2021年07月20日公開
2021年07月20日更新
【ワールドトリガー】合成弾はシューターの憧れ!種類や威力をまとめて解説
ワールドトリガー(ワートリ)の中でもシューターの華にして非常に強力な攻撃が合成弾です。シューターやガンナーが使用する弾トリガーを2つ組み合わせる事でさらなる効果を生む合成弾はランク戦でも戦況に大きく影響する程の存在になっています。今回はワールドトリガー(ワートリ)の合成弾について、合成弾の種類や名前を一覧で紹介しつつ、既にワールドトリガー(ワートリ)作品で明かされてる合成弾についてんも設定やファンによる考察もまとめて紹介していきます。
目次
ワールドトリガーの合成弾はシューターの憧れ
ワールドトリガーでもシューターが利用する大技と言えるのが合成弾です。今回はワールドトリガーの合成弾について種類を一覧でまとめて紹介していきます。
ワールドトリガー(ワートリ)の作品情報
ワールドトリガーの概要
ワールドトリガー通称ワートリは2013年から週刊少年ジャンプにて連載を開始した遅効性SFアクション漫画です。綿密に練られた世界観とその世界観を所狭しと動き回る個性豊かなキャラクター、そしてそれらのキャラクターによる集団戦闘が魅力の作品です。メディアミックス展開やコラボ企画も積極的に行われ、アニメ化やゲーム化なども行われている作品になります。
2016年から2018年までに作者の葦原大介先生の体調不良により長期休載、その後体調を考慮して月刊誌であるジャンプスクエアに移籍するという経験をしている作品であるにも関わらず、高い人気を維持し続けている作品で、移籍後も原作ストックが十分に溜まってからアニメ化が行われるなどしている作品になっています。
ワールドトリガーのあらすじ
三門市に突如開いた異世界からの門(ゲート)から現れた侵略者のネイバー。地球上の兵器が通用しないネイバーの侵攻から市民を守ったのはボーダーでした。後に大規模侵攻と呼ばれるこの戦いから4年半後、ボーダーは拠点を構築して防衛体制を整え、三門市でもあまり変わらない日常生活を送る事ができていました。そんな三門市に住む中学生にしてボーダーのC級隊員、三雲修のクラスにネイバーの少年空閑遊真が転校してきます。
合成弾とは?
合成弾とは主にボーダーの隊員の中でもシューター(射手)のポジションの隊員が使用する大技です。ボーダーでは左右にそれぞれ4つのトリガーをセットしていますが、このメインサブ双方にセットした弾トリガーを文字通り合成する事で、それぞれの弾トリガーの特徴をより強くしたり、威力を高めたりする事ができる技になっています。
ボーダーの弾トリガーは通常弾のアステロイド、着弾すると爆発する炸裂弾のメテオラ、弾道を自由に設定できる変化弾のバイパー、追尾性能を持った誘導弾ハウンドの4種類がありますがこれらを組み合わせる事になるので都合全10種類の合成弾がある事になりますが、2021年7月現在名前まで判明しているのは4種類だけ、名前だけの弾を含めれば5種類が判明しています。
ワールドトリガーの合成弾の種類や名前一覧
合成弾の種類一覧①トマホーク
バイパーとメテオラを組み合わせた合成弾の名前がトマホークです。漢字では「変化炸裂弾」を書きます。軌道を自由に設定できる上に着弾すれば大爆発を起こす事になるのでより確実に相手にダメージを与える事が可能で、ワールドトリガー(ワートリ)作中では数いるシューターの中でも数人しかいない毎回軌道を描く事ができるバイパーの名手、那須が使用している他、A級の出水も使用しています。
非常に強力な攻撃ですが、通常のバイパーよりもどうしても弾速は落ちるようで、これを受けた来馬隊の太一はそれを見切る事ができていました。
合成弾の種類一覧②ギムレット
漢字では「徹甲弾」と書かれるアステロイドとアステロイドを組み合わせた合成弾の名前がギムレットです。元々通常弾であるアステロイドを合成する事でより威力と貫通力を上げる事ができる合成弾で、大規模侵攻でギムレットを使用した出水はこのギムレットで装甲が硬いと言われたラービットを防御した腕部分ごと頭を吹き飛ばしています。出水以外では二宮も使用する事が可能です。
合成弾の種類一覧③サラマンダー
漢字だと誘導炸裂弾と書くのがサラマンダーです。相手を追尾した上で着弾すると炸裂する弾で、ハウンドとメテオラの合成弾になっています。ワールドトリガー(ワートリ)作中使用しているのは二宮と蔵内です。
合成弾の種類一覧④コブラ
今回一覧で種類を紹介している合成弾ですが、唯一ワールドトリガー(ワートリ)作中には未登場になっているのがコブラです。アステロイドとバイパーの合成弾の名前ですが、漢字表記も不明で具体的な性能も描かれていません。ただ2021年7月現在、公開されているトリガーセットでアステロイドとバイパーを入れているのは出水、那須しかおらず2人とも合成弾を使用するシューターなのでどちらかが使う事になるのではないかとされています。
合成弾の種類一覧⑤ホーネット
漢字では強化追尾弾と書くのがホーネットです。ハウンドをかけ合わせた合成弾で、通常のハウンドでは曲がりきれないような角度でも曲がって相手を追尾する事ができる弾になっています。ワールドトリガー(ワートリ)作中でも特にレアな合成弾のようで作中使用しているのも二宮だけになっています。
合成弾の名前はどうやって決まる?
ここまで紹介したように合成弾はシューターがその場で組み合わせて作り出すものである為、トリガーセットにそれぞれのトリガーがセットされているわけではありませんが、ワールドトリガー(ワートリ)作中では当たり前のように名前がつけられて呼ばれています。作者の葦原大介先生によるとこれらの名前はボーダーのエンジニア達によってつけられている事が明らかになっています。
ちないにそれぞれの合成弾の名前の由来については具体的に明かされていませんが、ファンによる考察では「カクテルの名前」から来ているのではないかとも考察されています。これまで名前しか登場していないコブラも含めて登場している5種の合成弾の名前はいずれも同じ名前のカクテルが存在しており、今後登場するものもカクテル由来になるのではないかと考察されています。
ワールドトリガーの合成弾の強さや威力・弱点を考察
考察①合成弾は上手に使えば戦闘に有利になる?
今回一覧で紹介したように合成弾は上手く使えば戦闘を有利に進める事ができます。基本的には性能を高める為に使用しているものであり、相手の不意を使った運用も可能です。合成弾がある事が前提にあれば相手は考える選択肢が増えるので相手を惑わす事にも繋がります。
合成弾の使い手はその性質上、メインサブ両方のトリガーに弾トリガーをセットする事になるので、それぞれの運用、メインサブで別々のトリガーを運用する両攻撃(フルアタック)、そして合成弾と実に幅広い戦術を1人で担えるという点も非常に有利になる点といえます。
考察②合成弾は作っている際の隙が弱点になる?
ただ合成弾はその性質上、メインとサブ両方のトリガーで弾トリガーを使用する事になるので咄嗟の防御が出来ないというのが大きな弱点です。その為ワールドトリガー(ワートリ)作中でそれぞれの合成弾の使用者も相手から攻撃されない遠隔で使ったり、先制攻撃として使用したり、周囲を味方に囲って守ってもらった上で運用するという方法を用いています。
考察③ガンナーでも合成弾は使える?
ワールドトリガー(ワートリ)本編で合成弾を使用しているのは出水、二宮、那須、蔵内といずれも銃トリガーを用いないシューターをポジションとしているキャラクターですが、作者の葦原大介先生いわく、元々弾トリガーは共通なので銃を用いるガンナーも合成弾を使用する事はできるという事も明らかにされています。
ただしガンナーの場合、事前にセットした弾トリガーを打つという構成上、「その銃は合成弾しか打てない銃になる」との事です。合成弾は元々2つのトリガーを組み合わせるという性質上トリオンの消費量も多いですし、通常の弾トリガーと使い分ける事でより強みを発揮するものなのでガンナーで合成弾を使用しているキャラは2021年7月現在登場していません。
考察④合成弾は作る人によって時間が大きく変わる?
また同じシューターであっても合成弾を作る時間は人によって異なるという事も明らかになっています。作者の葦原大介先生は出水なら2秒で作れる合成弾も(9巻時点での)三雲修が作ろうとしたら1分はかかるとしています。作り始めたら辞める事が出来ないというのも明らかになっている事から、三雲修が合成弾を使うには相当な訓練が必要な事が明らかになっています。
ワールドトリガーの合成弾を使うシューターを考察
考察①シューターは1人で点を取らなくて良い?
合成弾の使用方法でも紹介しているようにワールドトリガー(ワートリ)においてシューターの役割は1人で点を取る事にありません。元々シューターやガンナーは射程や弾速にもトリガーを使用する関係上、弾の威力はアタッカーのそれには及びません。その為、多くは部隊での連携で点を取るスタイルを取っています。ボーダーでナンバーワンシューターと言われる出水も味方に敵を討たせるのが得意となっています。
二宮の合成弾が強力な武器である二宮隊でも、二宮の合成弾をトドメに使わず、むしろ相手をおびき出してチームメイトの辻、犬飼に相手を襲うように指示するなどしています。その一方で那須隊の場合、合成弾の使い手である那須が隊長とエースを兼任している為、指揮が弱く那須隊が上に上がれない要因になると言われている程です。部隊として敵を倒せれば良いというのがシューターをする上で重要な考え方になっています。
考察②シューターのセンスが良いのは誰?
ワールドトリガー(ワートリ)に登場するシューターの中で圧倒的なセンスを持っているのが出水です。今回一覧にして紹介している合成弾も元を正せば出水が「なんとなくやってみたら出来た」ものであり、出水が天才と言われる要因になっています。出水は加えてバイパーの軌道を毎回引く事ができるシューターとしても名前が上がっています。こちらも出水以外では那須とヒュースにしか出来ない芸当です。
逆にいえばセンス以外の部分でシューターとしての自身の地位を上り詰めたとも言えるのが二宮です。二宮は雨取千佳とヒュースを除けば現役ボーダー隊員の中でナンバーワンのトリオン量を持ちその物量による高出力が売りでした。その二宮も合成弾の技術を習うべく年下の出水に頭を下げているのでやはりシューターの中で最もセンスが高いのは出水というのは紛れもない事実といえます。
ワールドトリガーの合成弾に関する感想や評価
ワールドトリガーのシューターの合成弾って
— まぁめー (@marme0532) July 1, 2021
出水が何となくやってみたらできたのかよw
ここからは既にワールドトリガー(ワートリ)を視聴した人の合成弾に関しての感想を紹介していきます。シューターの攻撃の中でも派手な攻撃である合成弾ですが、その誕生のきっかけが出水の「なんとなく」というのには驚いたというファンも多いです。ボーダーのトリガーの歴史が浅いとはいえ、そういったきっかけで発展していくのが面白いという声も多くなっています。
またこの合成弾のきっかけエピソードも相まって出水の天才考察も多いです。ワールドトリガー(ワートリ)作中でも通常の弾と変わらない形で何気なく合成弾を使用しており、最初はそれが合成弾だと分からず通常の弾トリガーの別バージョンだと思ったという声もある程です。
ワールドトリガー読者の3割くらいしか知らなそうなこと
— はきら (@ao_leaf_blue) June 22, 2021
・銃手も銃型トリガーに設定すれば合成弾を使用できる。ただし、その銃は合成弾しか撃てない銃となる。
まだワールドトリガー(ワートリ)作中には登場してませんが、ガンナーも合成弾を使用できるという設定がある事に注目しているファンもいます。ガンナーの特徴である安定性を少し損なう事にはなりますが、ガンナーの極致ともいえる木崎レイジのような運用方法もある事、ワールドトリガーには様々なコンセプトチームなども登場している事などから何かしらの形で登場するのではないかとも期待されています。
ワールドトリガー(ワートリ)本編にはまだガンナーで合成弾を使用するキャラクターが登場していないので詳細が分かっていない点も多く、特に「ガンナーが合成弾をセットした場合のトリガーセットの枠数」が気になるという声が多くなっています。シューターは合成弾の性質上、メインサブ両方に同じ弾トリガーをセットする事がほとんどで枠を圧迫する事からガンナーの場合はどうなるのかなど考察される結果に繋がっています。
ワートリの合成弾、名前未発表のやつにスティンガーはあると思う。ミサイルの名前だしカクテルもあるし。
— ムサイ (@terry631) February 28, 2021
今回の一覧でも紹介したように合成弾にはまだ名前しか明らかになっていないコブラの他、まだ名前すら明らかになっていないものもあり、それらが登場するのを楽しみにしているという声も多いです。特にアステロイドと他の弾を組み合わせた場合どうなるのかが気になるという声も多くなっており、名前は明らかにされているアステロイドとバイパーの組み合わせであるコブラの能力が気になるという考察も多くなっています。
また組み合わせによってはする意味が見出だせないと言われる合成弾もあり、メテオラとメテオラの掛け合わせやアステロイドとメテオラの組み合わせなどがどのような形の力を持つ事になるのかが気になるという声も多くなっています。
ワールドトリガーの合成弾まとめ
ワールドトリガーの合成弾はシューターの中でも一部の者しか実践で使う事が出来ないシューターの花形とも言える技です。強力である分、弱点も分かりやすく、使い手もその弱点を理解した上で利用している技です。まだまだ登場していない合成弾もあり今後登場する事も十分に考えられるのでまだワールドトリガーを見ていない人は合成弾に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?