おおかみこどもの雨と雪はイライラするし気持ち悪い？批判理由・見た人の感想は？

スタジオ地図制作のアニメーション映画であり、細田守監督による長編オリジナル作品第2作目となる『おおかみこどもの雨と雪』。そんな『おおかみこどもの雨と雪』とは、一体どんな作品なのでしょうか？まずは、『おおかみこどもの雨と雪』の作品概要とあらすじについてチェックしてみましょう。

『おおかみこどもの雨と雪』とは、スタジオ地図制作のアニメーション映画であり、細田守監督による長編オリジナル作品第2作です。細田守監督は、『おおかみこどもの雨と雪』で初めて自ら脚本も手がけました。そんな監督・脚本の細田守を始め、脚本に奥寺佐渡子、キャラクターデザインに貞本義行と、『時をかける少女』・『サマーウォーズ』に関わってきたスタッフが製作を手がけています。

19歳の女子大学生・花は、ある時ある男と出会い恋をします。花が好きになった相手は、ニホンオオカミの末裔「おおかみおとこ」でした。花はそんな「おおかみおとこ」という告白を受け入れ、娘の「雪」と息子の「雨」という2人の子供を産みます。2人の子供は人間でありながらも、おおかみに変身できる「おおかみこども」でした。

細田守監督による長編オリジナル作品第2作目『おおかみこどもの雨と雪』ですが、視聴者たちの感想は批判が多く、中には「イライラする」「気持ち悪い」なんていう感想も少なくないようです。『おおかみこどもの雨と雪』が「気持ち悪い」「イライラする」と批判殺到となっている理由は一体なぜなのでしょうか？お次は、『おおかみこどもの雨と雪』が「気持ち悪い」「イライラする」と批判される理由についてチェックしてみましょう。

『おおかみこどもの雨と雪』の感想がイライラする・気持ち悪いと批判される理由1つめは、『花が毒親にみえる』です。『おおかみこどもの雨と雪』が「気持ち悪い」「イライラする」と批判されている理由の一つに、主人公・花が毒親に見えるという感想があります。まず『毒親』とはどんな言葉かというと、毒になる親の略で、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念です。

『毒親』に関する議論は、親の『自己愛』問題が主な共通点であり、自己愛的な親について語られることが多いとされています。では、花が毒親に見えるようなところはどこかというと、子供への接し方や子育ての仕方などが絡んでいるようです。例えば、「花は娘・雪には厳しく、息子・雨には極端に優しい」と感じて毒親っぷりにイライラする視聴者もいるようです。

また、雪と比べて雨に極端に優しくしている理由が、成長していく息子に「おおかみおとこ」の面影を追っていることがわかります。この、息子を『永遠の恋人』と思っているような母親像が毒親すぎてイライラするという声も少なくありません。

子育ての仕方についてですが、『おおかみこどもの雨と雪』をみているとわかるように、花はいつでもニコニコ笑顔でいることを信念にしています。そのため、子育てに対しても笑顔で見守るばかりでしつけをしていません。そんな花に対して、実際に子育てをしている主婦層からは「ありえない」という厳しい声も多く、しつけをしない毒親だと感じてイライラする方も多いようでした。

『おおかみこどもの雨と雪』の感想がイライラする・気持ち悪いと批判される理由2つめは、『花に都合の良いことばかり』です。「おおかみこども」としてこの世に生まれた雨と雪は成長していくにつれてそれぞれ「おおかみこども」としての葛藤を抱えるようになっていきます。雨は人間の子どもたちとうまく馴染めずに学校を休みがちになったり学校を抜け出すようになってしまいます。

雪は小学校で友人ができましたが自分が「おおかみこども」ということに戸惑いと葛藤が生まれ始め、人間の女の子としてふるまおうと努力します。このように「おおかみこども」たちは苦労や戸惑い・葛藤が多くなっていく中、主人公・花は大した努力や葛藤もなく成功しています。花に都合の良い展開ばかりが描かれていることに、視聴者たちも思わずイライラするようになりました。

『おおかみこどもの雨と雪』の感想がイライラする・気持ち悪いと批判される理由3つめは、『雨を人間として育てることに対する諦めが早い』です。花が雨を人間として育てることに諦めが早いところも、毒親っぽさが浮き出てイライラするという声もありました。なぜ雨に対しては人間として育てることに諦めが早かったのかは明確に明かされていませんが、いずれにしても「気持ち悪い」「イライラする」と思う方が続出しました。

『おおかみこどもの雨と雪』の感想がイライラする・気持ち悪いと批判される理由4つめは、『草平の親』です。花と同じシングルマザーという身で、田舎に引っ越してきてからもバリバリ働きながら草平を育てたのが母親です。

そんな草平の親に対しても「イライラする」「気持ち悪い」という声が多く挙げられていました。草平の親「イライラする」「気持ち悪い」と言われていた理由は、草平が怪我をした際にかなりの熱量で激怒していたことが『子供が大事ですよアピール』に感じて不快だったという声もありました。

『おおかみこどもの雨と雪』の感想がイライラする・気持ち悪いと批判される理由5つめは、『子供に見せられないシーンがある』です。子供を持つ親としては、『おおかみこどもの雨と雪』を子供に見せられないと感じている方も少なくないようです。そのシーンというのが、「おおかみおとこ」が亡くなったあと、野犬と同じようにゴミとして処理されてしまうシーンがあるためです。このシーンに衝撃を受ける大人も多いようです。

『おおかみこどもの雨と雪』の感想がイライラする・気持ち悪いと批判される理由6つめは、『監督の母親像に共感できない』です。『おおかみこどもの雨と雪』では、「おおかみおとこ」が亡くなった後、花はシングルマザーとして2人の「おおかみこども」を育てて行きます。

その時に描かれている母親像が非人間的な自己犠牲すぎると批判殺到されているようで、母親の自己犠牲を美化しているように感じてしまう方が多いようでした。そのため、監督の母親像に共感できないと感じる方は多いようでした。

視聴者たちが「イライラする」「気持ち悪い」などと酷評している『おおかみこどもの雨と雪』。そんな『おおかみこどもの雨と雪』のイライラを解消する方法は何かないのでしょうか？お次は、『おおかみこどもの雨と雪』のイライラを解消する方法をチェックしてみました。

『おおかみこどもの雨と雪』のイライラを解消する方法1つめは、『キャラの魅力を感じる』です。『おおかみこどもの雨と雪』のストーリーにイライラするという声がある一方、イライラしながらもみてしまうのはキャラの魅力があるからだと評する方もいました。ストーリーではなく、一人一人のキャラに目を向けてみると、違った視点で『おおかみこどもの雨と雪』を楽しめてイライラしなくなるかもしれません。

『おおかみこどもの雨と雪』のイライラを解消する方法2つめは、『風景の美しさを見る』です。酷評だらけとなっている『おおかみこどもの雨と雪』ですが、それと同時に背景や風景が綺麗だと評判を集めています。『おおかみこどもの雨と雪』では、風景の美しさに注目してみては？

『おおかみこどもの雨と雪』のイライラを解消する方法3つめは、『ツッコミながら見る』です。何かとありえないことが多く、非現実的なことが多い『おおかみこどもの雨と雪』。そんな非現実的なことや御都合主義のストーリーにイライラするのならば、いっそツッコミながら見てみると、ストレス発散になって良いかもしれません。その際には、一人で見るより友人や家族と視聴するのがオススメです！

視聴者たちからの感想は批判殺到となっている『おおかみこどもの雨と雪』ですが、声優キャストたちは豪華キャストが集結していると話題になっています。『おおかみこどもの雨と雪』で声優を担当したキャストたちは一体どのような方達だったのでしょうか？お次は、『おおかみこどもの雨と雪』の声優キャストたちを一覧でチェックしていきましょう。

『おおかみこどもの雨と雪』で花役の声優を務めたキャストは『宮崎あおい』です。花役を演じた宮崎あおいは、1985年11月30日生まれの東京都出身・ヒラタインターナショナル所属の女優です。『おおかみこどもの雨と雪』で花を演じる宮崎あおいの主な出演作品は、ドラマ『篤姫』・『あさが来た』、映画『NANA』・『ツレがうつになりまして。』・『舟を編む』などが挙げられます。

『おおかみこどもの雨と雪』で彼役の声優を務めたキャストは『大沢たかお』です。彼役を演じた大沢たかおは、1968年3月11日生まれの東京都出身・コアインターナショナル所属の俳優です。『おおかみこどもの雨と雪』で彼を演じる大沢たかおの主な出演作品は、ドラマ『JIN-仁-』・『花燃ゆ』、映画『ゲレンデがとけるほど恋したい。』・『キングダム』・『世界の中心で、愛をさけぶ』などが挙げられます。

『おおかみこどもの雨と雪』で雪役の声優を務めたキャストは『黒木華』です。雪役を演じた黒木華は、1990年3月14日生まれの大阪府出身・パパドゥ所属の女優です。『おおかみこどもの雨と雪』で雪を演じる黒木華の主な出演作品は、ドラマ『花子とアン』・『凪のお暇』・『イチケイのカラス』、映画『舟を編む』・『母と暮せば』・『浅田家！』などが挙げられます。

『おおかみこどもの雨と雪』で雨役の声優を務めたキャストは『西井幸人』です。雨役を演じた西井幸人は、1995年6月14日生まれの埼玉県出身・ワタナベエンターテイメント所属の俳優です。『おおかみこどもの雨と雪』で雨を演じる西井幸人の主な出演作品は、ドラマ『鈴木先生』・『35歳の高校生』、映画『告白』・『悪の教典』などが挙げられます。

『おおかみこどもの雨と雪』で藤井草平役の声優を務めたキャストは『平岡拓真』です。藤井草平役を演じた平岡拓真は、1998年2月19日生まれの香川県出身、元・サンミュージック所属の元俳優です。『おおかみこどもの雨と雪』で藤井草平を演じる平岡拓真の主な出演作品は、ドラマ『11人もいる！』・『時をかける少女』・『シンデレラデート』、映画『ハルチカ』・『無限の住人』などが挙げられます。

「イライラする」「気持ち悪い」「花が毒親すぎる」と批判が続出している『おおかみこどもの雨と雪』。そんな『おおかみこどもの雨と雪』に対して世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『おおかみこどもの雨と雪』に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

こちらの方は『おおかみこどもの雨と雪』に対して「おおかみこどもの雨と雪って映画、母親が二人の子どもを山の中で一人で育てるんだけど、あれを「本当」って思ってる人が多い気がする。少ない収入でもうまくやりくして餓えず、親戚とか誰も助けてくれる人がいなくても、行政の世話にもならず、母性で乗り切っていくみたいに。現実は無理だぞ。」とツイートしています。現実はこんなに甘くないと感じる方が非常に多いようでした。

こちらの方は『おおかみこどもの雨と雪』に対して「リアルなシンママの私から見て、主人公と相手の行動は無責任でイライラすることが多く、共感できずモヤモヤが残った。感動したかったのになぁ。まだ子供がいない頃に観たら、きっと感動して泣いてた！」とツイートしています。実際にシングルマザーとして子供を育てる方には共感を得られずイライラしてしまう方が多かったようです。

こちらの方は『おおかみこどもの雨と雪』に対して「そうだな、きっとおおかみこどもにイライラするのは、育児の一番大事な所をことごとく無視して「素晴らしい家庭、素晴らしい育児！」って言い切ってる感があるからだろう。」とツイートしています。育児の大変さを描かず、監督の理想を押し付けるような描写にイライラすると感じる方もいました。

『おおかみこどもの雨と雪』がイライラすると言われる理由まとめについてはいかがでしたか？『おおかみこどもの雨と雪』がイライラすると言われる理由には、主人公・花に関することが多く、また、監督の理想の母親像に共感できないことなどが関係しているようでした。イライラするという声の多い『おおかみこどもの雨と雪』ですが、興味のある方は今回ご紹介したイライラ解消する方法で是非もう一度見てみては？