【スラムダンク】仙道彰は最強キャラ？山王の沢北より上手い？二人の実力を比較考察

不良主人公の桜木花道がバスケットボールと出会い、その才能を急速に開花させ成長していく姿を描いた『SLAM DUNK(スラムダンク)』。今回は本作に登場する仙道彰を紹介していきます。初めに『SLAM DUNK(スラムダンク)』の作品情報を確認し、その後仙道彰のプロフィールやモデル、最強説の検証、かっこいい名言と見ていきます。

『SLAM DUNK(スラムダンク)』とは主人公・桜木花道のバスケットボールへの挑戦と成長を軸にしたスポーツ漫画です。単行本第21～23巻の初版発行部数は当時としての最高記録である250万部を突破し、2013年時点でシリーズ累計発行部数は1億2029万部を突破するなど大人気作品となりました。1990年から1996年までに全31巻、完全版全24巻、新装再編版全20巻が刊行されています。

ここでは『スラムダンク』のあらすじを簡単にまとめます。本作の舞台は神奈川県の湘南地区。物語は湘北高校に入学した不良少年の桜木花道が、学校の廊下で話しかけてきた赤木晴子と出会った時から始まります。

晴子は花道の長身と筋肉、身体能力の高さを見出し、バスケ部への入部を勧めました。一方、花道はバスケ初心者であるにも関わらず、晴子に惚れたという理由でバスケ部への入部を決めます。その後、花道は徐々にバスケの面白さに目覚め、その才能を急速に開花させていくのでした。

• 名前：仙道 彰
• 学年：2年生
• 身長：190㎝
• 体重：79㎏
• 背番号：13番(1年時)→7番(2年時)
• ポジション：PG、SF

最強と囁かれている仙道彰(せんどうあきら)は、作中で天才と称される陵南のエースプレイヤーです。陵南の田岡監督よりスカウトされたことで陵南のバスケ部へと入部しています。1年生時は点取り屋として大活躍していたようで、前年度のIH予選の湘北戦では47得点を記録。

2年生になってからはチーム全体と試合の流れを考慮したゲームメイキングを中心に活躍するようになっており、湘北との練習試合では花道と流川のダブルチームディフェンスを立て続けに抜き去るほどの実力を見せつけていました。

やはり1年生時に点取り屋として大活躍したことで、陵南のチームメイトからプレイヤーとしての絶大な信頼を勝ち取っています。それもチームメイトに「仙道ならやってくれる」と言わしめるほどですが、コートから一歩出ると練習試合に遅刻するような少々抜けた一面があります。

また、趣味の海釣りに行くために練習をさぼることもありました。ただ、試合中では他人のことをしっかりと見ているため、冷静に物事を判断でき、他人の欠点や素質を素早く見抜く観察眼を伏せ持っているのが分かります。

まず『スラムダンク』のキャラには実在するモデルがいることが多いです。当記事で紹介する仙道彰もモデルがいるキャラの1人。ネットではモデルがNBA選手など諸説囁かれることが多い仙道彰ですが、彼のモデルとして一番有力な説が日本人のJIN選手です。

仙道彰の有力なモデルであるJIN選手はストリートボーラーとして活躍しており、どことなく顔の雰囲気が似ています。また体格も近く、背番号の7番も共通しています。ネット上の情報ではありますが、JIN選手本人が仙道彰のモデルになったと自己紹介したことがあるようなので、JIN選手が仙道彰のモデルであることは間違いないでしょう。

ここまで仙道彰のプロフィールや性格、モデルを紹介してきました。天才と称される仙道彰は湘北戦と海南戦で大活躍しており、神奈川ベスト5に選出されるほどの実力を見せつけています。プレイヤーとしてかっこいい姿を見せてくれる仙道ですが、そんな彼が最強とネット上で囁かれていました。そこで、天才プレイヤーと称される仙道彰と高校No.1プレイヤーと称される沢北の実力を比較検証していきます。

まず仙道彰の実力における比較対象の沢北栄治(さわきたえいじ)は、驚異的な身体能力と1on1のスキルを持ち、「高校界の絶対王者」と言われる山王工業高校で1年生時からエースプレイヤーに君臨する実力者です。

特に沢北の1on1能力は凄まじく、作中では圧倒的な強さを見せつけていました。1年時には既に全国制覇の経験を積んでいるため、1on1はレベルが高い相手であっても十分に通用する能力を兼ね備えています。実際に仙道が中学時代に1on1で沢北に負けたことがあると言っているため、得点能力では沢北の方が上だと言えるでしょう。

得点能力では沢北の方が上ですが、オールラウンダー性であれば仙道彰の方が上だと言えます。海南戦では仙道がポイントガードとして牧とほぼ互角の戦いを演じていました。さらに湘北戦では魚住が4つのファウルを取ったことでベンチ入りしたため危機に陥ったものの、仙道が中心になって中盤～終盤にかけて大活躍しています。視野も広くアシストできることから、複数のポジションで活躍できるのが仙道の強みです。

『スラムダンク』の前提として、沢北は高校バスケット界の絶対王者である山王工業高校のエースであり、高校No.1プレイヤーとして描かれています。作中では湘北が山王に勝利していますが、各選手の実力を考慮すれば湘北が100回試合して1回勝てるかどうかの確率の中で、その一回が今回のIH予選になっただけだと言えるでしょう。

湘北戦における沢北はミスが目立ったとはいえ、高校No.1プレイヤーとしての評価が覆されることは無いはずです。仙道も非常に優れたプレイヤーではありますが、沢北以上の実力があれば沢北と同じくNo.1プレイヤーと称されるはずなので、総合的な実力では沢北の方が上だと考えられます。

沢北は高校2年時にアメリカへ挑戦しており、かなりのバイタリティを持っています。高校卒業後に大学を通してアメリカ留学へ向かうのが普通だからです。

そしてバスケの本場とされるアメリカへと挑戦するということは、それに伴う実力が備わっていることの証明でもあります。実際に安西先生が期待していた選手が安西先生の反対を押し切ってアメリカへと挑戦していますが、実力が全く通用せずに立ち直れないほどの精神的ダメージを負っていました。

ではここで沢北のパス能力を見ていきましょう。湘北戦での沢北はパスをしていなかったため、一部の人から「パスができない」と言われています。しかし実際はパス能力にも長けていると言えるでしょう。全国クラスの高校は普段から2on2や3on3で緻密な練習をしており、現実的に試合でパスをしないというのはありえません。

そもそもパスができない選手が1年時からIH優勝校のスタメンになれるはずがなく、また河田や深津など超高校級のプレイヤーに実力が認められることもないでしょう。パスシーンがない沢北の一方でポイントガードとしてパスするシーンが多く描かれる仙道彰ですが、背景を考慮すると沢北のパス能力の方が低いと一概に判断できません。

沢北の実力に対する疑問については、パス能力以外に一部で「駆け引きができないのではないか？」と囁かれています。さらに仙道彰の方が駆け引きに優れていると考えられ、一方で沢北は身体能力任せのプレーだと言われていました。しかし沢北の駆け引きはかなり優れていると言えます。

なぜなら、流川との1on1でほぼオフェンスを止めていたからです。バスケのディフェンスというのは、作中で経験による駆け引きが重要だと言われているため、流川が沢北のディフェンスが抜けなかったことは駆け引きが優れていることの証明でもあります。仮に仙道の方が駆け引きに優れているとすれば、決勝リーグでの湘北戦で、流川に20得点を奪われることは無かったはずです。

それではここから『SLAM DUNK(スラムダンク)』で描かれた仙道彰のかっこいい名言や名セリフを見ていきましょう。仙道彰の名言を3つ紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

1つ目に紹介する仙道彰のかっこいい名言や名セリフ集は、「センドーはオレが倒す!!」と豪語し続けていた花道に向けて放った仙道彰の一言です。作中では、仙道が花道の成長に期待しているような描写が多く描かれていました。仙道は花道であれば自分のレベルまでくる、と予想をしていたのかもしれません。

2つ目に紹介する仙道彰のかっこいい名言や名セリフ集は、流川に向けて放った仙道彰の一言です。日本一の高校生を目指すと豪語する流川を諭す仙道ですが、この名言からは彼がさまざまなことを知り、理解しているのがうかがえます。

3つ目に紹介する仙道彰のかっこいい名言や名セリフ集は、湘北との試合中にピンチに陥った状況で放った仙道彰の一言です。この名言からは仙道の余裕と、勝利への自信がうかがえます。チームメイトへの信頼の高さと個人の技量のどちらからも影響された名言と言えるでしょう。

『スラムダンク』の最強キャラ・仙道彰の声を担当したアニメ声優は、芸能事務所「クレイジーボックス」で声優、ナレーターとして活動する大塚芳忠(おおつかほうちゅう)です。大塚芳忠は、テレビアニメ『機甲創世記モスピーダ』のバットラー役で声優デビューを果たしています。

洋画の吹き替えやアニメ、ナレーションを中心に活躍しており、特に吹き替えにおいてはウディ・ハレルソン、ウィレム・デフォー、ティム・ロビンス、ジャン＝クロード・ヴァン・ダム、ジェフ・ゴールドブラムなどその他にも代表的な持ち役があります。

• 1984年～：重戦機エルガイム(ミラウー・キャオ 役)
• 1985年～：機動戦士Ζガンダム(ヤザン・ゲーブル 役)
• 1987年～：トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ(ウルトラマグナス 役)
• 1994年～：機動武闘伝Gガンダム(チボデー・クロケット 役)
• 1999年～：∀ガンダム(ギャバン・グーニー 役)
• 2003年～：NARUTO -ナルト-(自来也 役)
• 2005年～：はっぴぃセブン 〜ざ・テレビまんが〜(北条高時 役)
• 2013年～：宇宙戦艦ヤマト2199(真田志郎 役)
• 2016年～：文豪ストレイドッグス(夏目漱石 役)
• 2018年～：ONE PIECE エピソードオブ空島(モンブラン・ノーランド 役)

こちらでは『スラムダンク』に登場する仙道彰の最強説に関する感想があがっています。どうやら、この方は仙道彰が沢北を超えるかもしれないと考えているようです。その理由が仙道がパスの楽しさを覚えたからとのことですが、これは沢北のパス能力が低いという要素を考慮した上で出た答えかもしれません。

こちらでは『スラムダンク』に登場する仙道彰がかっこいいと言われています。この方は仙道彰が最強だと考えているようです。作中では仙道彰が大活躍するかっこいいシーンが多く描かれているので、それが最強の印象を植え付けたのかもしれません。

こちらでも『スラムダンク』に登場する仙道彰がかっこいいと言われています。仙道彰がかっこいいという内容に加えて名言も投稿されているのですが、どの名言も仙道が真剣な表情でセリフを放っています。

『スラムダンク』の最強キャラと囁かれている仙道彰の実力を、山王の沢北の実力と比較考察してきましたがいかがでしたか？

天才プレイヤーと称される仙道彰と、高校No.1プレイヤーと称される沢北の実力を「得点力」、「オールラウンド性」、そして作中で描かれた沢北の実力に対する疑問を考慮した結果、総合的に見れば沢北の方が上手いと考察できます。まだ、『スラムダンク』を読んでいない方も、興味があればぜひ漫画版かアニメ版でかっこいい仙道彰の試合をご覧になってみてください。