2021年07月17日公開
2021年07月17日更新
【ちびまる子ちゃん】父ヒロシは凍死で死亡する?職業は無職?年齢や名言も紹介
「ちびまる子ちゃん」の父ヒロシは、「サザエさん」や「クレヨンしんちゃん」のように父親が一家の大黒柱として働いている場面が描かれてないことから、ヒロシは無職ではないかと考えている方が一定数いるようです。漫画だけでなくアニメでも「ちびまる子ちゃん」のヒロシの仕事設定が不明となっていることから、無職でクズなヒロシは最期には凍死するという都市伝説まであるようです。そんな父ヒロシの言動や、無職や凍死といわれる都市伝説の真相について調べていきます。
目次
ちびまる子ちゃんの父とは?
「ちびまる子ちゃん」の父ヒロシは、妻、娘2人、自身の両親と共に平屋の一戸建てに住んでいるようです。昭和・平成・令和と長きに亘る「ちびまる子ちゃん」のエピソード中で、なぜかヒロシの仕事については言及されていないようです。
ちびまる子ちゃんの作品情報
ちびまる子ちゃんの概要
出典: https://3-ta.com
漫画・アニメ・小説など様々なコンテンツで大ヒットした「ちびまる子ちゃん」の基盤は、原作者さくらももこさん(53歳没)の少女時代がヒントとなっているようです。70年代設定の「ちびまる子ちゃん」では、当時人気だったアイドルや流行を巧みに取り入れていることから、漫画やアニメが大好きな若年層だけでなく70年代を知っているリアル世代からも支持を受け国民的アニメと呼ばれるようになったようです。
ちびまる子ちゃんのあらすじ
家族や友達からまる子の愛称で呼ばれている小学3年生のさくらももこは、勉強がイマイチ好きではないマイペースでのんびりした性格のようです。テストの点がイマイチだったり、お手伝いを面倒くさがるまる子は、母親から怒られ落ち込みますが立ち直りも早いようです。「ちびまる子ちゃん」は、そんなまる子のゆるふわな日常や、家族やクラスメイトとの出来事をユーモアかつノスタルジックに描いているようです。
父ヒロシのプロフィール
お酒とたばことプロ野球が好きなヒロシは、さきことまる子姉妹の父、妻はすみれ、父・友蔵と母・こたけが儲けた男3兄弟の次男のようです。普通でありつつも個性が光るキャラが目玉の「ちびまる子ちゃん」は、さくらももこさんの家族や当時のクラスメイトがモデルとなっており、ヒロシも同名の実父がモデルとなっているようです。リアルの父ヒロシは、フィクションの父ヒロシと違い漢字表記で「広」のようです。
お酒とたばこが大好きなヒロシは、禁酒したときに家族から不審がられたり、たばこの値上がりを機に禁煙したものの短期間で挫折したようです。ナイター中継時には、家族の意向を気にすることなくテレビを独占するほどのプロ野球好きの巨人ファンと公言しているものの、実はなんとなく巨人ファンであるようです。
戦時中、必死で助け合いながら将来について語り合った子供時代のヒロシと親友の山ちゃんは、大人になっても呑気でありながらも変わらない熱い友情で結ばれており、今では釣り仲間であり飲み仲間あるようです。懸賞で当選した自家用車で家族サービスする面もあるヒロシは、最終的には自身の趣味の釣りに行くために利用してしまうようなクズさがありますが、まる子はヒロシの昔話を聞いて、いたく感動したようです。
ヒロシは「サザエさん」の波平のような典型的な昭和の頑固親父タイプではないので、まる子を怒るのは妻すみれの役割となっているようです。父親の威厳オーラを発動してまる子を怒ることもあったようですが、良し悪しを超越したマイペースで横着な性格であることから、まる子と共にすみれに怒られてしまうという笑えるクズ展開となってしまったようです。ヒロシのゆるゆるな性格は、見事にまる子へと受け継がれているようです。
ちびまる子ちゃんの父ヒロシは凍死する?年齢は?都市伝説を考察
考察①父ヒロシは凍死する?
出典: https://hbol.jp
ネット上で「ヒロシはまる子が中学生の頃に多額の借金を作り、女と駆け落ちとなり数年後に凍死」という、「ちびまる子ちゃん」にはおおよそ似つかわしくない都市伝説が囁かれているようです。この都市伝説に驚かれるファンも多いことでしょう。単刀直入に言いますと、借金・女と駆け落ち・凍死というヒロシに纏わる都市伝説はデマです。
借金・女と駆け落ち・凍死という強烈ワードからなるクズ都市伝説が誕生したのは、ヒロシが家族のために懸命に働いている場面がないことから囁かれた「ヒロシ無職」疑惑が根底にあるようです。それを裏付けるかのように、「ちびまる子ちゃん」の公式サイトにもヒロシの仕事の詳細が明記されておらず、「ヒロシ無職」疑惑に拍車をかけてしまったようです。
一家の大黒柱が無職であることは、家族崩壊の引き金になる原因と言えるでしょう。さらに「ちびまる子ちゃん」の時代は、戦後の復興から日本が平和になり海外の文化も入ってきたことで、日本の美徳とされてきた父親の威厳が依然と比べ弱まっていると言えるでしょう。
そんな背景があるとは言え、ヒロシの父親としての威厳が無さ過ぎだと感じている方もいることでしょう。これらのことからヒロシは、仕事がなく無職で父親の威厳なしと、ないない尽くしのネガティブイメージが強くなってしまい、借金・女と駆け落ち・凍死という3拍子揃った典型的なクズ男の都市伝説が誕生してしまったと考えられるのではないでしょうか?
考察②父ヒロシはクズ?
ヒロシのクズさが際立つエピソードとして、「おじいちゃん、年賀状のことを気にする」の巻が挙げられます。 新年を迎えたさくら家で友蔵は、ご近所さんである佐々木のじいさんの親戚から年賀状が届いたものの、自分が相手に年賀状を出したか分からなくなっていたようでした。
年賀状の出し忘れを防ぐためにメモを心掛けていた友蔵は、それすらも忘れたという凡ミスを犯してしまったようです。年賀状出し忘れでどんよりしている友蔵に息子ヒロシは、臆することなく自分は年賀状を一枚も書かず届いた年賀状にまともに目を通してないと言い出します。
家族から届いた年賀状には目を通すようにと言われるものの、ヒロシはそんな家族に反発し、年賀状の出し忘れぐらいで騒ぐような家族だったら付き合う必要なしと断言したのです。ネット上で炎上間違いなしのヒロシのクズな言動に対して、意外にも好評なツイートが多かったようです。
ヒロシのクズっぷりが際立ちつつも視聴者を妙に納得させたこのエピソードは、原作者さくらももこさんが自ら脚本を担当していたようです。今回のエピソードでのヒロシのクズでありつつも潔い言動は、モデルとなったさくらももこさんの実父が参考になっているのかもしれません。
考察③父ヒロシの年齢は何歳?
昭和9年6月20日生まれのヒロシの年齢は40歳(妻すみれも同じ歳)で、昭和一桁と言われる戦前(第二次世界大戦)生まれのようです。日本が未曾有の時期に突入した昭和14年(1939年)~昭和20年(1945年)の第二次世界大戦時のヒロシは、遊びたい盛りの時期を迎えた頃だったようです。ゆとり世代の代表格のようなヒロシは、日本の激動の時代を生き伸びてきたシビアな背景があったようです。
ちびまる子ちゃんの父ヒロシの職業・仕事
考察①職業は八百屋さん?
さくらももこさんの自伝的要素が散りばめられている「ちびまる子ちゃん」で、原作者の意向により「実家は八百屋」設定が省かれてしまったことからヒロシの仕事設定は明確になっていないようです。とは言うものの、ヒロシの服装が一日中トレーナーなのは、八百屋の店員=トレーナー姿のイメージが生かされているのかもしれません。
「ちびまる子ちゃん」後のまる子こと、さくらももこさんが漫画家としてデビューするまでを出来事を描いた自伝的エッセイ「ひとりずもう」の漫画版では、「実家は八百屋」設定を活かし「ちびまる子ちゃん」では登場していなかった店兼自宅を兼ねた「さくら青果店」の描かれており、店主はヒロシですみれが店の手伝いをしているようです。
考察②職業はタクシーの運転手?
まる子が帰宅したときに在宅していることが多いヒロシは、朝出勤して夜帰宅タイプの仕事に就いていないように感じられた方も多いことでしょう。ヒロシの謎とされている仕事第一候補として、勤務時間が一定していないタクシーの運転手ではないかという都市伝説があったようです。
考察③職業は無職?
長寿アニメになると、今まで感じていなかった疑問がフツフツと湧いてきてネットで話題になることが多いようです。「ちびまる子ちゃん」のさくら家は、「サザエさん」の磯野家・フグ田家や「クレヨンしんちゃん」の野原家と同じく日本で一番有名な家庭であるものの、さくら家の大黒柱ヒロシが無職であるのはどう考えても無理があるように感じられます。
ヒロシ無職疑惑を払拭したと言われるエピソード「まる子、日記をちゃんとしたい」の巻では、ヒロシの「俺だって働いている」発言がネットで話題になったようです。働いていると言えど、仕事の内容が不明であることは変わりなかったので、ネット上で囁かれている無職疑惑を払拭とまではいかなかったようです。
考察④職業はサラリーマン?
実家が八百屋である背景をさくらももこさんがヒロシの仕事設定に活かさなかったのは、「たくさんの野菜を描くのが大変」や「ヒロシを一般的なサラリーマン設定にしたい」などという意向があったようです。さくらももこさんの少女時代であった70年代は高度経済成長の時代であったため、いつどうなるかわからない自営業よりサラリーマンの方が安定した仕事のイメージがあったのかもしれません。
しかし、八百屋を営んでいた環境で育ったさくらももこさんには、サラリーマンという職業がピンとこなかったようで、最終的に「ヒロシの仕事はサラリーマン」設定は消滅してしまったようです。
考察⑤仕事シーンが描かれない理由
「ちびまる子ちゃん」でヒロシの仕事のシーンが描かれていないのは、八百屋を営んでいた実家ではなく、ある程度のプライベートを保つことが可能な普通の会社員の家庭を舞台にして、ほどよく騒がしく、ごくごく平凡で幸せな普通の家庭を登場させたかったのかもしれません。自営業は普通の会社員と違って、家族が仕事の大変さを直にリアルに感じてしまう面があるため、さくらももこさんの構想には沿わなかったのかもしれません。
ちびまる子ちゃんの父の名言や名セリフ集
父の名言①「良いこともせず…」
父親がマイペースで横着な性格だと家族から白い目で見られそうですが、ヒロシのマイペースで横着な性格は良し悪しを超越したところにあるようなので、家族からは良くも悪くも一目置かれているのかもしれません。ここまでくると、仙人様の域に到達したと言えるでしょう。そんなヒロシは、ネットで囁かれている自身の都市伝説など軽く笑い飛ばしてしまいそうです。
良いこともせず、悪いこともせず、ただ呑気に生きていくのが俺の生き方だ
父の名言②「いちいち心配したって…」
家族で出かけた時に「戸締りはしたかしら」と言い出す母親がいそうですが、ヒロシだったら戻るのが面倒だと言い出しそうです。この場合は戻るのが得策ですが、受験や就職の面接に関しては心配しても結果が好転する可能性は低いので心配しても仕方がないと言えるでしょう。
いちいち心配したって心配しなくたってどっちみち結果は同じなんだよ。どうせなるようにしかならねぇんだから、心配するだけ損じゃねえかよ
父の名言③「思い出なんて憶えている分だけ…」
ドラマや映画などで悩める成長過程のヒーローに、渋くて謎めいた過去アリのおじいさんキャラが言いそうな名言です。時が流れ記憶に残っている思い出こそが、当人にとって大切な思い出となり生きる糧になると言えるでしょう。
思い出なんて憶えてる分だけ憶えてりゃ十分だよ。
ちびまる子ちゃんの父に関する感想や評価
おはようございます。今日のふりかけ。
— teaみるく (@pun_pun_maru315) June 29, 2021
ひろし と言えばちびまる子ちゃんの父ヒロシ😅か クレヨンしんちゃんの父ひろし😅… pic.twitter.com/ywK23wcM9h
ひろしという名前のアニメキャラは数多く存在しているようですが、代表格としては国民的アニメの座に燦然と輝いている「ちびまる子ちゃん」のさくらひろしと「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしと言えるでしょう。時代設定は違えど、たまに父親の威厳オーラを発動するものの不発に終わり、笑いを誘ってしまう点が共通しているのかもしれません。
予約していた北海道寿司
— なでしこ🧸🧡🧸 (@Monchouchou78) June 5, 2021
娘からのプレゼント・ちびまる子ちゃんの父ヒロシ日本酒
そして、大きいケーキ🎂
楽しい誕生日パーティー
(*´艸`*) pic.twitter.com/MvizYaeJKh
「ちびまる子ちゃん」の原作者さくらももこさんの出身地であり、物語の舞台である静岡県の老舗酒造の初亀醸造株式会社が、「ちびまる子ちゃん」の超お酒好きなヒロシとコラボした「純米吟醸父ヒロシ」を発売したようです。「純米吟醸父ヒロシ」は、ヒロシの誕生日6月20日と父の日が重なっていることから2021年6月1日に発売され、ファンの間では話題になっているようです。
【#静岡人の名言】生きるってことは忘れることよ。人間てのはよぉ、物事全部覚えてたらかえって苦しくって生きていけないもんよ。だから神様がちゃんと忘れるようにしてくれてんだ。(ちびまる子ちゃん・父ヒロシ)https://t.co/po6oDnOObf pic.twitter.com/PckH6UxTNR
— 静岡ジン (@szgmt) March 9, 2021
忘れた頃に絶妙なタイミングで飛び出してくるヒロシ発の名言。シリアスドラマだと泣かせにかかりますが、「ちびまる子ちゃん」ではシュールな笑いで締めたり、予想外にじんわりと感動させてくれるようです。
ちびまる子ちゃんの父の凍死まとめ
一家の大黒柱でありながら、ヒロシの常識はずれなクズっぷり言動が際立ってしまったのは、時代の流れと共に弱まりつつある古き良き昭和の頑固親父像が完全消滅していないからなのかもしれません。
さらに、原作者さくらももこさんの意向も加わったことで、ヒロシは無職で凍死する最強クズ都市伝説が誕生してしまったようです。しかし、その都市伝説もデマだと判明したことでファンは一安心したことでしょう。