【エヴァンゲリオン】カヲルは第13使徒に落とされた?ゲンドウの思惑を考察

エヴァンゲリオンシリーズに登場する渚カヲルは第13使徒に落とされるというのは本当でしょうか?2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン」は、新劇場版4部作の最終作として大きな話題になりました。そんなエヴァンゲリオンシリーズには、渚カヲルという人気キャラクターがいます。そんな渚カヲルの正体は使徒で、それも碇ゲンドウによって第1使徒から第13使徒に落とされることになったとされています。今回は第13使徒に落とされることとなった渚カヲルや、ゲンドウの思惑、渚カヲルの声優について紹介します。

【エヴァンゲリオン】カヲルは第13使徒に落とされた?ゲンドウの思惑を考察のイメージ

目次

  1. 第13使徒が登場するエヴァQとは?
  2. カヲルは第13使徒に落とされた?ゲンドウの目的を考察
  3. 第13使徒に落とされるカヲルのアニメ声優
  4. 第13使徒に落とされるカヲルの活躍
  5. 第13使徒に関する感想や評価
  6. 第13使徒まとめ

第13使徒が登場するエヴァQとは?

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの概要

「エヴァンゲリオンシリーズ」はテレビ放送版や旧劇場版そして新劇場版がありますが、それぞれに使徒が登場します。それぞれのシリーズで設定に一部違いがありますが、ここでは第13使徒が登場する「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの概要」を紹介します。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は新劇場版シリーズの第3作で、2012年に日本で公開されました。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」から14年後の世界を描いた作品で、テレビシリーズとはまったく異なるストーリーが描かれています。ちなみに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の「Q」は雅楽用語の「序破急」の「急」になる予定でした。そして、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」に続く最後の物語として「シン・エヴァンゲリオン」が描かれています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのあらすじ

ニアサードインパクトから14年、旧NERV職員たちは反NERV組織の「ヴィレ」を結成してNERVがもつEVAを破壊するために活動していました。そして「ヴィレ」はNERVが衛星軌道上に封印していた初号機を奪還するため、式波・アスカ・ラングレーの乗るエヴァ改2号機と真希波・マリ・イラストリアスの乗るエヴァ8号が作戦をおこないます。そして初号機は地球へと戻ってきました。

エヴァンゲリオン公式サイト

カヲルは第13使徒に落とされた?ゲンドウの目的を考察

考察①渚カヲルは第1使徒?

渚カヲルはゲンドウによって第1使徒から第13使徒へと落とされる存在とされています。それでは、どうして渚カヲルが第1使徒なのかについて考察します。テレビシリーズ版の第1使徒は「アダム」です。そして、渚カヲルはそのアダムを復活させる「アダム計画」により、人間の体にアダムの魂を入れた存在です。そんな渚カヲルは旧劇場版では最後に登場する第17使徒でした。

新劇場版では旧劇場版と違い使徒は第13使徒までとされていて、アダムの魂が入っている渚カヲルは第1使徒になるようです。ちなみに、テレビ版・旧劇場版に登場した使徒のうちガギエルやイスラフェルといった存在は消されています。また、第11使徒については「シン・エヴァンゲリオン」まで登場しませんでした。第11使徒については後述します。

考察②リリスとの契約

つづいてはリリスとの契約について紹介します。ちなみにリリスは第2使徒でエヴァンゲリオンの物語に大きな影響を与える存在です。ゲンドウやゼーレが進める人類補完計画、この鍵となるのがリリスとの契約です。その内容とは「アダムとリリス以外の使徒をすべて殲滅する」というものです。これは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」でゲンドウが「我々はあと8体の使徒を倒さなければならない」と言っていることからもわかります。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の時点でゲンドウは、使徒を10体倒す前に初号機をトリガーとして人類補完計画を始めようとします。これは、リリスとの契約を遵守しようとするゼーレの計画とは別のもので、結果的にゼーレによりこれは止められます。ここから、ゲンドウとゼーレは別の目的で人類補完計画を進めようとしていることがわかるとされています。

考察③11番目の使徒はシンジ?

先ほど紹介した通り「シン・エヴァンゲリオン」で完結した新劇場版には、第11使徒のみ存在していません。その第11使徒はシンジだったのではないかという説があります。しかし、シンジが第11使徒ではないという説が濃厚のようです。その代わり、「シン・エヴァンゲリオン」で大きな役割を果たした「真希波・マリ・イラストリアス」が第11使徒ではないかという説があります。

その理由として、漫画版でゲンドウとユイとともに冬月ラボに参加していたマリは「シン・エヴァンゲリオン」の時代においても若いままというものです。これは、使徒化したアスカが歳をとっていないことと同じ現象です。しかし、第11使徒については「シン・エヴァンゲリオン」でも触れられず公式では正式の誰なのかを語られていません。

考察④カヲルを第13使徒にしたゲンドウ

渚カヲルば第1使徒から第13使徒に落とされることになった理由はゲンドウにあります。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」で第12使徒が出てきた段階で10体殲滅まで残り2体となっています。そのため、第12使徒と第13使徒を倒せば計画完了です。そのため、第12使徒に浸食されたエヴァ13号機のパイロットである渚カヲルはゲンドウの計画で第13使徒へ落とされることになります。

ゲンドウの計画によって第13使徒へ落とされることになった渚カヲルは「まさか第1使徒の僕が第13使徒に落とされるとは」と言います。そして「さすがリリンの王、シンジ君の父親だ」と感嘆するようなセリフを言いました。第13使徒に落とされることとなった渚カヲルは殲滅され、ゼーレも使徒10体の殲滅が成功したことで納得します。

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第13使徒に落とされるカヲルのアニメ声優

石田彰のプロフィール

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」や「シン・エヴァンゲリオン」で、第13使徒に落とされる渚カヲル役を演じる声優は石田彰さんです。石田彰さんは「機動戦士ガンダム」を見たことで声優に憧れたそうで、養成所にいるときからOVA「世界名作童話全集」などに出演していました。プロデビューをしたのは1990年で、13使徒に落とされる渚カヲル役をはじめさまざまなメインキャラクターを演じています。

2007年には「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のアスラン・ザラ役で第1回声優アワードサブキャラクター賞男優部門を受賞しました。そんな石田彰さんは「歌わない声優」として有名で、2002年以降はキャラクターソング以外は歌わないという姿勢を貫いています。

石田彰の主な出演作品

  • スレイヤーズシリーズ ゼロス
  • ゴクドーくん漫遊記 ゴクドー・ユーコット・キカンスキー
  • 機動戦士ガンダムSEED アスラン・ザラ
  • NARUTO -ナルト- / 疾風伝 我愛羅
  • 図書館戦争 小牧幹久
  • 戦国BASARA シリーズ 竹中半兵衛
  • 血界戦線 堕落王フェムト
  • ソードアート・オンライン アリシゼーション サトライザー/ガブリエル・ミラー/ベクタ
  • Dr.STONE 氷月
  • 平穏世代の韋駄天達 プロンテア

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第13使徒に落とされるカヲルの活躍

カヲルの活躍①ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

ここからは、第13使徒に落とされる渚カヲルの活躍について紹介していきます。新劇場版1作目となる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」では、渚カヲルの登場シーンはあまり多くありません。渚カヲルが登場するのは物語の最終局面で、月面の静かな海にある棺のうち1つから目覚めるというものです。目の前に浮かぶモノリスと話す渚カヲル、このことからテレビ版と同じくゼーレと繋がっていることがうかがえます。

また、目が覚めた時点では碇シンジのことをしらないはずの渚カヲル。しかし「また3番目とはね。変わらないな君は」と意味深なセリフを吐き、碇シンジに興味を抱いている様子が描かれました。少しの時間の登場ですが、ミステリアスで渚カヲルらしくてよかったという感想がたくさんありました。

カヲルの活躍②ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

第13使徒に落とされる渚カヲルの「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」での活躍を紹介します。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」では、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」と同じように少ししか出番がありませんでした。渚カヲルは月面で建造中のエヴァンゲリオンMark.06の指先に座っていて、そこをゲンドウと冬月に目撃されます。

このときに「はじめまして、お父さん」と意味深なセリフをつぶやきました。また、物語の終盤ではエヴァンゲリオンMark.06に乗ってNERV本部の上空へと現れます。そして、サードインパクトを阻止するためにカシウスの槍を投擲しました。そして、シンジに強い思いを抱いていることをうかがわせる「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」という決意をつぶやきました。

カヲルの活躍③ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

第13使徒に落とされる渚カヲルは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」で数多くの活躍シーンが描かれました。ニアサードインパクトから14年、渚カヲルはEVA第13号機のパイロットとしてNERVに所属しています。14年の時がたったことで、友人がいなくなり孤立したシンジ、そんなシンジと友情を深めていきます。また、危険人物として首に爆弾を仕掛けられていたシンジ。

渚カヲルはその爆弾を外して、自らの首につけました。そして渚カヲルはシンジに対して、この14年間でなにが起きていたのかを教えます。シンジはレイを助けようとして行動した結果、ニアサードインパクトを起こしてしまい世界に惨状を招いたこと、そしてなによりレイを救えなかったことに対して絶望します。絶望してふさぎ込んでしまうシンジ、そこへカヲルはある提案をしました。

それは「ロンギヌスの槍」と「カシウスの槍」、そしてEVA第13号機があれば世界を修復できるというものです。この作戦はシンジとカヲルの共同作戦が鍵となっていて、どちらかが欠けるような不測の事態に陥ったときは作戦を中止できるというものです。渚カヲルは槍を入手するためにシンジとともにEVA第13号機でセントラルドグマを降下します。

マリとアスカによって妨害されますが、槍が刺さっているリリスとMark.06のもとへ到達しました。しかし、そこにある槍はロンギヌスとカシウスではなく2本のロンギヌスでした。動揺したカヲルはシンジの制止を振り切って槍を強引に抜きます。しかし、これはゲンドウによる罠でした。

槍を抜いたことで第12の使徒の侵食を受けてしまった渚カヲル、ゲンドウの策略通りに第1使徒から第13使徒に落とされることになりました。そしてEVA第13号機が覚醒してフォースインパクトのトリガーとなってしまいます。そして機体の覚醒によりDSSチョーカーが作動、渚カヲルの死亡が確定しました。それに気づいたシンジは愕然として涙を流しますが、「そんな顔をしないで。また会えるよ、シンジ君」と声をかけます。

渚カヲルが死亡してもフォースインパクトは進行しつづけます。しかし、シンジの乗るエントリープラグをマリが第13号機から強制射出させたことでガフの扉が閉じることで収まりました。そして物語は「シン・エヴァンゲリオン」へと続いていきます。

カヲルの活躍④シン・エヴァンゲリオン

第13使徒に落とされる渚カヲルの「シン・エヴァンゲリオン」での活躍を紹介します。「シン・エヴァンゲリオン」において渚カヲルは、マイナス宇宙でシンジと出会います。そこでシンジに対して自分とシンジが生命の書に名を連ねていることや、演じることをつづけなくてはいけないということを告げます。また、ループする世界でシンジを何度も助けたことを告げ、その光景が映し出されます。

そして渚カヲルはラストシーンでは、人工的につくられた使徒という同じような存在のレイとともに駅のホームにいる姿が描かれました。このことから、シンジによってつくられた新しい世界で幸せになっているのではないかと言われています。

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第13使徒に関する感想や評価

渚カヲルの「渚」は「シ」「者」に分けられます。つまり、「使者」→「使徒」であり「死者」という意味をもつとされています。そして、「カヲル」は「オワリ」を一文字ずつずらしたものです。つまり、渚カヲルとは「最後の使徒」という意味を持ちます。「シンエヴァンゲリオン」において最後の使徒とは第13使徒、つまり渚カヲルの名前と合うという感想がありました。

渚カヲルが第1使徒であり、第13使徒であるという点からループをする世界など、さまざまな考察をしている方がいました。

第13使徒に落とされることになる渚カヲルは、エヴァンゲリオンシリーズでも人気キャラクターの一人です。そんなカヲルがQで死ぬシーンで辛いと感じたファンの方がたくさんいたようです。

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第13使徒まとめ

第13使徒に落とされる渚カヲルについての考察や、活躍シーンを紹介しました。新劇場版では「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」で渚カヲルが活躍します。第13使徒の渚カヲルに注目して、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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