【未来のミライ】犬のゆっこが人間になった理由は?謎の男の登場シーンは?

「おおかみこどもの雨と雪」などで知られる細田守監督による長編オリジナルアニメ作品「未来のミライ」。この作品では、犬のゆっこが何と人間になってしまうのです。また、逆に主人公のくんちゃんが突然犬に変身したりもします。未来のミライを理解する上で重要なこの現象の意味とは?この記事では、犬のゆっこが人間になった理由などを考察、さらには謎の男の登場シーンやアニメでゆっこの声を担当した声優の情報もまとめてお届けします!

【未来のミライ】犬のゆっこが人間になった理由は?謎の男の登場シーンは? のイメージ

目次

  1. 未来のミライの犬(ゆっこ)とは?
  2. 未来のミライの犬(ゆっこ)が人間姿になった理由を謎の男の登場シーンから考察
  3. 未来のミライの犬(ゆっこ)の声優キャスト
  4. 未来のミライのくんちゃんが犬になった理由
  5. 未来のミライの犬に関する感想や評価
  6. 未来のミライの犬まとめ

未来のミライの犬(ゆっこ)とは?

未来のミライの作品情報

スタジオ地図制作による日本のアニメ映画「未来のミライ」。この記事の本題である犬のゆっこの話題に入る前に、まずは未来のミライの作品情報をお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

未来のミライの概要

概要のイメージ

アニメ映画・未来のミライは、2018年7月20日に公開された細田守監督による長編オリジナルアニメ作品です。未来のミライはフランス・カンヌ国際映画祭の「監督週間」に選ばれ、日本国内での公開前の2018年5月16日にプレミア上映されています。また、アメリカ・ロサンジェルスでの第91回アカデミー賞において長編アニメーション映画賞にノミネートされました。

作品では、生またばかりの妹・ミライちゃんに嫉妬する4歳の男の子くんちゃんと未来から時空を超えてやって来た中学生になった妹・ミライちゃんの冒険が描かれています。また、オープニングテーマと主題歌を山下達郎が手掛け話題となりました。

未来のミライのあらすじ

あらすじのイメージ

横浜市郊外に暮らすくんちゃん。太田家の長男で4歳の甘えん坊さんです。出産のため入院していた母親が女の子を出産し帰ってきました。妹・ミライちゃんが加わり一家の生活は大きく変化します。両親は妹の世話に掛かりきりとなり甘えられなくなったくんちゃん。嫉妬から癇癪を起すようになります。ある日母親に叱られ家から飛び出したくんちゃんは、謎の男と未来から来たという中学生になったミライちゃんと出会います。

犬(ゆっこ)のプロフィール

ここからは、この記事のメインテーマである未来のミライに登場する犬のゆっこの話題に移っていきます。最初は犬のゆっこのプロフィールからです。

ゆっことは、未来のミライの舞台となる太田家で飼われている、オスのイギリス系ミニチュアダックスフントの名前です。クリーム色の長い体毛をしたた可愛い犬です。ゆっこが太田家にやって来たのはくんちゃんが生まれる前のこと。ペットショップで出会って一目惚れをしたお母さんが、犬が苦手のお父さんを説得してお迎えすることになりました。

年齢は明らかにされていませんが、くんちゃんの生まれる前からいたことやアニメでの画像から推測し5~6歳と考えられます。犬の5~6歳というのは人間の年齢で言うと35歳から40歳くらいにあたります。まさに脂の乗り切った働き盛りと言えるでしょう。

また、アニメ映画・未来のミライでは、犬のゆっこの声を声優の吉原光夫が担当しています。劇団四季のミュージカルやディズニー映画(吹き替え)「美女と野獣」のガストン役でおなじみの俳優・声優です。渋い声が特徴の声優さんですが、その声と可愛らしい犬のゆっことのギャップが好評だったようです。

「未来のミライ」公式サイト

未来のミライの犬(ゆっこ)が人間姿になった理由を謎の男の登場シーンから考察

考察①人間姿のゆっことくんちゃんが初めて出会った場所はどこ?

まず、未来のミライでくんちゃんが人間の姿をした犬のゆっこと初めて出会った場所について考察していきます。未来のミライでは、異次元に移動する時には必ず家の中庭が舞台となります。人間姿のゆっこは突然現れますが、やはりくんちゃんがこの中庭に行ったときに迷い込んだ場所でのことでした。問題はその場所です。それは廃墟となった洋館で、後にも先にもこの場所が登場するのはこのときだけでした。

未来のミライでくんちゃんが異次元で人に会うときは、出会った場所とその時代がつながっています。例えば、くんちゃんが若い頃の「ひいじいじ」に出会ったのは、第2次大戦後間もない日本でした。ところが、くんちゃんと人間姿のゆっこが出会ったのは、廃墟となった洋館で明確な時代設定はありません。しかも前述のように、この場所は作中で再度登場することはなかったため、情報が乏しく推定することも叶いません。

ところが未来のミライのラスト近くに、この秘密を解くカギが隠されていました。それはくんちゃんが過去から現在に戻ろうとするシーンです。一瞬ですが、犬のゆっこが母犬とともに映っていたのです。それは海外の広大な牧場のようなところでした。

このことから推測すると、ダックスフントのゆっこは外国生まれのなのではないでしょうか?そして、くんちゃんが人間の姿をしたゆっこと初めて出会った廃墟のような洋館は、ゆっこにとって思い入れのある場所であると考えられるのです。

考察②犬(ゆっこ)はなぜ人間姿になった?

妹ミライに両親の愛情を奪われたくんちゃんは、悲しくて中庭に出て泣いていました。すると背後から男の笑い声が聞こえてきました。振り返るとそこは古い洋館の跡地に変わっています。ベンチには謎の男が腰かけていました。謎の男は自分がかつてこの家の王子様だったことを告白し、くんちゃんが泣いている理由を嫉妬心からだと指摘します。謎の男は自分もくんちゃんと同じような経験をしているとほのめかしていたのです。

くんちゃんは庭に転がっていたボールを手に取ると、力いっぱい投げてみました。すると謎の男はそのボールを拾いに行き、くんちゃんの元に持ってきます。面白くなったくんちゃんは同じことを何度か繰り返しました。そのたびにボールを拾いにいく謎の男をじっと見つめるくんちゃん。ここでくんちゃんは、謎の男が犬のゆっこだと気付くのです。

くんちゃんが生まれると、それまで太田家の王子様だったゆっこは、今のくんちゃんのように寂しい思いをして泣いていたのです。犬のゆっこが人間の姿になって現れたのは、くんちゃんの気持ちを代弁するためでした。くんちゃんは、同じ気持ちを持つ仲間ができたことでとても心強く感じました。

以上、犬のゆっこがなぜ人間の姿で現れたのかを考察してきましたが、それを考える上でもう一つ別の切り口があります。それはこの作品のテーマの一つでもある「家族とのつながり」です。ゆっこは、もはやただの犬ではなく太田家の大切な家族です。だから、同じ人間の姿をしてくんちゃんの前に現れたのではないでしょうか?

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未来のミライの犬(ゆっこ)の声優キャスト

吉原光夫のプロフィール

アニメ映画・未来のミライで犬のゆっこの声を担当した声優は吉原光夫です。以下に吉原光夫のプロフィールを記します。

芸名・本名:吉原光夫(よしはら・みつお)
生年月日:1978年9月22日
年齢:42歳(2021年8月現在)
出身地:東京都
身長:186 cm
職業:舞台俳優・演出家
所属:(1999年~2007年)劇団四季、(2009年~)ArtistCompany響人

高校卒業後、日本工学院八王子専門学校演劇俳優科(現在のクリエイターズカレッジ声優・俳優科)に入学。ミュージカル映画・ジーザス・クライスト・スーパースターを観て衝撃を受け劇団四季へ入団する意思を固めます。

1999年劇団四季附属研究所のオーディションに合格し入所。希望通り舞台「ジーザス・クライスト・スーパースター」への出演が叶います。ところが、2007年劇団四季を退団すると、2009年には劇団四季の元メンバーたちと共にArtist Company 響人を設立し現在に至ります。また、プロフィール欄では、職業:俳優・演出家で声優という肩書はありませんが、アニメ映画、洋画の吹き替えを中心に声優としての活動も続けています。

吉原光夫の主な出演作品

次に、アニメ映画・未来のミライで犬のゆっこの声優キャスト・吉原光夫の主な出演作品を紹介します。数多い出演作品の中から舞台作品・ミュージカルを中心に挙げてみました。

舞台

  • レ・ミゼラブル(ジャン・バルジャン)
  • ジャージ・ボーイズ
  • キャッツ
  • 天使にラブソングを
劇団四季公演
  • 美女と野獣(ガストン)
  • ジーザス・クライスト・スーパースター(シモン、ユダ)
  • ライオンキング(シンバ、ムファサ)
  • ユタと不思議な仲間たち(ゴンゾ)

映画

  • 燃えよ剣(伊東甲子太郎)
  • ミュージアム
テレビドラマ
  • NHK連続テレビ小説・エール(岩城新平)

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未来のミライのくんちゃんが犬になった理由

理由①細田監督の趣味だから

この記事では、未来のミライに登場する犬のゆっこの謎を中心に考察してきました。次に、くんちゃんが突然犬になった理由について考えてみます。

まずは、くんちゃんが犬になった経緯を振り返ってみます。それは、くんちゃんが異次元の世界に迷い込んだ時のこと。くんちゃんの前に現れたのは人間の姿をした犬のゆっこでした。ゆっこの着脱可能な尻尾を引き抜いたくんちゃんは、その尻尾を自分のお尻にくっ付けます。すると、くんちゃんは突如犬に変身したのです。

くんちゃんが犬になった理由として考えられるのは、それが細田監督の趣味だからというもの。過去に細田監督が制作したオリジナル作品、「サマーウォーズ」、「おおかみこどもの雨と雪」、そして「バケモノの子」では必ず獣や獣人が登場します。

ここまで獣にこだわるのは、細田監督がそうしたシチュエーションを好んでいると考えるのが自然ではないでしょうか?しかも、その傾向は最新作ほど強くなってきています。そこで細田監督の趣味説が浮上してきました。

理由②愛が奪われたことを強調したいから

くんちゃんが犬になった理由、もう一つ考えられるのが愛が奪われたことを強調したいからというものです。

この「愛が奪われた」ことは、未来のミライでは何度も現れるテーマになっています。例えば、両親が生まれたばかりの妹に掛かりきりになると、愛が奪われたと感じたくんちゃんは赤ちゃんのように癇癪を起します。中庭で出会った謎の男は、そんなくんちゃんを「愛が奪われ嫉妬している」と分析。そして最後は、愛が奪われたと感じていたくんちゃんが犬になって暴れると両親の注目を一身に浴びて嬉しかったという具合です。

特に最後の出来事が重要です。妹に両親の愛が奪われて悲しんでいたくんちゃんが、犬のゆっこになって暴れまわると両親の愛を再び勝ち取ることができたということ。つまり、くんちゃんが犬になることで両親の愛が奪われた悲しみとの落差が大きくなり、結果として悲しみが強調されるのです。以上のことから、くんちゃんが犬になった理由の1つとして、愛が奪われたことを強調したいからと解釈できるのです。

未来のミライの犬に関する感想や評価

ここまで未来のミライの犬のゆっこ特集をお届けしてきましたが、最後に未来のミライの犬に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する未来のミライの犬に関する感想や評価は、劇場で未来のミライを観てきたという方のツイートからです。胸が温かくなる素敵な映画だったと称えた上で、未来のミライの良いところをいくつも挙げています。

まず、星野源によるお父さんの声がピッタリとはまっていたこと、犬のゆっこが可愛かったこと、そして山下達郎の歌が最高だったと言います。最後にまた観に行きたいとツイートを結んでいました。

続いて紹介する未来のミライの犬に関する感想や評価は、未来のミライのネガな部分を挙げているツイートからです。おそらく愛犬家の方なのでしょう。未来のミライを観ると、切なくなってしまうと訴えています。その原因は、飼い主が我が子である赤ちゃんに夢中で、犬のユッコが一人ぼっちで寂しそうにしていることだそうです。

犬の寿命は短く、犬の一日は人間の三日に相当するそうです。その上で愛犬と過ごす日々を一日一日を大切にしていきたいと思いを綴っています。最後に愛犬への感謝の気持ちを述べてツイートを結んでいました。

最後に紹介する未来のミライの犬に関する感想や評価は、未来のミライを観て子育ての大変さを夫婦で話し合ったという方のツイートからです。その結果、犬を飼うことで精一杯、犬がいてくれればそれ以外に何もいらないという結論に達したようです。夫婦間での議論に花が咲くほど、未来のミライはリアルな問題を投げかけている作品なのでしょう。

未来のミライの犬まとめ

ここまで、未来のミライに登場する犬のゆっこやくんちゃんにスポットを当て、多くの方が疑問に思っている犬のゆっこが人間になった理由や逆に人間くんちゃんが犬になった理由を考察、さらに謎の男の登場シーンやアニメでゆっこを演じた声優の情報をお届けしてきました。いかがでしたでしょうか?

まとめのイメージ

犬のゆっこが人間になった理由は、くんちゃんの悲しい思いを代弁するため、そしてゆっこがただの犬ではなく太田家の大切な家族だったからと考えられます。また、くんちゃんが犬になったのは、一つには監督の趣味、そしてもう一つの理由はそれにより愛が奪われたことを強調したいからでした。

未来のミライは米アカデミー賞の長編アニメ部門にノミネートされた作品です。この記事で考察してきた不思議な現象の意味を踏まえた上で再度鑑賞してみてはいかがでしょうか?初見で意味がよく分からずあまり楽しめなかった方も、細田ワールドの虜になるかも知れません。

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