2021年10月03日公開
2021年10月03日更新
【アンデッドアンラック】ジーナは永遠の16歳?実際の年齢や能力を紹介
「アンデッドアンラック」の人気キャラ、ジーナの年齢や能力を紹介します!戸塚慶文によるダークファンタジー漫画「アンデッドアンラック(アンデラ)」の中でもダントツの人気を誇るジーナ。永遠の16歳と称していますが、本当などうなのでしょうか?この記事では、彼女の年齢や能力、そして、主人公アンディとの関係や観る者の心を打つと言われる最後の死亡シーンまでネタバレで解説していきます。是非ご覧ください!
目次
アンデッドアンラックのジーナは永遠の16歳?
アンデットアンラック(アンデラ)の作品情報
これから漫画アンデッドアンラック(アンデラ)に登場するジーナを特集していきますが、その前にまずはアンデッドアンラックの作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。
アンデットアンラック(アンデラ)の概要
アンデッドアンラック(略称:アンデラ)とは、戸塚慶文によるダークファンタジー漫画です。週刊少年ジャンプ2019年9月号に読切作品として掲載されたのち、2020年8月号より連載が開始され現在も連載中の作品です。2020年には、「次にくるマンガ大賞 2020」のコミックス部門で1位を獲得しています。
アンデットアンラック(アンデラ)のあらすじ
8歳の時に愛する両親を含む200名以上の人を飛行機事故で死亡に追いやってしまった出雲風子。触れた相手を不幸にする「不運」という能力を持つ風子は、それから10年間誰とも会わずに引きこもりの生活を送ってきました。愛読していた少女漫画の連載が終了したのを機に自ら命を断つことを決意します。電車に飛び込もうとしていたちょうどその時、不死の男・アンディと出会い、彼女の運命は大きく変わっていきます。
ジーナのプロフィールを紹介!実際の年齢は?
ここからは本題のアンデッドアンラック(アンデラ)のジーナの話題に入っていきます。まずはプロフィールからです。見た目の若いジーナですが、実際の年齢はいくつなのでしょうか?
年齢は、本人いわく永遠の16歳。身長は154㎝くらいで、趣味は女子高校生ファッションだと言います。確かに外見的には10代の少女のように見えます。しかし、未確認現象統制組織・ユニオンに50年以上在籍し序列は№10です。一方、主人公のアンディは50年前にユニオンに捕まり体を改造されましたが、この時アンディの身柄を確保したのがジーナでした。したがってジーナの年齢が10代であるはずはありません。
ジーナの実際の年齢は何と66歳です。ユニオンに関わりを持ったのは16歳ごろということになります。かつては円卓メンバーにも名を連ねていました。どうして年齢にサバを読んでいるのかわかりませんが、若々しい外見はアンチエイジング技術によるものが大きいと考えられています。
アンデッドアンラックのジーナの能力や武器
ネタバレ①ジーナの能力
次に、アンデッドアンラック(アンデラ)のジーナの能力や武器についてネタバレで解説していきます。アンデッドアンラックには、この世の理(ルール)を否定する者という意味を持つ「否定者」と呼ばれる能力者たちが登場します。彼ら否定者は、さらに「自己対象型」と「他対象型」という2種類の型に分けられています。
アンデッドアンラック(アンデラ)のジーナの能力は、他対象・任意発動型に分類される「不変(アンチェンジ)」というもので、物体の変化を否定する能力になります。この物体とは、空気や水など素手や素足で触れることのできる生物以外の物です。例えば、空気の形や状態を否定し、空中に浮かんでいることのできる場所を作ったり、空気で頑丈なバリアを作って敵の攻撃絡みを守ることも可能です。
50年前にアンディを捕まえた時にも、ジーナはこの能力を使い見えない空気の壁を作りました。アンディが組織から逃亡した後、ジーナは能力のレベルアップを図っています。それは、断続的に能力のオンオフを繰り返し対象を捕捉したいと強く意識することで、不変空気を手のように柔軟に操るという技です。このように、ジーナの能力は、年を重ね経験を積むごとにより強力なものへと進化していきました。
能力の弱点
ただし、ジーナのこの不変の能力にも弱点が存在します。例えば不変空気によるバリアは通常は無色透明で見えないのですが、アンディの血しぶきによって色が付き可視化されてしまいました。
また、バリアを張っている場合、移動するにはバリアに穴を開ける必要がありますが、この穴から敵が侵入する恐れがあります。実際にアンディの侵入を許してしまいました。さらに、空気で作られたバリアなので光は遮れず、光を使った攻撃は防御し切れません。
ネタバレ②ジーナの武器
次に、アンデラのジーナの武器についてネタバレで解説します。ジーナ専用の武器は、大きなベレー帽です。空気抵抗を否定し高速回転でベレー帽を飛ばしたり、ベレー帽から噴射される空気を刃物のように硬く鋭く研ぎ澄まし敵を攻撃します。アンディとの対決では、アンディの体をスパっと真っ二つに切断してしまいました。
アンデッドアンラックのジーナの性格や容姿
ネタバレ①ジーナの容姿
アンデッドアンラック(アンデラ)のジーナ特集、能力や武器に続いてジーナの容姿や性格についてネタバレで考察します。
ジーナの実年齢が66歳であることは説明しましたが、永遠の16歳と自称するだけあり可愛らしい目鼻だちをしています。実際の年齢よりもかなり若く見えるのは、不変の能力を使っているからではなく厚化粧によるアンチエイジング効果だと言います。顔や手足に厚化粧を施し、不変の能力で化粧落ちしないように固めています。それが証拠に興奮すると化粧の厚い膜がひび割れを起こすこともあります。
また、服装は女子高校生が着るような可愛らしい洋服を好みます。JKの制服好きが昂じてユニオンで働くときに着るスーツにもそのデザインを取り込んでいます。一方、戦闘時には武器となるベレー帽をかぶり、素足にトレンカを履いて戦いに挑みます。
ネタバレ②ジーナの性格
容姿の次はアンデラのジーナの性格についてネタバレで考察していきます。アンディに恋い焦がれストーカーのように追い回していたジーナ。アンディと一緒にいるという目的のためには、人の命を犠牲にすることも厭わないという極端な目的優先の性格をしていました。
ユニオンで働くようになったのは、自分や世界をより良いものに変えたいと考えたことが動機となっています。しかし実際にはどんなに頑張っても変えることはできませんでした。そこで、変化しないものにこそ価値があるのでは?と考え方を修正します。
老いていく体の変化を恐れ、ひび割れするほど厚化粧をしていたジーナ。アンディを愛したのは、彼の持つ不死の能力に対する憧れとも言われています。
また、ジーナはユニオンでの任務で人や動物を殺傷することに少なからず悩んでいました。ジーナ死亡後、アンディは否定者として生きたジーナの苦しみを慮り、死んで楽になりたかったのかも知れないと語っていました。
アンデッドアンラックのジーナの過去や死亡シーン
ネタバレ①ジーナの過去やアンディとの関係
アンデッドアンラック(アンデラ)のジーナ特集の最後は、ジーナの過去やアンディとの関係、そしてジーナの死亡シーンのネタバレ解説です。
ジーナはおよそ50年前にユニオンに加入し一時は円卓会議のメンバーを務めていたこともあります。その頃、アンディを捕獲し牢屋送りにしています。牢屋で実験台にされるアンディに対しジーナは罪悪感を抱いていました。そんな彼女にアンディは、「牢屋に入ったことは自分が負けたからで仕方がない。ユニオンは(アンディの)ルールを把握するのには丁度よい」と語ります。その一言でジーナはアンディに恋してしまいました。
ユニオンの下で懸命に働き、言われるがままに大勢の人や動物を殺してきたジーナ。弱音を吐かない彼女でしたが、実は他者を殺すことに悩み苦しんでいました。牢屋に入っているアンディに「いっそ死んでしまえば(楽になる)」と話したことがあります。
アンディは冗談めいた口調で、「そんなに死にてーなら俺が外に出たら真っ先に殺してやるよ」と応じました。すると、ジーナは「本当?約束だよ!」と嬉しそうな表情で目を輝かせていました。後にアンディはその時のことを振り返り、ジーナは死を望んでいたと証言しました。
ここからは、いよいよアンデッドアンラックのジーナの最後や死亡シーンのネタバレになります。アンディ・風子連合軍に攻め込まれるジーナ。ジーナの強力なバリアが突破されようとしていました。風子の不運を貯め込んだ、頭部だけのアンディが、ジーナの足元にできた穴からバリア内への侵入に成功します。
ネタバレ②ジーナの最後や死亡シーン
アンディは、バリアの外で風子の「不運」が発動してもジーナには届かないことを心得ていました。しかし、不死の能力を持つアンディがバリア内に入れば、不変のバリアを通過して死亡に至る不運がジーナにも及ぶと考えます。
ジーナのバリアは、空気で出来ているので光線は通します。アンディはジーナが操作するUFOからの不運を利用しようとします。UFOからはビーム光線が発せられ、光線を浴びた体からは煙が立ち上りました。アンディは指をちぎって右腕に突っ込むとジーナの心臓めがけて部位弾を発射。ところが、実際には撃つふりだけで弾は手のひらで受け止めていました。
ジーナの命が長くないことを知っていたアンディには、彼女を殺す必要はなかったのです。ジーナの顔のしわが急速に増えていきます。不変の力が弱まり、アンチエイジング効果が失われ始めていました。
ジーナの遺書
死を覚悟したジーナは、遺言を残すようにアンディに向けて語り始めました。本当は変わりたかったこと、ユニオンの命じるがままに人を殺してきたが何も変わらなかったこと、自分は変われなかったけど変わるのも悪くはないと言って口を閉じました。
ジーナの最後が近づきます。アンチエイジングが失われ皺だらけになった顔になったジーナに向かってアンディは次のように語りかけました。「皺の数でお前の魅力は変わらない」と。
最後にジーナはアンディに頼みごとをします。その言葉は明かされていませんが、アンディと風子の会話からジーナが口にした願いを推察することができます。「私のように苦しむ人間が出てこないようにユニオンを変えてほしい」という意味のことを言ったのでしょう。その後、アンディに看取られてジーナは旅立っていきました。
アンデッドアンラックのジーナに関する感想や評価
ここまでアンデッドアンラックのジーナ特集をお届けしてきましたが、最後にジーナに関する感想や評価をTwitterより紹介します。
アンデッドアンラック、たった8話まで読んだだけでジーナとかいう滅茶苦茶にきれいな女の50年間の初恋の終わりの様をこれでもかと堪能してしまえるので漫画のコスパが異常にええな、とビビってしまうオタクね。。。。。
— えんびたんさん (@AVE_EEE) March 11, 2020
最初に紹介するアンデッドアンラックのジーナに関する感想や評価は、アンデッドアンラックはコスパがいいと言う方のツイートからです。コスパがいい理由とは、たった8話でジーナの50年にわたる恋の終焉をこれでもかと言うほど堪能できたからだそうです。アンディの名言もあり、その場面は物語の1つのクライマックスになっているとも言われています。
アンデッドアンラック、ジーナは最初アンディという人間が好きだったけど50年の間に不変の自分が不死を好きにすり替わってしまった気配があり、しかしてアンディという人格自体はアンディも知りもしなかったがヴィクトルが何らかの要因で「変わった」結果なの皮肉な趣もあり好き。
— まち針 (@M4CH1K0) June 14, 2021
続いて紹介するアンデッドアンラックのジーナに関する感想や評価は、ジーナの恋の変遷を呟くツイートからです。最初は、アンディにかけてもらった優しい一言で恋に落ちたジーナ。その後、不変の能力を持つジーナがアンディの不死という特性に惹かれていきます。そのジーナの気持ちの変化が面白かったのだそうです。
#ジャンプ #wj16 #アンデッドアンラック
— Agri Teppei (@nise_teppei) March 24, 2021
お互いに信じていながら組織としては敵対するしかないという事情は分からんなぁ。
しかし過去回想になると毎回ジーナさんが出てくるの、愛されてるなぁ。8話目で退場したキャラがここまで人気なのって珍しいのではなかろうか。
最後に紹介するアンデッドアンラックのジーナに関する感想や評価は、ジーナの人気の高さを呟くツイートからです。8話目で死亡し作品から退場したジーナですが、その後も回想シーンになると必ずと言ってよいほど登場してきます。作品初期にストーリーから消えたキャラが後々まで絡んでくるのは、確かに珍しいことなのかも知れません。
アンデッドアンラックのジーナまとめ
ここまでアンデッドアンラック(アンデラ)のジーナにスポットを当て、永遠の16歳と自称する彼女の本当の年齢や能力、そして最後の死亡シーンまでネタバレで解説してきました。いかがでしたでしょうか?
不変の否定者であるジーナは、物体の変化を否定する能力を使い、空気の変化を抑えて敵の攻撃を防御する頑丈なバリアを張ることができました。しかし、「永遠の16歳」を維持する秘密は厚化粧によるアンチエイジング効果。実際の年齢は何と66歳でした。
そんなジーナも最後を迎えます。アンディと風子連合に敗れ、恋するアンディ看取られて死亡しました。その時アンディが呟いた名言もあり、このシーンはファンの心を揺さぶったようです。否定者が死亡するとその能力は別の人間に受け継がれるようですから、今後また不変の否定者が現れるかも知れません。アンデッドアンラックの今後の展開を楽しみに待ちましょう。