【ワールドトリガー】林藤陽太郎の正体をネタバレ！サイドエフェクトや雷神丸との関係も

『ワールドトリガー(ワートリ)』では、三雲修や空閑遊真、雨取千佳などの主人公たちが所属する玉狛支部の癒し系キャラ・林藤陽太郎の姿を確認できます。

5歳の子供でありながらも修たちに対して先輩風を吹かせて世話を焼きたがるような癖のあるキャラですが、実は陽太郎の意外な正体が201話で明らかになっています。そこで、ここからは『ワールドトリガー(ワートリ)』の作品情報を確認しつつ、陽太郎の正体やサイドエフェクト、雷神丸との関係をネタバレしていきます。

『ワールドトリガー(ワートリ)』とは、漫画家・葦原大介によるサイエンス・ファンタジー作品です。「ワートリ」「トリガー」「WT」の略称で親しまれている作品で、2021年2月時点で既刊23巻が刊行されています。また、2014年から1stシーズンが放送されており、2021年10月からは3rdシーズンが放送される予定です。

ここではワートリのあらすじを簡単に紹介していきます。本作の物語では、異世界からの侵略者「近界民(ネイバー)」とそれに対する防衛機関「ボーダー」との戦いが描かれています。ある日、空閑遊真が三門市を訪れたことで、ボーダーC級隊員をしている中学生・三雲修、ボーダーS級隊員の迅悠一、ネイバーに狙われやすい体質の雨取千佳などがそれぞれの形で出会っていきます。

• 名前：林藤陽太郎
• 年齢：5歳
• 職業：お子様
• 好きなもの：雷神丸に乗って散歩、他人が食べているお菓子、女の子

ワートリに登場する林藤陽太郎(りんどうようたろう)は玉狛支部の所属キャラで、玉狛支部のメンバーから可愛がられているワートリの癒し系キャラです。当初は林藤という苗字だったため林藤支部長の息子だと考えられていましたが、ワートリの公式ファンブックによると家族構成が不明で、息子と明言されている記述がありません。

林藤陽太郎のプロフィールを確認した所、陽太郎はワートリの公式ファンブックでは家族構成が不明で出生について謎に包まれたままでした。では陽太郎と林藤支部長はどのような関係なのでしょうか？ここからは、『ワールドトリガー(ワートリ)』で描かれた林藤陽太郎の正体をネタバレ考察していきます。

ここでは陽太郎の正体を旧ボーダーとの関係からネタバレ考察していきます。ワートリの公式データブックによれば、どうやら陽太郎のボーダー入隊時期は旧ボーダーが活躍していた時代と重なるようです。迅、レイジ、小南と同じボーダー設立前で、4年前からボーダーに所属しています。ただ、陽太郎の年齢は5歳です。つまりボーダーに入隊したのが4年前となると、生後間もない頃にボーダーに入隊しているということになります。

続いて陽太郎の正体を旧ボーダー時代の写真からネタバレ考察していきます。上の画像は旧ボーダー時代の隊員たちが集合して撮った写真です。写真では迅やレイジ、小南、林藤支部長、忍田本部長などのキャラが確認できますが、旧ボーダー時代に入隊しているはずの陽太郎の姿が写っていません。

ということは、陽太郎が入隊したのは写真が撮られた後との推測が立ちます。そしてこの写真が撮られた後に、写真に写っている人物の半数が命を落とした第一次近界民侵攻が発生しているため、この事件と陽太郎になんらかの関係があると考えられます。

林藤陽太郎の正体については、ネタバレと共にさまざまな仮説が考察されてきました。そこで、ここからは有力な仮説を紹介していきます。まず初めに紹介する説は風間の兄だということです。風間の兄・風間透は陽太郎が入隊する時期と重なる第一次近界民侵攻で命を落としています。また陽太郎と風間の髪型がとてもよく似ているため、これらの要素から風間透の子供が林藤陽太郎ではないか？という説が浮上しました。

ではこの説をネタバレと共に考察していきます。風間透の年齢は作中で明かされていませんが、当時の風間の年齢は16歳だと考えられます。仮に兄がいるとしても20歳ほどだと考えられますが、その年齢で子供がいる可能性は低いです。また、本当に風間の息子であれば林藤と名乗る理由が無いため、風間の兄という説は間違いと言えるでしょう。

続いて紹介する有力な説は、陽太郎の正体がブラックトリガーだということです。カルワリアで遊真を殺したのが人型のブラックトリガーで、マザートリガーのようにトリガーと人間が融合できるということからブラックトリガーのキャラも存在する可能性が浮上します。

どうやら、この事実から陽太郎のブラックトリガー説が囁かれるようになったようです。おそらく陽太郎がブラックトリガーである可能性は低いでしょう。仮に陽太郎がブラックトリガーだったとすれば鬼怒田が黙っているはずがありません。また、ブラックトリガーであればボーダー基地の奥深くに封印された後に研究対象になる可能性も高くなります。

最後に陽太郎の正体が戦争孤児だという説についてネタバレ考察していきます。第一次近界民侵攻当時の陽太郎がまだ赤子だったことを考慮すれば、陽太郎が第一次近界民侵攻で命を落とした隊員の息子である可能性が浮上します。旧ボーダー時代の写真に写っている隊員に限らず、林藤支部長の友人や親交が深かったネイバーの子供という可能性も十分あり得るかもしれません。

ここまで陽太郎の正体を考察してきましたが、『ワールドトリガー』の201話で遂に陽太郎の正体が明らかになっています。どうやら、陽太郎の正体は「アリステラ」という星の王子さまのようです。ネイバーであり王子さまであった陽太郎ですが、親がいなかったことが原因でボーダーに保護されているだけではなかったことも明らかになっています。そして正体が判明した後、B級ランク戦後に陽太郎の実の姉・忍田瑠花が登場しました。

陽太郎はアリステラの王子であることが判明していますが、その後実の姉として登場した忍田瑠花は陽太郎との関連性からアリステラの王女であると考えられます。陽太郎と瑠花の苗字が違うのは、瑠花が唐沢克己営業部長のツテで戸籍を弄っているからです。そのため、戸籍上は忍田真史の娘となっています。

陽太郎とは週1回の頻度で会っているとのことでした。そして瑠花は普段からボーダーで生活しており、マザートリガーから生まれるトリオンをコンピューターで調整し、そこからさまざまなものに利用しているようです。ただ、瑠花はトリガーを動かしているだけであって、神になっているわけではありません。

これまで林藤陽太郎の正体をネタバレ考察してきました。その結果、陽太郎はアリステラの王子で特別な生まれであることが判明しています。では、陽太郎はどのようなサイドエフェクトと能力を持っているのでしょうか？ここからは陽太郎のサイドエフェクトや戦闘能力を解説していきます。

可愛らしい容姿と人情に厚い性格をした林藤陽太郎は、高トリオンを有しており、希少なサイドエフェクトの所持者でもあります。サイドエフェクトはS～Cランクまでランク付けされていますが、陽太郎が所持するサイドエフェクトのランクは超技能に属するAの意思疎通(動物)です。

村上のサイドエフェクト「強化睡眠記憶」よりもランクの高いサイドエフェクトとなっています。意思疎通の能力は動物と会話できるというものですが、動物への強制力は持っていません。そのため、動物は陽太郎の命令を拒否できます。また、会話の程度は動物の知能レベルが関係しており、「YES」「NO」くらいであればどの動物からも意思が読み取れるようです。

動物との意思疎通ができるサイドエフェクトを所持する林藤陽太郎ですが、どの程度の戦闘力を持っているのでしょうか？結論から言うと、陽太郎は戦闘用のトリガーや能力を使わずに殴る蹴るの攻撃手段しか用いません。

実際にエルガテスのトリオン兵と戦っているシーンがありますが、その時に殴る蹴るの攻撃手段しか用いていませんでした。ただ、トリオン兵の攻撃を何度食らっても立ち上がっており、迅が助けに来るまでの時間を稼いでいるため精神的な強さは持っているようです。また普通であれば大怪我間違い無しの傷を負いながらも戦闘後に涼しい顔をしているため、身体に何かしらの秘密がある可能性があります。

アリステラの王子であり超技能Aランクのサイドエフェクトを所持する林藤陽太郎。彼はトリガーを使わずに殴る蹴るなどの攻撃手段を用いているため、あまり戦闘力が高いとは言えませんでした。しかし、やはり王子という特別な生まれであることから陽太郎のペットが特別な力を有しているようです。そこでここからは、雷神丸の正体と陽太郎と雷神丸の関係についてネタバレ考察していきます。

ワートリのアニメ2期ではヒュースが玉狛を脱走した際に、迅が戦いの最中ながら動揺しているシーンがあります。どうやら、迅が動揺した理由に陽太郎が普段乗っている雷神丸が関係しているようです。そこで、ここからは雷神丸の正体と迅が動揺した理由についてネタバレ考察していきます。まず迅悠一は「会ったことがある人間の少し先が見える」というサイドエフェクトを所持しています。

このサイドエフェクトで見た雷神丸の未来が動揺した理由と関係しており、その未来というのが雷神丸が暴走して街を火の海にするということでした。そして雷神丸が暴走したのは、ヒュースまたはガロプロ隊員によって陽太郎が傷つけられたり、連れ去られる展開がきっかけとなっているようです。

しかし、雷神丸は陽太郎のペットであり、どう考えても街を破壊するほどの戦闘力を有しているとは考えられません。では、ここで雷神丸の正体をネタバレします。結論から言うと、雷神丸の正体は「冠(クラウン)トリガー」です。クラウントリガーとはマザートリガー直属の、その星で一番強力なトリガーを示しています。

では、ここでクラウントリガーである雷神丸と陽太郎の関係をネタバレ考察していきます。まず、陽太郎の正体については「アリステラ」という星の王子であることがネタバレしました。そして迅が見た未来では、傷つけられた陽太郎を見て雷神丸が暴れるという事実から、雷神丸は王子である陽太郎を守る役目があるのが分かります。

旧ボーダー時代から活動している陽太郎の正体が「アリステラ」の王子であることがネタバレしました。では、ここからはそんな陽太郎のかっこいい魅力を見ていきましょう。まず初めに紹介する魅力は陽太郎の生意気な性格です。陽太郎は5歳という年齢であるにも関わらず、初対面の千佳に対して結婚を要求しているシーンがあります。

また他人のお菓子を横取りしようとする悪い癖もあることから、生意気な性格をしているのが分かります。ワートリの作中では小南がお菓子を食べようとした時に無かった場合は、必ず最初に陽太郎が疑われて折檻されているシーンが描かれていました。どうやら、ボーダーに入隊した頃から大人たちに囲まれて生活してきたことが性格に影響しているようです。

ワートリの作中では林藤陽太郎とヒュースが仲良くしているシーンが度々見受けられます。ヒュースはボーダーの捕虜となったネイバーで、アフトクラトル最新鋭のトリガーの使い手として優秀なキャラです。雨取千佳捕獲のために遠征部隊として、ネイバー最大級の軍事国家「アフトクラトル」に所属するハイレインの命令でウィザと共に派遣されてきました。

ヒュースは自分を育ててくれたエリン家に忠誠を誓っています。しかし主君であるエリン家が次の神候補に選ばれている状況で、ハイレインがその反攻を恐れたため、ヒュースはそのまま玄界に置き去りにされたことで捕虜となった後はボーダーに居着くことになりました。そして玄界に居着くことになったヒュースは陽太郎と仲良くなり、ボンバーマンで遊んだり一緒に食べ歩いたりする生活を送ることになっています。

アニメ版第60話では1話だけ主役で登場した陽太郎を見ることができます。陽太郎が主役として登場する、ワートリ60話のタイトルは「陽太郎の冒険」です。ここからはネタバレを含みます。陽太郎は四塚市に向かった玉狛第一を追いかけていましたが、目的地とは異なる街に辿り着いてしまいます。帰ろうにも道が分からず迷子になっていた陽太郎。

その時、中学生の少女・武田心愛と出会ったことで、心愛と共にトラック運転手に頼んで三門市へと送ってもらうことになります。しかしその途中でトリオン兵との戦いに巻き込まれてしまいました。ワートリの物語で描かれる陽太郎は基本的にほとんど戦うことがありません。

しかし、60話で描かれた陽太郎は心愛をちゃんと親元に帰すべく、トリオン兵と初めてまともに戦っています。当然、トリガーは持っておらず生身で戦っていますが、トリオン兵に吹き飛ばされながらも立ち上がる勇敢な姿を見せてくれます。最終的には迅悠一が助けてくれましたが、主役として登場した60話は陽太郎の一番の見せ場と言えるでしょう。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する林藤陽太郎は、まさに癒し系キャラでありたまにかっこいい姿を見せてくれるキャラでした。そんな陽太郎の正体が実は凄い人物だったということに驚いた方もきっと多いことでしょう。では、林藤陽太郎の声を演じたアニメ声優は誰なのか？ここからはアニメ『ワールドトリガー(ワートリ)』で陽太郎の声を演じた声優について紹介していきます。

• 本名：吉原めぐみ
• 生年月日：1965年11月30日
• 出生地：千葉県柏市
• 職業：声優
• 所属事務所：青二ぷろ

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する林藤陽太郎の声を演じた声優は、声優事務所「青二プロダクション」に所属する浦和めぐみです。デビュー作は『ビックリマン』のニャンニャンチアガール役。1987年からは声優として、主にテレビアニメや吹き替え、ゲームなどのキャラを担当しています。

• 1989年～：魔法使いサリー(けんた 役)
• 1990年～：ちびまる子ちゃん(百恵ちゃん 役)
• 1992年～：スーパービックリマン(アスカ 役)
• 1996年～：地獄先生ぬ〜べ〜(栗田まこと 役)
• 2000年～：デジモンアドベンチャー02(火田伊織、アルマジモン 役)
• 2000年～：ONE PIECE(ロロノア・ゾロ〈少年時代〉 役)
• 2005年～：しばわんこの和のこころ(しばわんこ 役)
• 2007年～：ゲゲゲの鬼太郎(白石、始 役)
• 2014年～：ドラゴンボール改(イレーザ、ウーブ 役)
• 2020年～：アサティール 未来の昔ばなし(スルタン 役)

こちらでは『ワールドトリガー』に登場する林藤陽太郎の正体に関する感想があがっています。感想では「陽太郎が意外過ぎた」と言われているのですが、おそらく意外とは「アリステラ」という星の王子であったことを表しているのでしょう。やはり普段癒し系キャラという印象が強いのか、意外に感じる方が多いようです。

こちらでは『ワールドトリガー』に登場する林藤陽太郎の人柄とヒュースとの関係に関する感想があがっています。どうやら、この方は陽太郎とヒュースの関係性に好感を抱いているようです。また、陽太郎の器が大きいとのことですが、陽太郎の年齢は5歳です。5歳の時点で器が大きいと印象付けているので、今後どのように成長していくのか期待できます。

こちらでは『ワールドトリガー』に登場する林藤陽太郎の特徴に関する感想があがっています。陽太郎の方が「血筋・伸びしろ・特殊能力」を保持しているということから、王道主人公らしいと言われてます。この感想からも陽太郎の成長に期待感が募ります。空閑遊真、三雲修、林藤陽太郎の3人の中で誰が主人公らしのか？比較してみるのもいいかもしれません。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する林藤陽太郎の正体やサイドエフェクト、雷神丸との関係をネタバレ考察してきましたがいかがでしたか？玉狛支部のメンバーから可愛がられている、ワートリの癒し系キャラの林藤陽太郎の正体が「アリステラ」という星の王子であるという事実に驚いた方も多いでしょう。

さらに陽太郎自身は動物との意思疎通を可能にする戦闘向きとは言えないサイドエフェクトを所持しているものの、彼が乗っている雷神丸は「冠(クラウン)トリガー」であり、迅ですらも動揺するほどのトリガーを有していました。もしかすると、今後のワートリでは陽太郎のサイドエフェクトと雷神丸が重要な役目を負う可能性もありそうです。これからも『ワールドトリガー(ワートリ)』をご覧になる際は、陽太郎の活躍に注目しておきましょう。