ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が面白い!漫画のあらすじと魅力は?

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が面白いとネットの漫画ファンの間で話題になっています。ミステリと言う勿れは人気の漫画作品をランク付けした有名企画でいくつも受賞している、いま最も注目の漫画作品の1つ。2022年にはドラマ化も決定されている大人気漫画です。こちらの記事ではそんなミステリというなかれの『あらすじ』『面白い魅力』『読者の感想・評価』などをご紹介!哲学や物事を深く考えることが好きな人の心に刺さること間違いなしの話題作です。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が面白い!漫画のあらすじと魅力は?のイメージ

目次

  1. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が面白い!漫画のあらすじは?
  2. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の面白い魅力
  3. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が実写ドラマ化
  4. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)は気持ち悪い?アニメ化は?
  5. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)に関する感想や評価
  6. ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の面白い魅力まとめ

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が面白い!漫画のあらすじは?

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の概要

面白いと話題になっている漫画『ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)』。ミステリというなかれは月刊フラワーズにて漫画家・田村由美(たむらゆみ)先生が連載しているミステリー漫画です。ミステリというなかれの漫画連載は2002年に別冊少女コミックで連載が始まりましたが、2017年から月刊フラワーズに移籍しています。

ミステリというなかれは漫画のタイトルにもあるとおりのミステリー漫画で、主人公・久能整(くのうととのう)が行く先々で事件に遭遇し、その類い希なる観察眼によって次々と事件を解決していく物語です。また、物語は各章ごとに登場人物が変化し、物語が完結していく構成となっています。現在人気急上昇中の漫画として話題となっており、2018年には月刊文芸雑誌ダ・ヴィンチが開催する『今月のプラチナ本』を受賞。

2019年には『このマンガがすごい!2019オンナ編』『マンガ大賞2019』でも受賞しています。2022年1月からは月9枠でテレビドラマ化も決定。主人公の久能整の役は菅田将暉(すだまさき)さんが演じる予定です。そんなミステリというなかれの原作漫画は2021年6月時点で800万部の売り上げを達成しており、今後のストーリーも期待されている人気漫画となっています。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)のあらすじ

天然パーマが特徴的な大学生久能整(くのうととのう)。整はある日警察署で事情聴取を受けることになります。前日、整の高校時代の同級生が殺害されたとのこと。その直前に現場で整に似た人物が被害者と口論していたのが目撃されていたのでした。それを聞き、自分に殺人容疑がかけられていると察した整。汚名を返上するため、整は刑事たちに淡々と事件解決への糸口を話し始めるのでした。

ミステリと言う勿れ - フジテレビ

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の面白い魅力

面白い魅力①頭脳明晰なトークシーン

漫画・ミステリというなかれの一番の見所ともいえる主人公・久能整のトークシーン。整は類稀なる洞察力と分析力を持っており、次々と降りかかってくる事件をその頭脳だけで解決していきます。物事の本質を見逃さずその根本を深掘りしていく様や、社会的に"普通"とされているものの矛盾を指摘していく姿を見せる整。

そんな彼の行動は、物語の登場人物たちだけではなく、ミステリというなかれを読んでいる読者たちにも深く考えさせる魅力があります。何が正義で何が悪なのか、そういった俗的な価値観を捨て本質だけを見ていく。そんなロジック思考で事件を解決していく姿は、ストーリーを楽しませるだけではなく、読者たちの日常生活に潜む矛盾点を深く考えさせるきっかけにもなっているようです。

面白い魅力②秀逸な設定

ミステリというなかれの面白い魅力その2は『秀逸な設定』です。ミステリー漫画に多い事件もの作品は、事件が起きた現場に主人公たちが訪れ、犯人との手に汗握る頭脳戦を繰り広げることが多いです。そして最後には犯人が逃走したり悪あがきをして、主人公たちに第2の恐怖を与えるストーリーなどが定番。

しかしミステリという勿れでは、犯人が大立ち回りで何かをするということはあまりなく、既に起こった事象を整が僅かな違和感から矛盾を見つけ出し、その違和感を積み重ね分析していくことで事件解決へと導いていきます。

そういった部分が、人気ミステリー漫画にありがちな定番のアクションミステリーではなく、哲学的な空気を纏った新しいミステリー漫画の空気を作っています。そんな王道ミステリー漫画にはない秀逸な設定を盛り込んだミステリというなかれは、新しいジャンルのミステリー漫画として話題となっています。

面白い魅力③日常に潜む謎も解決する

ミステリというなかれの面白い魅力3つ目は『日常に潜む謎も解決する』という部分。主人公の久能整は、普通の人なら軽く受け流してしまうような事柄に対しても「なぜ?どうして?」と常に疑問を持って考えを深めていきます。「それは"一般的"にこうだから」と言われてしまえば終わりの疑問でも、整は常にその先の真理を見つけ出そうと思考を働かせます。

そしてその考えや閃きを口にすることで、周りにいるキャラクターたちも整のように「なぜだろう?」と少しずつ疑問を持ち始めます。そして一歩一歩真実に近づき、登場キャラクターたちのプライベートの悩みを解決します。

そんな風に、物語が進むごとに様々な登場キャラクターたちの信頼を掴み取っていく整。しかし、本人は信頼を得たくてアドバイスをしているわけではなく、自分の考えを深めるために口にしているうちに、いつのまにか登場キャラクター達に影響を与えているところも、この漫画の面白い魅力となっています。

面白い魅力④タイトルの意味

この作品のタイトル『ミステリと意う勿れ』は、直訳してしまえば「ミステリとは言わないで」という意味になります。そんなミステリというなかれのタイトルには著者・田村由美先生の伝えたいことが込められているのではないかと考えられます。一般的なミステリー漫画では、主人公とその対になる敵がいて、主人公が謎を解いていくことによって敵を追い詰め悪を倒すという流れが多い傾向にあります。

しかしミステリというなかれでは絶対的な悪は登場せず、それぞれの立場や思惑によって起きた事件というパターンがほとんど。事件にはなっているので、悪いことを行った犯人はいますが、その過程やそうせざるを得なかった立場など、読者たちもなんとなく共感できるような話ばかりです。

そんなミステリというなかれは「スカッと解決するミステリー漫画」ではなく、「この物語を読んで、自分の周りにもある小さな矛盾や常識にも目を向けて」という教訓を込めて『"ミステリ"と言う勿れ』というタイトルが付けられているのではないでしょうか?

Thumbミステリと言う勿れをネタバレまとめ!主人公の久能整や感想・レビューを紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)が実写ドラマ化

ミステリと言う勿れが実写ドラマ化

あらすじが面白いと話題のミステリー漫画ミステリというなかれ。読者から感想や評価が高かったため、この度実写ドラマ化が決定しました。テレビドラマ版ミステリというなかれは2022年1月から放送予定。ミステリというなかれの主人公・久能整役は人気俳優の菅田将暉さんがキャスティングされています。

放送時間はフジテレビの月9枠と予定されており、映画『重力ピエロ』や『本能寺ホテル』のを担当した脚本家・相沢友子(あいざわともこ)さんがテレビドラマ版の脚本を担当しています。監督は『トレース~科捜研の男~』や『LIARGAME』を手がけた松山博昭さんが務めます。

ドラマ版ミステリというなかれの第1話のあらすじは漫画版と同じで、自宅で好物のカレーを作っていた整のもとに刑事がやってきて、犯行の疑いをかけられてしまいます。しかし、整は事情聴取中に警官の口から出た言葉の矛盾を次々と指摘し、整のペースに巻き込んでいくあらすじとなっています。

そんな哲学的で面白いとの評価・感想が話題となっているミステリというなかれ。原作漫画のミステリというなかれでは少しオーバーに書かれている整のアフロヘアー。実写ではどんな風にセットされているのかも見どころとなっています。

ミステリと言う勿れの主演キャストは菅田将暉

読者の感想・評価が高く話題となっている『ミステリというなかれ』のドラマ版主人公・久能整を演じるのは、人気俳優の菅田将暉(すだまさき)さん。菅田将暉さんが月9枠に出演するのは6年前に放送された『ラブソング』以来とななっています。菅田将暉さんもドラマの収録前に原作漫画ミステリーを言うなかれを読んだそうで、とにかく話のあらすじが哲学的人間的で面白く、衝撃を受けたと話しています。

また整の設定"魚座のA型"という共通点から、「運命を感じた」と述べており、ドラマ版の整の役をひとつひとつ丁寧に演じたとコメントしています。またミステリというなかれのドラマが発表された際にはネットで"渡部豪太(わたべごうた)"さんがトレンド入りしました。

その理由は「ドラマ版の整の役には渡部豪太さんがはまり役」というネットの感想・評価が多かったためでした。実際にはドラマ版ミステリというなかれの主人公は菅田将暉さんに決定しましたが、物語あらすじを知っている読者たちのなかでは、渡部豪太さんのイメージが一歩リードしているようです。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)は気持ち悪い?アニメ化は?

ミステリと言う勿れが気持ち悪いといわれる理由

面白いと感想が広まり、高評価を受けているミステリというなかれですが、人によっては「気持ち悪い」「怖い」といった感想・評価を持つ人もいるようです。「哲学的で心に刺さる」といった感想も多い作品ですが、そんな本質的な部分を追及していく様が逆に「気持ち悪い」という評価をつけられる原因にもなっているようです。整は普段心の中で思っていることを淡々と口にしてしまうキャラクター。

「一般的な大学生が日常的にそこまで本質的な話ばかりをしていたら怖い」という現実的な意見も見られました。また整はピンチの際にも表情があまり変わらないため、そういった部分も人間味が薄くて怖いという印象を受けるようです。そしてミステリという勿れは大人向けの少し難しい話が多いので、バトル漫画や恋愛漫画など、快活なストーリーが好きな層からは肌に合わないという意見も見られました。

ミステリと言う勿れのアニメ化はある?

読者からの感想・評価が高いミステリというなかれは2022年にドラマ化が決定しています。では一方で、アニメ化の可能性はあるのでしょうか?これまで『ゆるキャン△』『ホリミヤ』『賭ケグルイ』など様々なジャンルの人気漫画がドラマ・アニメ両方の映像化を果たしています。ミステリというなかれは注目の漫画としていくつも賞を獲っている作品。

しかも物語のあらすじを見ても分かる通り、トークを主体とした物語の進め方となっています。そのためアニメを作る際に一番手間となる作画の枚数も抑えられます。そのためアニメの制作コストを抑えて作る事ができるのが製作陣的にも嬉しいところ。

また、実写版は見ないけどアニメなら見るという漫画の読者層も一定数いるので、ドラマ版の評価が高ければ続いてアニメ化される可能性も高まります。現在はまだアニメ版のミステリというなかれが制作されるという情報はありませんが、ドラマ版を見た人の感想や評価によってはアニメ版が制作される確率も高まるでしょう。

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)に関する感想や評価

ミステリと言う勿れのあらすじには教訓が満載

ミステリというなかれが人気となった理由の1つが、物語あらすじに込められた"教訓"です。仕事や勉強に明け暮れることの多い現代社会。何かにふと違和感を持っても「そういうものだ」と流してしまう人も多いのではないでしょうか?しかし、このミステリというなかれの物語あらすじのなかでは、主人公の整がその1つ1つを疑問として提示していきます。

普段社会の中では触れられない理不尽や、無意識の行動。そういったものの根底を引っ張り出し、周囲のキャラクターたちに問いかける。それはキャラクターだけではなく、ミステリというなかれを読んでいる読者にも刺さるものばかりです。そういった心理的な部分を描いた作品や、哲学が好きな人にはミステリというなかれはとても刺さる作品となっています。

ミステリと言う勿れの独特な世界観が素敵

ミステリというなかれは、悪役を追い詰めていく王道のミステリー漫画とは違い、主人公・整が思ったことを独り言のように淡々と言葉にし、その結果事件解決へと導いていく作風となっています。その今までありそうでなかった物語の空気感が、一度読み始めたら止まらない魅力となっています。

また主人公の整のマイペースかつ博識なキャラクターも、穏やかでありながら読者を飽きさせない雰囲気を作り出している要素のひとつでしょう。作者の田村由美先生は1980年代から活躍しているベテラン漫画家。そんな田村由美先生の長年の経験があってこそ表現できる秀作となっています。

ミステリと言う勿れは子育て世代にもオススメの作品

1つのエピソードの中にいくつもの名言・格言が登場するミステリというなかれ。その中には子どもにまつわる豆知識なども多く登場し、日々子どもたちと向き合っている親御さんの心に響くものがいくつも登場します。「イジメは加害者が心を病んでいるため起こるもの」など、ハッとさせられるセリフが詰まっているので、子育てに躓いている人にもオススメの作品といった感想・評価が上げられています。

一気読みする読者が続出のミステリと言う勿れ

ミステリというなかれは2021年8月時点では9巻までコミックス化していますが、1話読み始めたらいつの間にか最後まで読み進んでいたというファンの姿が度々見られています。紙面のコミックスだけではなく、電子書籍でも公開中のミステリというなかれ。まだ読んでいない人は手に取ってみてはいかがでしょうか?

ミステリと言う勿れ(ミステリというなかれ)の面白い魅力まとめ

以上、ミステリというなかれのあらすじ・面白い魅力をご紹介してきました。ミステリというなかれは天然パーマが特徴の大学生・久能整が僅かな違和感を掘り下げ事件を解決していく物語。その哲学的なセリフや作品の雰囲気が心に残ると、多くの感想・高評価が寄せられています。2022年1月からは月9枠でドラマ版も放映開始されるので、気になっている人は視聴してみてはいかがでしょうか?

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