ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)手紙編のあらすじネタバレ!何巻に掲載?

人気漫画『ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)』。こちらの記事ではそんなミステリというなかれの『手紙編』のあらすじをネタバレを含めてご紹介しています。バスジャックに遭遇し美術展に行きそびれた主人公・整は次の開催地である広島に向かいます。その途中、新幹線の中で「京都には来るな」という暗号が書かれた手紙を持つ女性と出会います。なぜ手紙には暗号が書かれていたのか?手紙編の内容をネタバレありで知りたい人はこちらの記事をチェックしてみてください!

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)手紙編のあらすじネタバレ!何巻に掲載?のイメージ

目次

  1. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)京都からの手紙編とは?
  2. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)京都からの手紙編のあらすじネタバレ
  3. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)京都からの手紙編の結末ネタバレ
  4. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の手紙の意味を考察
  5. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)に関する感想や評価
  6. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の手紙ネタバレまとめ

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)京都からの手紙編とは?

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の作品情報

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)は『このマンガがすごい!2019オンナ編』『マンガ大賞2019』など、注目の漫画に授与される話題の賞を次々と獲得している大人気漫画です。その人気は漫画界だけではなくドラマ化もされるほど。こちらの記事ではそんなミステリというなかれの人気のエピソード『手紙編』のあらすじをネタバレありでご紹介していきます。

手紙編の大まかなあらすじは、新幹線に乗っていた主人公の久能整(くのうととのう)が、隣の席に座った女性が持っていた手紙の内容に違和感を感じ、持ち主の女性とその手紙に隠された謎を解き明かしていくというもの。そんなミステリというなかれの手紙編の本編あらすじをご紹介する前に、まずはミステリというなかれの概要・作品あらすじについてご紹介します。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の概要

手紙編(episode3広島行きの新幹線)のあらすじが人気となっているミステリというなかれ。ミステリというなかれは『BASARA』や『7SEEDS』でも有名な漫画家・田村由美(たむらゆみ)先生が月刊フラワーズにて連載中の作品です。2017年から連載が開始し2021年時点では単行本が9巻まで発行されています。

2022年には人気俳優の菅田将暉さんが主演のドラマ化が決定しています。ミステリというなかれは、そのタイトルの通りミステリーを題材とした作品ですが、アクション要素などは殆どありません。主人公の久能整が身のまわりの些細な違和感に次々とき切り込んでゆき、事件を解決する物語。その淡々と物語が進む雰囲気や、主人公の整のキャラもあって、哲学的で独特な空気感の作品として人気となっています。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)のあらすじ

ある日のこと。普通の大学生・久能整が家でカレーを作っていると、突如警察が訪ねてきます。話を聞いてみると、高校時代の同級生が殺され、その容疑が整にかかっているとのこと。彼は刑事たちに言われるまま警察署について行き、事情聴取を受けることになります。整は質問を投げかけてくる刑事たちの言葉の裏に隠れた矛盾や違和感を次々と指摘し、少しずつ事件の真相を解き明かしていくのでした。

京都からの手紙編は何巻に掲載?

ミステリというなかれの中でも謎解き要素が満載の手紙編(episode3広島行きの新幹線)。そんな手紙編が描かれているのはミステリというなかれ単行本2巻です。手紙編はミステリというなかれの中でも特に重要なキャラクター『犬堂我路(いぬどうがろ)』が登場した『バスジャック事件』の次の章。

整は印象派展に行くため乗ったバスが事件に巻き込まれ、結局見に行くことができませんでした。しかし、それを我路に話すと「次は広島で開催される」という情報を耳に挟みます。そうして印象派展のために新幹線に乗って広島へ向かうことにした整。その道中、新幹線の中で整は隣の席の女性が持っていた手紙の内容がなんとなく目に入り、それを眺めていると手紙に隠された秘密に気づきます。

ミステリと言う勿れ - フジテレビ

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)京都からの手紙編のあらすじネタバレ

ネタバレ①広島に向かう新幹線に乗る整

「東京の次は広島であるらしいよ」と、バスジャック事件に巻き込まれたせいで行けなかった印象派の美術展情報を我路から得た整。その言葉を聞いて早速広島に向かうことにします。駅弁を買い込み、整が新幹線の座席に座っていると、隣の席に一人の女性がやってきます。弁当を食べ終わった整は、広島に着くまで一眠りしようと、後ろの席の人に声を掛けて背もたれを倒しました。

座席が傾くと、隣の女性が取り出した手紙の中身が見え、整はなんとなくそれを眺めます。手紙には当たり障りのないことが書いてあり、可愛らしいイラストで装飾されていますが、整はその絵に違和感を覚えるのでした。そしてそのイラストが暗号になっていると気付いた整は、そこに書かれていたメッセージ「京都には来るな」という言葉をこぼします。それを聞いた隣の席の女性は、整のその言葉に「え?」と反応するのでした。

ネタバレ②紘子との出会い

新幹線の中でたまたま隣の席になった天パ男。その彼に「京都には来るな」と呟かれ、手紙の持ち主・紘子(ひろこ)は「わたしに言いましたか?」と言葉を返します。すると天パ男・整は取り繕い、そう手紙に書いてあると返答します。

しかし、手紙を読み返しても「京都には来るな」という文面は見当たりません。不思議そうにしている紘子に、整はその手紙に描かれているイラストの暗号を解説し始めます。新幹線の中で何気なく広げた手紙。その手紙が紘子と整の出会いを結びつけたのでした。

ネタバレ③絵手紙に隠されたメッセージ

新幹線で隣の席になった男・整に「京都には来るな」というメッセージが手紙に書かれていると言われた紘子。しかし手紙の文面に「京都には来るな」という文字は見当たりません。不思議そうに手紙を眺める紘子に対し、整はイラストの頭文字をつなげると「京都には来るな」という言葉になると解説。

紘子が実際にそこに書かれたイラストの頭文字を並べてみると、整が言った通り「京都には来るな」という言葉が浮かび上がってきたのでした。紘子は産みの母親と育ててくれた母親が違い、この手紙は産みの母親と共にいる父が自分に宛てた手紙だと説明します。

そして、父はいつも手紙を送ってくる時、文章の他にイラストも描くことを話します。そして以前送ってくれた手紙も持ち合わせていた紘子は、その手紙に描かれていたイラストも解読していきます。するとそこには「騙されるな」「嘘だ」と不吉な言葉が次々と浮かび上がってくるのでした。

ネタバレ④絵手紙で伝える必要があった理由

父親からの手紙に不吉な暗号が書かれていたことに動揺する紘子。なぜ暗号という回りくどい方法でメッセージを送っていたのか?また、その暗号を書いた人物は誰なのか?その答えは手紙に書かれたイラストから読み解くことができました。このイラストを書いた人物は紘子の実の母であり、夫から暴力を受けているという事実が手紙から判明。紘子が京都へ来ないよう、母が夫にバレないように暗号でメッセージを送っていたのでした。

紘子はつい最近まで実の両親は他界していると聞かされていましたが、育ての母のクローゼットの奥から実の親とやりとりが書かれた手紙を見つけ、父親に連絡を取るようになっていたのでした。しかし整と出会ったことにより、父親が実母に暴力を振るっていたため、娘である紘子にまでその矛先が向かないよう、紘子の育ての母親と実母が手をとって両親は死んだと偽装していたことが明るみに出たのでした。

ネタバレ⑤実母と育ての母からプレゼント

幼い頃に実の母と生き別れとなった紘子ですが、1つだけ実の母からもらったものがあると言います。それは中に紙が入ったお守り。そこの紙には紘子の名前と『ケーキ』『にんじん』『天ぷら』のイラストが描かれていました。今までそのイラストに深い意味があると思っていなかった紘子ですが、整との出会いでそのイラストの意味が「逃げて」という意味だったと判明します。

そして以前にはなかったターコイズの石がお守りが中に入っていることに気付きます。紘子のことを想いお守りを待たせ、信頼できる友人に愛する子どもを託した実の母。そして「健やかな体」「成功」「旅の安全」といった意味を持つターコイズを持たせてくれた育ての母。その二人の思いを受け取り、紘子は京都に向かう新幹線の中で目に涙を浮かべるのでした。

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ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)京都からの手紙編の結末ネタバレ

ネタバレ①バージンロードは一番大事な人と

上記ではミステリというなかれの手紙編の本編あらすじを、ネタバレを含めてご紹介してきました。それでは、ミステリというなかれ手紙辺の結末はどうなったのでしょうか?ここからはそんなミステリというなかれ手紙編の結末あらすじをご紹介します。まずは手紙編の主要人物である紘子視点での結末あらすじです。産みの母親、そして育ての母親が結託して自分を守っていたことが判明し、感極まる紘子。

そんな彼女の後ろ側の席に、育ての母親・サキの姿がありました。電車や新幹線に乗る際に周りを見回すクセを持っている整は、紘子の席に徐々に近づいてきている人物がいたことに気づいていたのでした。整に突如話を振られたサキは驚きながらも、紘子の生い立ちや絵手紙の真相、父親は本当は他界しており、途中から紘子の実母が手紙の返事を書いていたことを話し始めます。

そして積もる話が落ち着いた頃、整は2人に「どうしてバージンロードは父親と歩くのが基本なんでしょう?」と問いかけます。そして「一番大事な人と歩いてください」と紘子に伝え、その言葉を贈られた紘子は後ろにいる母親に「お母さん、歩いてくれる?」と願い出ます。そして母もまた娘の言葉に「いいけど」と返答するのでした。

ネタバレ②父を2人で殺した?

紘子視点での結末あらすじを上記でご紹介しましたが、ここからはミステリというなかれの手紙編の真の結末をネタバレでご紹介します。母のクローゼットから見つけた手紙の真相が判明し、結婚式のバージンロードの約束も取り付けた紘子。紘子とその母は駅に着き仲良く降車します。その後ろ姿を静かに見ていた整ですが、母親・サキが降りる直前、ふいに声をかけました。

紘子が「ひろこ、幸せで」と書かれていると解釈した手紙。しかし、整にはどうしてもそのメッセージの解読が間違いではないかと引っかかっていたのでした。他の手紙は全て頭文字をとったメッセージとなっていたのに、例の手紙では使用する言葉の順番が違う。そんなはずはないと整が解読し直した結果、例の手紙に書かれていた文字は『二人で殺した』ではないのかと問います。

その整の言葉に「絵手紙はね、読みたいように読めるのよ」と返答するサキ。紘子の父親は自然に死亡したのではなく、サキと紘子の実母が殺したのではないかと指摘する整に、サキは「あたしたちはこれからも2人であの子を守っていく」と静かに言います。その返事に整は「ターコイズは友情の石ですもんね」と、ターコイズに込められたもうひとつの意味を口にしたのでした。

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ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の手紙の意味を考察

考察①新しい手紙の絵の意味

ここまではミステリというなかれの手紙編あらすじをネタバレを含めてご紹介してきました。それでは、ここからはミステリというなかれ手紙編に登場した重要アイテム"手紙"の暗号について詳しくご紹介していきます。まずは『新しい手紙の絵の意味』。この新しい手紙というのは、あらすじ冒頭で整が「京都には来るな」と暗号を解読した手紙のことです。

この手紙は全部で5枚綴りになっており、1枚目には『キウイ』『洋梨』『うさぎ』『トンボ』『にんじん』『歯ブラシ』『くらげ』『ルビーの指輪』『茄子』が描かれていました。これを整の言うとおり頭文字だけを繋げて読むと「きょうとにはくるな」となります。そして他の4枚の手紙のイラストも同じように解読してみると「騙されるな」「嘘だ」「戻るな」「危ない、危険」という意味になっているのが分かります。

考察②古い手紙に書かれた絵の意味

次に紘子の育ての母親と実母が送りあっていた古い手紙の内容もネタバレしていきます。こちらの古い手紙には『アサガオ』『歯ブラシ』『冷蔵庫』『テント』などが描かれており、繋げて読むと「暴れてる」と書かれていたことが分かります。また別の古い手紙には『ボーリング』『うさぎ』『林檎』『洋梨』『熊』が描かれており、こちらは「暴力」と読める暗号になっていました。

考察③「ひろこしあわせで」という解釈

これまでにご紹介してきた、ミステリというなかれ手紙編のあらすじ結末で、紘子が「ひろこ、幸せで」と解釈した古い手紙。この手紙には『火』『ろうそく』『コーヒー』『食パン』『足』『ワシ』『風船』『テント』が描かれていました。

しかし、この読み方だと『風船』の部分が頭文字ではなく3文字目の"せ"を使っていることになります。紘子はこの解釈で良いと納得していましたが、整はひとつだけ法則を破っているこの暗号の解釈に違和感を感じていました。

考察④「ふたりでころした」という解釈

上記の『考察③「ひろこしあわせで」という解釈』の項目では「ひろこ、幸せで」と書かれていると解釈しましたが、整はこの手紙だけ法則が違うのはおかしいと考えます。その結果、頭文字だけを使い意味も通じる読み方として、整は次のようにイラストの意味を解釈しました。

  • 風船
  • 焚き火(紘子解釈:火)
  • 両足(紘子解釈:足)
  • テント
  • コーヒー
  • ろうそく
  • 食パン
  • タカ(紘子解釈:ワシ)

すると全ての言葉の頭文字を使えるようになり、その暗号に込められた言葉の意味は「二人で殺した」になります。紘子には伝えなかったけれど、この手紙の本当の意味がこれであっているのか気になった整は、彼女たちが新幹線から降りる直前、紘子の育ての母親・サキに問いかけたのでした。

考察⑤絵手紙の別の読み方

ミステリというなかれ手紙編で、広島に向かうため新幹線に乗り込んだ整。紘子と出会ったことで手紙の暗号を解読することになりましたが、途中で「別の読み方もできるかも」と発言していたシーンがあります。こちらの項目ではその"別の読み方"についてネットの意見をご紹介します。その暗号というのは「ひろこ、幸せで」とも「2人で殺した」とも読めた暗号。

ネットの考察ではこちらの暗号を『火』『ろうそく』『風船』『両足』『食パン』『テント』『タカ』の順番で読むと「ひろこ、フリしてた」と読むことができると予想されています。この「ひろこ、フリしてた」を深掘りすると、「紘子は筆跡が変わっていたことに気がついていたけれど、気付かないフリをしていた」という意味でも受け取ることができるのではないでしょうか?

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ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)に関する感想や評価

人気の話題作『ミステリと言う勿れ』

人気の漫画賞をいくつも獲得しているミステリというなかれ。その哲学的な内容が若い世代のみならず、大人世代にも人気の作品となっています。今回ご紹介した『手紙編』以外にも、整が広島に行くきっかけを与えた主要人物・犬堂我路が登場する『バスジャック事件編』や手紙編の次の章『狩集家遺産相続問題編』も人気のエピソードとなっています。

ミステリと言う勿れのセリフ選びが良い

漫画作品の中には主人公が悪役に対して強い言葉を使うシーンが登場することも少なくありませんが、ミステリという勿れでは犯人に対しても攻撃的なセリフを使う事がありません。ただ事実を淡々と述べていく。そんな勧善懲悪ではない作風も人気の理由の1つなのではないでしょうか?

ミステリと言う勿れには実在の建物も登場する

ミステリというなかれの手紙編で広島に向かった主人公・整。印象派の美術展を目的に広島に赴いた整が行ったのは、実際に存在する場所・広島県立美術館でした。そんな小ネタも読者を楽しませる人気の1つとなっています。

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ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の手紙ネタバレまとめ

以上、ミステリというなかれの手紙編あらすじをネタバレを含めてご紹介してきました。手紙編は、物語を読みながら読者も一緒にイラストの暗号に挑戦できる物語となっていました。2022年にはミステリというなかれのドラマ版が放送されるので、ミステリというなかれファンの人はチェックしてみてください!

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