もののけ姫のこだまがかわいい!その正体やモデルを画像付きで分析

宮崎駿が監督したもののけ姫には、多くの人々や自然の象徴としての巨大な動物やあやかし、そして「こだま」が登場します。こだまは人の手の平に乗る程度の大きさに、真っ白いのっぺりとした人のような体をもち、そして頭は少し笑ったように黒い模様がついています。もののけ姫の映画の中でも、かわいらしい姿が描かれています。この記事ではこだまの画像をつかい、こだまのかわいい仕草などを紹介しつつ、その正体を考察します。

もののけ姫のこだまがかわいい!その正体やモデルを画像付きで分析のイメージ

目次

  1. もののけ姫のこだまがかわいい!その正体やモデルに迫る!
  2. もののけ姫とは
  3. もののけ姫のこだまって?
  4. もののけ姫のこだまの正体
  5. もののけ姫のこだまのモデルとは
  6. もののけ姫のこだまのかわいい画像を紹介!
  7. もののけ姫のこだまについてまとめ

もののけ姫のこだまがかわいい!その正体やモデルに迫る!

宮崎駿が監督したもののけ姫には、様々な人々やあやかしが登場します。そのなかには人に対して驚異的な力を持つあやかし、自然の象徴として巨大な動物の姿で描かれる神から、人に対して友好的なあやかしも登場します。もののけ姫に登場する人に対して友好的なあやかしとして代表的なあやかしが「こだま」です。もののけ姫の映画の中で、かわいい姿が描かれているこだま。この記事ではこだまの画像を使い、その正体を考察します。

舞台「Princess MONONOKE~もののけ姫~」公式サイト

もののけ姫とは

もののけ姫のあらすじは?

巨大なイノシシの祟り神から受けた呪いを解くために旅に出たアシタカは、とある乱世の国で巨大な二本の白い尾を持つ狼の親子と、それに同じく行動を共にするサンと出会います。サンは山犬に育てられた少女で、自分を人ではなく山犬として行動し、人間を襲い、自然を破壊して砂鉄を取る集落の主エボシの命を狙っていました。わけあってその里の者を連れてアシタカは、エボシが治めるタタラ場へと向かいます。

タタラ場では多くの人々が山を切り開き、砂鉄を取り、そこから鉄砲を作り出して近隣の戦をする国へ売って富んでいました。そしてアシタカに呪いをつけたイノシシ神が受けた弾傷も、このタタラ場で生み出された銃と弾丸によって恨み、祟り神になり果てたのだとアシタカは知ります。そして自ら産み出した鉄が多くを傷つけている現状を認識しているにもかかわらず、エボシはそれでもタタラ場に暮らす者のために鉄を作り続けます。

そしてエボシは当たりの森を納める神、シシ神を殺し、付近のあやかしの勢力を弱め、さらなる拡大を狙っていました。多くの神々がその前に人間を滅ぼそうと集結し、戦いを挑みます。しかし多くの神々やサンやアシタカの決死の努力もむなしく、シシ神はエボシが放った弾丸によって首を貫かれ、息絶えます。エボシはシシ神の首を奪い、シシ神の残る肉体がそれを求めて命を吸い取りつつ迫ります。

シシ神の肉体に触れた者、人間や動物植物、はてや神など、例外なくシシ神の肉体に命を吸収されて死んでいきます。シシ神の森の木々は枯れはて、こだまが雨のように降り注ぎ、生存者は森の外へと逃れます。しかしシシ神の肉体は、タタラ場を飲み込んだうえでさらに追いすがります。そこでサンとアシタカはシシ神の肉体に首を返すことで、事態の収拾をします。人と自然との闘いは、多くの犠牲の後、痛み分けで終了しました。

もののけ姫のあらすじを軽く紹介しました。タタラ場とそこに住む人々と人々の生活を治める人物エボシ、シシ神とシシ神の森を守ろうと戦うサンと山犬たち、そしてシシ神の森に暮らすこだまたち、それ以外とのせめぎ合いを描いた映画、もののけ姫には多くの人々や妖が登場します。こんかいのメインのこだまの正体やかわいい姿を解説するまえに、そんなもののけ姫に登場する主だったキャラクターを紹介します。

蝦夷の末裔のアシタカ

もののけ姫の主人公で、北の地の果てに隠れ住む蝦夷の末裔です。将来を部族の長として周囲からも認められていましたが、祟り神により死に至る呪いをかけられてしまいます。そして呪いを解く手段を探すために旅立ちます。やがて怪我人を拾い、シシ神の森でこだまの案内もあり、タタラ場に行きつきます。弓矢の名手で、高い身体能力を持ちます。右腕には呪いの痣があり、爆発的な力を与える代わりに少しずつ命を奪われていきます。

獣に育てられたもののけ姫サン

二本の尾を持つ白く大きな犬神が人間を襲ったさい、人間が逃れるために投げよこした赤子です。山犬に育てられたために、自分を山犬だと言い、そしてシシ神の森を犯そうとする人間を憎み、タタラ場の主であるエボシを殺そうと命を狙っています。アシタカに命を助けられ、「生きろ、そなたは美しい」と言われて動揺します。それいこう、あやかしと人間とのはざまで、心が揺れ動きます。

人の里を納めるエボシ御前

タタラ場を治める、冷静沈着な女性です。売られた娘達を買い取り、本来は女人禁制のタタラ場で仕事を与えているが、そうして作り出された鉄が争いを産み、そして女たちが売られていく矛盾を持っています。敵対するものには人間や神といえど容赦はなく、アシタカの村を襲い呪いった祟り神が生まれた原因となる鉄砲と銃弾を作り出したのも、エボシ御前と彼女が率いる人々です。

もののけ姫のこだまって?

こだまの住んでいる場所

もののけ姫のなかでこだまが登場するのはシシ神の森です。シシ神の森へ入ってこだまと遭遇したアシタカは「こだま、ここにもこだまがいるのか」こだまのことを知っていたようでした。そして怯えるタタラ場の人物に、こだまのことを「森が豊かなしるしだ」と説明します。そこからこだまはシシ神の森だけでなく、アシタカが暮らしていた北の果てのように、人の手が入っていない画像のような豊かな森に暮らしていることがわかります。

こだまの特徴は?

こだまは、画像のように真っ白な体をしています。大きさは画像からすると、人の手の平ぐらいの大きさから、もう少し大きくてくるぶし程度の大きさほどのかわいい大きさです。頭の部分は、こだまによって細長いものから真ん丸なもの、ジャガイモのように凹凸がある物と様々なこだまがいます。頭には三つの黒い穴のようなものがあり、時には笑っているように見えるこだまもいます。

そんなかわいいこだまが登場するもののけ姫では、太古の森を治めるシシ神が登場します。シシ神とダイダラボッチは昼と夜の姿で、同じ存在です。そのダイダラボッチが夜から昼のシシ神の姿になる時、こだまたちはシシ神の森の樹上で顔を見せます。そして様々な形をした頭を鈴のように降り、からからと音を出すことができます。

こだまが登場する映画もののけ姫では、広大なシシ神の森に迷い込んだアシタカをみんなで案内したり、案内をしつつ仲間をおんぶしたり、側転をしたりと様々なかわいい動きをみることができます。この活き活きとしたかわいいこだまを見たい方は、映画もののけ姫を是非見てください。

もののけ姫のこだまの正体

こだまの正体は精霊

まずはこだまが映画もののけ姫ではどのような姿で描かれているかを紹介します。画像のように、こだまの姿は、人の手の平に乗る程度の大きさに、真っ白いのっぺりとした人のような体をもち、そして頭は少し笑ったように黒い模様がついています。映画もののけ姫のなかでは、なにもないところからすぅと現れるなど、他に登場する動物の神様のように、物質として存在しているようには描かれていません。

さらに映画もののけ姫の終盤に、シシ神の影響によりシシ神の森にある樹木が命をすいとられて枯れてしまうシーンが描かれました。そこでは、こだまがゆっくりと降り注ぎ、地面に落ちるとそのまま消えていくといったように描かれていました。それまでの動物の神々は、死してもその躯がのこり続けます。しかしこだまには死骸が描かれず、消えてしまいます。そこからこだまの正体は他の神々とは違う性質があるとされています。

ではこだまの正体とはなんなのか。映画もののけ姫を作った宮崎駿監督は、こだまのことを木の精霊としています。その正体は、木が生きていることを表しているとされています。そのために、木が死ぬシーンでは、こだまが雨の様に降り注いで消えていくのです。木々の生命を視覚化した姿として、こだまの正体が映画の中で描かれています。

こだまはトトロになる!?

こだまとは「木霊」と書くとおり、木の精霊です。アシタカも映画もののけ姫の作品の中で、こだまと共に通りかかった巨木を見上げて「これがおまえたちの母親か。立派な樹だ」と語っています。そして映画もののけ姫を制作した宮崎駿監督が、過去に作成した映画「となりのトトロ」に登場する不思議な生き物のなかにトトロと呼ばれるかわいい生き物がいます。

最初にトトロに出会った少女が名前を聞いたときに、トトロが鳴き声をあげた声を聞いて「あなたトトロって言うのね!」トトロと名付けたために、映画の中ではトトロと呼ばれています。しかしその本当の名前は「ミミンズク」とされています。年齢は1302歳、日本に太古より生き、巨大なクスノキに住んでいる生き物と言われています。同じ木に関する精霊なのです。そのためにこだまは将来トトロになるのではと言われています。

また映画となりのトトロでは、画像のような大きなトトロのほかに、青みがかったトトロと、真っ白なトトロもいます。このかわいい真っ白なトトロは、こだまのように目と口以外には普段は真っ白な姿に、時には半透明な姿で描かれることもあります。映画もののけ姫のこだまも半透明で、頭の穴以外は真っ白で描かれているなど、小さなトトロと共通点が多くあります。

さらに映画もののけ姫ととなりのトトロを作り出した宮崎駿監督は、もののけ姫のラストシーンについてのコメントを述べているときに、トトロとこだまに関することを言いました。ラストシーンでこだまが歩いているシーンについて「それがトトロに変化したって、耳が生えていたってことにすれば、そうすると首尾一貫するんです。なんだか、わけわかんないけど」と述べています。ここからもこだまがトトロになる可能性があります。

もののけ姫のこだまのモデルとは

こだまにはモデルがいた!?

映画もののけ姫の映画の中では、植物たちが生きている様子をわかりやすくしたものとしてこだまの正体が描かれています。映画もののけ姫のシシ神の森や、豊かな森に現れるというこだま、真っ白な体に三つの穴があいた不思議な頭、かわいいこだまの外見には、モデルとされた話があります。

宮崎駿はその「こだま」の見た目について「森に何かいるのが見えるというスタッフの手によるもの」だと語っています。もしかすると、そのスタッフにとっては、森の中には白く小さななにかがいて、もしかしたらそれがこだまの姿なのかもしれません。

こだまのモデルは屋久島にいる

宮崎駿は映画もののけ姫を作成するときに、シシ神の森のモデルとなった森があります。その場所は日本有数の太古からの自然が残る場所、樹齢千年を超える屋久杉がある島、屋久島です。屋久島には豊かで美しい自然が残されており、島の90%が森林が広がっています。さらにはユネスコの世界遺産に登録されて守られています。もののけ姫に描写されるうっそうとした木々に苔むした岩々、清らかな水は画像のような光景から来ています。

そしてその屋久島で撮影された写真には、こだまのように白く半透明な小さなものが写り込むことで有名です。その写り込んだ無数の白いものが、こだまのように見えることから、ネットじょうでは屋久島にこだまが実在するのでは?といった噂まであります。

屋久島には「木霊の森」と呼ばれる場所があります。それは屋久島北部を流れる宮之浦川支流白谷川の渓谷白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)と呼ばれる場所です。その白谷川の渓谷には、アシタカとサンが出会った川のような苔むした岩々に清水が流れる川を見ることができます。白谷雲水峡の森林の人の手が及んでいない自然の光景は、まさにシシ神の森と呼ばれても過言ではない光景だと有名です。

もののけ姫のこだまのかわいい画像を紹介!

こだまの表情はそれぞれ違う

こだまの頭には穴があいています。その穴の大きさや形は、こだまそれぞれによって違います。画像の様に丸い穴が三つ開いているこだまがいれば、にっこりと微笑んでいるように見えるこだまもいます。その表情は変化することはありませんが、そのかわいいと評判の動きや楽しそうにしている素振りから、いつも笑っているように見えます。

こだまのおしりがかわいい!

こだまは真っ白なのっぺりとした人形のような手足をしています。そしてそんなかわいい姿で、もののけ姫の劇中で走ったり、はねたり、アシタカの足元を通り過ぎていく姿のときに見えるこだまのお尻はとてもかわいいとこだまのファンには好評です。

こだまが風に揺られてかわいい

もののけ姫には、夜の姿のディダラボッチが昼のシシ神の姿になるシーンがあります。そのときにこだまたちが、シシ神の森の樹木のうえから顔を出して、その様子を見ています。そしてディダラボッチの姿が朝日を浴びて消える時に、突風が吹き荒れます。その風にこだまたちが乗っている枝が揺れて、ざわざわと木の葉が吹きとされるなか、こだまたちは両手を上にあげたりしています。その様子は画像の様にどこか楽しそうです。

もののけ姫のこだまについてまとめ

かわいいこだまたちや、アシタカにサンなど魅力的なキャラクターを交えて紹介してきました。映画もののけ姫には、この記事で紹介した以外にも素敵なキャラクターに、一度見ただけでは全量がわからないほどの深い物語、そして宮崎駿監督がこめた多くの意味があります。

今回の記事を読んで、かわいいと評判のこだまたちを見たくなったり、素敵なキャラクターたちが動いているところを見たくなったら、ぜひ映画もののけ姫を見てください。

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