ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の名言集!久能整の心に響くセリフは?

ここでは、漫画ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の名言集をお送りします。ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の登場人物たちのセリフには多くの名言があり、多くの読者を引き付けています。今回はその名言の中から、選りすぐり、名言集としてお送りします。特に久能整のセリフには、「名言が刺さる」と多くの反響が寄せられています。ぜひ、久能整の名言集で、心を解きほぐしてみてください。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の名言集!久能整の心に響くセリフは?のイメージ

目次

  1. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)とは?
  2. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の久能整の名言集
  3. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の名言カルタ
  4. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)のあらすじと名言をネタバレ
  5. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の面白い魅力
  6. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が実写ドラマ化
  7. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)に関する感想や評価
  8. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の名言まとめ

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)とは?

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)と言う漫画はご存知でしょうか?「マンガ大賞2019」の受賞で大きな話題となった漫画ですが、登場人物達のセリフにも大きな注目が集まっています。特に、久能整のセリフはセリフは名言だと言う声が多く挙がっています。今回は、漫画内の数々のセリフの中から選りすぐり、名言集としてお届けします。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の漫画の概要

「ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)」は、月刊フラワーズ(小学館)で連載されているミステリー漫画です。2021年9月現在も連載が続いており、単行本としては9巻まで発刊されています。2017年1月号に同じく連載中だった「7SEEDS」と並行して、読切漫画作品としてepisode1が掲載されたのが始まりです。2018年1月号から改めて連載が開始されました。「マンガ大賞2019」の受賞は大きな話題となりました。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)は、主人公・久能整(くのう・ととのう)が事件を解決していく物語ですが、探偵や警察のように事件を捜査するわけでも、特殊能力があるわけでもありません。久能整がとにかく話をする事で、周囲の人々の悩みを解決し、時には意識をも変え、結果として事件を解決に導きます。その久能整のセリフが、時には名言として読者の間で話題に上がり、漫画も大きな反響を呼んでいます。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の作者

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の作者は、田村由美先生です。9月5日生まれ、和歌山県出身の漫画家で、1983年に「オレたちの絶対時間」でデビューしました。代表作には、「7SEEDS」や「BASARA」があります。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)という漫画作品に関して、田中由美先生は1巻のおまけページで「閉鎖空間で会話だけで成り立つ物語を、漫画でやってみたかった。」と綴っています。そして、この漫画は久能整がしゃべりまくる話ですが、それは舞台劇のようなイメージで描いているそうです。

田村由美「ミステリと言う勿れ」 | 「月刊flowers」公式サイト|小学館

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の久能整の名言集

ここからは、ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の久能整の漫画のセリフの中から、ネット上などで話題となった名言を集めてみました。この名言集を見ると、彼の人となりが見え、時には今までの自分自身の考え方に一石を投じてくれるような言葉にあふれています。ただし、この名言集はあくまでも考え方の一つと捉えてお楽しみください。

久能整の名言①「真実は人の数だけ…」

1巻episode1「容疑者は一人だけ」にて、取り調べ中に大隣署の刑事・青砥に向けて放ったセリフです。久能整が青砥の過去の冤罪事件を思い出すと、青砥は「今でも犯人だと思っている。どれだけ虚言を尽くしても、真実は一つだ。」と言います。そんな青砥に対して、整は次のように言います。

真実はそれぞれの人の主観によって作られ、それぞれの人によって真実は違いまsが、事実はあくまでも起こった事柄であり、警察が調べるべきなのは事実だと、整は例え話を交えて話します。「真実」と「事実」を区別する考え方に、青砥だけでなく読者も驚かされたことでしょう。なお、この名言は漫画の帯にも書かれており、名言の中の名言の一つと言う声もあります。

久能整の名言②「ここで発生するすべての問題は…」

1巻episode2「【前編】会話する犯人」にて、バスジャック犯が「もし逃げたら、その人のせいで他の人が皆殺しになる。おまえの責任になる。」と言われたときの、久能整のセリフです。

この後、責任転嫁しないようにと述べています。これを聞いた犯人だけでなく、ほかの乗客たちも驚きの表情を浮かべています。ちなみに、この場面で一見すると単純に驚いた乗客を描いた漫画の一コマにすぎませんが、実は犯人と乗客とで描き分けられているように見えます。田村由美先生の秀逸な伏線と言えるかもしれません。

久能整の名言③「僕は攻撃されると…」

3巻episode4-4「鬼の集」のセリフです。それまで、久能整は相続候補者4人で協力して解決してほしいと呼びかけ、自身は一線を引いていました。しかし、ある夜なぜか車に轢かれそうになります。整は次の朝、犯人に対して実質の宣戦布告をします。

こうして、整は遠慮なく徹底的に調べ始め、やがて真相にたどり着きます。このセリフは、ミステリというなかれという漫画全体の中で、彼の性格を表す数少ない名言の一つと言えます。

久能整の名言④「弱くて当たり前だと…」

4巻episode4-5「殺すのが早すぎた」にて、久能整が本当は深い心の傷を負っているのに、強がっている相手に向けた言葉です。「日本では弱さを認めず、弱いものが負け。壊れないのが正しく、壊れたら退場。悩む事も恥ずかしいという根性論がある。」と前置きをしたうえで上記の様に述べ、カウンセリングを受けて心の傷を修復する事を勧めています。この「人の弱さ」に対する優しい言葉は、名言と言えるでしょう。

久能整の名言⑤「人を殺す可能性がある…」

7巻episode10「嵐のアイビーハウス」にて、大学教官の天達先生と車に乗っている時の会話です。免許を取らないのか?と聞かれた久能整は、「はい、怖いので…自分だけ死ぬんだったらまだしもなんですけど、人を殺す可能性があるってことが怖いんです。」と答えます。

人を巻き込む可能性がある事に怖さを感じているところに、過去のトラウマではないかという声も挙がっています。ただ、いつもなら自分の信条を曲げない整が、「必要な気がしたら取ったら?」という天達先生の言葉に対し、なぜか「気が変わるかもしれない」とらしくない発言をしています。これには、ある出会いが関係しているようで、考え方の変化に本人も驚いています。

久能整の名言⑥「ダンゴムシに…」

「ダンゴムシになっちゃダメ」。これは、2巻episode2「【後編】犯人が多すぎる」と7巻episode10-2「嘘をできるだけ」で登場します。名言というよりは、久能整が恐怖を感じた時の口癖ともいえるでしょう。ダンゴムシのように丸まり、外と自分を遮断し、まるで恐怖から必死に逃げようとしているかのようにしています。

しかし一方で、「子供じゃないんだから…」や「大人になったんだから、なっちゃダメ」と言葉では苦しさを我慢して言い聞かせているようです。ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)では、度々整の過去の境遇が垣間見え、ダンゴムシも過去の影響と考えられます。見ている読者を切なくさせる場面でもあります。

久能整の名言⑦「僕が気になる人は…」

8巻episode13「ネガティブなポジティブ」で、「雰囲気が変わった?彼女が出来た?」と聞かれたときの久能整のセリフです。整は寂しそうな表情を浮かべてているようにも見えます。果たして「みんな」とは今までに出てきた登場人物以外に、誰のことを指しているのでしょうか?この謎めいた名言に、過去の整の境遇やこれからの展開が気になった読者は少なくないでしょう。

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ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の名言カルタ

カルタの取り札

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の各エピソードの終わりには、「名言カルタ」が収録されています。これは、各エピソードで登場人物たちが発した印象的なセリフを、カルタの取り札の形で紹介しているものです。言わば「作者の選んだ名言集」と言ったところでしょう。ここからは、この名言カルタの中から厳選して紹介します。

名言カルタ①「僕は常々人間が3種類いたら…」

「僕は常々人間が3種類いたらいいなあと思ってて」
「全く違う思考回路の別の種族が同じ配分でいたらなあって」

1巻episode1「容疑者は一人だけ」での風呂光に対する久能整のセリフです。女性としてバカにされているのではないか?自分の存在意義は何か?と問う風呂光に、男女としての考え方とはまた違う、第三者の必要性を述べます。そして、風呂光に「おじさん達を見張る位置。おじさん達に混ざらず、違う生き物でいて下さい。」と諭します。

名言カルタ②「僕は子供を持ったことは…」

「僕は子供を持ったことはないですが子供だったことはあります」

1巻収録のepisode1「容疑者は一人だけ」にて。藪刑事が家族のために復讐を遂げたと言った事に対し、「子供であれば、仕事で忙しいというのは、家族と会いたくなかったからで、僕たちが死んだら忙しくなくなったと思う」と言います。そして、逆上した藪にとどめの一言として言い放ちます。子供の立場から意見を述べることが出来る、まさしく久能整だからこそ言えるセリフと言えます。

名言カルタ③「『欠点』と『弱点』は…」

1巻収録のepisode2「【前編】会話する犯人」にて、バスジャック犯に「自分の欠点と弱点を言え」と言われ、「『欠点』と『弱点』は全然違うものなんですけど」と物おじせず返答します。そして、犯人に欠点を聞き返します。どのように違うのかに関しては、今回は持論を述べていませんが、きっと自身の考えをきちんと持っているが故の名言でしょう。ちなみに、整の弱点は「カレー」です。

名言カルタ④「どうして人を殺しちゃ…」

1巻収録のepisode2「【前編】会話する犯人」にて、多くの乗客が「当たり前だ」と答えるも、揚げ足を取りつつ、さらに質問を重ねます。「どうして人を殺しちゃいけないんだ?」それに対し、整は「いけないという事はない」と誰もが驚く答えを返します。

犯人がこう問いかけた事には、何か裏があるようです。とにもかくにも、この一連の犯人と整の会話から、私達が当たり前だと思っていたことは、私達が秩序を重んじて暮らしてきた世界であったが故に成り立っているという事に気づかされます。

名言カルタ⑤「どうしていじめられてる方が…」

2巻収録のepisode2「【後編】犯人が多すぎる」にて、大きな反響を呼んだ名言の一つです。日本ではいじめられている方に逃げ道を与えようとしますが、リスクが大きく辛い思いをします。一方、欧米の一部ではいじめている方が病んでいるとみなされると整は話します。整は、後者のように考えられるようになるといいと願っているようです。このセリフは、今の日本のいじめの現状に、一石を投じているようにも感じ取れます。

名言カルタ⑥「大人になったら…」

5巻episode8-2「遠火と近火」にて、病院のレストランでぶつかったのをきっかけに出会った、下戸陸太のセリフです。カエルの成長になぞらえて、子供のころの記憶の話になった時に、「カエルは大人になっても水中にいたころの記憶を持っていいるのか?」と疑問をつぶやくと、「大人になったら忘れるのさ、みんな」と返します。水中にずっといたという陸、まるで現実からの逃避の願いを込めているかのようです。

名言カルタ⑦「サラツヤにしたからといって…」

6巻episode9「デートならぬ遠出」にて、天然パーマの久能整が直毛にあこがれている事を表している一場面のセリフです。ストレートアイロンで伸ばしてみましたが、その結果が「サラツヤにしたからといって、イケメンになるわけではない」でした。もしかすると、直毛サラツヤのイケメンである犬堂我路を意識しているのかもしれません。

名言カルタ⑧「整くんがここにいたら…」

6巻episode2.5「帳は幾重にも」にて犬堂我路のセリフです。整が広島で狩集家の事件を解決したことを知った時、「整くんがここにいたら、意見を聞いてみたいな」とつぶやきます。我路の中でも、久能整の存在はある意味大きいのかもしれません。今後も二人の接点が重要な意味を持つことを表しているかのようです。

名言カルタ⑨「あなたはまだ頭でしか…」

7巻episode10「嵐のアイビーハウス」にて。「あなたはまだ頭でしか知らないことが多いけど、この先、体験することで考えが変わることもあるだろう。それは恥ずかしいことじゃない。」天達先生は、ライカとの出会いを通じて、今までとは違う考えを持った整に対し、こう諭しました。そして、そのためには人に会い、人を知る事だとも言います。戸惑いを隠せない整の心に、そして読者に対しても気付きを与える名言です。

名言カルタ⑩「誰かと一緒にくるのって…」

8巻episode11「星降る舌八丁」にて、久能整はライカと一緒に美術館を訪れます。いつもは一人で行動しているため、整にとって新鮮な事だったのか、とにかくライカに話しかけています。そして、「誰かと一緒に来るのって、案外楽しい」とふとつぶやきます。彼自身も新しい発見をしたという事でしょう。そんな彼の変化を垣間見せる名言です。

名言カルタ⑪「物理的に何かを生産してる…」

ゲームをしている人の手

「物理的に何かを生産してるわけじゃなく、自分のために頑張るわけです。でもその姿を見たいと、技能を見たいと多くの人が思えば、それは仕事になります。プロの生業が成立します」

8巻episode11「星降る舌八丁」にて、引きこもりを否定する男性に対し、それを肯定する意見を述べ、さらに男性の孫がプロゲーマーを希望していることに対しても、それが仕事として成り立つという事を論じているセリフです。世の中の情勢をきちんと踏まえた上で意見が出来る整が、いかに広く知識を持っているかがよく分かります。

名言カルタ⑫「名前は大事です…」

8巻episode13「ネガティブなポジティブ」にて、見分けのつかない双子に対し、母親だけは見分けてたくさん名前を読んであげていたという家政婦に対し、「名前は大事です。自分の名前は」と答えます。1巻で「父親が何回名前を呼ぶか?」や、「自分の父親に数えるほどしか名前を呼んでもらっていない」と度々名前に対するセリフが登場しています。もしかすると、整の親に呼んで欲しかったという気持ちの表れかもしれません。

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ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)のあらすじと名言をネタバレ

1巻のあらすじと名言や名セリフ

episode1の舞台は警察署、久能整は家の近所で起きた、大学の同級生の殺人事件の容疑者とされ、取り調べを受けます。不利な状況の中、刑事達の言葉に持論や疑問を呈し、彼らを困惑させます。そんな中、たまたま耳にした刑事達の身の上話にも持論を投げかけ、彼らの心を動かしていきます。そして、整は過去の記憶と刑事達の捜査から、事件の真相を導きます。なお、この時の刑事・池本や風呂光、青砥とは後の事件にも登場します。

episode2【前編】では、美術展に行くためバスに乗った久能整が、バスジャックに遭遇します。ただ、犯人は何かを要求する素振りを見せず、バスの中で質問に答えさせるだけ、トイレ休憩もありと変わったバスジャックでした。少し不思議に思う久能整と他の乗客を乗せたバスは、やがて山の中の一軒の屋敷にたどり着きます。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)1巻の名セリフ、名言集

  • (その同級生殺人事件の目撃者は)皆さんがよく知らない人物。それなのにどうしてその人が本当のことを言っていて、僕のほうがウソをついているって思えるんですか。
  • 猫はあなたに死ぬところを見せたくなかったんです。猫は風呂光さんのことが大好きだから見せたくなかったんです。
  • メジャーリーガーは子供の成長に立ち会うことを父親の権利だと思い、日本側の解説者たちは義務だと思ってる。そこには天と地ほどの差があるんですよ。

2巻のあらすじと名言や名セリフ

episode2【後編】では、バスジャック犯によって目的も分からず、屋敷に滞在させられます。そこには一人の若い女性の写真が飾られており、乗客たちはなぜかその写真に驚いています。一方その頃、警察では連続殺人事件の捜査が行われていました。

実は、その女性は連続殺人事件の被害者でした。今回のバスジャックはその犯人を見つけるために仕組まれたもので、整は真犯人を見つけます。なお、今回の事件に登場した犬堂我路(いぬどう・がろ)の存在が、今後の物語の展開の重要なポイントとなっています。

episode3の舞台は、広島へ向かう新幹線の中です。たまたま久能整の隣に座った女性が、手紙を読んでいました。その手紙に隠された暗号に気が付いた整は、隠されたメッセージを解き明かします。メッセージの真意を解いた時、女性の生い立ちに隠された事実を知る事になります。

episode4。久能整は、広島で美術展や市中観光を堪能しつつも、東京から女性に後をつけられていることに気がついていました。その女性・狩集汐路(かりあつまり・しおじ)は我路からの推薦で、久能整に近づいてきたと言います。こうして、整は狩集家の遺産相続争いに巻き込まれていきます。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)2巻の名セリフ、名言集

  • “人の為”と書いて”偽“になる不思議
  • それ誰かが毎日やってくれているんですよね。あなたもその一人で、それ何が悲しいですか。
  • (バージンロードは)どうして父親とだけあるくのだろう

3巻のあらすじと名言や名セリフ

3巻は2巻の続き、狩集家の物語のみで構成されています(episode4-2~4-5)。汐路達4人の候補者のうち、お題を解いた一名に遺産が与えられます。成り行きで、久能整は与えられたお題を解く事になります。すると、狩集家の古くから存在する恐ろしいしきたりの事実や、汐路の父達の死の真相が分かります。最後は親の子を思う気持ち、そして歴史の呪縛を解いて幕を閉じます。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)3巻の名セリフ、名言集

  • 子供をスパイにしちゃダメです
  • 子供って乾く前のセメントみたいなんですって。落としたものの形がそのまま跡になって残るんですよ。
  • 女の幸せとかにもだまされちゃダメです
  • 下手だと思った時こそ伸び時です

4巻のあらすじと名言や名セリフ

episode5では、雨の中出かけた久能整の前に、雨に濡れた記憶喪失の男が現れます。気になった整はその男と話をしますが、そのうち彼が爆破犯であり、爆弾が仕掛けられている事が分かります。今までの会話から、整は答えを導きます。

episode6、episode5で転倒し、病院に搬送された久能整は、検査入院をする事になりました。その夜、自分の隣のベッドで自省録を読んでいる老人と話す事になります。元刑事というその老人は、過去のある事件を語ります。それは、犯人は行方不明となっている事件でしたが、実は真相は別にあり…。老人は自省録を整に託します。

episode7、入院中の整は病院のポスターを見た事をきっかけに、不思議な暗号にたどり着きます。暗号解読の鍵は自省録にありました。暗号解読によって導かれ、小さな罪に苛まれている女性と出会います。その女性の心を解放した時、別の女性が姿を現します。女性はライカと名乗り、新たな暗号を残して去っていきました。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)4巻の名セリフ、名言集

  • 一番大事だと言われる”正しい道”「義」がない。さすがにつけられなかったんですね。ご先祖は悪事だとわかっていた。
  • ずっとやましい気持ちが残ってるのって苦しくないですか。
  • (”闘病”という言葉に関して)負けたから死ぬんですか。勝とうと思えば勝てたのに、努力が足りず負けたから死ぬんですか?そんなことない。勝ち負けがあるとしたらお医者さんとか医療ですよ。

5巻のあらすじと名言や名セリフ

episode8-1~8-4では、炎の天使による放火事件の物語となっています。その放火事件には、久能整が病院でたまたま出会った下戸陸太(おりと・ろくた)が犯行に関わっており、どうやら親の虐待を受けた子供が関係しているようです。陸太は整に「先輩」が炎の天使だと言いますが、実はそこには大きな事実が隠されていました。

なお、5巻からライカが本格的に登場し、その後はライカをきっかけに事件に巻き込まれることも少なくありません。自省録を使った暗号を使い、少し浮世離れしたライカとの関係が、この後の整の考えや行動に少しずつ影響を与えていきます。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)5巻の名セリフ、名言集

  • (欧米での犯罪に対しての対応は)大人の毅然とした”絶対”の意志がそこにはあります。日本も上のほうの大人たちが”絶対に許さない”毅然としてその態度でいてくれたらいいなと思います。
  • 当たり前にそこにあるもの、ある言葉。なぜそうなのか、誰が決めたのか、いっぱい考えてみるといいよ。そしてそれを誰かに話そう。

6巻のあらすじと名言や名セリフ

episode9では、ライカと整は二人で初もうでに出かけます。まるでデートの様に過ごした二人は、神社の帰り道、夜中に開いている焼肉屋さんを見つけます。実は、その店ではとんでもない事が起きていました。翌日、無事に解決した事に安堵したライカと整は、「それでも出かけるのは楽しかった」と微笑みます。

episode2.5は、犬堂我路の物語です。物語は整が広島に行き、狩集家の騒動に巻き込まれている頃に遡ります。姉の足取りを追い、横浜で情報を集めていた我路は、たまたま女性の連続殺人事件の重要参考人となってしまいます。我路は姉を調べていくうちに、殺人犯を見つけ…。こうして我路は、また新たな手掛かりを手にし、姉の足取りを追います。ちなみに、この事件はepisode6のある事件に繋がります。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)6巻の名セリフ、名言集

  • 助けて助けられて働くんだ、チームだろ。頼れ。
  • 凶ってここから上がるしかないという、けっこういいやつらしいです。

7巻のあらすじと名言や名セリフ

episode10-1~10-3では、とある別荘で行われた「謎解きミステリー会」が舞台となっています。天達先生にバイトに誘われ、別荘にやってきた整は、謎解き会で過去のある事件を紐解こうとしている事に気が付きます。一方で、裏では恐ろしい殺人計画が実行されようとしていました。整は事件の解決と共に、友人同士の蟠りも解く事になります。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)7巻の名セリフ、名言集

  • どうして自動車事故だけ仕方ないと、みんな納得しているんだろう
  • 親は親という生き物で、ちゃんとした親であるべき。あってほしいそれが当たり前だと。親も不完全な一人の人間だったんだと、息子さん、それが分かってきたんじゃないですか。
  • 自分に苦手なものがあると認知してる教師は、生徒にもそれがあると理解できる。自分にできることは人もできる、自分はこうだったから人もそうだろう、そう信じる教師は多くを取りこぼすことになる。

8巻のあらすじと名言や名セリフ

episode11では、久能整はライカと共に美術館に出かけます。ところが、そこでは窃盗団が、とある絵を探して来館者たちを捕えていました。捕まることを回避した二人は暗号を解くため、美術館を奔走します。そして、暗号が全て解けた時、同時に窃盗団を育てた親方の想いを知る事になります。その後、ライカの正体と秘密を知る事になります。

episode12は、久能整が大好きなフルーツサンドを食べに行った時の小一時間を描いています。順番待ちで様々聞こえてくる会話の中でもある事件の話を聞いた時、思わずその会話の主たちにつっこんでしまい…。しかし、それが結果として一人の女性の心を救う事になりました。

episode13-1~13-2は、9巻にまたがっています。汐路に「入れ替わりを続ける双子を見分けて欲しい」と依頼された整。なかなか見分けられなかった整ですが、全てが分かった時、ある人の犯罪をあぶりだす事になり、整と双子たちは危険な目にあいます。何とか助かり、全てが丸く収まったものの、子供達の心の難しさを実感した整でした。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)8巻の名セリフ、名言集

  • 一つの事で転んでも、屋上から飛び降りたりしないように、選択肢をもっと持てたらいい
  • ”あなた”と”仕事”ともう一つ”仕事以外の自分の時間”も大事なんだと思います。
  • 僕、いつも思うんです。役割じゃなくて名前で呼んでほしいって。親御さんには”お兄ちゃんお姉ちゃん”じゃなくて名前で呼んであげてほしいと思います。

9巻のあらすじと名言や名セリフ

episode12.5は、また我路の物語です。episode2.5で手に入れた手がかりを基に、一人の心理カウンセラーを見張る事にします。そんな我路のある日を描いています。途中で、episode13に登場する双子の母が過去にカウンセリングを受けていた映像があり、13の裏episodeともいえるかもしれません。

episode14は途中までとなっており、続きは10巻以降となります。整が挙動不審な人の道案内をする事になります。整はその人物に心当たりがあり、調べ始めます。一方で青砥刑事の娘が誘拐される事件が起こります。二人にそれぞれ起こった出来事が、やがて一つの事件となり、二人は奔走する事になります。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)9巻の名セリフ、名言集

  • 気持ちとは関係ない、意見のやり取りをできるようになってほしいんです。
  • 僕も知らないうちに全く悪気なく、子供たちのセメントに何かを落とすことがあるんだろうな…って。なかなか怖いです。

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ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の面白い魅力

面白い魅力①久能整の持論

久能整はミステリと言う勿れの中で、度々持論を展開しています。それは、日々の生活の中でふと浮かんだ疑問や、今まで当たり前の事として見過ごしてきたものを考え直させる内容であったりもします。それに対する整の答えも、時には定説を用い、時には自身の斬新な考えであったりします。

常識や固定観念にとらわれない持論をもつ整に、作中の登場人物だけでなく、多くの読者も惹きつけられているようです。彼のセリフがミステリというなかれの中でも名言集として取り上げられることが多いのは、それが要因と考えられます。ちなみに、持論を展開する前の口癖は、「僕は常々思っているんですが…」なので、このセリフが来たら名言が出る合図と言えるでしょう。

面白い魅力②久能整のキャラ

久能整は、美容院で抑えないと爆発してしまう程の天然パーマが特徴的な大学生です。彼女や友達はいません。しかし、大好きなカレー作りをし、時には自分作の歌を口ずさんで行動したりと、一人でいる事を楽しんでいるようです。また、自身のこだわりが強く、かつ、自身が持つ持論を何かにつけて展開するので、面倒くさいやうざいと度々言われています。しかし、同時にそこが彼の持ち味とも言えます。

そんな整の過去は複雑なようで、父は整に無関心、母は祖母にいびられて感情を失い、整は可愛がってもらえず、ある日亡くなったようです。なので、幼い頃から一人で過ごしていたようですが、そんな彼に様々な事を学び、伝えるように諭した存在もいました。

現在教育学部に通い、将来教師になりたいと希望していますが、それは度々漫画内で登場する過去の様々な経験が影響しているようです。彼自身も「家庭での異変など、いつもいろんな事に気づきたいと思っている。」と話しています。

面白い魅力③犬堂我路の存在

ミステリというなかれのepisode2、バスジャックの首謀者として登場した「犬堂我路(いぬどう・がろ)」。友達を作らない整が家へ招き、また会いたいと強く願っている、整をうざいと言わない珍しい人物です。我路は整に興味を持ち、その能力も認めているようです。事件後、警察に追われるようになり、逃げながら姉の失踪の真相を突き止めようとしています。時々整に間接的に接触し、事件に巻き込んでしまう事もあります。

ちなみに、整の「人の癖をまねる所」を指摘したのは我路で、彼自身も今まで気がついていませんでした。それ以降は、つい真似をしてしまうたびに、我路の言葉を思い出してやめるシーンが漫画内に度々描かれています。

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ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が実写ドラマ化

ミステリと言う勿れが実写ドラマ化

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が、2022年1月期のフジテレビ月9枠で、実写化されることが決定しました。田村由美先生の漫画作品が実写化されるのは今回が初めてで、インタビューの中で次のように述べています。

こんな幸せなことがあっていいんだろうか。自分にとって初めての実写ドラマ化、それがなんとフジテレビさんの月9、そしてその主演がなんと菅田将暉さん!整(ととのう)役が菅田将暉さんです!何度も声を大にして言いたい。感激です。
(中略)
原作を応援してくださるかたにぜひ見ていただきたいですし、原作をご存じない菅田さんのファンのかたにも楽しんでいただけると思います。待ち遠しいです。

今回、チーフ監督を務めるのは、「鍵のかかった部屋」や「LIAR GAME(ライアーゲーム)」シリーズなどに携わった松山博昭監督です。そして、脚本は松山監督とも度々タッグを組んでいる、相沢友子さんが担当します。

ミステリと言う勿れの主演キャストは菅田将暉

ミステリと言う勿れの主人公・久能整役を演じるのは、菅田将暉(すだ・まさき)さんです。菅田さんは多くの人気映像作品に出演し、「コントがはじまる(2020年)」、「3年A組―今から皆さんは、人質です―(2019年)」などで主役を演じています。その高い演技力から、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(2018年)も獲得しています。今回の久能整役を演じるにあたり、以下のコメントをよせています。

日々見落としがちな寂しさを優しくすくい取っていく彼の生き様に一瞬で魅了されました。同じ魚座のA型、uの音で終わる名前という類似点もあり、勝手ながら運命を感じながら、一つ一つ丁寧に演じさせて頂きました。

脳みそが爆発すると例える程、久能整は難しい役どころだったようですが、彼の思考がきっと今この世界を豊かにしてくれると信じているとも語り、視聴者の期待を膨らませています。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)に関する感想や評価

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の漫画が面白いという声は多く挙がっています。具体的には「久能整の名言が刺さる」「セリフ回しが面白い」という声や、「事件解決までの道のりが、今までにない形で面白い」など、様々です。

久能整のセリフの中には、名言の他に、様々な説を説明している物もあります。どれも、「諸説あります」や「賛否ありますが…」など、必ずしもそれが正論であるとは示してはおらず、久能整が一意見として発しています。ただ、それを好意的に受け入れる読者がいる一方、それを嫌う読者もいるため、ミステリというなかれは読者の中でも賛否が分かれています。

ライカも、久能整に影響を与える一人です。彼女はマルクス・アウレーリス著の自省録を使用して、暗号で会話をすることがあります。作中でも時々自省録の一文が紹介されており、興味を持った読者もいたようです。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の名言まとめ

今回は、ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の名言集をお届けしました。久能整に関しては、彼の人となりが見えるものが多かったことに気づかされるでしょう。自分への言葉ではないか?と思う物も少なくないはずです。また、整だけでなく、他の登場人物のセリフの中にも名言があり、名言集には入りきりません。確かに賛否両論ありますが、ぜひ一度、ミステリというなかれを読んで、堪能してみてはいかがでしょうか?

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