2018年07月24日公開
2018年07月24日更新
未来のミライをネタバレ解説!原作の内容・ラストの結末や感想も紹介
未来のミライのあらすじと結末をネタバレで紹介!時をかける少女・バケモノの子などを手掛けた細田守監督最新作未来のミライのあらすじを結末までネタバレで記載します。また未来のミライ原作小説の情報も紹介していきます。番外編として未来のミライを視聴した方の感想も紹介していきますので視聴前の方は是非参考にして下さい。本記事を読めば未来のミライのあらすじ・結末が丸わかりです!
目次
未来のミライをネタバレ解説!原作の内容や結末・感想も紹介!
本記事では細田守監督最新アニメーション作品「未来のミライ」のあらすじと結末をネタバレで紹介します!また原作小説のネタバレや未来のミライを見た方の感想もネタバレで記載していきますので是非ご覧下さい。
未来のミライのあらすじをネタバレ解説!
まずは未来のミライのあらすじネタバレを原作を織り交ぜながら紹介します!未来のミライは「家族の絆」をテーマとして描かれている作品で主人公「くんちゃん」と妹「ミライちゃん」を中心として展開していきます。また「時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」を制作した細田守監督らしい綺麗な映像が広がっています。
あらすじネタバレ:くんちゃんに生まれたばかりの妹ができる
原作未来のミライはまず「くんちゃん」が3歳になった時に妹が誕生する事で始まります。妹は「ミライ」という名前が付けられ雪の降る日にくんちゃんの住む家にやってきました。くんちゃんにとって妹というのは初めての存在で不思議に感じていました。そしておかあさんはくんちゃんに向かって「ミライちゃんに何かあったら守ってあげてね」と言いましたがくんちゃんはその事をあまり理解していませんでした。
とある日「くんちゃん」が目を覚ますと「おとうさん」が朝ごはんの準備を「おかあさん」は「ミライちゃん」授乳をしていました。いつもは「おかあさん」が朝ごはんの準備をしているのに「くんちゃん」はそれを不思議に感じました。それにいつも「くんちゃん」の相手をしてくれた「おかあさん」が「ミライちゃん」に付きっきりでそれを「くんちゃん」は良く思っていませんでした。
また別の日には「くんちゃん」が「ミライちゃん」に話しかけていたら横から「おかあさん」が口を挟んできました。それを聞いて「くんちゃん」はムッとしてしまい「ミライちゃん」の周りに鉄道模型を並べ始め足の指には鉄道おもちゃのカードを挟んでしまいました。このような事が続き自分の相手をしてもれなくなった「くんちゃん」は幸せではないと感じ始めます。
あらすじネタバレ:嫉妬するくんちゃん
「ミライちゃん」と仲良くしようとしない「くんちゃん」はある日「おかあさん」に怒られてしまいます。「くんちゃん」は大泣きしながら中庭に向かうと謎の男性がいました。その男性が「くんちゃん」の考えている事を当ててあげましょうと言い「ずばりあなたは嫉妬しています」と図星を指されてしまいます。そんな事がありながら「ミライちゃん」が中心の生活は変わらず「くんちゃん」は両親の愛を感じられないままでした。
あらすじネタバレ:未来からきたミライちゃん
ある日「くんちゃん」は「ミライちゃん」の周りにお菓子を並べる悪戯をし満足して中庭に出ました。すると中庭には並べたはずのお菓子が列をなしておりその先にはセーラー服の女の子がいました。するとその女の子は「私の顔叩いたりしないでよ」と言い未来から来たミライちゃんという事が判明します。そして未来のミライちゃんは「雛人形」が気になっていると言い「くんちゃん」が巻き込まれていきます。
未来のミライちゃんは「雛人形を片付け忘れると婚期が遅れる」という迷信を気にして「くんちゃん」と片付け大作戦を始めます。「おとうさん」にバレないように片付けをするのはとても大変でしたが何とか片付けに成功します。そして未来のミライちゃんは「何か同じ事をしたら仲間意識が生まれる」と「くんちゃん」に言い自分の事を好きになって欲しいという気持ちを伝えるのでした。
あらすじネタバレ:おかあさんの気持ち
ある日の休日「おかあさん」は「くんちゃん」とゆっくり過ごそうと考えていましたが「くんちゃん」がおもちゃを片付けなかったため怒鳴ってしまいます。「くんちゃん」はショックを受け泣きながら中庭に出てしまい「おかあさん」は怒鳴った事を後悔していました。すると中庭には大自然が広がっておりそこには未来のミライちゃんがいました。
「くんちゃん」と再会した未来のミライちゃんは「赤ちゃんの自分を叩こうとした事」と「おかあさんを大切にしない事」に対して怒っていました。すると「くんちゃん」は未来のミライちゃんに「おかあさんが愛してくれないのは何で?」と問いかけ自分の寂しさを示すのでした。そして未来のミライちゃんと離れた「くんちゃん」は「おかあさん」が子供だった頃の世界に迷い込みます。
子供だった頃の「おかあさん」はとてもおてんばで家の中を散らかしていました。そこに「くんちゃん」も加わり家の中は大騒動になっていました。すると「おかあさん」の母親が帰宅し家の中の様子を見て「もうお菓子を買ってあげない」と「おかあさん」に言いました。そんな世界を見ているうちに「くんちゃん」は「おかあさん」の元で眠っており「くんちゃんは私の宝物」という言葉を聞き愛されている事が分かります。
あらすじネタバレ:くんちゃんとおとうさん
「くんちゃん」はある日「おとうさん」と自転車の練習をしていましたが「ミライちゃん」が泣き出してしまい公園で一人ぼっちになってしまいました。家に帰ってもその時の寂しさは収まらず思わず中庭に出てしまいます。するとそこには夏の世界が広がっており薄暗い工場のような建物が存在していました。そしてその場所には細身の青年が立っており「くんちゃん」は後を追いかけてしまいます。
その青年は「くんちゃん」を馬やオートバイに乗せてくれ「どんな乗り物でも一つ乗れたら何でも乗れる」という言葉をかけてくれました。元の世界に戻った「くんちゃん」はこの言葉を思い出したながら自転車の練習を続けとうとう自転車に乗れるようになります。そして後にアルバムを見てあの時の青年は曾祖父という事が分かり「くんちゃん」は「ありがとう」とお礼を言うのでした。
未来のミライの結末・ラストをネタバレ解説!
ここからは未来のミライの結末をネタバレで紹介します!細田守監督らしい家族の愛が溢れる最後になっていますので是非ご覧下さい。
結末ネタバレ:くんちゃんの家出
色んな人に出会った事で成長したかのように見えた「くんちゃん」はまだ駄々っ子でした。そんな中家族で出掛ける事になり「くんちゃん」は黄色のズボンがないと駄々をこねだします。それを「おかあさん」は聞いていましたが「ミライちゃん」を連れて一階に降りていき「くんちゃん」は一人取り残されてしまいます。そして「くんちゃん」は家族に構ってほしくて家出する事を決意します。
結末ネタバレ:ホームの高校生
家出する事にした「くんちゃん」が中庭に出るとそこには駅のホームが広がっており高校生がいました。そんな中、高校生が乗るなと言った電車に反抗して「くんちゃん」は行き先の分からない電車に乗ってしまいます。そして「くんちゃん」は東京駅に着きましたが行く当てもなく迷子になってしまいます。ここで「おかあさん」や「おとうさん」の事を思い出し「くんちゃん」は寂しさを感じてしまいます。
結末ネタバレ:ミライちゃんとの別れ
駅の中で子供ばかりが並んでいる列があり「くんちゃん」もそこに並びました。その列は一人ぼっちの子供を「一人ぼっちの国」に連れていく改札口でした。そして黒い新幹線が到着し「くんちゃん」が乗せられそうになりましたが何とか回避します。ですが聞き覚えのなる赤ちゃんの泣き声が聞こえ「ミライちゃん」がその新幹線に乗りそうになっていました。
「くんちゃん」は黒い新幹線に乗ろうとしている「ミライちゃん」を引き寄せてホームに出す事に成功します。この時おかあさんが「ミライちゃんを守ってあげてね」と言った言葉を思い出し意味を理解します。そして今まで感じた事もない気持ちが「くんちゃん」の中に誕生し「くんちゃんはミライちゃんのお兄ちゃん」と呟きます。
「ミライちゃん」を救った「くんちゃん」の元に未来のミライちゃんが現れ二人は空中に浮いて東京の空へと舞い上がっていきます。すると「くんちゃん」が住んでいる家の中庭が見え樫の木に到着しました。その樫の木は「未来・現在・過去」を繋ぐ木で、その木の中から「くんちゃん」が生きる時間を見つけ「くんちゃん」は現代へと戻っていきます。
結末ネタバレ:現実に戻ったくんちゃん
東京駅で様々な体験をした「くんちゃん」は未来のミライちゃんと別れ現実に無事戻る事ができました。そして駄々をこねる原因になっていた黄色いズボンが目の前にあるのに紺色のズボンを黙って履くのでした。この時「くんちゃん」はお兄ちゃんの自覚が芽生えておりそこにハイハイをしながら「ミライちゃん」が近づいてきました。
結末ネタバレ:
近づいてきた「ミライちゃん」に「くんちゃん」は「ミライちゃん」が大好きなバナナを剥いて渡してあげました。すると「ミライちゃん」は「くんちゃん」に満面の笑みを向け「くんちゃん」も「ミライちゃん」に笑顔を返してあげました。そして二人は何度も笑顔を返し合い物語が幕を閉じます。ここで未来のミライのあらすじネタバレは終わりです。
未来のミライの原作はある?原作の小説をネタバレ紹介!
未来のミライ原作のネタバレですが駅のホームで出会った高校生は未来のミライちゃんが生きている世界で成長した「くんちゃん」でした。また原作では中庭で起こった不思議な現象は全てが積み重なって現在が出来ているという事も描かれています。最後には原作も映画も家族みんなが笑顔で幸せな姿が描写されておりハッピーエンドで幕を閉じています。
未来のミライの主題歌は歌手の山下達郎が担当しています。山下達郎は1975年にデビューシングル「DOWNTOWN」を発表しており、これまでに「RIDEONTIME」「さよなら夏の日」「世界の果てまで」「忘れないで」「ずっと一緒さ」などの曲をリリースしています。また多くの歌手に楽曲を提供している日本を代表するアーティストでもあります。
未来のミライを見た人の感想をネタバレ紹介!
ここからは未来のミライを視聴した方の感想をネタバレで紹介します!声優や映画を視聴した率直な感想をネタバレで紹介しきますので是非ご覧下さい。
感想ネタバレ:くんちゃんの声に違和感?
未来のミライについて。
— いのすま (@inosuma) July 23, 2018
自分とほとんど同じ感想の方がいた。
まるで代弁者のようだ pic.twitter.com/yH6OhLdYH3
まず一つ目の感想ネタバレですが声優の声に違和感を感じている方もいるようです。特に「くんちゃん」の声を担当した女優の上白石萌歌は今作でアニメーション声優デビューしました。そのため慣れていない仕事という事で若干の違和感を感じている方がいるようです。ですが若干18歳で大作の主役に抜擢されたという事で今後の活躍にも期待しましょう!
感想ネタバレ:映像がきれい!
#未来のミライ
— 物語るカメ@井中カエル (@monogatarukame) July 19, 2018
大傑作であり、凡作⁉︎
細田守の演出力とスタッフの作画力は今年のアニメ映画でもトップクラス! 嫉妬するほど素晴らしい!
ただ物語は世界のアニメーションと比べると完全に逆行している面もあり評価は辛口に…
あの作画を劇場で見て欲しいなぁhttps://t.co/fwOxJ1dd6X
二つ目の感想ネタバレですが細田守監督らしい綺麗な映像が広がっていると評判になっています。これまでに細田守監督が制作した「時をかける少女」「おおかみこどもの雨と雪」「サマーウォーズ」「バケモノの子」などと同様に「未来のミライ」も綺麗な青空や海などが描かれています。またあらすじネタバレで紹介した駅のホームも細部まで描かれており圧巻です。
画像は細田守監督が制作した「おおかみこどもの雨と雪」です。この作品は「未来のミライ」と同様に「親子の絆」がテーマで描かれています。また「おおかみこどもの雨と雪」では田舎の情景も描かれておりほのぼのとした世界観が広がっています。未来のミライを見た方はこちらの作品もおすすめですので是非ご覧下さい!
画像は細田守監督が制作した「バケモノの子」です。この作品も「未来のミライ」「おおかみこどもの雨と雪」と同様に「家族の絆」が描かれています。バケモノと師弟関係になった少年の姿が中心として描かれており若干毛並みは違いますがおすすめの作品です。またこのように細田守監督は「家族」をテーマにした作品作りがとても上手な方です。
感想ネタバレ:細田守監督らしさ
未来のミライ
— かなた@7/29ニコ生21時〜 (@kanatan_2525) July 21, 2018
観てきました。
細田について感想をまとめたので、
良かったら見てください。
私はこんなのが観たかったんじゃない。 pic.twitter.com/4F1JFYRarA
画像のTwitterで投稿されている感想ネタバレでは細田守監督らしい「入道雲」がとても綺麗だったと言っています。また演出がとにかく細かくて細部までこだわって制作されている事が良く分かると評判です。ですが脚本まで細田守監督が行った事で若干の批評がある事も真実です。このように良い所も悪い所もあるアニメーション映画ですが全体的には良い評判が多いです。
未来のミライのネタバレまとめ!
本記事では未来のミライのあらすじ・結末をネタバレで紹介していきましたがいかがだったでしょうか?家族の絆をテーマに描かれている未来のミライですがほのぼのとした展開の中に愛が溢れておりとても評判になっています。また本記事で紹介した原作小説「未来のミライ」もおすすめですのでそちらも是非ご覧下さい!