2021年08月22日公開
2021年08月22日更新
【シャドーハウス】生き人形は洗脳された人間?シャドーとの関係や正体をネタバレ
漫画・アニメ「シャドーハウス」の生き人形が洗脳されている理由を紹介!顔のない貴族「シャドー一族」と従者・生き人形の物語が描かれているシャドーハウス。そんなシャドーハウスの生き人形が洗脳された人間と言われている理由や、洗脳後の記憶の有無を考察していきます。その他には、シャドー一族の正体である妖精・モーフの情報や、人間を洗脳して生き人形にする方法を紹介していきます。
目次
シャドーハウスの生き人形とは?
本記事では「シャドーハウス」に登場した「生き人形」の正体・洗脳・記憶に関する情報をまとめていきます。また生き人形と主人の関係性や、読者・視聴者の感想などもまとめていきます。シャドーハウスは可愛い絵柄の作品ですが、作中ではダークなストーリーが描かれているようです。
シャドーハウスの作品情報
シャドーハウスの概要
生き人形の正体・洗脳・記憶やモーフについて知る前に、まずは「シャドーハウス」の基本情報を紹介していきます。シャドーハウスは2018年から連載されている漫画で、2021年の4月から7月までアニメが放送されていました。原作者の「ソウマトウ」は2人組の漫画家で、プロデビューする前には同人誌を描いていたようです。
シャドーハウスのあらすじ
漫画・アニメ「シャドーハウス」では「シャドー一族」と「生き人形」の物語が描かれています。主人公のエミリコはケイトの身の回りの世話を行っており、それが自分の使命と考えていました。また生き人形はシャドー一族が作った人形だと教えられていましたが、物語途中に意外な真実が明らかになっています。
生き人形とは?
シャドーハウスの「シャドー一族」は顔がないため、自分と似た容姿をしている「生き人形」が社交場の顔代わりになっています。またシャドー一族は体が「すす」で出来ており、普通に生活するだけで部屋が汚れてしまうため、生き人形が主人の身の回りの世話を行っています。主人は生き人形に自分と似た名前を付けていますが、主人公・エミリコは主人・ケイトと関連性がない名前を付けられています。
シャドーハウスの生き人形の正体は洗脳された人間?シャドーとの関係は?
ここからは「シャドーハウス」の「生き人形」が洗脳された人間と言われている理由をまとめていきます。またシャドー一族が人間を手に入れた方法や、モーフという妖精に関する情報をまとめていきます。物語序盤の「シャドーハウス」はほのぼのとしたストーリーでしたが、だんだんとシャドー一族の黒い部分が明らかになっています。
考察①生き人形の正体は人間
シャドーハウスの物語序盤では「生き人形はシャドー家のために作られた」と言われていたため、生き人形はその言葉に疑いを持たずに主人の世話をしていました。ですがエミリコの主人・ケイトはシャドー一族の陰謀に気付いており、その時に「生き人形の正体は人間」だという事が判明しています。またケイトはシャドー一族の考えを否定しているため、生き人形が人間に戻れるように行動しています。
前述したように「シャドーハウス」の生き人形は作られた物と思われていましたが、痛みを感じて空腹になるという不可解な姿が描かれています。この時の描写が「生き人形の正体は人間」という真実の伏線になっていたようです。そのため「人間がシャドー一族に飼われている」というショッキングな内容になっています。
考察②生き人形はどこからシャドーハウスに来た?
シャドーハウスの「シャドー一族」は「とある方法」で人間を洗脳する事ができます。その方法を使って近隣の村の村人を洗脳しており、村人が子供をシャドー一族に渡している事が判明しています。シャドー一族に洗脳された人間は正常な考えを持つ事ができなくなり、洗脳が解けない限りは記憶を失ってしまうため、シャドー一族の陰謀は長年明らかになっていないようです。
シャドー一族に洗脳されている村人は「シャドー一族に仕える事は名誉」という考えを持っているため、子供を預ける事に何の疑いも持っていません。また全ての子供をシャドー一族に渡すと村が滅びてしまうため、優秀な子供を選別して渡している可能性があります。
考察③シャドーの正体はモーフ?
シャドーハウスの「シャドー一族」は顔がないですが、顔と肌以外は人間と同じ見た目をしています。そのため当初は「人間とは違う種族」と思われていましたが、正体はモーフという寄生型の妖精だという事が明らかになっています。寄生前のモーフは小さな姿をしていますが、記憶を失った子供の姿を模倣して人間のような姿に変化しているようです。
シャドーハウスに登場したモーフの模倣には段階があり、まずは生き人形になった子供を見て姿を模倣しています。その次に生き人形になった子供の傍で生活して人格を模倣していきます。そのためモーフが化けている主人と生き人形は似た姿・人格を持っており、生き人形になった子供から本当の名前を奪っている事も判明しています。
考察④顔の見えない人形の正体
シャドーハウスのモーフは記憶を失った子供を模倣していますが、模倣して誕生したシャドーには優劣があるようです。そのためシャドー一族は優秀な人材を残すために試験を行っており、試験に失敗したシャドーは存在が消えています。そして残された生き人形が更に記憶を消されて「顔の見えない人形」になり、食事を運ぶなどの雑用係をさせられています。
シャドーハウスの主人公・エミリコは「顔の見えない人形」に話しかけていますが、「顔の見えない人形」は無反応だったため、シャドー一族の洗脳で喋れなくなっている可能性があります。また生き人形のラムは主人を失った事で「顔の見えない人形」になっていますが、とある方法で洗脳を免れているため、裏でシャドー一族の陰謀を止めるために活躍する可能性があります。
シャドーハウスの生き人形の洗脳を考察
正体・記憶や妖精のモーフについて知った後は、「シャドーハウス」で描かれた「生き人形の洗脳方法」を紹介していきます。生き人形の洗脳方法や、偉大なるおじい様・喜びの会に関する情報もまとめていきます。
考察①偉大なるおじい様の存在
シャドーハウスに登場した「シャドー一族」のトップは「偉大なるおじい様」という人物のようです。この「偉大なるおじい様」が人間を洗脳して生き人形を作っており、生き人形は「偉大なるおじい様」という名前を発する事を禁じられています。2021年8月時点では詳しい正体は明らかになっていませんが、誰よりも強い「すす能力」を持っている可能性があります。
考察②おじい様のすす入り珈琲を飲ませ洗脳する
シャドーハウスに登場した「偉大なるおじい様」の「すす」には強い洗脳効果があるため、この「すす」を混ぜた珈琲を生き人形が飲まされています。主人公・エミリコは他の生き人形とは違って自我を持っていましたが、珈琲を飲まされた事で自我を失っています。そのためケイトは大量の水を飲ませてエミリコの内部に侵入した「すす」を吐き出させていました。
偉大なるおじい様の「すす」には強い洗脳効果がありますが、シャドー一族には効果がない事が分かっています。またシャドー一族は「すす入り珈琲」を厳重に扱っているため、あまり量は作れないという考察がなされています。そのため作中で「すす入り珈琲」の瓶を割った双子の生き人形は酷い罰を受けていました。
考察③喜びの会とは?
シャドーハウスで描かれた「すす入り珈琲」には洗脳効果がありますが、一度飲んだだけでは完全に洗脳する事ができません。そのため定期的に「喜びの会」という会が開かれており、この会で生き人形が「すす入り珈琲」を飲まされています。自我を持っているエミリコやショーンは「すす入り珈琲」を飲まないようにあらゆる手段を使っています。
考察④すす入り珈琲を使っても記憶を完全に消せない
シャドーハウスの生き人形は「すす入り珈琲」で記憶と自我を失っていますが、洗脳効果は生き人形で差があるようです。ショーンは「すす入り珈琲」を飲まされた後でも自分の本名がジョンだという事を覚えており、主人・ジョンとの殴り合いで自我を取り戻しています。そのため「すす入り珈琲」はシャドーと人間を完全に一体化させるまでの時間稼ぎのようです。
シャドーハウスの生き人形の一体化
人間の洗脳方法や記憶・モーフについて知った後は、「シャドーハウス」で描かれた「シャドーと人間の一体化」に関する情報をまとめていきます。妖精・モーフの目的や、人間とシャドーを一体化させる方法をまとめていきます。
考察①生き人形とシャドーの一体化
シャドーハウスのシャドーは子供の容姿・人格を模倣しており、最終的には生き人形との一体化を目指しています。作中では様々な試験が行われていますが、最終的には「お呼ばれ」という儀式に呼ばれ、この儀式で一体化する事が分かっています。生き人形と一体化したシャドーは「シャドーの顔」「人間の顔」を使い分ける事ができるため、社交場では人間として振舞う事も可能のようです。
考察②一体化には失敗もある?
シャドーと生き人形が一体化する際には、両者を箱の中に入れてシャドーが繭を作っているようです。一体化に必要な期間は1週間から2週間で、成功した場合には生き人形の命が消えて、シャドーだけが繭を破って出てくるようです。ですが一体化は失敗する事もあるようで、その時にはシャドーも命を落としてしまう事が分かっています。
シャドーハウスのシャドーは生き人形との一体化を目指していますが、最終的な目的は明らかになっていません。モーフの寿命や繁栄方法は不明のため、モーフの種族繁栄のために一体化しているという説が浮上しているようです。また洗脳地域を拡大すれば世界征服も可能なため、人間を滅ぼそうとしているという考察もなされているようです。
シャドーハウスの生き人形の生活やルール
妖精のモーフや生き人形の正体・記憶について知った後は、「シャドーハウス」で描かれた「生き人形の仕事」をまとめていきます。また日常的に行われている生き人形の洗脳に関する情報などもまとめていきます。
考察①生き人形のルール
生き人形は自我を失った時からシャドー一族に対して強い忠誠心を抱いています。また「館から出る事」「社交場で言葉を発する事」「主人以外の余計な事を考える事」が禁止されています。主人公・エミリコはルールを疑っていなかったため、部屋で「生き人形の説明書」を読んでいます。
考察②生き人形の部屋
シャドー一族は豪華な部屋に住んでいますが、生き人形には粗末な部屋が与えられており、棺桶のようなベッドで眠っています。また基本的に部屋は施錠されており、合同の掃除や集まりがある時だけ施錠が外されています。主人との部屋の入り口は施錠されていないため、エミリコはケイトよりも早く起きて掃除をしています。
考察③生き人形の食事
シャドーハウスに登場した生き人形の食事はかなり質素で、作中ではパン1つだけを与えられています。そんな生き人形とは違い主人は豪華な食事をしているため、フワフワのパンを貰ったエミリコは美味しさに感動していました。また星付きの生き人形になると主人のような豪華な食事ができる事が分かっています。
考察④生き人形に忠誠心を植え付ける理由
シャドーハウスのシャドーは「偉大なるおじい様」を絶対の存在として認識していますが、生まれながらに忠誠心を抱いている訳ではないようです。シャドーは生き人形の人格を模倣しているため、「生き人形にシャドー一族の忠誠心を持たせる」という段階を踏んで「偉大なるおじい様」に対する忠誠心を抱かせているようです。
シャドーハウスの生き人形に関する感想や評価
妖精のモーフや生き人形の正体・記憶・洗脳方法を知った後は、「シャドーハウス」に関する感想を紹介していきます。また本記事で紹介した「生き人形の正体・洗脳」に関する感想などもまとめていきます。シャドーハウスはギャップが激しい作品のため、読者・視聴者から様々な感想が挙がっているようです。
感想:洗脳方法が怖い!
シャドーハウス見る
— ちくわ (@chikuwa_isin) April 26, 2021
余計な事は考えないと歌いながら掃除してる生き人形たちが怖い
バッチリ洗脳されてる感じが
本記事で紹介したように生き人形は「すす入り珈琲」で洗脳されている事が判明しています。この洗脳方法が怖いという感想や、可愛い絵柄とのギャップが凄いという感想が挙がっているようです。また「偉大なるおじい様」の「すす」に気持ち悪さを感じている読者も多いようです。
感想:生き人形という設定が凄い!
シャドーハウスのアニメがめっちゃ面白い!どうやら流れはアニオリ展開らしいけど、生き人形の設定とかシャドー家怖いよ〜( ´;ω;` )
— レン@コーラ狂 (@ultimate_zone) June 20, 2021
これ、コミック欲しいかも。めっちゃ気になる!シャドーハウス、要チェックだな!!( ๑>ω•́ )۶
シャドーハウスの生き人形は本当に人形のように行動していたため、物語途中まで人間だという事に気付かなかった読者も多いようです。そのため「生き人形という設定」を考えた原作者が凄いという感想が挙がっているようです。
感想:シャドー一族とモーフの目的が気になる
今一番気掛かりなのは偉大なるおじい様の正体、目的と、アンソニーの目的です。あとはローズ主従の生死。
— 須陀 龍 (@Ryu__S_) April 30, 2021
シャドーは生き人形との一体化を目指していますが、最終的な目的は明らかになっていません。そのためシャドー一族の目的が気になるという感想や、生き人形が全員人間に戻って欲しいという感想が挙がっているようです。
シャドーハウスの生き人形と洗脳まとめ
本記事では「シャドーハウス」に登場した生き人形の正体・記憶・洗脳方法を紹介していきましたがいかがだったでしょうか?物語序盤の生き人形は疑いを持たずに主人のために生きていたため、意外な真実に驚いた読者・視聴者が多いようです。そんな生き人形が登場した「シャドーハウス」を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。