオンユースのサッカーを見たことをきっかけに武蔵野から離れ、エスペリオンに入団しました。

黒田勘平

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその11、黒田勘平。黒田勘平は東京シティ・エスペリオンユースのBチームに所属する1年生選手。ポジションはMFで、背番号は26番です。

ジュニアユース昇格組の1人で、体格は小さめですが実力は同期の中でもトップクラス。非常に合理的な思考の持ち主で、プロになることを最優先事項に行動するユースらしい選手です。感情で動くことはほぼなく、物事を客観的に見ることができます。

朝利マーチス淳

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその12、朝利マーチス淳。朝利マーチス淳は東京シティ・エスペリオンユースのBチームに所属する1年生選手。ポジションはDF(サイドバック)で、背番号は25番です。彼は日本人の父と英国人の母を持つハーフ。ジュニアユースからの昇格組で、ボールに対する強い執着心が特徴的な選手です。

竹島龍一

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその13、竹島龍一。竹島龍一は東京シティ・エスペリオンユースのBチームに所属する1年生選手。ポジションはDFで、背番号は27番です。ジュニアユース昇格組の1人で、赤毛のリーゼントが特徴的な人物。守備力の高さは1年生トップで、葦人がDFにコンバートしてからよく絡むようになりました。

本木遊馬

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその14、本木遊馬。本木遊馬は東京シティ・エスペリオンユースに所属する1年生選手で、ジュニアユース昇格組の1人。ポジションはFWで背番号は29番です。1番にBチームからAチームに昇格した実力者。飄々とした性格で、努力している姿を外にほとんど見せません。

桐木曜一

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその15、桐木曜一。桐木曜一は東京シティ・エスペリオンユースのAチームに所属する2年生選手。ジュニアユース昇格組の1人です。ポジションはMFで、背番号は18番。実力は高く、栗林に次ぐナンバー2だと言われています。しかしいつも2番手扱いされるため、劣等感が強いです。

義経健太

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその16、義経健太。義経健太は東京シティ・エスペリオンユースのAチームに所属する3年生選手。ジュニアユース昇格組の1人で、チームの主将を務めています。ポジションはFWで、背番号は11番。エスペリオンのトップチームに昇格することが内定しています。

小早川透士

漫画『アオアシ』の主なキャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその17、小早川透士。小早川透士は東京シティ・エスペリオンユースのAチームに所属する3年生選手。ジュニアユース昇格組の1人です。ポジションはMF/DFで、背番号は6番。エスペリオンのトップチームに昇格はできず、J2山形からオファーがきたためセレクションを受けに行きました。

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アオアシのその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧

金田晃教

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその1、金田晃教。金田晃教は東京武蔵野蹴球団ユースに所属する選手。ポジションはFWです。多摩中央中でキャプテンをしており、チームを東京都大会優勝に導いた実績があります。エスペリオンのセレクションを受けましたが落選したため、武蔵野ユースに入団しました。

中野淳之介

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその2、中野淳之介。中野淳之介は東京武蔵野蹴球団ユースに所属する選手。ポジションはDFです。葦人たちと共にエスペリオンのセレクションを受けましたが落ちてしまっています。武蔵野ユースの監督からスカウトされたため、武蔵野ユースに入団しました。

武藤千秋

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその3、武藤千秋。武藤千秋は東京武蔵野蹴球団ユースに所属する選手。ポジションはMFです。彼は武蔵野ユースのキャプテンを務めており、元横山武蔵野ジュニアユース出身の橘総一朗とは、ジュニア時代からの知り合いです。

佐竹晃司

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその4、佐竹晃司。佐竹晃司は東京武蔵野蹴球団ユースの監督。武蔵野から離れた橘のことを今でも気にかけています。武蔵野ユースを開幕7連勝させ首位に導いた優れた指導者です。

トリポネ・ルフィン

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその5、トリポネ・ルフィン。トリポネ・ルフィンは船橋学院高校に所属する選手。ポジションはFWで、背番号は10番です。

高校サッカー・プレミアリーグで得点王になり、U-18日本代表にも選ばれている実力者。幼い頃から人種差別を受けてきたため当初は周囲に壁を作りチームプレーができていませんでしたが、後にその行動を改め、周囲と協力して活躍していくようになります。J1横浜Mに内定しています。

二原尚章

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその6、二原尚章。二原尚章は船橋学院高校に所属する選手。ポジションはFWで背番号は9番です。プレミアリーグ得点ランキングで2位になった実力者。J1鳥栖に内定しています。

サミー・ルフィン

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその7、サミー・ルフィン。サミー・ルフィンは船橋学院高校に所属する選手。ポジションはDFで右のサイドバックです。トリポネの弟で、兄同様周囲から人種差別を受けていました。

北野蓮

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその8、北野蓮。北野蓮は青森星蘭高校に所属する選手。ポジションはMFで、背番号は10番です。まだ高校1年生ですが、U-18日本代表に選出され、代表の司令塔として活躍する人物。U-18での背番号は7番です。

視野が広く周囲に的確な指示を出すことができ、試合のリズムを作り掌握することができる最高の司令塔。彼のその技術は、葦人と同じ「俯瞰」の能力を持っているからこそ発揮できるものです。既にJ1鹿島に内定しています。

槇村嬰人

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその9、槇村嬰人。槇村嬰人は青森星蘭高校に所属する選手。ポジションはGkで、U-18代表にも選出されています。かつてはエスペリオンJrユースに所属しており、エスペリオンユースの2年生GK・秋山円心と交流がありました。

出口保

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその10、出口保。出口保は東京シティ・エスペリオンFCに所属する選手。年齢は23歳で、ポジションはFW。背番号は10番です。日本代表の主力としても活躍しています。

難波松昭

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその11、難波松昭。難波松昭は東京シティ・エスペリオンFCに所属する選手。年齢は26歳で、ポジションはDF。出口同様、日本代表選手でもあります。

ダンヴィッチ

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその12、ダンヴィッチ。ダンヴィッチは東京シティ・エスペリオンFCに所属する選手。年齢は29歳で、ポジションはMF。背番号は8番です。クロアチア出身で、クロアチアの代表選手でもあります。

レオン・ガルガーノ

漫画『アオアシ』のその他キャラ・登場人物のポジション・プロフィール一覧まとめその13、レオン・ガルガーノ。レオン・ガルガーノは、東京シティ・エスペリオンFCに所属する選手。年齢は27歳で、ポジションはDF。元ウルグアイ代表選手で、かつてはプレミアリーグに在籍していました。

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アオアシの用語やキーワードをネタバレ

用語やキーワード①ユース

ユースとはプロクラブが運営する育成年代・育成組織のこと。高校生から20歳までの世代が「ユースチーム」、中学生世代を「ジュニアユースチーム」、小学生世代を「ジュニアチーム」と言います。クラブユースに所属するためには、セレクションに合格する必要があります。

セレクションはクラブの公式サイトで募集をかけていますが、葦人のようにチーム関係者からのスカウトでセレクションを受ける場合もあります。クラブのユースで育成した選手は、育成したクラブが優先的にプロ契約をする権利を持ちます。本気でプロを目指したい場合、ユースに入ることは夢を叶えるまでの最短ルートです。

用語やキーワード②サッカー哲学

サッカーは体を動かすスポーツですが、プレーをするにあたって指導者・選手たちはそれぞれ自分なりのサッカーに対する考え方を持っています。サッカーについて客観的・理性的に追求していくことをサッカー哲学といい、『アオアシ』にはこのサッカー哲学が随所に散りばめられています。サッカーをしている人間にはもちろん、スポーツをしていない人間にとっても学びとなる点が多くあります。

用語やキーワード③コンバート

サッカーにおけるコンバートとは、選手のポジション変更のことを指す。元のポジションに近いポジションに変更されることが多いのですが、『アオアシ』では葦人がFWからDFだという真逆のポジションにコンバートしました。コンバートがきっかけで才能を開花させる選手もおり、『アオアシ』ではコンバートした葦人の活躍に注目です。
 

用語やキーワード④司令塔

サッカーにおける司令塔とは、ゲームの流れを理解し味方に勝利するための的確な指示を出すポジションです。『アオアシ』では北野蓮が優れた司令塔として登場します。本来、葦人のフィールド全体を俯瞰して見ることができる力は点取り屋よりも司令塔向き。葦人が司令塔として才能を開花させていくかどうかも本作の見所です。

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アオアシの漫画の見どころ

見どころ①人間ドラマ

『アオアシ』には選手だけでなくクラブ関係者やサッカーファンなど様々なキャラクターが登場します。選手同士の関係、選手と指導者たちの関係、選手とファンとの関係などを通して、様々な人間ドラマが垣間見えるのが本作の大きな魅力の1つです。

見どころ②葦人の成長

『アオアシ』の主人公・青井葦人は「俯瞰」という能力を持っていますが、サッカーの技術的にはまだまだ未熟です。入団したエスペリオンユースの中では飛び抜けて下手な状態です。そんな葦人が優れた指導者と出会い、様々なタイプの選手たちと切磋琢磨することで、少しずつ実力をつけていく様子は必見。葦人の成長は、読者に勇気を与えます。

見どころ③キュンとする展開

『アオアシ』ではサッカーだけでなく、キュンとする恋愛模様も描かれています。葦人に想いを寄せる一条花と海堂杏里。この三角関係の行方も『アオアシ』の見所の1つ。サッカーに夢中で恋というものをまだよくわかっていない葦人の心が成長し、今後どんな選択をしていくのかに注目です。手に汗握る試合展開を楽しんだら、合間に描かれる胸キュンシーンも堪能しましょう。

アオアシの名言や名セリフ集

名言①「それが、俺でありたい」

「それが俺でありたい」

東京シティ・エスペリオンユース最高のプレイヤー・栗林晴久のセリフ。ある日、葦人は栗林にどこを目指してサッカーをしているのかと問いました。そんな葦人に、栗林は逆に質問します。今この瞬間、世界最高の選手は誰か。葦人は質問の意味がわからず言葉に詰まりました。

その時代その時代で、世界中の誰にこの質問をしてもパッと想い浮かぶ選手がいる。栗林は自分がそんな選手でありたいと思っていました。現代で言うならば、メッシやクリスティアーノ・ロナウドのような選手であることを目指していたのです。栗林の見据えるビジョンが大きなものであることがわかる名言でした。

名言②「その体だから…」

「その体だから、今のキミがある。」

DFにコンバートした葦人はトリポネと対戦し、自分の細い体では相手にならないことを痛感しました。もっと自分の体格が良ければ。葦人はそんなことを考えます。そんな葦人に対し、花はこの言葉を口にしました。Jリーグにも世界にも小柄な選手は存在しています。彼らは皆体格の壁にぶつかり、しかしそれを乗り越えるために思考を巡らせ、様々な工夫を凝らして活躍してきました。

生まれつき体格に恵まれていたら、その成長はなかったでしょう。葦人も同じです。生まれつき大きかったら、戦い方を工夫しようとは思わなかったかもしれません。不利に感じるかもしれないけれど、その体だから今の自分がある。小柄なことは成長できるチャンスであると考えられる名言です。

名言③「頑張れ…」

「頑張れ。人間は考える葦である」

一条花は、壁にぶつかる葦人の支えとしての役割を担っています。これはそんな彼女が言った名言。『アオアシ』では、サッカーをするにあたって思考とそれを言語化することが重要視されています。しかしそれは非常に難しいことで、葦人はその壁にぶつかっていました。

そんな葦人に対し、花はこの言葉を伝えます。ひたすらに考え続けて考えることが自然で当たり前のことになったとき、初めてそれは自分のものになり、やがて考えることを意識でずに行動できるようになります。花のこの言葉は、『アオアシ』で描かれるサッカー哲学を象徴するような言葉です。

名言④「逃げたらどこにも…」

「逃げたらどこにもたどり着けんす。」

圧倒的な力を持つ北野蓮に怯えてしまう葦人。阿久津はそんな葦人に気がついていました。葦人が阿久津にどうしたらいいか訊ねてみると、返ってきたのは逃げればいいんじゃないのかという言葉。ここで逃げてもプロにはなれるという考えの阿久津に、葦人はこのセリフを返します。

逃げたら自分の目指す場所にはたどり着けないということがわかっているからこその言葉でした。なりたい自分になろうと本気で思うなら、いざというときに逃げていてはいけないということを伝える名言です。

名言⑤「成功してチーム調子づかせる権利も…」

「成功してチーム調子づかせる権利も、失敗して試合ぶち壊す権利も、俺一人にある…たまんないね。これだから、GKはやめられねえんだ。」

GK・秋山円心の名言です。GKはゴールの前から基本的に大きくは動かない地味なポジションに思われがち。しかしGKの動きは試合の流れを大きく左右することがあります。実はかなりやりがいのある重要なポジションがGKである。そんなことを教えてくれる名言です。

アオアシに関する感想や評価

『アオアシ』を読むと、リアルなサッカーの見方が変わります。『アオアシ』を読んでリアルなサッカーを楽しむのもおすすめです。『アオアシ』を読めば、サッカー選手たちの苦労を想像することができ、もっと応援しようという気分になれるでしょう。

葦人はサッカーに関してはまだまだ素人です。葦人がサッカーの基本や戦術を知っていく姿を見ることで、読者もまたサッカーの知識を仕入れることができます。葦人と一緒に成長していく感覚を楽しめるのも『アオアシ』の大きな魅力の1つです。

漫画やアニメでは、主人公に都合の良いことがタイミング良く起こるなどして物語が進んでいくことがよくあります。しかし、現実ではそうはいきません。どんなに努力しても報われないことは多々あるし、理不尽な絶望に襲われることもあります。『アオアシ』では現実と同じようにできないことが描かれます。その絶望からどう抜け出すか、自分の持っている力でできないことをどう補っていくのかが、大きな見所の1つとなっています。

アオアシのキャラまとめ

『アオアシ』の登場キャラのポジション・プロフィールの一覧や見所をまとめて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?個性豊かなキャラクターたちがぶつかり合い、認め合い、それぞれ成長しながら高みを目指していくのが『アオアシ』の大きな魅力です。キャラクターを見て興味を持った人はぜひ、漫画『アオアシ』を読んでみてください。

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