【鬼滅の刃】上弦の鬼の名前の元ネタは病気？大正時代に流行った疫病がモチーフ？

本記事では「鬼滅の刃」に登場した上弦の鬼の名前の元ネタ・モチーフが病気・疫病と言われている理由を考察していきます。その他には、鬼殺隊に所属しているキャラクターの元ネタ・モチーフや、ツイッターに投稿されている感想を一覧で紹介していきます。

上弦の鬼の元ネタ・モチーフが病気・疫病と言われている理由を考察する前に、「鬼滅の刃」の基本情報を紹介していきます。鬼滅の刃は2016年から2020年まで連載されていた漫画で、累計発行部数は2021年10月時点で1億5000万部を突破しています。原作者の「吾峠呼世晴」は福岡県出身の漫画家で、「過狩り狩り」という作品が鬼滅の刃のプロトタイプになっているようです。

漫画・アニメ「鬼滅の刃」では人を喰らう鬼と剣士の戦いが描かれています。主人公・竈門炭治郎は家族と平穏な日々を送っていましたが、炭を売るために山から町に降りている間に家族を鬼に殺されており、生き残っていた妹は鬼になっていました。そのため竈門炭治郎は妹を人間に戻す方法を探すために鬼殺隊に入隊しており、鬼殺隊の剣士として凶悪な鬼と戦う事になります。

全ての鬼の始まりである鬼舞辻無惨は配下を作り出しており、特に優秀な鬼が「十二鬼月」のメンバーになっています。十二鬼月は上弦の鬼・下弦の鬼に分けられていますが、上弦の鬼と下弦の鬼の間には大きな実力差があるため、物語途中に鬼舞辻無惨が魘夢以外の下弦の鬼を粛清しています。また上弦の鬼には仲間意識がないため、お互いがお互いを嫌っている姿が描かれています。

上弦の鬼の名前は鬼舞辻無惨が決めている事が分かっています。鬼舞辻無惨は「太陽を克服できる細胞」を求めており、同時に目的を遂行するための強い鬼も求めています。そのため上弦の鬼になれた者と似た体質の人間を優先的に鬼にしているようです。下弦の鬼を容赦なく粛清するなどの恐ろしい行動が描かれている鬼舞辻無惨ですが、裏では意外とマメに鬼を管理している事が分かります。

ここからは「鬼滅の刃」に登場した上弦の鬼の名前の元ネタ・モチーフが病気・疫病と言われている理由を紹介していきます。また上弦の鬼のプロフィールや、作中で明かされた過去などもまとめていきます。上弦の鬼は凄まじい強さを持っているため、鬼殺隊の剣士たちは苦戦を強いられています。

黒死牟は顔面に6つの眼を持つ鬼で、鬼になる前は「継国巌勝」という剣士でした。黒死牟の元ネタ・モチーフは「黒死病」という病気で、黒死病は「ペスト」という俗称があります。黒死病はユーラシア大陸と北アフリカで2億人近くの死者を出しており、「人類史上最も死亡者が多いパンデミック」として記録されています。黒死牟は上弦の鬼で最強の存在のため、それが黒死病が元ネタになった理由なのかもしれません。

継国巌勝は戦国時代の継国家に生まれており、優秀な跡継ぎとして育てられていました。ですが本当に優秀だったのは弟の継国縁壱で、それを知った継国巌勝は弟に憎悪を抱くようになります。そして強さを求めていた時に鬼舞辻無惨と出会って黒死牟になった事が分かっています。そんな黒死牟の元ネタと言われている黒死病は社会的・経済的に大混乱を起こした恐ろしい病気のようです。

童磨は着物を着ている青年風の鬼で、鬼舞辻無惨から「上弦の弐」を与えられているキャラクターです。そんな童磨の元ネタ・モチーフは「結核」という病気だと予想されています。結核は結核菌で発症する病気で、治療法が確立する前は日本で「不治の病」と言われていました。結核は咳が止まらなくなる肺結核が有名なため、冷気で肺を破壊する童磨の元ネタになったという予想がされています。

常に穏やかで笑みを絶やさない童磨ですが、人間だった時から感情を失っており、「万世極楽教」の教祖をしていた時に救いを求める人間を喰っていました。20歳の時に鬼舞辻無惨と出会って鬼になっており、自身は妓夫太郎と堕姫をスカウトした事が分かっています。そんな童磨の元ネタと言われている「結核」は「BCGワクチン」という予防策があるようです。

猗窩座は全身に刺青が入っている鬼で、鬼舞辻無惨から「上弦の参」を与えられています。そんな猗窩座の元ネタ・モチーフは「コレラ」という病気だと予想されています。コレラはコレラ菌で発症する病気で、発症した際には低体温・脱水症状・虚脱の症状があるようです。アフリカ・東南アジアで発症する事が多く、現在でも年間10万人近くの死者を出しているようです。

鬼になる前の猗窩座は「狛治」という人間だったようで、その時に「恋雪」という女性と恋仲になっています。ですが恋雪とその父親が殺された事で狂気に堕ちており、仇を皆殺しにした時に鬼舞辻無惨と出会った事が分かっています。そんな猗窩座の元ネタになっている「コレラ」は脱水症状が死亡原因になる事が多いため、抗生物質と水分の補給が治療法になっているようです。

半天狗は自身の分裂体を作り出せる鬼で、鬼舞辻無惨から「上弦の肆」を与えられています。そんな半天狗の元ネタ・モチーフは「ハンセン病」と言われています。ハンセン病は「らい菌」の寄生で引き起こされる感染症で、かつての日本では「癩」「らい病」と呼ばれていたようです。またハンセン病は感染すると「コブ」が出来るため、半天狗の本体である老人のコブと共通点があるようです。

鬼になる前の半天狗は姑息で卑怯な性格をしていたようで、盲目と偽って盗みを繰り返していたようです。そんな半天狗の元ネタになっている「ハンセン病」は感染力が極めて低い病気のようで、治療法が確立した現代では年間で0～1人の感染者数に抑えられているようです。

玉壺は肉体と壺が繋がっている鬼で、鬼舞辻無惨から「上弦の伍」を与えられています。そんな玉壺の元ネタ・モチーフは「アメーバ赤痢」という病気だと言われています。アメーバ赤痢は寄生虫である「赤痢アメーバ」が引き起こす病気で、発症した際には腹痛・下痢などの症状があるようです。水辺の感染が多い病気で、水の技を使用する玉壺と共通点があるようです。

妓夫太郎は顔と体に斑点がある鬼で、鬼舞辻無惨から「上弦の陸」を与えられています。そんな妓夫太郎の元ネタ・モチーフは「梅毒」という病気だと言われています。梅毒は性感染症の1つで、発症した際には頭痛・難聴・認知症などの症状が出るようです。また赤い発疹・斑点という特徴があるため、その部分が妓夫太郎と共通しているようです。

墜姫は妓夫太郎の妹で、2人は同時に頸を斬らないと死なないという特徴があります。堕姫が人間だった時の名前は「梅」のため、妓夫太郎と同様に「梅毒」が元ネタ・モチーフだと言われています。また梅毒は𠮷原の遊女たちが恐れていた病気のため、上弦の陸との戦いは𠮷原が舞台になったという予想がされています。

上弦の鬼の名前の元ネタ・モチーフを知った後は、「鬼滅の刃」に登場した下弦の鬼の名前の元ネタ・モチーフを考察していきます。また鬼殺隊に所属しているキャラクターと十二支の関係性などもまとめていきます。ファンの間では鬼殺隊に対しても様々な考察がなされているようです。

上弦の鬼の名前は病気・疫病が元ネタ・モチーフと言われていますが、下弦の鬼の名前は上弦の鬼とはパターンが違うようです。魘夢は下弦の壱で、「眠り鬼」と呼ばれているキャラクターです。魘夢の「魘」には「悪夢」「うなされる」という意味があるため、魘夢の名前は「夢」が元ネタになっている事が分かります。

累は下弦の伍で、少年の姿をしているキャラクターです。累には「しばられて離れないもの」「関わり合い」という意味があるため、家族を求めている事で意味がそのまま名前になった事が考えられます。このように下弦の鬼の名前の元ネタ・モチーフはパターンが決まっていないという考察がなされています。

下弦の鬼にはその他にも「轆轤」「病葉」「零余子」「釜鵺」というキャラクターがいましたが、物語途中に激怒した鬼舞辻無惨に粛清されています。作中では剣士と戦う姿も描かれていないため、名前に意味を持たせなかった可能性があります。

鬼滅の刃に登場したメインキャラクターと鬼殺隊・柱は「十二支」がモチーフという説が浮上しています。分かりやすいのが「伊黒小芭内」と「嘴平伊之助」の「巳」と「亥」で、その他のキャラクターも十二支の動物に雰囲気・行動が似ている部分があります。また十二支は神様が集めたと言われているため、産屋敷家は神様がモチーフという考察がなされているようです。

キャラクターのプロフィールや名前の元ネタ・モチーフを知った後は、アニメ「鬼滅の刃」で上弦の鬼の声を演じている声優を紹介していきます。上弦の鬼には数多くの作品に出演している人気声優がキャスティングされているようです。

アニメ「鬼滅の刃」で上弦の鬼の猗窩座の声を演じているのは声優の石田彰です。石田彰は愛知県出身で、1988年から声優活動を行っている人物です。幼少期に見ていた「機動戦士ガンダム」が演技に興味を抱いたきっかけで、これまでに「新世紀エヴァンゲリオン」「最遊記シリーズ」などの作品にも出演しています。同業者と関わる事が少ないようで、同業者からは「生きたATフィールド」と言われているようです。

アニメ「鬼滅の刃」で上弦の鬼の堕姫の声を演じるのは声優の沢城みゆきです。沢城みゆきは東京都出身で、1999年から声優活動を行っている人物です。1999年に受けたオーディションで賞を受賞してデビューしており、これまでに「ルパン三世」「ゲゲゲの鬼太郎」「夏目友人帳」などの作品にも出演しています。小学生時代の学芸会が演技に興味を抱いたきっかけで、プライベートでは2014年に結婚を発表しています。

上弦の鬼の妓夫太郎は墜姫と同じエピソードで登場するキャラクターですが、2021年10月時点では声優は決定していないようです。鬼滅の刃のファンの間では「津田健次郎」「内田雄馬」「吉野裕行」の名前が妓夫太郎の声優予想に挙がっているようです。また鬼滅の刃は大ヒット作品のため、人気声優の起用は間違いないという予想がされています。

名前の元ネタ・モチーフが病気・疫病と言われている理由を知った後は、「鬼滅の刃」に登場した上弦の鬼に関する感想を紹介していきます。本記事で紹介した名前の元ネタ・モチーフに関する感想などもまとめていきます。

本記事で紹介したように「鬼滅の刃」の上弦の鬼の元ネタ・モチーフは病気・疫病という説が浮上しているようです。近年ではコロナウイルスが流行しているため、説が本当ならばタイミングが凄すぎるという感想が挙がっているようです。また病気・疫病を倒すというストーリーが素晴らしいという感想も挙がっているようです。

猗窩座は恋雪を殺された事で狂気に憑りつかれているため、人間が猗窩座という化物を誕生させたという感想が挙がっているようです。また猗窩座は不遇な人生を送っているため、来世では幸せになって欲しいという感想も挙がっているようです。

鬼滅の刃に登場した上弦の鬼の「童磨」は容姿が整っているキャラクターのため、読者からかっこいいという感想が挙がっているようです。また童磨は利己的な歪んだ思想が行動の根源になっているため、クズっぷりなら上弦の鬼で最強という感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように2021年10月時点では妓夫太郎の声優は決定していないため、「妓夫太郎の声優が気になる」という感想が挙がっているようです。また鬼滅の刃は原作の最後までアニメ化される可能性が高いため、他の上弦の鬼の声優も気になるという感想が挙がっているようです。

本記事では上弦の鬼の名前の元ネタ・モチーフが病気・疫病と言われている理由を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？前述したように「鬼滅の刃」には隠された裏設定があるため、そのような設定が面白いという声が挙がっているようです。そんな設定が描かれている「鬼滅の刃」を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。