【スラムダンク】登場キャラのバッシュ一覧！桜木や流川のメーカー・モデルは？

「SLAM DUNK（スラムダンク）」はバスケットボールに情熱をかける男子高校生たちを描いた、井上雄彦先生のスポーツ漫画です。1990年～1996年に集英社の週刊少年ジャンプにて連載されていました。そして、同作は少年少女の間にバスケブームを起こした大ヒット作で、連載が終わってから20年以上経った今でも根強い人気を誇っています。また、テレビアニメは1993年10月～1996年3月に全101話が放送されていました。

喧嘩三昧の不良少年だった主人公の桜木花道。湘北高校に入学早々、彼はバスケ部の主将の妹である晴子に自身の長身と身体能力の高さを見出され、バスケ部にスカウトされます。可愛らしい晴子に一目惚れした桜木花道はその場で入部を決め、日々練習するうちにバスケの面白さに目覚めていきます。それと同時に桜木花道は秘められていたバスケの素質も開花させ、仲間たちと全国を目指して切磋琢磨していくことになるのでした。

「バッシュ」とは、バスケットボールの練習中や競技中に選手が履くシューズのことです。今回は「スラムダンク」作中に登場する主要キャラたちのバッシュを一覧でみていきます。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、1つ目は桜木花道のバッシュです。まず、桜木花道が店長から格安で譲ってもらったナイキのエアジョーダンシリーズなど、彼の歴代バッシュをみていきます。

桜木花道がバスケを始めた頃に履いていたのはバッシュではなく、体育館シューズでした。やがて穴が開き、ボロボロになってしまったことから、練習の激しさがうかがえます。

体育館シューズがボロボロになったため、桜木花道は赤木晴子と共にバッシュを買いに出かけます。桜木花道は訪れたスポーツ店「チエコスポーツ」で、店長の履いていた「ナイキ エアジョーダン6」に目を付けます。そして、店長が履いていた中古だから30円で譲ってくれと店長に交渉し、それを手に入れました。そのバッシュを桜木花道はインターハイ予選終了まで履いていました。

桜木花道が愛用していたバッシュ「ナイキ エアジョーダン6」は合宿でボロボロになってしまいます。そこで、桜木花道は再び、チエコスポーツを訪れ、彼の試合を観ていた店長から、新たなバッシュ「ナイキ エアジョーダン1」を紹介されます。桜木花道は店長から紹介されたそのバッシュを100円で譲り受け、インターハイから愛用することとなります。

桜木花道はチエコスポーツの店長から2足のバッシュを購入しています。実はチエコスポーツの店長はナイキのエアジョーダンのファンであり、シリーズ1から6まで全部コンプリートしていました。しかし、そこへ桜木花道が現れ、エアジョーダン6を履いている店長に対し、本当の価格も知らずに「中古だからマケてくれ…30円に」と言います。こうして、桜木花道は最初の「ナイキ エアジョーダン6」を店長から格安で購入しました。

その「ナイキ エアジョーダン6」も厳しい練習の末に履き潰した桜木花道は再びチエコスポーツを訪れ、店長から「ナイキ エアジョーダン1」を紹介されます。そして、桜木花道は店長から紹介されたそれを格安の100円で購入。結果的に、桜木花道は2足のバッシュを総額130円でゲットしました。ちなみに、チエコスポーツの店長は「ナイキ エアジョーダン6」を10万円積まれても売るつもりはなかったという話が後に語られています。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、2つ目の流川楓バッシュは「ナイキ エアジョーダン5」です。カラーは湘北高校のイメージカラーであるレッドとブラックとなっています。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、3つ目の赤木剛憲のバッシュは「コンバース プロコンクエスト ハイ」です。当時のコンバースシリーズとしては、最高級のスペックが搭載されたバッシュとして愛されていました。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、4つ目の宮城リョータのバッシュは「コンバース アクセレレーター」です。「スラムダンク」が連載されていた当時の日本ではナイキやアシックスが主流だったため、コンバースの知名度は低かったそうですが、そんなコアな層向けのバッシュを履いているところも宮城リョータらしいと言われています。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、5つ目の三井寿のバッシュです。三井寿が愛用するバッシュをみていくと、次の通りです。

三井寿の最初のバッシュは「アシックス ゲルエキスパートLX-L」です。それはアッパー部分にカンガルー革が使用されているのが特徴的なバッシュとなっています。

三井寿のバッシュ2足目は「アシックス ジャパンL」です。「アシックス ジャパンL」は1980年代に発売されて以降、長年日本人のバスケット選手のプレーを支えてきたとされる名作と言われており、惜しまれつつも2016年に生産が終了。その後、2020年にレトロモデルが復活を果たしました。

三井寿のバッシュ3足目は「アシックス ハイタイム」です。実は「アシックス ハイタイム」は原作者の井上雄彦先生がアシックスと共同で開発したバッシュで、1995年には「グッドデザイン賞」を受賞しています。三井寿は山王戦後、この「アシックス ハイタイム」に履き替えました。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、6つ目の魚住純のバッシュは「アシックス ファブレ ゲル エキスパート」です。それは衝撃吸収性に優れたTゲルという中敷きがあるのが特徴的なバッシュとなっています。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、7つ目の仙道彰のバッシュは「コンバース スター コンクエスト」です。1908年から生産されているコンバースのバッシュの歴史は深く、その主流はウエポンで、コンクエストは比較的マイナーでした。しかし、1991年にはコンクエストからラリー・バードのシグネチャーが発売されたそうです。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、8つ目の藤真健司のバッシュは「アシックス ファブレ ゲルフォーム」です。1980年代後半～90年代前半にかけて発売されていたバッシュで、女子選手からの人気も高かったそうです。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、9つ目の牧紳一のバッシュは「Reebok ポンプ D-タイム」です。牧紳一はこの他に93年に生産された「Reebok PUMP D-TIME」や「シャック1」、さらに完全版の扉絵では「アンサー4」を履いていたようです。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、10個目の南烈のバッシュは「ナイキ エア ストロング ミッド」です。インサイド選手がよく愛用していたバッシュであり、新たに「ナイキ エア2 ストロング ミッド」として復刻も果たしています。

「スラムダンク」のバッシュ一覧、11個目の沢北栄治のバッシュは「アシックス ポイントゲッターL」です。これぞバッシュという印象を受けるシンプルながらハイカットなデザインが人気で、山王工業では部員全員がこの「アシックス ポイントゲッターL」を愛用していました。

「スラムダンク」の流川楓のモデルはバスケットの神様と称される元NBAの選手、マイケル・ジョーダンだと言われています。流川楓は1年生にして、湘北高校のエース選手であり、1対1から得点を積み重ねていくプレースタイルとなっています。

左肘のバンドや「エア」と呼ばれるダブルクラッチ、トリプルクラッチなどの空中におけるムーブ、さらには異様なまでの負けず嫌いさと競争心など、モデルとされるマイケル・ジョーダンとの共通点が多くみられるようです。

「スラムダンク」の桜木花道について、奇抜な行動や派手な髪型、リバウンドの強力さから、元NBAの選手のデニス・ロッドマンがモデルではないかと言われることが多いですが、それに関しては原作者の井上雄彦先生が完全に否定しています。

そのことから、桜木花道にはモデルとされる選手がいないという説も囁かれていますが、井上雄彦先生が桜木花道のモデルについて「どちらかと言えばチャールズ・バークレー」という内容の発言をしたこともあるようで、その真偽は不明となっています。

「スラムダンク」の宮城リョータのモデルは、小柄な体格ながら驚異的なスピードで活躍した元NBAの選手、ケビン・ジョンソンだと言われています。両者には小柄な体型やプレースタイル、ツーブロックのヘアスタイルなど、共通点が多くみられるようです。さらに、現役引退後のケビン・ジョンソンはサクラメント市長の座に就いており、知的なところも宮城リョータとよく似ていると言われています。

「スラムダンク」の三井寿のモデルは、アメリカ代表チームにも選ばれたことのある元NBAのスター選手、マーク・プライスだと考えられています。身体能力はあまり高くない一方で、抜群のバスケセンスと3ポイントシュートの技術を武器にしているなど、三井寿との共通点も多くなっています。

「スラムダンク」の木暮公延のモデルはマイケル・ジョーダンのかつてのチームメイトで、元NBAの選手のジョン・パクソンだと言われています。知的なところや背番号が「5」であることなど、共通点が多くあるとされています。

「スラムダンク」の赤木剛憲のモデルは、元NBA選手のデビッド・ロビンソンとされています。パトリック・ユーイングという説もありますが、赤木剛憲の力強いボースハンドダンクや角ばったヘアスタイルから、やはりデビッド・ロビンソンがモデルだろうと考えられています。

「スラムダンク」の魚住純のモデルは元NBAの選手で、デビッド・ロビンソンのライバルだったパトリック・ユーイングだと考えられています。パワフルな外見やディフェンスが得意なところなどの共通点があり、あと一歩のところでNBAの優勝を逃したところも、あと少しのところで神奈川県優勝を逃した魚住純と酷似していると言われています。

「スラムダンク」の花形透のモデルはNBA史上最高のセンターと謳われる選手の1人、アキーム・オラジュワンと言われています。アキーム・オラジュワンはドリームシェイクが得意な選手であり、花形透とは華麗で柔らかいプレースタイルなどの共通点があります。

「スラムダンク」の牧紳一のモデルはNBA史上最高のポイントガードと謳われる選手の1人、マジック・ジョンソンと考えられています。そもそも牧紳一が所属する海南大附属高校のモデルが、マジック・ジョンソンの活躍したチーム「ロサンゼルス・レイカーズ」だとされています。そして、両者にはポイントガードとは思えないほどのパワフルなプレーなどの共通点があると言われています。

「スラムダンク」の藤真健司のモデルは元NBAの選手、ラリー・バードとされています。ラリー・バードは翔陽高校のモデルとされているチーム「ボストン・セルティックス」でエースとして活躍し、チームを3度のNBA制覇に導いています。そのポジションはスモールフォワードで、プレースタイルは一見すると藤真健司と似ていないように感じられるようです。

しかし、ラリー・バードは大学時代から牧紳一のモデルとされるマジック・ジョンソンとライバル同士にあり、NBAに入ってからも競い合っていたそうです。さらに、ラリー・バードはかなりの頭脳派だったようです。そのことから、選手でありながら監督を兼任し、牧紳一とライバル関係にある藤真健司のモデルはラリー・バードだろうと考えられています。

「スラムダンク」の仙道彰のモデルは、ストリートボールリーグで活躍した日本人選手Junだと言われています。両者には外見や長身を活かしたオールラウンドなプレースタイル、華麗なパスなどの共通点があるそうです。

こちらは2014年10月に発売されたバッシュ「エアジョーダン６レトロ×スラムダンク」です。桜木花道が初めて購入した30円のバッシュ「AIR JORDAN6」をもとに、全体的に湘北高校のイメージカラーである赤と白で仕上げたコラボ商品となっています。

こちらは2011年5月に発売された「NIKE AIR ZOOM BRAVE IV IT」です。井上雄彦先生とナイキのコラボ商品であり、井上雄彦先生の以下の想いから、部活でバスケットボールに打ち込む日本の学生に向けて制作されたシューズだそうです。

「スラムダンク」のバッシュには偽物も多く出回っており、フリマアプリやオークションで購入する際は注意が必要だと言われています。例えば、海外から輸入している商品にもかかわらず、安く販売している場合や、日本語がおかしい場合、偽の黒タグが付けられている場合などが挙げられています。

さらに、レシートや納品書と一緒に出品されている場合でも、それらは簡単に複製できるため、信頼度は低いとされています。また、売り切れになっているにも関わらず、評価が「ゼロ」の場合は「空売り」の可能性が高く、偽物どころか商品が届くこともないそうです。

「スラムダンク」の名言、1つ目は「大好きです…」です。高校入学直後、赤木晴子に一目惚れした桜木花道は彼女に「バスケットはお好きですか？」と聞かれ、思わず「大好きです」と口から出まかせを言ってしまい、バスケを始めたという経緯があります。

その後、山王工業との試合中、怪我のために倒れ込んだ桜木花道はバスケ部に入ってからの練習の日々を思い出します。そして、赤木晴子との出会いのシーンを思い出した桜木花道は、次の瞬間、彼女の前に立ち、このセリフを放ちました。初めのうちは赤木晴子目当てだった桜木花道がバスケ選手として成長したことを感じさせる名言として知られています。

「スラムダンク」の名言、2つ目は「あきらめたらそこで…」です。「スラムダンク」を読んだことのない人でも知っている代表的な安西先生の名言です。このセリフによって、三井寿は自らの行いを反省し、安西先生を尊敬するようになりました。また、このセリフは安西先生の名将ぶりを象徴する名言とも言われています。

「スラムダンク」の名言、3つ目は「オヤジの栄光時代はいつだよ…」です。バスケ素人だった桜木花道はやがてバスケの楽しさを知り、猛練習の末、湘北高校のエース選手となりました。そんな彼が高校バスケ界の王者・山王工業と戦い、負傷。ベンチに下げられた桜木花道は安西先生に対し、力強くこのセリフを言いました。桜木花道の負けず嫌いさのみならず、恐ろしいほどのバスケへの情熱が感じられる名言とされています。

「スラムダンク」の名言、4つ目は「骨が折れてもいい…」です。全国を目標に頑張ってきた赤木剛憲。やがて湘北高校は彼のワンマンチームから実力者揃いのチームに成長します。しかし、念願の全国行きを賭けた神奈川県の絶対王者・海南大附属との試合の最中、赤木剛憲は突然の捻挫で一時、手当てに下がります。

歩くこともままならない赤木剛憲でしたが、彩子に強い口調でテーピングするように言い、このセリフを発しました。赤木剛憲の全国への並々ならぬ思いと3年間の覚悟がにじみ出た名言シーンとして知られています。

「スラムダンク」の名言、5つ目は「ドリブルこそチビの生きる道…」です。バスケには不利な低身長の宮城リョータですが、逆に小柄なことを活かしたスピードによるドリブルという武器が彼にはありました。

山王工業との試合時間もあと少しという中、長身選手2人に囲まれた宮城リョータはこのセリフを心の中で呟き、奮起します。そして、長身の山王工業の選手2人を置き去りにするドリブルを披露しました。小柄ながら負けん気の強い宮城リョータのひた向きさと前向きな姿勢がうかがえる名言と言われています。

こちらは「スラムダンク」のバッシュに関するツイートです。桜木花道がバッシュを買うエピソードがとても面白いという感想となっています。

こちらも「スラムダンク」のバッシュに関するツイートです。原作漫画「スラムダンク」で桜木花道が30円でバッシュを買うシーンを時折、読みたくなるという感想となっています。

こちらも「スラムダンク」のバッシュに関するツイートです。「スラムダンク」が好きすぎるあまり、桜木花道と同じバッシュを購入し、ナイキのエアジョーダンシリーズにハマってしまったという感想となっています。

いかがでしたか？「スラムダンク」の登場キャラクターたちのバッシュを一覧で紹介し、桜木花道が店長から格安で譲られたバッシュや流川楓、三井寿ら主要キャラのバッシュについてみてきました。

さらに、桜木花道や流川楓ら主要キャラのモデルと考えられている実在の選手を一覧で紹介し、スラムダンクとコラボしたバッシュや作中で登場した名言などについてもみてきました。皆さんもぜひ「スラムダンク」のストーリーやキャラだけでなく、キャラたちのバッシュにも注目してみてください！