2021年09月19日公開
2021年09月19日更新
無能なナナは面白い?つまらない?漫画・アニメの見どころや感想もネタバレ紹介
漫画・アニメ「無能なナナ」の面白い魅力を紹介!両親を失った主人公・柊ナナが能力者を抹殺するために暗躍する物語が描かれている無能なナナ。そんな無能なナナの作品概要・あらすじや、面白い・つまらないという賛否両論の感想・評価をまとめていきます。その他には、漫画・アニメ「無能なナナ」に登場したキャラクターのプロフィールや、単行本のあらすじをネタバレしながら紹介していきます。
目次
無能なナナが面白い
無能なナナの概要
キャラクターの情報や面白い・つまらないという評価を知る前に、まずは「無能なナナ」の基本情報を紹介していきます。無能なナナは2016年から連載されている漫画が原作で、2020年の10月から12月までアニメが放送されていました。アニメは「CLANNAD」「池袋ウエストゲートパーク」「緋弾のアリア」などの作品に携わっている志茂文彦がシリーズ構成を担当しています。
無能なナナの作者
出典: https://note.com
漫画「無能なナナ」の原作者は「るーすぼーい」です。るーすぼーいは大学卒業後に一般企業に勤めており、同人サークルのシナリオライターでデビューしたようです。学生時代には演劇の脚本を制作しており、その頃は鴻上尚史主宰「第三舞台」に熱中していたようです。またストーリーの中に複数の伏線を用意する「どんでん返しのストーリー」を得意にしているようです。
無能なナナの原作は完結している?
漫画「無能なナナ」は2021年9月時点で単行本8巻が発売されていますが、ストーリーは完結していません。主人公・柊ナナの思考の変化や新キャラクターの登場があるため、すぐに完結する雰囲気でもないようです。
無能なナナは面白い?つまらない?漫画・アニメの見どころをネタバレ
ここからは漫画・アニメ「無能なナナ」の面白い魅力を紹介していきます。作中で描かれている能力者バトルや頭脳バトルが面白いと言われている理由をまとめていきます。また逆に「無能なナナはつまらない」と言われている理由なども考察していきます。
見どころ①能力者との戦い
漫画・アニメ「無能なナナ」のキャラクターは超能力・異能を持つため、作中ではキャラクターたちの「能力バトル」が描かれています。物語冒頭では「人類の敵と戦うために能力者が集められた」という説明がされていますが、実は「危険視されているのは能力者」のため、抹殺の目的を持つ主人公・柊ナナと能力者が戦っています。
無能なナナでは能力者のバトルが描かれていますが、主人公・柊ナナは能力を持たない「無能力者」です。そのため基本的な戦闘能力では圧倒的に不利な柊ナナが頭脳を使って戦う事が面白い理由と言われています。また孤島に集められているのは学生ですが、学生たちは心に闇を秘めているため、キャラクターの変化も見どころの1つになっています。
無能なナナでは「能力バトル」が描かれていますが、キャラクターが使用している能力は他作品でも登場する「ありきたりな能力」です。そのため目新しさがない能力がつまらないという評価にも繋がっているようです。また普段から漫画・アニメに慣れ親しんでいる方からは能力の先が見えてしまうという声も挙がっているようです。
見どころ②衝撃的な1話の展開
無能なナナの主人公・柊ナナは天真爛漫で明るい性格をしており、転校初日にクラスメイトと仲良くなっています。そのため「無能なナナ」は柊ナナが他の生徒と切磋琢磨しながら能力を磨くストーリーだと思われていましたが、いきなりクラスメイトの中島ナナオを崖から突き落としています。そして柊ナナは「人類の敵になり得る能力者を抹殺する任務」を与えられている事が判明しています。
登場当初の柊ナナはニコニコしているキャラクターだったため、中島ナナオを突き落とした時の冷酷な姿とのギャップに驚いた読者・視聴者が多いようです。また可愛い顔とは裏腹に人を殺す事に躊躇いがないため、柊ナナの「怖さ」が作品の面白いポイントと言われています。
物語序盤は「柊ナナが無害の生徒を一方的に殺害する」という印象がありましたが、他の生徒たちは心に闇を秘めているため、「生徒は人類の敵になり得る」という委員会の考えが正しい事が証明されています。また柊ナナは「両親を能力者に殺された」と思い込んでいるため、柊ナナにも正義がある事が分かります。そんなキャラクターたちの思考や思惑も作品が面白いポイントと言われています。
優れた頭脳を持つ柊ナナはあらゆる手段を使ってクラスメイトの心を支配しています。また中島ナナオはクラスで虐めを受けていたため、更に崖から突き落とされるという扱いが救われないという声が挙がっているようです。そのため物語序盤に拒絶反応を起こした読者・視聴者からはつまらないという感想・評価が挙がっているようです。
見どころ③キョウヤとの攻防
転校してすぐに中島ナナオを崖から突き落とす事に成功した柊ナナですが、同じ日に転校してきた小野寺キョウヤは柊ナナの動きを怪しんでいました。そのため柊ナナはすぐに能力者を抹殺する事ができなくなり、並行してアリバイ工作も行っています。そんな柊ナナと小野寺キョウヤの戦いも作品が面白いポイントです。
小野寺キョウヤが邪魔だと思った柊ナナは爆発で殺害しようとしましたが、小野寺キョウヤは「不老不死の能力」を持っていたため、爆発で命を奪う事ができませんでした。また「小野寺キョウヤを抹殺する術」がないため、任務遂行の大きな壁になっています。前述したように「無能なナナ」はキャラクターの裏切りが面白い作品のため、善人キャラクターの小野寺キョウヤもいつか悪役になる可能性があります。
見どころ④能力の弱点を探る頭脳戦
前述したように「無能なナナ」の柊ナナは能力を持たない「無能力者」のため、真っ向勝負では能力者を倒す事ができません。そのため柊ナナは能力者の弱点や弱みを探りながら抹殺のチャンスを伺っています。そんな高度な頭脳戦やギリギリの所で起こる「どんでん返し」が面白いと言われているようです。
無能なナナの作中で柊ナナは「未来予知」の能力を持つ葉多平ツネキチと戦っています。葉多平ツネキチはインスタントカメラで未来を予知しており、予知した未来は避けられない事が分かっています。そのため柊ナナは葉多平ツネキチの能力を逆手に取って「自分が死んでいる写真」を捏造しており、油断している葉多平ツネキチに毒針を刺して抹殺しています。
見どころ⑤ミチルとの関係
前述したように「無能なナナ」の柊ナナは冷酷な殺人鬼です。作中では犬飼ミチルという善良なキャラクターも殺そうとしていましたが、犬飼ミチルの優しさに触れて「優しい能力者もいる」という考えを持つようになります。また「能力者を抹殺する」という命令にも疑問を抱くようになったため、上司である鶴岡タツミの言いなりにならないと決意しています。
柊ナナは「能力者に両親を殺された」と思っていましたが、実は上司の鶴岡タツミが両親を殺して柊ナナを洗脳している事が分かっています。そのため柊ナナの本当の敵は鶴岡タツミですが、鶴岡タツミは巧みな話術を使って柊ナナを再び洗脳しています。作中では柊ナナが能力者と協力する素振りを見せているため、最終的には鶴岡タツミや委員会と戦うストーリーになるかもしれません。
前述したように「無能なナナ」の柊ナナの考えは変化しており、ストーリーや敵が二転三転しています。そのため「無能なナナ」は先が読めないストーリーが面白いと言われています。また「無能」と呼ばれていた中島ナナオが覚醒しているため、最終的には柊ナナと中島ナナオの「2人の無能」が対決するのかもしれません。
無能なナナの登場キャラ一覧
作品が面白い・つまらないと言われている理由を知った後は、漫画・アニメ「無能なナナ」に登場したキャラクターを紹介していきます。無能なナナには個性的なキャラクターが登場しており、キャラクターは独自の能力を使用しています。プロフィールや作中の行動・活躍をまとめていきます。
中島ナナオ
漫画・アニメ「無能なナナ」の中島ナナオはクラスで孤立している男子生徒です。学園で能力を隠している事で「無能」と呼ばれており、厳しい父親に対して強いコンプレックス・恐怖心を抱いています。物語序盤に柊ナナに崖から突き落とされていますが、実は鶴岡タツミが命を救っていた事が判明しています。アニメ「無能なナナ」では声優の下野紘が中島ナナオの声を演じています。
柊ナナ
漫画・アニメ「無能なナナ」の柊ナナは本作の主人公で、ツインテールが特徴的なキャラクターです。クラスメイトには「心を読む能力」があると言っていますが、本当は無能力の普通の人間です。また優れた頭脳・洞察力を持っているため、頭脳を使って能力者に対抗しています。アニメ「無能なナナ」では声優の大久保瑠美が柊ナナの声を演じています。
小野寺キョウヤ
漫画・アニメ「無能なナナ」の小野寺キョウヤは柊ナナと同日に転校してきたキャラクターです。当初は能力を隠していましたが、後に「不老不死の能力」を持っている事が判明しています。また医療に対する知識を有しており、能力者の妹が数年前に行方不明になっている事も分かっています。アニメ「無能なナナ」では声優の中村悠一が小野寺キョウヤの声を演じています。
犬飼ミチル
漫画・アニメ「無能なナナ」の犬飼ミチルはくせ毛のショートカットが特徴的なキャラクターで、内気で大人しい性格をしています。外傷を舌で舐めて治癒する「ヒーリング能力」を持っており、自身を虐めから助けてくれた柊ナナと仲良くなっています。アニメ「無能なナナ」では声優の中原麻衣が犬飼ミチルの声を演じています。
無能なナナの漫画あらすじネタバレ
キャラクター情報や面白い・つまらないという評価を知った後は、「無能なナナ」のあらすじをネタバレで解説していきます。分かりやすいように単行本毎のあらすじをまとめていきます。主人公・柊ナナは「能力者抹殺」の目的を持っていましたが、作中で心境が変化しているようです。
1巻あらすじネタバレ
孤島の学園には能力を持つ学生が集められており、そこに主人公・柊ナナが転校してきます。明るい性格をしている柊ナナはすぐにクラスメイトと打ち解けましたが、中島ナナオを崖から突き落とすという本性を見せています。そのまま柊ナナは別のターゲットを抹殺しようとしましたが、小野寺キョウヤに「失踪した中島ナナオの事を調べて欲しい」と頼まれてしまいます。
2巻あらすじネタバレ
柊ナナは小野寺キョウヤに疑われていたため、犬飼ミチルを利用して「敵に襲われた」という嘘の証拠を作っています。この出来事で小野寺キョウヤの柊ナナに対するマークが甘くなりましたが、柊ナナは「中島ナナオの一件を知る葉多平ツネキチ」から脅迫を受けてしまいます。そのため柊ナナは未来予知の能力を逆手にとって葉多平ツネキチを殺害しています。
3巻あらすじネタバレ
柊ナナは風間シンジと佐々木ユウカを殺害しようとしましたが、佐々木ユウカの「死体操作の能力」で反撃されて窮地に立たされています。ですが柊ナナは佐々木ユウカの弱点である「死体の遺品」を探し出し、それを崖から落としています。そして絶望している佐々木ユウカを後ろから刺して抹殺しています。
4巻あらすじネタバレ
無能なナナの4巻では「別の殺人事件」が起こっています。柊ナナは「両親を能力者に殺された事」を犬飼ミチルに明かしており、犬飼ミチルとの接し方に悩んでいます。また柊ナナは「幽体離脱の能力」を持つ鶴見川レンタロウに刺されて致命傷を負ってしまいます。
無能なナナに関する感想や評価
出典: https://note.com
面白い・つまらないという意見やあらすじネタバレを見た後は、「無能なナナ」に関する感想・評価を紹介していきます。ストーリーや登場キャラクターに関する感想・評価をまとめていきます。前述したように「無能なナナ」は面白い・つまらないという賛否両論の意見があるようです。
感想・評価:無能なナナはストーリーが凄い!
無能なナナめちゃくちゃ新しいな....ストーリー凄い....
— 綾香 (@ayaka_yutime) October 18, 2020
本記事で紹介したように「無能なナナ」では「高度な頭脳戦」「どんでん返しのストーリー」が描かれているため、先の読めないストーリーが凄いという感想・評価が挙がっているようです。また敵味方や善悪の判断が難しいため、考えさせられる作品という感想も挙がっているようです。
感想・評価:鶴岡タツミの目的が気になる!
無能なナナ5巻まで読了。
— YULO@黒猫 (@yulo0831) October 14, 2020
ナナしゃん…ミチルちゃんのおかげで少しずつ変わっていけるのね…
橘とか鶴岡とかの新しいキャラもたくさん出てきてどういう風に展開されていくのか気になるな…
柊ナナは能力者抹殺の任務を命令されていますが、上司の鶴岡タツミは能力者の中島ナナオを助けています。そのため行動に謎が多い鶴岡タツミの目的が気になるという感想や、能力者抹殺を目指す委員会の真の目的が気になるという感想が挙がっているようです。また柊ナナが能力者と協力して委員会や鶴岡タツミを倒すストーリーを見たいという感想も挙がっているようです。
感想・評価:情報が多くて難しい
無能なナナ面白いんだけど情報整理がなかなか難しい
— Recall (@Recall_vale) May 24, 2021
漫画・アニメ「無能なナナ」では高度な頭脳戦が描かれているため、ストーリーの情報量が多いという感想が挙がっているようです。それが「つまらない」という否定的な意見にも繋がっているようですが、全てのストーリーを理解すると面白くなるという感想・評価も挙がっているようです。
無能なナナの面白い魅力まとめ
本記事では「無能なナナ」が面白い・つまらないと言われている理由を考察していきましたがいかがだったでしょうか?無能なナナでは高度な頭脳戦が描かれているため、ストーリーを理解すると面白さが増すという感想・評価が挙がっているようです。そんな本作を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。