【ワールドトリガー】嵐山准がかっこいい！シスコン・ブラコンと言われる理由や声優は？

ワールドトリガー（ワートリ）にてかっこいいと人気を集めているのが嵐山准です。今回はそんな嵐山准についてまとめて紹介していきます。

ワールドトリガーは2013年から葦原大介先生が集英社が発売する漫画雑誌、週刊少年ジャンプにて連載を開始した遅効性SFアクション漫画です。公式に遅効性と謳うように、読み込む程に物語に深みが出る精巧に考えられた世界観、それらの世界観の中で数多く登場するキャラクターと、それらのキャラクターの織りなす集団戦闘が高い人気を集める作品になっています。

作者葦原大介先生の体調不良により長期に休載した事もあり、2018年には正式に月刊誌であるジャンプスクエアに移籍しましたが、人気は継続、元々展開されていたメディアミックス展開も積極的に行われ続けている作品です。

異世界からの侵略者「ネイバー」が突如地球に侵攻してから4年半後、侵攻の舞台となった三門市には侵攻以前からネイバーの対策を進めていた界境防衛機関「ボーダー」による防衛体制が整えられほぼ日常的な生活が送れるまでに落ち着いていました。ワールドトリガーの物語はそんな三門市に住む中学生にしてボーダーの訓練生、C級隊員である三雲修のクラスに、ネイバーの少年空閑遊真が転校してくる所から始まります。

嵐山准は嵐山隊の隊長として登場するボーダーのA級隊員です。A級隊員の中でも登場がかなり早く、1巻の時点で登場、後ろにながした髪と毛先が鳥の羽のような形になっているのが特徴的な黒髪をしている青年です。真面目で誠実な性格をしていますが、決してルール偏重な生真面目過ぎるというわけではなく、ルールに対しては柔軟な対応が出来る性格をしています。

ボーダーの中では「町の平和が第一だよね主義」と言われる忍田派に属しており、ブラックトリガー争奪戦では迅悠一に部隊として協力する姿勢を見せています。その他判明しているプロフィールとしてはポジションはオールラウンダーで年齢は19歳、誕生日は7月29日で星座はぺんぎん座、身長179cmで血液型はO型、普段は大学生をしている、好きなものは弟妹、犬、海の幸である事が明らかになっています。

嵐山准率いいる嵐山隊はA級5位に位置づける部隊です。ボーダーの広報部隊を担当しており「ボーダーの顔」とも言われる部隊である為、メディアへの露出も多く、ボーダーの隊員の中でも高い知名度を誇っています。陰口として「メディア対応の為に顔で選ばれただけの部隊」「A級5位はメディアへの印象を良くする為」などと言われていますが、嵐山隊の木虎曰く「他の部隊がやらないメディアの仕事をこなした上でのA級5位である」とされています。

加えてその知名度の高さから新人への入隊指導も担当し、ボーダー隊員として当然通常の防衛任務も割り当てられている為、他の隊と比較してもかなりハードなスケジュールをこなしている部隊です。戦闘面でも実際にその編成はバランスが良く、オールラウンダー3人とスナイパー1人という構成をしています。ブラックトリガー争奪戦では一部の隊員こそベイルアウトされますがA級の複数部隊相手に作戦勝ちをするだけの力を持っています。

嵐山准は家族構成が他のキャラクターよりもしっかり描かれているキャラクターでもあります。その家族構成は父、母、双子の弟妹、祖母、そして飼い犬で柴犬系のコロの7人家族となっています。父は会社員、母はパート従業員をしている他、双子の弟妹は副（ふく）と佐補（さほ）という名前である事、三雲修と同じ三門市立第三中学校に通っている事も明らかになっています。

嵐山准は普段は基本的に温厚な性格をしていますがその内には熱血な思いも持ち合わせています。忍田派の中でもかなりルールには寛容で、人命を優先する為であれば、ルールを破った事を咎める所か、褒める程の性格をしています。メディアに向けた発言などを見てもかなりの熱血な性格をしている事が明らかになっています。

嵐山准がシスコン・ブラコンと言われる理由は初登場時の行動にあります。嵐山准の初登場は、三雲修が通う三門市立第三中学校に現れたモールモッドに対応するべく嵐山隊として駆けつけた場面です。この時は嵐山隊が現場に到着した際には三雲修に請われた空閑遊真がモールモッドを倒した後でしたが、三雲修は空閑遊真を隠す為に自身が倒したと嘘を付きます。

それによりとりあえずこの場での戦いがないと判明した嵐山准は様子を見に来ていた弟妹の副（ふく）と佐補（さほ）を見つけると全力で駆け寄り無事を確認、思わず頬づりをする程の様子が描かれました。これが嵐山准がブラコン・シスコンと言われる大きな理由になっています。その後公式にプロフィールでも好きなものに「弟妹」と書かれた事もシスコン・ブラコンと言われる大きな要因になっています。

実際に街が襲われる事になったアフトクラトルによる第二次大規模侵攻の際にはちょうど防衛任務中だった事もあり、早期に現着、新型のトリオン兵ラービット討伐を他の部隊に先んじて行うなど実力の高さを体現しています。加えて嵐山准は「街への被害を抑える」事を隊員達に徹底、警戒区域内の敵戦力の掃討に尽力し、途中小南桐絵と合流した事もあって人的被害を0に抑える事に成功しています。

このように自身の信念に従い部隊を率いそれを実現してしまう実行力の高さも嵐山准のかっこいい魅力の1つになっています。

ボーダーに入隊した頃のメディア会見に登壇した際、記者から「街の人と自分の家族どっちを守りますか？」と聞かれた際に迷わず「家族」と即答、その上で「家族が無事なら他に心配はないから最後まで思いっきり戦えると思う」と答えるといった対応をしています。この時、嵐山准はまだ15歳で、15歳の少年にそこまでの事を言わせた事に質問した記者さえも困惑する程でした。

ちなみにこの時の発言に目をつけたのがメディア対策室室長の根付です。この時根付もこの発言を聞いており、メデイアの前での堂々とした発言をする事が嵐山准がメディア対応部隊に選ばれる事になりました。

今でこそボーダーには県外からのスカウトで入隊している隊員もいますが、元々ボーダーは三門市を中心に活動していた事もあって三門市出身者の割合が多いです。その為、意外な繋がりが描かれる事もあるワールドトリガー（ワートリ）ですが、実は嵐山准は玉狛支部の小南桐絵といとこの関係性にある事が明らかになっています。ただこれはフレーバーな設定のようで作者の葦原大介先生も「どうでもいいが」と紹介した情報になっています。

よくよく2人を見てみると鳥の羽のような毛質が特徴となっており、これは血筋なのではないかとも考えられています。周囲からはそれぞれ「嵐山」「小南」と呼ばれている2人ですが、お互いは「准」「桐絵」と名前で呼び合っているのも特徴的です。嵐山准はボーダーが公表されてからなのに対し小南桐絵は旧ボーダーから参加しているのでボーダー隊員としては小南桐絵の方が古株です。

ワールドトリガー（ワートリ）作中、嵐山准はその性格から交友関係は広いと考えられていますが、同じ部隊だった事がある人物を除いて特に仲が良いと考えられているのが迅悠一です。ブラックトリガー争奪戦では、「迅悠一は意味のないことはしない男だ」と迅悠一が空閑遊真に肩入れする理由を問わずに協力している他、プライベートでは迅悠一を強制的に犬の散歩に付き合わせたりもしている事が明らかになっています。

元々嵐山准と迅悠一は同い年である事、ワートリの作者葦原大介先生いわく「ボーダーでも横（同い年）の繋がりは強い」とされている事などもあって仲の良いメンバーとして他にも同い年の柿崎や生駒などの名前も上がる程になっています。

アニメワートリにて嵐山准の声優を担当したのが2006年に声優デビューをした岡本信彦さんです。低めでややハスキーな声質が特徴な声優さんで、その声質を活かして穏やかな性格の少年役から悪役、粗暴なキャラクターなど幅広く演じ分ける事が出来る声優さんとして知られています。また声優業界の中では将棋の腕前で知られ、イベントでハンデ戦とはいえプロ棋士に勝利した事もある程になっています。

岡本信彦さんがこれまでに声優として出演した作品としては「とある魔術の禁書目録」の一方通行役、「聖剣の刀鍛冶」のルーク・エインズワース役、「会長はメイド様」の碓氷拓海役、「バクマン。」の新妻エイジ役、「ハイキュー」の西谷夕役、「終わりのセラフ」の早乙女与一役、「ダイヤのA」の小湊亮介役、「月刊少女野崎くん」の御子柴実琴役、「暗殺教室」の赤羽カルマ役などを担当しています。

岡本信彦さんが近年声優として出演した作品としては「俺、つしま」のちゃー役、「ましろのおと」の矢口海人役、「灼熱カバディ」の王城正人役、「ホリミヤ」の仙石翔役、「Re:ゼロから始める異世界生活」のガーフィール・テンゼル役、「神之塔 -Tower of God-」のクン・アゲロ・アグネス役、「魔術師オーフェンはぐれ旅」のスエイン役などの声優を担当しています。

嵐山准の基本の戦闘スタイルは部隊での運用を前提とした動きになっています。ポジションとしてはオールラウンダーとなっていますが、メイントリガーに突撃銃型トリガー、サブトリガーにスコーピオンをセットした中距離型と言われるタイプのオールラウンダーです。とはいっても1年前に嵐山隊に木虎が加わる前には自身で隊長とエースを兼任するなど個人でも相応の強さを持っているのは間違いありません。

エースを兼任しなくて良くなった事で指揮に専念出来るようになった事で嵐山隊としての強さは向上したとも言われています。公式ガイドブックにて公開された隊員別のパラメーターでもトリオン7・攻撃7・防御援護9・機動7・技術8・射程4・指揮8・特殊戦術4でトータル54と突出したものこそないものの非常にバランスが取れたものになっています。また指揮能力の8は同率ながらワートリ作中3位なのでやはり高めになっていると言えます。

嵐山准のトリガーセットについても既に公開されています。両方のトリガーにシールド、サブトリガーとしてバックワームを持っているのは多くの隊員と共通しています。

嵐山准、というより嵐山隊としての高い火力の中核を成すのが突撃銃型トリガーを使ったアステロイドの集中砲火です。特に時枝との息の合ったクロスファイヤーは強力で、ボーダーでもトリオン量に優れる出水のシールドを破壊したり、ラービットの頭部を貫くほどの威力を誇っています。

銃型トリガーの共通点として2つの弾トリガーを設定出来るというのがありますが、嵐山准はもう1つの枠にメテオラを設定しています。

嵐山隊の特徴の1つとも言われているのがまだ試作段階のトリガーである「テレポーター」を導入しているという点です。視線の方向に瞬間移動する能力ですが、視線誘導型である為、弱点が分かりやすくまだまだ未完成と言われるトリガーです。しかし嵐山隊ではこの弱点をチームの練度で補い、上手く戦術に取り入れる事に成功しています。

ここからは既にワールドトリガー（ワートリ）を視聴した人の嵐山准に関しての感想を紹介していきます。ワールドトリガーでは仲よさげにしながらもしっかり上下関係が描かれており、「理想の上司像」を感じる声も多くなっていますがその中でも理想の上司像の1つとして名前が上がるのが嵐山准になっています。正義感の強さと真面目さ、それでいてルールに柔軟に対応出来る点が理想の上司像と言われる要因になっています。

公開時には「どうでもいい」とされている嵐山准の小南桐絵のいとこエピソードですが、これまでのワートリの展開などから今後どこかで2人がいとこである事が影響するエピソードも展開されるのではないかとする声も上がっています。嵐山准はメディア担当である事から遠征からは外れていると考えられており、旧ボーダーから所属し死生観が異なっている小南桐絵との対比が描かれる事もあるのではないかと考察されているのです。

その一方で日常的な嵐山准と小南桐絵のエピソードが見てみたいという声も多いです。嵐山准が溺愛している弟妹と小南桐絵との絡みが見てみたいという声なども多くなっています。また同じ理由でプライベートでも交流のある迅悠一などが嵐山准の家族とどういう面識があるのか知りたいという声も多く、ワートリの作風的に難しい部分もあるにしろ日常回が欲しいという声も多くなっています。

アニメワートリにて声優を担当した岡本信彦さんに関しては、これまで演じているキャラクターとの演じ分けがすごく、「聞いただけでは分からなかった」という感想が多くなっています。その一方でイメージにはあっているという声も多く「ハマリ役だった」という声も多いです。

嵐山准はワールドトリガーでも初期から登場し、迅悠一や三雲修にも協力的な姿勢を示しているキャラクターです。その立場や広報部隊という側面からワートリ作中でも出番が多く、今後の物語への関わり方が気になるキャラクターであるとも言われています。その一方で仲が良いとされる迅悠一とのエピソードや小南桐絵とのいとこエピソードが見たいという日常的な部分についても注目されているキャラクターです。

作中での出番も多くかっこいいシーンも多いキャラクターなのでまだワールドトリガーを視聴していない人は嵐山准や彼と絡む迅悠一、三雲修、小南桐絵などとの関係性にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？