2021年09月14日公開
2021年09月14日更新
【おおかみこどもの雨と雪】花が毒親で気持ち悪い?嫌われている理由を考察
人気映画監督・細田守監督作品『おおかみこどもの雨と雪』は、2012年に公開された長編アニメーション作品で、心温まる親子の絆が描かれてヒットを記録しました。そんな感動作、おおかみこどもの雨と雪なのですが、作品に登場する二人の子供の母親・花が毒親だと言われているのです。ここでは、おおかみこどもの雨と雪の花が毒親で嫌いと言われる理由や、「気持ち悪い」「イライラする」と批判される理由をまとめます。
目次
おおかみこどもの雨と雪とは?
おおかみこどもの雨と雪の概要
おおかみこどもの雨と雪の花が、イライラして気持ち悪い・毒親ではないか?と言われている理由についてまとめて行く前に、おおかみこどもの雨と雪の概要を紹介します。おおかみこどもの雨と雪は、「サマーウォーズ」や「時をかける少女」などの人気作で知られるスタジオ地図制作の長編アニメーション作品です。2012年に劇場公開されています。
おおかみこどもの雨と雪のあらすじ
おおかみこどもの雨と雪のあらすじを紹介していきます。おおかみこどもの雨と雪の主人公・花は、キャンパスライフを送る女子大生でしたが、ニホンオオカミの末裔だという男性と恋に落ちます。花は二人の子供を出産しますが、子供達は狼になれる子供「おおかみこども」なのでした。花は二人の子供を懸命に育てていきます。
おおかみこどもの雨と雪の花は毒親?
毒親とは?
おおかみこどもの雨と雪の花が毒親なのか?何故毒親で嫌い・気持ち悪いと批判されるのかを紹介する前に、「毒親」とは一体何なのか?を紹介していきます。毒親という言葉自体は、アメリカの専門家、スーザン・フォワードが出版した著書にある「毒になる親」という言葉から、子供の育成にとって悪影響を与えるような親の事を指して使われるようになりました。
毒親とは、子供に暴力や暴言を使ったり、過剰に干渉して親の思い通りに操ろうとしたりする親の事で、いくつかのタイプに分けられています。おおかみこどもの雨と雪の花の行動をみると、いくつか「毒親ではないか?」と批判される点が見受けられ、花は毒親との意見が出ていると考えられます。
花が毒親と言われる理由
おおかみこどもの雨と雪の花が毒親と言われる理由について詳しく考察していきます。毒親にはいくつかのタイプがあると紹介しましたが、花は「子供に干渉しすぎる」「子供に自分の考えを押し付ける」といった、過保護タイプの毒親に当てはまると考えられます。花は突拍子もない行動を起こす自由奔放な女性で、一人で雨と雪を育てていきますが、行き過ぎた愛情を押し付けていると思われる場面がいくつかあります。
花を毒親にしている監督への批判も多い?
おおかみこどもの雨と雪の花が毒親と言われていますが、花自体への批判だけではなく、花をそんな毒親な母親に描いている細田守監督への批判も挙がっているのでした。細田守監督作品には、独特の親子関係や、変わった母親キャラクターが登場しています。「細田守監督といえば一風変わった母親像」だと考えるファンもいるほど、定番の設定となっているのです。
毒親持ちは見るのが辛いという声もある?
出典: https://ascii.jp
毒親という存在は、子供に多大な悪影響を与えてしまいます。歪んだ教育やしつけ・価値観の押しつけなどで、大人になって自立してからも毒親の存在に苦しめられるという人も多数いるのです。そんな「毒親持ち」の人からすれば、花の毒親っぽい行動に自分の辛い経験が呼び起こされ、おおかみこどもの雨と雪を見るのが辛いという意見も挙がっています。
おおかみこどもの雨と雪は毒親の花が捨てられる話?
おおかみこどもの雨と雪という作品は、おおかみこどもを育てる女性・花と、二人の子供・雨と雪の親子愛を軸に、おおかみこどもが成長していくストーリーを描く作品です。おおかみこどもの雨と雪は、最後にそれぞれ自分の思い描く生き方を選択した雨と雪が、母親の花から巣立っていくというエンディングとなっています。
おおかみこどもの雨と雪の花は、毒親っぽい行動や子育てをしていると批判を受けていましたが、主人公・花視点ではなく、子供達視点でストーリーを見てみると、「毒親から自立していく話」にも受け取れると言われています。その為、子供達が巣立った花からすれば、「毒親が子供に捨てられる話」にも取れるのです。
おおかみこどもの雨と雪の花が気持ち悪い・嫌い・イライラすると言われる理由
理由①無責任に子供を作る
おおかみこどもの雨と雪の花が気持ち悪い・嫌い・イライラすると言われる理由をいくつか紹介していきます。まず、おおかみおとこの雨と雪の主人公・花は、まだ大学生の頃におおかみおとこと恋に落ち、子供を授かります。まだ学生だった花は子供を産んで育てるのに苦労していく事となりますが、まだ結婚もしておらず学生時代に子供を作ってしまうところが無責任で嫌いだと言われています。
理由②母親の自己犠牲
おおかみこどもの雨と雪の主人公・花は、学生なのに子供を産んでしまいます。その結果、当然ながら苦労していくこととなるのですが、田舎に引っ越して懸命に子供二人を育てていく花を見て「母親の自己犠牲が美化されている」と感じる視聴者が続出していました。母親は苦労するのが美しい・美徳だとする描写が気持ち悪いと批判されています。
理由③児童相談員を追い返している
おおかみこどもの雨と雪作中では、おおかみこどもを育てていく花の元に児童相談所の職員が訪れます。花は普通の人間ではない子供達を隠すため、児童相談員を追い返してしまいます。おおかみこどもの雨と雪では、児童相談員が悪者のように描かれていましたが、子供の安否を確認されるのは当然の事であり、職員を追い返す花が非常識で気持ち悪いと言われています。
理由④子供の具合が悪い時に病院に行けなかった
母親一人で懸命に子育てをしていく花ですが、普通の子供ではない雨と雪を病院に連れていくことが出来ませんでした。具合の悪くなった子供を目の前に、病院に連れていくべきか迷っていた花。結局医者に見せることはしませんでした。そんな花の行動は母親として無責任でイライラして嫌いだと言われています。
理由⑤学校で待つ雪を迎えに行かなかった
息子の雨が野生に帰ろうとしている時、花は山へと入ってしまった雨を追いかけていきます。この時、娘の花は大雨の中、学校で花が迎えに来てくれるのを待っています。学校で雪が待っているのに、雨を優先して追いかけて行った花の行動は、雪より雨をひいきしているように感じられ、イライラすると言われていました。
理由⑥人生設計がない
おおかみこどもの雨と雪の花は、人生設計がしっかりしてない所がイライラして嫌いだと言われています。無責任に子供を作った所も批判されていた花でしたが、子育ての計画性もないと言われています。田舎に引っ越しておおかみこどもを育てる花ですが、一人で子供を育てるのは現実的に考えると無理があるため、人生設計が出来ていない所が嫌いだと感じる人もいるのです。
おおかみこどもの雨と雪の花が好かれる理由は声優キャスト?
宮﨑あおいのプロフィール
おおかみこどもの雨と雪の花がイライラして嫌いだと批判されているキャラクターですが、同時に人気のあるキャラクターでもあります。おおかみこどもの雨と雪の花を担当した声優は、女優の宮﨑あおいです。宮﨑あおいは1985年11月30日生まれ、東京都杉並区出身の日本の女優です。ヒラタインターナショナルに所属しています。
宮﨑あおいの主な出演作品
宮﨑あおいの主な出演作品を紹介していきます。宮﨑あおいは様々なドラマや映画で活躍している人気女優で、『あさが来た』、『純情きらり』、『ケータイ刑事 銭形愛』などのドラマや、『NANA』、『神様のカルテ』、『バースデーカード』などの映画に出演しています。声優としても活動しており、銀色の髪のアギトのトゥーラ役や、バケモノの子の九太(幼少期)役なども担当しています。
おおかみこどもの雨と雪に関する感想や評価
妹とおおかみこどもの雨と雪見てた
— ❦𝓸𝓱𝓶𝓪𝔂𝓾 (@ohm_ayu) September 10, 2021
何回みても泣ける
妹号泣なんだよなぁw
おおかみこどもの雨と雪に関しての様々な感想を紹介します。批判的な意見も見られたおおかみこどもの雨と雪でしたが、純粋に泣けるという感想もたくさん挙がっていました。おおかみこどもの雨と雪では、花と二人の子供との親子愛が描かれており、とても泣けるストーリーだったと評価されています。
細田守監督「おおかみこどもの雨と雪」鑑賞
— oocami (@OocamiInfo) September 7, 2021
母の強さ、母の苦労、子どもの成長と自立
さまざまなメタファーにより「子育て」を描いた傑作
さまざまな困難の中で子育てを続けるシングルマザーへのリスペクトも感じられる pic.twitter.com/glZh9h0anE
おおかみこどもの雨と雪では、おおかみおとこの子供を産んだ女性のストーリーが描かれています。設定だけ見るとファンタジーのように思えますが、どんな困難な状況でもしっかりと子供を育てていく母親の姿が描かれており、母親をリスペクトするような内容だったとの感想も見られています。
「おおかみこどもの雨と雪」
— 何か (@misakiery) September 9, 2021
細田守監督。おおかみに恋をし、おおかみの子どもを産んだ母親の壮絶なストーリー。親子で是非見てほしい作品です。ラストシーンは涙です。親ならではの子どもへの想いなどが描かれています。 pic.twitter.com/yq8GpzT9gr
おおかみこどもの雨と雪には、親子で見てほしいと言う感想も挙がっていました。おおかみこどもの雨と雪では、花の子供たちへの愛情や親ならではの子供を想う気持ちなどが描写され、共感を呼んでいました。
おおかみこどもの雨と雪は毒親まとめ
ここでは、人気アニメ映画おおかみこどもの雨と雪の主人公・花が毒親なのか?イライラして嫌いと言われている理由などを紹介しています。花は毒親だと批判されている部分もありましたが、共感できる良い母親だとも言われています。是非、おおかみこどもの雨と雪をチェックして、母親としての花の活躍に注目して見て下さい。