2021年08月01日公開
2021年08月01日更新
【薬屋のひとりごと】鳳仙は猫猫の母親で花街最強の碁打ち!羅漢との過去や再会を解説
「薬屋のひとりごと」は王宮で起こる難事件に挑む少女を描いた人気ライトノベル作品です。コミカライズ作品が2作あることでも知られています。「薬屋のひとりごと」の主人公、猫猫の母親が妓女にして花街最強の碁打ちである鳳仙です。ここでは「薬屋のひとりごと」の鳳仙を特集します。鳳仙と羅漢との関係や再会・身請け、鳳仙が病気になった理由、猫猫と羅漢の関係などをネタバレで紹介していきます。
目次
薬屋のひとりごとの鳳仙は猫猫の母親で花街最強の碁打ち
「薬屋のひとりごと」は人気が高いライトノベルの一つだと評されています。異なる二誌でコミカライズが行われていることでも話題になっています。「薬屋のひとりごと」の主人公は王宮内での難事件を薬学の知識と推理力で解決する少女、猫猫です。猫猫の実母は花街最強の碁打ちと謳われた鳳仙です。ここでは「薬屋のひとりごと」の鳳仙を特集します。鳳仙と羅漢との過去や身請け、鳳仙の病気についてなどをネタバレ紹介します。
薬屋のひとりごとの作品情報
「薬屋のひとりごと」は「小説になろう」に連載されていたライトノベルです。人気が高まったことで「小説になろう」掲載版が主婦の友社より発売されました。これが大ヒットしたことでシリーズ化されました。「薬屋のひとりごと」は現在ライトノベル界の主流となっている異世界ファンタジーものや魔法ものとは一線を画していると言われています。ここでは「薬屋のひとりごと」の概要やあらすじなどを紹介します。ご覧ください。
薬屋のひとりごとの概要
「薬屋のひとりごと」の原作小説は主婦の友インフォスのヒーロー文庫にて11巻まで刊行されています。「薬屋のひとりごと」の原作者は日向夏です。しのとうこがイラストを担当しています。「薬屋のひとりごと」の漫画版は月刊ビッグガンガン連載版が同タイトルで、月刊サンデーGX版が「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」のタイトルで2021年7月現在連載中です。漫画版の単行本は前者が既刊8巻、後者が既刊11巻です。
薬屋のひとりごとのあらすじ
「薬屋のひとりごと」の主人公は猫猫という少女です。猫猫は花街で医者を営む義父の羅門を手伝う薬師でしたが、人さらいによって後宮の下女にされてしまいました。猫猫はおとなしく年季を終えようと目立たないようにしていましたが、皇族衰弱事件の謎をその薬学の知識と推理力を活かして見事解明しました。その様子を見ていた宦官の壬氏が猫猫の能力に関心を抱き、様々な事件の解明をさせられることになってしまうのです。
鳳仙のプロフィール
ここでは大ヒットライトノベル&漫画「薬屋のひとりごと」に登場する鳳仙のプロフィールを紹介します。鳳仙は花街の緑青館の妓女でした。鳳仙は美貌の持ち主で妓女としての誇りは人一倍で、「芸は売れど身は売らず」を信条とする変わり種の妓女だったと言われています。また、将棋と囲碁が大好きで客と打つこともしばしばで、特に囲碁においては軍師の羅漢に勝つこともある凄腕でした。鳳仙と羅漢との間に生まれた娘が猫猫です。
薬屋のひとりごとの鳳仙と羅漢との過去・再会
大ヒットライトノベル&漫画「薬屋のひとりごと」に登場する鳳仙は花街の中で売れっ子妓女になっていきますが、羅漢との出会いが鳳仙の人生を大きく変えていくことになりました。ここでは「薬屋のひとりごと」の鳳仙と羅漢の過去や再会について考察・紹介していきます。鳳仙の身請け話が破談になった理由、鳳仙の病気について、そして再会を果たした鳳仙と羅漢が最終的にどうなっていくのかをネタバレで取り上げていきます。
ネタバレ①鳳仙の身請け話が破談になった理由
ここでは「薬屋のひとりごと」に登場する鳳仙の身請け場話が破談になった理由をネタバレ紹介します。羅漢は花街で囲碁と将棋が強い妓女、鳳仙と出会いました。実は羅漢は相貌失認という人の顔が碁石に見えてしまう病気を抱えていました。しかし、羅漢の目に初めて女性の顔として認識されたのが鳳仙だったのです。おまけに鳳仙は碁と将棋の強豪です。羅漢はたちまち鳳仙に夢中になり、彼女を指名しては囲碁や将棋を打ちました。
鳳仙も変わり者の妓女だったので、囲碁や将棋で互角以上の勝負ができる羅漢のことをいつしか異性として意識するようになりました。そのうち鳳仙の人気が高まり、囲碁や将棋を打つ機会が減っていき三月に一度まで減るという状況になりました。羅漢は鳳仙を身請けすることを考えていました。そして、鳳仙のもとにもいくつかの身請け話が来るようになりました。この時鳳仙の中にある考えが芽生え、彼女はそれを実行に移しました。
鳳仙の考えとは賭け囲碁でした。勝負に勝った方が好きなものをもらえるという内容でした。二人の好きな者はお互いの存在でした。この勝負が終わらぬうちに二人は結ばれて、その結果鳳仙は妊娠しました。それが後の猫猫です。これで羅漢が鳳仙を身請けしてハッピーエンドで終わる予定でしたが、二人の目論見は大きく崩れました。鳳仙の妊娠が公になってしまったのです。このことにより羅漢が鳳仙を身請けする話は破談になりました。
ネタバレ②鳳仙と二度と会うことができなくなった羅漢
ここでは「薬屋のひとりごと」の鳳仙と羅漢との過去についてネタバレ紹介します。身請け話が破談になってしまった鳳仙のことを羅漢はすぐに迎えに行くはずでした。しかし、ここで後宮で医宮をしていた羅漢の叔父が失脚してしまったのです。それが羅門です。羅漢の父親は羅漢に影響が出るのを恐れて彼を遊説に出させました。羅漢は半年くらいで戻れると思っていましたが3年も戻れず、鳳仙と二度と会えなくなってしまいました。
ネタバレ③鳳仙は自分の小指と猫猫の小指を羅漢に送りつける
「薬屋のひとりごと」に登場する鳳仙と羅漢との過去についてネタバレ紹介します。一方の鳳仙は羅漢が来ることを一日千秋の思いで待っていましたが、遂に羅漢が現れることはありませんでした。この時から鳳仙の精神が病気がちになっていきました。また、鳳仙は猫猫を出産したことで妓女としての価値がなくなってしまいました。客が全くつかなくなったことも鳳仙の病気がちな精神状態に拍車をかけたのではないかと言われています。
そして、鳳仙はしばらくしてから病気がちな精神状態が重くなり、自分の指と猫猫の指を斬り落として羅漢の元へ送りつけたのです。遊説から戻った羅漢は慌てて緑青館へ向かいますが、門前払いされます。身請け話の破談は緑青館にもダメージがあったのです。その後、鳳仙は夜鷹のようなことをして客を取らざるを得なくなり、その時の客から病気の梅毒をうつされました。鳳仙は緑青館の奥の一室にひっそりと暮らすようになりました。
ネタバレ⓸病気の鳳仙を身請けに選ぶ羅漢
ここでは「薬屋のひとりごと」の鳳仙と羅漢との関係についてネタバレで紹介していきます。原作小説版7巻で羅漢は猫猫と賭け将棋をしました。猫猫が勝ったら緑青館の妓女を一人身請けするという内容でした。羅漢はこの勝負に敗れました。羅漢は過去に鳳仙を身請けするという約束は果たせなかったので、せめて娘との約束だけは守ろうと思いました。しかし、羅漢には人の顔が碁石に見えてしまう相貌失認という病気がありました。
羅漢は誰を身請けするべきか真剣に悩んでいました。どうせ皆碁石に見えるのだから、それならば自分のような者にも良くしてくれる梅梅を選ぼうかなどと考えていたのです。すると梅梅が「私も妓女としての矜持があるから選ぶならばちゃんと選んでほしい」と言ってきました。そして梅梅が窓を開けるとどこからか歌声が聞こえてきました。羅漢はとても懐かしくその歌声を聞きました。どこかで聞いたことのある歌声だったのです。
羅漢は記憶の糸を辿り歌声の主を思い出しました。それは鳳仙が羅漢と一夜を共にした時に歌っていた歌でした。彼女の母親が歌っていたと聞かされていたのです。羅漢が歌声のする小屋に入るとそこには病気で変わり果てた姿の鳳仙がいました。しかし、羅漢にとっては念願の再会です。羅漢は「金なら十万でも二十万でも出す。彼女しかいらない」と言いながら鳳仙を身請けすると言いました。二人は紆余曲折を経てようやく再会しました。
薬屋のひとりごとの鳳仙の娘・猫猫が羅漢を嫌悪していた理由
人気ライトノベル「薬屋のひとりごと」の主人公である猫猫は実の父親の羅漢に対して嫌っているような描写が見られると言われています。猫猫からすれば羅漢は母親の鳳仙と娘の自分を捨てた人間だと思っても不思議ではないと言われています。猫猫は羅漢に対してどのような感情を抱いているのでしょうか?ここでは「薬屋のひとりごと」猫猫が羅漢を嫌う理由についてネタバレで考察・紹介します。それでは考察結果をご覧ください。
考察①嫌ってはいても恨んではいない?
「薬屋のひとりごと」の主人公である猫猫は実の父親の羅漢のことを嫌っていると明言しています。特に印象的だと言われているのが、鳳仙の身請けの宴で猫猫が塀に登って祝いの舞を踊った時に壬氏の問いかけに答えた「嫌いだが恨んではいない」というセリフです。猫猫は単純に羅漢のことが嫌いなだけだと評されています。羅漢の見た目や、奇異な言動を繰り返す変人ぶりが嫌いなだけで自分を捨てたという恨みはなかったのです。
考察②猫猫にとって父は羅門だけ?
「薬屋のひとりごと」の主人公である猫猫にとって羅漢は実の父親ですが、それは自分という存在を世に出してくれた存在にしか過ぎないと思っているのではないかと言われています。猫猫にとっての父親は自らが「おやじどの」と呼ぶ羅漢の叔父、羅門だけであると言われています。羅門は猫猫の前で羅漢を褒めることがありますが、その時の猫猫は複雑な表情を浮かべており、彼女の心情が窺えて興味深いと分析するファンもいます。
薬屋のひとりごとの鳳仙と梅梅の関係
「薬屋のひとりごと」に登場する猫猫の実母である鳳仙にとって重要な存在になったと言われているキャラクターが梅梅です。緑青館きっての売れっ子妓女である梅梅は鳳仙とどのような関係にあったのでしょうか?そして、羅漢とはどのような関りを持っていたのでしょうか?ここでは「薬屋のひとりごと」に登場する梅梅について取り上げていきます。梅梅のプロフィールや鳳仙との関係をネタバレで考察・紹介します。ご覧ください。
梅梅のプロフィール
ここでは「薬屋のひとりごと」に登場する梅梅のプロフィールを紹介します。梅梅は年齢20後半の妓女です。緑青館の看板妓女である「三姫」の一人と謳われています。梅梅は囲碁や将棋を嗜み、他の妓女が嫌がる羅漢の相手を進んでしています。梅梅の性格はとても面倒見の良い、世話好きな性格をしています。猫猫が花街で襲われることのないようにシミやソバカスの化粧を施すなど猫猫の親代わりをしている優しい女性です。
鳳仙と梅梅の関係
「薬屋のひとりごと」に登場する梅梅は元々鳳仙の禿をしていました。鳳仙は梅梅のことを妹分としてかわいがっていたと言われています。また、梅梅は羅漢のことを愛していました。その意味では鳳仙は恋敵になるのですが、梅梅は病気で臥せっている鳳仙を懸命に看病していました。そして、身請け話の時にも羅漢が鳳仙の歌声に気付くようにわざと窓を開けるなど、自分の身請けを蹴ってまで鳳仙と羅漢の再会の後押しをしたのです。
薬屋のひとりごとの鳳仙に関する感想や評価
ここでは人気ライトノベル&漫画「薬屋のひとりごと」に登場する鳳仙に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「薬屋のひとりごと」の鳳仙はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。
薬屋のひとりごとの鳳仙を身請けする所好きすぎる
— Langley@がんばらない (@841035) July 24, 2021
「薬屋のひとりごと」の大ファンだと思われる方のツイートです。「薬屋のひとりごと」の中で好きなシーンに羅漢が鳳仙を身請けしたシーンを挙げており、好きだとシンプルにつぶやかれています。
#読了
— ひだかさくや@本が好き (@hidaka09sakuya) July 5, 2021
『薬屋のひとりごと』コミカライズ②種
『薬屋のひとりごと6』
このシリーズ、読み出すと止まらないんですよね。コミカライズの方は作画の方がお2人。どちらが好みか、は人それぞれ。私は‥が好きかな!
面白いです。羅漢と鳳仙のエピソードはちょっと泣けた。 pic.twitter.com/sNhpBLK28N
「薬屋のひとりごと」の漫画版の大ファンだと思われる方のツイートです。漫画版を2作とも読まれているとのことです。羅漢と鳳仙のエピソードが泣けるという感想をつぶやかれています。
あたしゃねハッピーエンドが好きなんよ。
— こくさ (@kokusa_992) June 1, 2021
THEベタっていうハッピーエンドが好きなんだよ。だからこう薬屋のひとりごとの羅漢と鳳仙の話とかのお涙頂戴系の物語もまたいとおかし。
多くは望まぬ!せめてそのハッピーエンドを見るくらいは許してくれ!
「薬屋のひとりごと」の大ファンだと思われる方のツイートです。元々お涙頂戴のようなハッピーエンド話が好きだとのことで、「薬屋のひとりごと」の鳳仙と羅漢のエピソードが大好きだとつぶやかれています。
薬屋のひとりごとの鳳仙まとめ
ここでは人気ライトノベル&漫画「薬屋のひとりごと」に登場する鳳仙を特集してきました。鳳仙と羅漢との過去や再会、猫猫の羅漢に対する感情、「三姫」の一人で鳳仙と羅漢を見守った梅梅などについてネタバレで紹介してきました。ハッピーエンドに終わる鳳仙と羅漢の関係に注目しながら「薬屋のひとりごと」をお楽しみください。