もののけ姫のサンの生い立ちとは?可愛いシーンやセリフ・設定内容まとめ

『もののけ姫』のメインヒロインのサンについて、まとめてみました。スタジオジブリ制作の長編アニメ映画の中でも特に人気の高い『もののけ姫』。多くのファンから歴代のジブリ映画のヒロインの中でも可愛いと評判のサンですが、そもそもなぜ犬神に育てられる事になったのか?生い立ちや経緯、設定内容まで詳しく検証していきます。またもののけ姫と人から呼ばれ、山犬として生きてきたサンがアシタカと出会い、森と人間の共存の為に尽くす姿に徐々に心をひらき、惹かれていく。そんなサンの可愛いシーンやセリフにも注目していきます。

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目次

  1. もののけ姫のサンの生い立ちとは?可愛いシーンやセリフ、設定もまとめて紹介!
  2. もののけ姫とは?
  3. もののけ姫のサンの生い立ちは?
  4. サンの可愛いシーンやセリフ紹介!
  5. もののけ姫のサンにはこんな設定があった!
  6. もののけ姫のサンについてのまとめ!

もののけ姫のサンの生い立ちとは?可愛いシーンやセリフ、設定もまとめて紹介!

ジブリの映画作品の中でも、大変人気の高いもののけ姫。その中のメインヒロインのサンのことを、詳しく知っているでしょうか?映画の公開から長い間たっても、可愛いと言われ続けているサン。今回は『もののけ姫』のメインヒロインのサンについて、生い立ちや可愛いシーン、セリフ、設定など、詳しく紹介していきます。

スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

もののけ姫とは?

スタジオジブリ制作であり、宮崎駿監督の長編アニメ映画の中でも人気の高い『もののけ姫』。もののけ姫のストーリーは、森に住まう太古の神々ともののけたちと人間の対立、衝突を描いた物語です。

時代設定は中世(室町時代の頃)。エミシの村に住む少年アシタカは、村を襲ったタタリ神と呼ばれる猪の化け物を退治した際、右腕に死の呪いを受けてしまいます。呪いのため村を追われ、猪の来た西へ、原因と呪いを絶つ方法を探しに旅立ちます。

村からはるか西に、太古の神々やもののけたちが住まうシシ神の森と、山を切り開き鉄を作り、栄えているたたら場という人の国があり、たたら場を治めるエボシが、石火矢と呼ばれる火砲を作らせ、もののけや付近の侍から自国を守っている事を知ります。

生と死を司る神、シシ神の首を取り、もののけたちをしずめ、国を豊かにしようとするエボシと、その命を狙うもののけたち。たたら場を襲ったのは、犬神に育てられ、人からもののけ姫と呼ばれる人間の娘、サンでした。窮地に立つサンを助けたアシタカは瀕死の傷を負うが、サンの助けでシシ神に傷を癒やしてもらいます。

人間と最終決戦をしようと集まる猪たち。森と人間が争わずにすむ道は無いか思い悩むアシタカですが、争いは始まってしまいます。そしてエボシはついにシシ神の首を取りますが、残ったシシ神の体から大量の液体が飛び散り、それに触れた者は死に、森は枯れ、山を液体が津波の様に覆い尽くし、たたら場も壊滅してしまいます。

サンは森が死んだと絶望し、人間への憎しみを爆発させますが、アシタカに説得され、協力してシシ神の首を人の手から取り戻します。シシ神へ首を返しますが、朝日を浴びると同時に倒れ、風となって消えてしまいます。

シシ神の風を浴びた森は僅かながら緑が戻り、人は傷や病気が癒え、アシタカの呪いも消えてなくなります。アシタカは好きだが人間を許すことはできないと言うサンに、アシタカはそれでもいいから共に生きようと語り合います。エボシも、たたら場を新たにいい国にしようと村人たちに語りかけます。

もののけ姫のサンの生い立ちは?

『もののけ姫』のメインヒロイン、サンの生い立ちについて、欠かせない存在は犬神(山犬)のモロです。モロが母親となり育てられたサンは、森に染まり、山犬として生きていくことになります。

もののけ姫のサンの幼少期

そもそもなぜサンはモロに育てられる様になったのでしょうか?作中で過去の経緯に触れられている場面は、サンの育ての親のモロが「森を侵した人間が我が牙を逃れるために投げてよこした赤子がサンだ。人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ哀れで醜い可愛い我が娘だ」と言っています。

この事からサンは、産まれて間もない赤子の時に生みの親に生贄にされた生い立ちである事が分かります。この時代設定の時期は、荒ぶる神々へ生贄に赤子や若い女を差し出すという文化があった為、今の時代では考えられないですが、あってもおかしくはない設定ですが、壮絶な生い立ちです。

もののけ姫と呼ばれる存在に

赤子の頃から犬神のモロに育てられたサンは、山犬として生きていく中で、森を切り開き、自分の居場所を奪おうとする人間を憎み、やがて自分の居場所を守る為、人間と戦う様になります。その結果、人から恐れられもののけ姫と呼ばれる存在になったということです。

アシタカとの出会い

もののけ姫と呼ばれ、人間と争い続けるサンにとって、人間とは憎しみの対象でしかありませんでした。しかし、アシタカと出会い、森と人間の共存を望む姿に、次第に心を惹かれ、憎しみ以外の感情が生まれていきます。

人間らしい感情が芽生え始めたサンでしたが、最終決戦の末、シシ神の首をとられ、シシ神の体から大量の液体が飛び散り、木が枯れ、森が死にゆく中、サンは人間への憎しみを爆発させます。アシタカへも牙をむけますが、アシタカはサンの憎しみをも優しく受け入れ、「そなたも人間だ」と人間を受け入れるように説得します。

シシ神の首を取り戻すと森に緑が戻り、アシタカの呪いも消え、サンは、人間を許す事はできないが、アシタカのことを好きという感情を素直に口にできるほど、可愛い女の子へと変わることができました。

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サンの可愛いシーンやセリフ紹介!

ここからは、『もののけ姫』のメインヒロイン、サンの可愛いシーン、セリフについて、解説も含めてまとめていきます。ぜひともその可愛さを覗いてみてください。

「去れ」アシタカとサンの出会いのシーン

『もののけ姫』を語る上で、欠かせない存在と言えばやはり主人公のアシタカとメインヒロインのサンですが、この2人の出会いのシーン。アシタカ「我が名はアシタカ。東の果てよりこの地へ来た。そなたたちはシシ神の森にすむと聞く古い神か?」サン「去れ」アシタカがサンと初めて交した言葉ですが、敵意なく声をかけてくるアシタカに一瞬少し戸惑った様子のサンが可愛いと話題です。

アシタカとキス?口移しシーン

『もののけ姫』において割と賛否両論分かれるシーンですが、傷つき倒れているアシタカに固くて食べれない肉をサンが口移しで食べさせてあげるシーンがあります。口移しというと、キスシーンみたいなイメージがありますが、『もののけ姫』においてはそんな風に全然見えません。生きる為にやむなくやっているので、色気が無くても当たり前かもしれません。もちろん可愛いという意見もあるので、今回は注目して紹介してみました。

目が覚めていたらヤックルに礼をいいな

アシタカがシシ神に傷を癒してもらい、目覚めた時の一幕。サン「目が覚めていたらヤックルに礼をいいな。ずっとお前を守っていたんだ」アシタカ「どうしてヤックルの名を?」サン「自分から色々話してくれた。お前のことも故郷の森のこととかも。シシ神様がお前を生かした。だから助ける。」敵意剥き出しの今までと違い、少し柔らかい表情のサンが、ヤックルに対して優しい眼差しをしているとても可愛いシーンです。

「そなたは美しい。」サンのリアクションが可愛すぎる

『もののけ姫』の中で、サンの1番可愛いと言っても過言ではないシーンがこちら。アシタカ「生きろ。」サン「まだ言うか。人間の指図はうけぬ。」アシタカ「そなたは美しい。」サン「・・!?」威勢よく噛みつかんばかりの勢いでしゃべっていたサンに意表をついたアシタカの褒め言葉で戸惑い、照れ、嬉しさなどの葛藤が見てとれる可愛いリアクションをします。『もののけ姫』の中でも人気の高い可愛いシーンです。

母さん、ここでお別れです

『もののけ姫』において、森が戦場となる前に、エボシらが煙などで乙事主ら猪をおびき出すシーンがあります。それを眺めていたモロたち山犬一族の会話の中での一幕。モロ「あれも誘いだ」サン「母さん、ここでお別れです。私、乙事主様の目になりに行きます。あの煙に困っているはずだから。」サンがモロにすがりつき、別れをいうシーンですが、モロの慈しむような眼差しと素直に愛情表現するサンがとても可愛いシーンです。

「もう終わりだ。何もかも。森は死んだ。」サンが弱音を吐く姿が可愛い

人間にシシ神の首をとられた後、アシタカがサンへシシ神の首を取り戻す為に力を貸してほしいと頼むが、サンは人間は嫌いだと、感情をぶつけます。それを受け止めてサンを抱擁するシーン。アシタカ「すまない。なんとか止めようとしたんだが」サン「もう終わりだ。何もかも。森は死んだ。」アシタカ「まだ終わらない。私たちが生きているのだから。力を貸しておくれ。」サンを励ますアシタカもこのシーンの見どころです。

アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない

『もののけ姫』を語る上で、絶対に外せないシーンといえば、やはりシシ神に首を戻し、危機が去った最後のシーンです。サン「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない。」アシタカ「それでもいい。サンは森で、私はたたら場でくらそう。共に生きよう。会いに行くよ。ヤックルに乗って。」アシタカに心を開き、棘の抜けたサンの表情や仕草は年相応の女の子になり、とても可愛いと話題です。

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もののけ姫のサンにはこんな設定があった!

『もののけ姫』メインヒロインのサンについて、公式の設定や、宮崎駿監督のインタビューやメモ書きなど、世に出ている裏設定から都市伝説まで、サンに関わる色々な設定をまとめてみました。

サンの年齢は?

『もののけ姫』のサンの年齢は公式の設定で15歳。14〜15年の間、犬神のモロに山犬として育てられ、人間からもののけ姫と呼ばれる様になった生い立ちであるサンですが、生みの親は誰なのかについては語られていません。また『もののけ姫』公式の設定にも、宮崎駿監督のインタビューやメモ書きなど、世に出ている裏設定にも、生みの親については特に表記がありません。

サンはエボシ御前の子供?

「『もののけ姫』のサンの生みの母親は、エボシである」という都市伝説があります。『もののけ姫』公式ページでも宮崎駿監督本人からも語られてないので、確認は取れませんが、どうしてそんな都市伝説があるのか、根拠など、裏設定まで含めて検証していきます。

『もののけ姫』において全ての元凶と言っても過言ではないエボシ御前。エボシの過去の生い立ちの裏設定については、宮崎駿監督のメモ書きにて明らかになっています。エボシは海外に売られ、倭寇の頭目の妻となり、そこで頭角をあらわしていき、ついには頭目を殺して金品を奪い、故郷に戻ってきたという驚きの裏設定があります。(この時、海外(明)で最新の武器「石火矢」を手に入れ日本に持ち込んでいるということです)

『もののけ姫』の時代設定から、結婚していた事実があるという事は、子供を産んでいても不思議ではありません。また殺した倭寇の頭目との子供であれば、自分が助かる為であれば生贄にしてもおかしくはありません。

エボシはアシタカに対して、「森に光が入り山犬どもが静まれば、ここは豊かな国になる。古い神がいなくなればもののけ達もただのけものになろう。さすればもののけ姫も人間に戻ろう」と言っているが、深読みすれば、シシ神退治の目的は豊かな国にする事ともののけ姫を人間に戻す事と解釈する事ができます。

気になるエボシの年齢については『もののけ姫』公式ページや宮崎駿監督本人からも語られてない為、詳細は不明です。年齢からの検証はできないので、ここでも明確に都市伝説を否定できる材料にはなりません。(エボシが20代前半くらいの年齢だったならサンが15歳なので少し無理がある設定になります)

『もののけ姫』のサンの生い立ちに関して、都市伝説にあるエボシ母親説を検証した結果、情報が少ない為、明確に否定する事ができないので、あり得ないとは言えない事が分かりました。しかしあくまで都市伝説であり、信憑性は薄いです。信じるか信じないかはあなた次第です。

犬神はサンを人間界へ帰すつもりだった?

『もののけ姫』のサンが母親と慕うモロについて、「犬神はサンを人間界へ帰すつもりだった」という説があります。サンを育てる際に人語を教え、服や靴、装飾品を作れる様に教育した事や、アシタカに対しての対応から、森と共存するという形であれば人間の文化や存在は許容するという考えに見えます。山犬として生きていけなくなったとしても、人間として生きていけるようにという考えがモロにあったということです。

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もののけ姫のサンについてのまとめ!

『もののけ姫』のメインヒロイン、サンについて、生い立ちや可愛いシーン、セリフ、設定に関してまとめてみましたが、語り尽くせない魅力がこの作品には多くあります。今や日本国内に留まらず海外でも非常に高い人気を誇る『もののけ姫』。日本が誇るアニメ映画の中でも後世に残していかないといけない魅力ある作品です。ぜひとももののけ姫を、これからも楽しみましょう。

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