2018年08月18日公開
2018年08月18日更新
もののけ姫のアシタカがかっこいい!腕のアザの呪いやサン、カヤとの関係も考察
「会いに行くよ!ヤックルに乗って」もののけ姫、ジブリ作品の中でも人気の作品です。主人公、アシタカ(アシタカヒコ)は過酷な運命を背負いながら、卑屈にならず、己の運命を受けい入れられる心の強さ、他者の立場を理解し優しい心で接する、なんとも人間的に出来上がっている17歳の少年です。もののけ姫のストーリーは覚えてるけどアシタカを詳しくしらない!という方のためにも、キャラクターの設定などを調査して、紹介します。
目次
もののけ姫のアシタカがかっこいいと人気!カヤって誰?呪いについても考察!
もののけ姫とは?
宮崎駿監督の作品であるもののけ姫。興行収入はジブリ作品の中で、第3位(興行収入192.1億円)でかなりの人気を誇っています。もののけ姫には、様々な人物や動物、あやかしが登場します。その中でも人気投票で第1位に輝いているのがアシタカです。もののけ姫は1997年に公開されてから日本だけでなく、世界中で人気を博した、長編アニメーションです。この記事では画像を使いながら、物語を考察していきます。
エミシの村がある日、西の村の方から森を抜けやって現れた祟り神よって襲われそうになっていた。森から村に帰る途中であったカヤという村娘達目の前までその祟り神が迫り、それを阻止するために決して手を出してはいけない祟り神に、村の数少ない若者であるアシタカが矢で打ち抜き祟り神を倒しました。しかし、祟り神との戦いの途中に、アシタカは祟り神から呪いを受けてしまいます。
その呪いは、やがて骨まで達し死に至らしる程のもの。アシタカはその呪いを解く手掛かりになるかもしれない、祟り神になったイノシシがやってきた西の国にヤックルと共に旅立っていきます。
もののけ姫のあらすじ紹介!西の国にむかう道中での出会い
西に向かう道中でたくさんの人々と出会います。道中で出会った、ジコ坊というシシ神の首を狙う謎の組織「師匠連」の一員の男に、呪いについて話すと、森を抜けた先にタタラ場という鉄工村があると聞き、呪いの真相を知るためにその村に向かいます。
もののけ姫に登場する腹黒い男、ジコ坊
ジコ坊は、最初はアシタカに親切に接していましたが、実はとても腹黒い一面を持っている男です。タタラ場を治めるエボシという女を裏で操り、シシ神退治の先頭に立たせ、その手柄を自分の物にしようと考えていたなんとも抜け目ない男なのです。
最後にはエボシが落としたシシ神の首を、首をシシ神に返そうとするアシタカ達と、シシ神の首を奪い合います。しかし奪い合っているうちに、シシ神に周りを包囲されて逃げ場がなくなり、アシタカの説得と自分の命が惜しく、なくなくシシ神に首を返します。
もののけ姫に登場する、頼りないが憎めない男、甲六
そして、道中での出会いはまだまだあります。森の手前の川でアシタカは倒れている男達を見つけました。男たちは、崖から落ちてけがを負っている状態だったのでアシタカは介抱しました。その中の一人に甲六という少し頼りない男がいました。
甲六はタタラ場で牛飼いをしており、大雨の日に米を運搬中に犬神に襲われ、崖から転落した後にアシタカに助けられます。甲六は妻のトキに頭が上がらず、尻に敷かれています。かっこいいとは言えない男ですが、憎めない性格をしています。
もののけ姫のヒロイン山犬の姫サンとの出会い
アシタカは甲六たちを川から救助しているとき、山犬の姫のサンが犬神モロの傷の手当てをしているの発見します。サンはとても綺麗な顔立ちをしていて、アシタカはその姿に見とれてしまいます。サンは見られていることに気づき、アシタカの方を振り向きます。気づかれたアシタカは、潔く自分の名を名乗ります。隠れず、名乗り出るアシタカはかっこいいですね。サンは一言「去れ。」といい去っていきます。
サンの生い立ち、アシタカとの接触
サンは赤ん坊の頃に生贄として犬神にささげられ、いぬ育てられた15歳の少女です。人間でありながら人間を嫌い、もののけ達を襲い、自然を破壊し続けるタタラ場の長であるエボシの命を狙い、タタラ場の人達と何度の対立します。ある日、サンはタタラ場を襲ってエボシの命を狙いますが、窮地に立たされます。その窮地を村に立ち寄っていたアシタカに助けられます。
本格的なサンとの接触
サンはそれをきっかけにアシタカと触れ合うことで人間の心を知り、人間に対する憎しみの感情に戸惑い心が揺れ動く。そして心優しく、かっこいいアシタカに惹かれていくのです。
タタラ場でサンを助け、村を後にしようとしたときに、サンに恨みを持つ村の女に石火矢で心臓を撃ち抜かれてしまいますが、倒れることなく、10人がかりで開ける門をサンを担ぎながら開け、サンを迎えに来た山犬と相棒のヤックルと一緒にタタラ場を去ります。
もののけ姫の名シーン。アシタカのかっこいいセリフ!
アシタカはタタラ場をあとにし、山道を走っている最中に、ヤックルの背から道に転げ落ちてしまいます。それに気づいたサンもヤックルから降りて、アシタカの元に行き、アシタカに「なぜ助けた」と問いかけます。言い争いになり、サンはアシタカの首元に剣を突き立てます。
するとアシタカは「生きろ、そなたは美しい」とかっこいいセリフをいいます。瀕死で首元に剣を突き付けられている状態でこのセリフをいうアシタカに、もののけ姫のファンからかっこいいいと言う声が多いです。
アシタカの相棒ヤックル
旅をするのにも移動手段が必要です。アシタカは相棒のヤックルという大型のカモシカに乗って旅をします。ヤックルはとても賢く、アシタカのピンチの時には必ずその場に来るほどにアシタカとヤックルはお互いが深い絆でつながっていて、もののけ姫の中でも何度の心温まるシーンがあります。
もののけ姫のアシタカとはどんな人物?
アシタカは、エミシの村にに住む17歳の少年です。弓の扱いにたけ、高い身体能力を持っています。アシタカは村の中に数少ない若者で、心優しく、誰に対しても平等に接する崇高な心の持ち主であることから村の人々からは将来を部族の長として認められているほど人望もある少年です。
アシタカは西に向かう途中の大きな森の手前で瀕死の男たちを助けます。その男たちが住むタタラバという鉄工場の村に向かうため、男たちを背負い、森の中を進みます。男を担ぎながらタタラバへの道を進むアシタカの表情はとても頼りがいがあり、かっこいいキャラクターです。
もののけ姫の中では、アシタカの心優しく、自分の状況が悪くても相手を思いやる心、どんな困難にも果敢に立ち向かい、人々を先導している姿がよく描かれています。
最後には、エミシの村に帰ることはせずにタタラ場で生き、森に帰っていったサンと人間ともののけの架け橋になっていこうと誓いあいます。
もののけ姫のアシタカとカヤの関係は?
カヤはアシタカと同じくエミシの村に住む、15歳の少女です。アシタカのことを兄様と呼んでいるが、兄妹関係ではありません。カヤはアシタカの許嫁です。アシタカが村を出ていくときに、玉の小刀を渡します。玉の小刀は、自分の恋人に自分の思いの証として渡し、ずっと思い続けているという意思表示の物です。
玉の小刀は、カヤの思いやお守りのような役割を果たすように願いも込められているのですが、アシタカは物語の途中でサンにこの玉の小刀を渡してしまうのです。そこにはおそらく、サンを危険から守ってくれというアシタカの願いがあったのかもしれません。
タタラ場の長エボシ
エボシはタタラ場を治める女主人。正式にはエボシ御前といいます。才覚もあり、戦闘能力もとても高く、クールな女性です。その才覚とクールさで、タタラ場の男女問わず、多くの者に慕われているリーダーです。女性たちにとっては憧れで、尊敬の眼差しを集めています。
エボシは石火矢を作る技術力を生み出したり、人間の生活を快適にするために山を切り開いたりして、目的のためには冷酷な行動をする残忍な顔を持ちます。その結果、山や森に住むもののけ達と敵対したり、他国との戦争の火種を作ったりしています。
また、山犬に育てられ、身体能力の高いサンと互角に戦い合うほどの力を持っています。その強さと才覚で、物語の終盤ではシシ神退治に向かい、石火矢でシシ神の首を落とします。しかし、犬神のモロに腕を食いちぎられ重傷を負いましたが、敵対していたサンとアシタカに助けられます。
ラストには、シシ神の暴走によって破壊された、タタラ場をもののけ達と共に生きてくいい村を作っていきます。今までのもののけ達への行いを悔い改めることにしたのです。
もののけ姫のアシタカとサンの関係は?
最初の出会いは甲六達を助けている途中で、河原で犬神のモロの手当てをしているのを偶然見つけたのが始まりです。アシタカはその時に見た、サンの顔を忘れられずにサンたちがその場を去ってからも微動だにしないほど、サンに惹かれていました。
その後、アシタカは甲六達を連れ帰ったタタラ場で、サンと再会するのです。サンがタタラ場を襲い、タタラ場の長のエボシと戦っているのを制止し、窮地にあったサンを救い出します。
出典: http://buyee.jp
サンを救い出し、タタラ場を後にしたアシタカ達でしたが、タタラ場を去るときに受けた傷で瀕死になったアシタカを、サンはシシ神様元に連れていき、シシ神によって助けられたアシタカを介抱しました。
アシタカを介抱し、アシタカと触れ合ったサンは、その真っすぐで曇りのない心に戸惑い対立をしながらもアシタカに惹かれていきます。
アシタカとサンは、人間ともののけ姫がともに生きていくことを目指し、お互いに力をあわせて、襲い来る困難に立ち向かっていきます。
サンとアシタカは困難を乗り越え、人間の心を取り戻したサンは、アシタカ共に人間ともののけの架け橋になりながら共に生きることを約束します。
もののけ姫のアシタカの腕の呪いはどうなった?
アシタカは、エミシの村で祟り神に強力な呪いを受けてしました。旅の道中もその呪いがうずき、侍が民を襲っているのを制止するために、牽制のために放った矢は物凄い威力を発揮し、侍の両腕を吹き飛ばすほどでした。腕に呪いでできたあざは日に日に濃く、体に広がっていきます。
呪いを解く手掛かりを探し、旅をしていくとタタラ場と言う村に呪いの手掛かりがあることを知りタタラばへ向かいます。そしてタタラ場で、祟り神が祟り神になった理由と呪いを解く方法を知ることになりました。
腕の呪いはシシ神という、生と死を司る神様なら解くことができるのです。しかしそのシシ神をタタラ場の長であるエボシは殺そうとしていて、アシタカは怒りました。すると呪いを受けた腕が暴走し、エボシを殺そうとしました。
そしてタタラ場を後にするとき、アシタカは瀕死の傷を負い生死を彷徨っていました。そんなアシタカをサンがシシ神の元に連れていき、シシ神は傷を癒してはくれましたが呪いは解いてくれませんでした。
物語の最後には、首を失って暴走して首を探し回っていたシシ神に、首を返したお礼としてシシ神がアシタカの腕の呪いを解き、「生きろ」という言葉を残していきました。
もののけ姫のアシタカはやはりかっこよかった!映画を見てみよう!
もののけ姫のアシタカは、数々の名言を残しており、その名言に対してジブリファンからはかっこいいという声が多く、ファンたちを魅了しています。
もののけ姫では数多くの名言が存在しています。ここでは印象に残る名言、名シーンを画像とそれに対してのファンの声をご紹介します。
もののけ姫の名言
「これ以上憎しみに身をゆだねるな」これはタタラ場でさんとエボシが決闘をしているのを止めるときに言ったセリフです。憎しみと恨みで互いを殺し合い、生きることを捨てようとするサンとエボシに対して発した言葉です。
しかしエボシは、その言葉を受け入れずにアシタカの腕を切り落とそうとしますが、アシタカはさらりと攻撃をかわし、サンとエボシの決闘を沈めます。この姿、セリフにファンは魅了されています。
アシタカは最後のシーンで、サンに向けてプロポーズの言葉を言います。サンは人間を許すことができず、結局森に帰っていきます。その別れ際にアシタカは「離れて暮らしても共に生きよう。会いに行くよ。ヤックルに乗って」その言葉にサンは、微笑んでうなずきます。この場面に対して、特に女性ファンからは「かっこいい!!」「こんな風に言われたい」などと絶賛されています。
もののけ姫で名言を言っているのはアシタカだけではありません。タタラバの長であるエボシも、私たちが住む現代の世の中にも当てはめられるような名言を言っています。「恐ろしいのはもののけより人間だからね」シシ神退治をするためにジコ坊と計画を練っているときの一言です。
出典: http://buyee.jp
ジコ坊もアシタカがシシ神に首を返す場面で「天地の間にあるすべてのものを欲するは人のごうというものだ」と言っています。これはシシ神の首を何としても手に入れたいという気持ちから、言い訳のために使われたセリフですが、とても考えさせられます。
今回はアシタカの名シーンと名言、またサンとカヤとの関係を紹介してきました。もののけ姫はまだまだたくさんの人物やもののけが登場してきます。上の画像のこだまも可愛くて、人気のキャラクターです。また名言も今回紹介しきれなかったものもたくさんあります。この記事を読んで、アシタカのかっこいい姿を見たくなったり、もう一度もののけ姫を見たいと思ったのなら、映画もののけ姫を見てみてください。