【エヴァンゲリオン】真希波・マリはいらないし嫌い?不人気の理由を考察

人気アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの最新作シン・エヴァンゲリオンでその正体が明かされる今注目のキャラ・真希波マリ。それまでのエヴァのヒロイン像を打ち破る斬新なキャラのマリですが、ファンの間ではいらないし嫌いといった声が後を絶たず不人気だというのです。この記事では、マリがファンから嫌いとかいらないと言われる不人気な理由を考察、また逆に好きといわれる理由や新たにマリが追加された理由についても調査し解説していきます。

【エヴァンゲリオン】真希波・マリはいらないし嫌い?不人気の理由を考察 のイメージ

目次

  1. エヴァのマリとは?
  2. エヴァのマリはいらない?嫌い・不人気な理由を考察
  3. エヴァのマリが好きといわれる理由とマリが追加された理由
  4. エヴァのマリのアニメ声優
  5. エヴァのマリに関する感想や評価
  6. エヴァのマリが嫌い・いらないと言われる理由まとめ

エヴァのマリとは?

シン・エヴァンゲリオン劇場版の作品情報

1995年10月から1996年3月にかけてテレビ東京系列で放送されたGAINAX制作によるテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(略称:エヴァ)。シン・エヴァンゲリオン劇場版とは、エヴァを再編成して制作されたヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの「序」「破」「Q」に続く4作目の作品で完結編となります。

シン・エヴァンゲリオンは当初2020年6月27日に公開予定でしたが、新型コロナ感染拡大の影響で延期され、2021年3月8日に公開されました。(終演は7月21日)。

真希波・マリ・イラストリアスのプロフィール

真希波・マリ・イラストリアスは、ヱヴァンゲリヲン新劇場版の第2作「破」より加わったヒロインの1人です。年齢不詳の彼女は、茶髪に赤縁のメガネが特徴でいつもお嬢様学校風の制服を身にまとっています。

英国出身で英語と日本語を流暢に話すバイリンガルのマリ。ただ、日本語の方がより話しやすいようです。職業はEVAパイロット。特務機関NERVユーロ支部に所属しています。仮設5号機に搭乗していましたが、後にアスカに代わり2号機の操縦を任されました。NERV特殊監査部のスパイ・加持リョウジとは、彼がユーロ支部に出向していた時に顔を合わせています。

名前の「真希波・マリ・イラストリアス」ですが、このうち「真希波」は第二次大戦で投入された日本海軍の駆逐艦「巻波(まきなみ)」から取っており、「イラストリアス」は英国海軍の航空母艦イラストリアスが由来となっています。

エヴァンゲリオン公式サイト

エヴァのマリはいらない?嫌い・不人気な理由を考察

嫌いと言われる理由①アスカの出番が減った

ここからは、いよいよ本記事のメインテーマに入っていきます。シン・エヴァンゲリオンで正体が明らかとなった真希波マリ。ところが、エヴァのマリはいらないなど、ファンからは不評を買っていると言います。ここからは、マリが不人気な理由を考察していきます。

エヴァンゲリオンの新劇場版シリーズの第2弾「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で冒頭から登場した新キャラのマリ。惣流・アスカ・ラングレーに代わりEVA2号機に乗り込むことになります。

これが真希波マリがファンから嫌われたり、いらないと言われる不人気な理由の一つになりました。マリが出てきたおかげでアスカの出番が減ったとして、アスカの熱烈なファンの反感を買ったのです。SNSでは、マリのためにアスカの出演が減らされたのは許せないなどの書き込みで溢れかえりました。

また、マリ批判はさらに加熱し制作者側にも向けられます。ストーリーの必然性よりも商業的な必要からマリというキャラを追加したというのです。赤縁メガネの可愛い顔立ちにプロポーション抜群のマリの登場で、フィギュアなどグッツ売上げ増をもくろむ制作者サイドの狙いが透けて見えると批判されたようです。

嫌いと言われる理由②見た目と違う軽いノリと語尾

先ほど説明した理由は、マリ本人に嫌われる理由があるわけではなかったのですが、これから説明する不人気な理由はマリの存在そのものに起因しています。清楚な制服を着てメガネをかけたマリは、落ち着いた大人の女性を感じさせる見た目をしています。

ところが実際のマリは、場所をわきまえずに大声で歌をうたったり、使徒に対して軽いノリで戦ったりと見た目とのギャップが大きいのです。また、語尾に「~にゃー」を付ける話し方は、可愛いと思う方もいる一方で、うるさいとか気持ち悪いと感じる人も少なくなかったようです。

以上、紹介してきた真希波マリの特徴は、それまでアスカや綾波に慣れ親しんでいたファンには受け入れがたいものがあったようです。

嫌いと言われる理由③戦闘時でも余裕を見せる

次に紹介する嫌いとかいらないと言われる理由は、長所のように聞こえるかも知れません。真希波マリはどんな戦闘であっても余裕を見せて戦います。アスカのように何かに追い立てられるように戦ったり、綾波のように体当たりでの戦い方は決してしません。理由①で解説したように使徒との戦いも軽いノリで楽しんでいるように映ります。それが彼女のスタイルなのです。

そうした余裕はどこから来るのでしょうか?単に戦闘が好きなだけなのか、あるいは相手の動きが読めるような能力を持っているのか未だ判明していません。一方でアスカとともに戦った時には、アスカに任せきりで勝利に寄与しようという気概も感じられず、ほとんど戦力にはなっていませんでした。

戦闘時でも余裕を見せると言うと、力を温存し冷静な目で敵の動きを見極めてアドバンテージを取るなど、高評価につながりると思われがちですが、マリの場合は逆の結果を招きます。マリの作り出す余裕は、エヴァ・ファンの目には能天気に映り、その勢いで「嫌い」と言う声が大きくなると考えられます。

嫌いと言われる理由④知らない曲ばかり歌う

真希波マリが嫌いと言われる不人気な理由を考察してきましたが、次に挙げるのは彼女が知らない曲ばかり歌うというものです。例えば「365歩のマーチ」。昭和43年(1968年)に発売された水前寺清子の大ヒット曲ですが、半世紀以上も前に流行した曲を歌う若い女性に、違和感を感じる方も多いことでしょう。

そのほかに彼女の持ち歌として登場するのが、こちらも昭和のヒット曲・天地真理の「ひとりじゃないの」。365歩のマーチはお祭りムードの威勢の良い曲で、今でもお祭り・行事などで聞く機会があるかも知れません。ところ天地真理となると、若い人では名前も聞いたことがない方が圧倒的に多いでしょう。そんな知らない曲ばかり歌うマリは、ファンから煙たがられる存在になってしまったようです。

嫌いと言われる理由⑤感情移入できない

マリが嫌いとかいらないと言われる不人気な理由、次に紹介するのは感情移入できないということです。端的に嫌いというより、積極的に好きにはなれないというものです。

ファンの心を引き付けるキャラには、暗い過去や苦しい現在の状況など共感し応援したくなるような要素を持っていることが多いようです。ところが、マリにはそうしたエピソードは皆無です。マリというキャラに感情移入できないことが、マリを好きになることを妨げていると考えられます。

メガネがトレードマークの清楚な女性というだけでは、人気を獲得するのは難しいでしょう。マリに感情移入できるようなエピソードが現れることがあれば、嫌われキャラからの脱皮もあるかも知れません。今後のエヴァンゲリオンの展開に期待しましょう。

嫌いと言われる理由⑥謎が多い

嫌いと言われる理由6つ目は、ポジティブにも受け取れそうな「謎が多い」キャラであることです。しかし、これは裏を返せば行動や発言に理解できない点が多いというマイナス評価に繋がります。

マリには、謎というより異様という表現がピッタリくる言動が見られます。例えばNERV総司令である碇ゲンドウを「ゲンドウ君」と呼んだりします。また、前項で紹介した昭和のヒット曲を何曲も口ずさんでいたことも考え合わせると、見た目は若いマリですが実年齢はずっと上なのでは?という噂も囁かれています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版「序」でマリを本格デビューさせた理由について、制作者サイドは物語の展開を既定路線からドラスティックに変えるためという意味の発言をしていました。彼女が発動する裏コード「ザ・ビースト」は激しい肉体的苦痛を伴う技で、それまでのキャラにはなかったものです。以上のようにマリには視聴者が理解できない謎が多いため理解されず疎まれているのでは?と考えられるのです。

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エヴァのマリが好きといわれる理由とマリが追加された理由

考察①マリが好きといわれる理由

ここまで、シン・エヴァンゲリオンにも登場するマリのネガな部分を解説してきましたが、次にエヴァのマリのポジティブな面にも光を当ててみることにしましょう。

SNSで情報を集めると、マリが好きと言っている人の多くは彼女のトレードマークである赤い縁のメガネが可愛いと感じているようです。

また、女性が憧れるミッションスクール風の制服や淡いピンク色のパイロットスーツ、そして搭乗する8号機の車体もピンクとヴィジュアル的に可愛さを強調していることが功を奏したもかも知れません。

考察②マリが追加された理由

ところで、シン・エヴァンゲリオンにつながるヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズでマリが追加されたのは、どのような理由によるものだったのでしょうか?実は2010年に制作者サイドのインタビューが公開されています。シン・エヴァンゲリオンでも総監督を務めた庵野秀明は、新劇場版を開始する時点でマンネリ化を防ぐため、無理やりにでも新キャラ・女性パイロットをひとり増やすことは決定済だったと語っています。

続けて、シン・エヴァンゲリオンでも監督を務めた鶴巻和哉が補足しています。マリ登場の狙いを「エヴァの世界を破壊する」ことと明言しました。そして、アニメのサブタイトル「破」を象徴するキャラがマリだったと、マリのキャラクターとしての重要性を説いていました。

このように制作サイドは、エヴァンゲリオンのこれまでのキャラとは異質なマリを登場させることで、ともすればマンネリに陥りがちなアニメの世界観を打破しようとしたと考えられるのです。

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エヴァのマリのアニメ声優

坂本真綾のプロフィール

シン・エヴァンゲリオン劇場版で、マリの声を演じたのは声優の坂本真綾です。以下に彼女のプロフィールを紹介します。

  • 名前:坂本真綾(さかもと・まあや)
  • 出生地:東京都板橋区
  • 生年月日:1980年3月31日
  • 年齢:41歳(2021年7月現在)
  • 身長:155 cm
  • 職業:声優、女優、歌手、ラジオパーソナリティ、エッセイスト
  • 事務所:フォーチュレスト

声優だけでなく女優に歌手、ラジオパーソナリティ、エッセイストと幅広く活躍する坂本真綾。長い経歴を持つことでも知られています。それもそのはず、8歳ごろから子役としてラジオドラマに出演したり洋画の吹き替えをしていたのです。1993年13歳の時には、OVA「リトルツインズ」の主人公チフル役で初めて主役を演じました。

声優としては、1996年のテレビアニメ「天空のエスカフローネ」でヒロイン神崎ひとみの声を演じ、アニメファンから注目を集めるようになります。そのほかにも、作曲家・菅野よう子と作詞家・岩里祐穂プロデュースによる歌手活動本格化、ラジオの冠番組でパーソナリティーを務めるなど八面六臂の活躍を見せています。

坂本真綾の主な出演作品

シン・エヴァンゲリオン劇場版で、マリの声を演じた声優の坂本真綾。次に、彼女の出演した代表的な作品をテレビアニメの中から選んで紹介します。

  • ソードアート・オンライン アリシゼーション(クィネラ/アドミニストレータ)
  • 攻殻機動隊(草薙素子)
  • ペルソナ3(アイギス)
  • 七つの大罪(マーリン)
  • 空の境界(両儀式)
  • 天空のエスカフローネ(神崎ひとみ)
  • 化物語(シリーズ)(忍野忍/キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード)
  • 桜蘭高校ホスト部(藤岡ハルヒ)
  • 黒執事(シエル・ファントムハイヴ)

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エヴァのマリに関する感想や評価

ここまでエヴァンゲリオンのマリが不人気な理由を中心に解説してきましたが、最後にエヴァのマリに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するエヴァのマリに関する感想や評価は、エヴァに登場するマリが嫌いだという方のツイートからです。性格だけでなくセリフや歌などすべてにイライラすると言います。嫌なところがすべて詰まったキャラと、けんもほろろです。イライラするのは感情的な好き嫌いの反応でしょうから、どうしようもないのかも知れません。

続いて紹介するエヴァのマリに関する感想や評価は、真希波マリの口癖「~にゃ」について新たな発見をした方のツイートからです。

マリがよく歌っている365歩のマーチを持ち歌とする水前寺清子。彼女の歌唱の特徴・ひねり「うんにゃ」の派生形かも知れないと気付いたと言います。すると、それまで可愛いと思っていたマリの「~にゃ」がなぜか嫌になったそうです。

最後に紹介するエヴァのマリに関する感想や評価は、マリに好感を持っている方のツイートからです。エヴァのマリみたいに明るくて優しい人が学校や職場にいたら良いなと、マリの存在を肯定的にとらえています。この投稿者が嫌いだという「陰湿」や「陰険」は、マリとはもっともかけ離れた性質かも知れません。

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エヴァのマリが嫌い・いらないと言われる理由まとめ

ここまで、「真希波マリはいらないし嫌い?」と題してシン・エヴァンゲリオン劇場版にも登場するマリが不人気な理由を考察してきました。いかがでしたでしょうか?

まとめのイメージ

マリが不人気な理由には、それまでヒロインの座に君臨してきたアスカの出番を奪ったとか見た目と言動のギャップ、感情移入できない・謎が多いキャラだから、等々ありました。

この記事でも取り上げましたが、マンネリ化を防ぐためエヴァの世界を破壊するキャラとしてマリを追加したという庵野総監督の目的を頭の片隅に置いて、エヴァンゲリオンをもう一度鑑賞してみませんか?これまでマリが嫌いだと思っていた方でも、ネガな部分を凌駕する彼女の魅力に気づくかも知れません。

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