ちびまる子ちゃんの歴代歌(オープニング・エンディング)まとめ!人気主題歌一覧

『ちびまる子ちゃん』といえば、『サザエさん』『ドラえもん』とならぶ、おそらく日本人で知らない人はいないと言われるくらい有名な作品です。その『ちびまる子ちゃん』の原作はさくらももこさんによるマンガで、実写ドラマも作成されました。原作が1986年から開始され現在も不定期で掲載が行われ、アニメも1992年から第1期が放送。第2期が1995年から現在も続いています。その作中で様々な歌が使用されましたが、使われた時期とともにそれらの主題歌を振り返っていきます。

ちびまる子ちゃんの歴代歌(オープニング・エンディング)まとめ!人気主題歌一覧のイメージ

目次

  1. ちびまる子ちゃんは幅広い世代から愛されている作品
  2. ちびまる子ちゃんの歴代の主題歌について
  3. ちびまる子ちゃんの歴代オープニング主題歌を一挙紹介!
  4. ちびまる子ちゃんの歴代エンディングを一挙紹介!
  5. ちびまる子ちゃんといえばこの曲!歴代の人気主題歌5選!
  6. ちびまる子ちゃんの歴代の主題歌は耳に残る名曲ばかり!

ちびまる子ちゃんは幅広い世代から愛されている作品

『ちびまる子ちゃん』は、原作が1986年から、アニメが1992年から開始され、2018年現在も続いている人気作品で、まる子のモデルは作者自身。当初は自身の体験を元にしたエッセイ風のコミックで、作者の持ち味でもある「毒」が随所に盛り込まれていましたが、連載の長期化に伴いネタ切れとなりフィクション化、「サザエさん時空」へ突入していきました。それに伴い、持ち味でった「毒」気も抜けていったと言われています。

ちびまる子ちゃん オフィシャルサイト

ちびまる子ちゃんの歴代の主題歌について

「ちびまる子ちゃん」テレビアニメ化に伴い、様々なアーティストによるオープニング/エンディング主題歌の提供が行われてきました。歴代主題歌の中には前出の「毒」気を継承するかのように、子ども向け作品としては疑問符がつくような楽曲も用いられてきました。そこが作者や制作側の意図なのか、単にタイアップなのかは不明な点があるものも多く、振り幅もスカ、グラム、ヒップホップ、テクノ、歌謡曲と非常に多様です。

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ちびまる子ちゃんの歴代オープニング主題歌を一挙紹介!

第1期:第1話〜142話のオープニング主題歌「ゆめいっぱい」

「ゆめいっぱい」は、1990年1月7日〜1992年9月27日まで「ちびまる子ちゃん」オープニング主題歌として使用されました。歌は関ゆみ子さん。作詞は亜蘭知子さん、作曲/編曲は織田哲郎さん。第1期のオープニング歌としては本曲のみが使用されました。いわゆるアニソン風ではなく、普通のポップスとして聞けるものになっており、当時の風潮(モロに登場人物の名前や作品名が出てくるような歌にしない)を感じさせます。

第2期:第1話〜73話のオープニング主題歌「うれしい予感」

「うれしい予感」は「ちびまる子ちゃん」第2期のオープニング主題歌として、1995年1月8日〜1996年5月26日まで使用されました。歌は渡辺満里奈さん(28話からは「さくらももこ(TARAKO)・穂波たまえ(渡辺菜生子)」バージョンに変更)。作詞は原作者のさくらももこさん、作曲は2013年に永眠された大御所、大瀧詠一さん、編曲はCHELSEA(大瀧詠一さんの変名)です。

大瀧詠一さんは作曲/編曲以外にも本曲のコーラスで参加されており、大瀧節全開の爽やかなポップスに仕上がっています。2016年に大瀧さん本人の歌でCDがリリースされています。

第2期:第74話〜179話のオープニング主題歌「ハミングがきこえる」

ちびまる子ちゃん第2期のオープニング主題歌として「うれしい予感」の次に使用されたのは、今や死語と化した「渋谷系」の雰囲気全開の「ハミングがきこえる」で、1996年6月2日〜1998年6月28日の間使用されました。曲だけ聴くととてもちびまる子ちゃんのオープニング主題歌とは思えませんが、絵と一緒に見るとそれほど違和感を感じず「ちびまる子ちゃん」というと歴代主題歌の中でこの歌を思い浮かべる方も多いそうです。

「ハミングがきこえる」を歌うのはカヒミ・カリィさん。作詞はさくらももこさん、作曲/編曲は「フリッパーズ・ギター」や「Cornelius(コーネリアス)」で独自の音楽センスを展開しており、コアなファンも多い小山田圭吾さん。小山田さんは近年イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のステージにサポートメンバーでギタリストとしても参加しています。

第2期:第180話〜253話のオープニング主題歌「おどるポンポコリン(1998年バージョン)」

第2期のオープニング主題歌として「ハミングがきこえる」の次に使用されたのは、既に1期エンディング主題歌として使用されていた「おどるポンポコリン」の1998年バージョンで、1998年7月5日〜1999年12月19日まで使用されました。作詞はさくらももこさん、作曲は織田哲郎さん、編曲は織田さんから、様々なサントラの作曲/編曲を手がけてこられた佐橋俊彦さんにバトンタッチ。歌は「ManaKana・泉谷しげる」となりました。

第2期:第254話〜294話のオープニング主題歌「KinKiのやる気まんまんソング」

「ちびまる子ちゃん」第2期のオープニング主題歌「おどるポンポコリン(1998年バージョン)」の次に使用されたのは「KinKiのやる気まんまんソング」で2000年1月9日〜2000年10月29日の間使用されました。曲名の通り、歌はKinKi Kidsで、作詞はさくらももこさん、作曲は飯田建彦さん、編曲は長岡成貢さんです。

ちびまる子ちゃん最長のオープニング主題歌「おどるポンポコリン」

説明不要なほどのB.B.クィーンズ版「おどるポンポコリン」はオリジナルとして「ちびまる子ちゃん」の歴代主題歌中、最も長期間(第295話(2000年11月5日)〜第746話(2009年12月27日)、第793話(2011年1月9日)〜第807話(2011年4月24日)、第888話(2013年1月6日)〜第953話(2014年4月27日))使用されました。

楽曲としては、第1期エンディングで使用されていたB.B.クィーンズ版「おどるポンポコリン」と同じものですが、テレビのハイビジョン化等に伴い、映像はリニューアルされています。

木村カエラの「おどるポンポコリン」

B.B.クィーンズ版「おどるポンポコリン」の間を縫うように「ちびまる子ちゃん」第747話(2010年1月10日)〜第792話(2010年12月26日)の間使用されたのは「おどるポンポコリン(2010年バージョン)」です。歌は木村カエラさん、コーラスでボーズ&アニ(スチャダラパー)が参加、編曲は元電気グルーヴの石野卓球さんが担当しています。

ちなみにこの前年、2009年には同じ「木村カエラ+スチャダラパー」の組み合わせで「メジャー」第5シリーズの主題歌「Hey! Hey! Alright」がリリースされています。

ちびまる子ちゃん誕生25周年バージョンの「おどるポンポコリン」

オリジナル版のB.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」とは別バージョンで第808話(2011年5月1日)〜第887話(2012年12月30日)の間使用されたのは、 「おどるポンポコリン(ちびまる子ちゃん誕生25周年バージョン)」です。原作ちびまる子ちゃんの誕生25周年を記念し、織田哲郎さんとの親交も深く、WANDSやZARD、大黒摩季などのギタリストで活躍された葉山たけしさんが編曲、歌はB.B.クィーンズが担当しました。

E-girlsの「おどるポンポコリン」

B.B.クィーンズ版「おどるポンポコリン」からバトンを受け取って「ちびまる子ちゃん」第954話(2014年5月4日)〜第1046話(2016年4月3日)の間使用されたのは「おどるポンポコリン(2014年バージョン)」です。歌はE-girls、編曲はArmySlickさんが担当しています。

ゴールデンボンバーの「おどるポンポコリン」

E-girls版「おどるポンポコリン」の後、「ちびまる子ちゃん」第1047話以降で使用されているのは  「おどるポンポコリン(2016年バージョン)」です。歌はゴールデンボンバー、編曲は鬼龍院翔さん、tatsuoさんが担当されています。

ちびまる子ちゃんの歴代エンディングを一挙紹介!

第1期:第1話〜65話のエンディング主題歌「おどるポンポコリン」

先にも触れましたが、「ちびまる子ちゃん」の歴代で最も多く使用された主題歌が、B.B.クィーンズ版「おどるポンポコリン」です。エンディング主題歌としては1990年1月7日〜1991年3月31日の間使用されました。歌はB.B.クィーンズ、作詞はさくらももこさん、作曲/編曲は織田哲郎さんです。

第1期:第66話〜142話のエンディング主題歌「走れ正直者」

「走れ正直者」は1991年4月7日〜1992年9月27日まで使用されました。スカ風の本曲は、「ちびまる子ちゃん」原作者と年齢が近い方はニヤリとさせられる歌詞が散りばめられています。歌は先日惜しくも急逝された西城秀樹さん、作詞はさくらももこさん、作曲/編曲は織田哲郎さんで、本曲は日本で一番売れたスカと言われているそうです。

第2期:第1話〜73話のエンディング主題歌「針切じいさんのロケン・ロール」

「針切じいさんのロケン・ロール」は1995年1月8日〜1996年5月26日の間使用されました。楽曲自体はカントリー歌手、シェブ・ウーリー作曲の「ロックを踊る宇宙人(原題:The Purple People Eater)」のカバーです。歌は稀代のコメディアン、故植木等さん、作詞はさくらももこさん、編曲 - Rinky O'hen(大瀧詠一さんの変名)です。

第2期:第74話〜179話のエンディング主題歌「あっけにとられた時のうた」

「あっけにとられた時のうた」は1996年6月2日〜1998年6月28日の間使用されました。編曲・歌は一世を風靡したイカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)デビューのたま、作詞はさくらももこさん、作曲は知久寿焼さん(元たまメンバー)です。

第2期:第180話〜340話のエンディング主題歌「じゃがバタコーンさん」

「じゃがバタコーンさん」は1998年7月5日〜1999年6月27日と、同年9月5日〜2001年9月23日の間使用されました。グラムロック風の本曲はちびまる子ちゃん歴代主題歌の中ではかなり異彩を放っています。歌は双子の女優/タレントの三倉茉奈と三倉佳奈(ManaKana)、作詞・作曲はさくらももこさん、編曲は小山田圭吾さんです。

第2期:第231話〜238話のエンディング主題歌「ちびまる子音頭」

「じゃがバタコーンさん」の間を縫うように「ちびまる子ちゃん」第231話(1999年7月4日)〜第238話(1999年8月29日)と2000年と2001年の夏休み期間のみ使用されたのは、「ちびまる子音頭」です。ManaKana版の「おどるポンポコリン」のカップリングだったこの曲は、作詞、さくらももこさん、作曲/編曲は佐橋俊彦さん、歌はManaKanaでした。

第2期:第341話〜416話のエンディング主題歌「休日の歌(Viva La Vida)」

「休日の歌(Viva La Vida)」は2001年10月7日〜2003年3月30日の間使用されました。DELiGHTED MINT(ディライテッド・ミント)による本格的なヒップホップで、中盤に女性ヴォーカルが入るまでは、「ちびまる子ちゃん」の主題歌とは思えないラップで進行していきます。作詞はDELiGHTED MINT/U-SKE、作曲/編曲はU-SKEです。こちらも歴代主題歌の中では異彩を放っています。

第2期:第417話〜480話のエンディング主題歌「宇宙大シャッフル」

「宇宙大シャッフル」は2003年4月6日〜2004年6月27日の間使用されました。歴代のちびまる子ちゃん主題歌の中で最も異彩を放っているこの曲は完全に反戦ソングで、ちびまる子ちゃんの作風には全く似つかわしくなかったと言われていたが、作詞が原作者であることから何某かの意図があったのではと言われている。歌はLOVE JETS(忌野清志郎)、作詞はさくらももこさん、作曲は故忌野清志郎さん。

第2期:第481話〜850話のエンディング主題歌「アララの呪文」

「アララの呪文」は2004年7月4日〜2012年3月25日の間使用されました。エンディング主題歌としては使用期間が最長で実写版でも使用されました。歌はちびまる子ちゃん(TARAKO)with 爆チュー問題(爆笑問題)、作詞はさくらももこさん、作曲は岡本真夜さん、編曲は松原憲さんです。

第2期:第851話〜SPECIAL21のエンディング主題歌「100万年の幸せ!!」

「100万年の幸せ!!」は2012年4月1日〜2017年10月1日の間使用されました。2017年10月1日の1時間スペシャルでは、桑田佳祐さんがキャラクターとして初めてアニメ本編に出演しました。作曲・編曲・歌は桑田佳祐さん、作詞はさくらももこさんです。

第2期:第1119話以降のエンディング主題歌「すすめナンセンス」

「すすめナンセンス」は2017年10月8日より使用されています。歌はPUFFY(大貫亜美、吉村由美)、作詞はさくらももこさん、作曲/編曲は織田哲郎さんです。さくらももこさんは久しぶりにナンセンスな曲が作りたいと思い、織田哲郎さんとナンセンスワールドを作ろうとした時、パッと思い浮かんだのがPUFFYだったとのことです。

ちびまる子ちゃんといえばこの曲!歴代の人気主題歌5選!

日本レコード大賞を受賞した「おどるポンポコリン」

1992年よりポップス・ロック部門と歌謡曲・演歌部門に分かれた第32回日本レコード大賞でB.B.クィーンズの「おどるポンポコリン」はポップス・ロック部門設立後、初の大賞を受賞しました。

爆チュー問題の「アララの呪文」

爆チュー問題のシングルとしては3枚目で、2004年07月14日に発売された『ちびまる子ちゃん』放送15周年とさくらももこのデビュー20周年を記念した企画盤で、実写版の『ちびまる子ちゃん』でも使用されました。エレクトリカルなスウィング感が気持ちのよい楽曲です。

おしゃれで耳に残る「ハミングがきこえる」

1996年6月9日発売の4枚目シングルで、渋谷系ムーヴメントの歌姫的存在となったカヒミ・カリィの軽やかなメロディと透明感のあるささやくような歌声が耳に心地よい楽曲ですが、オシャレすぎて『ちびまる子ちゃん』の作風と合っていないという声も聞かれました。

KinKi Kidsとちびまる子ちゃんのコラボレーション「KinKiのやる気まんまんソング」

KinKi Kidsの9枚目のシングルで、2000年3月8日に発売。初週36.3万枚を売り上げ、初登場1位を獲得しました。KinKi KidsのCDとしては4形態で発売されていますが、限定盤のうち1つは、ちびまる子ちゃん仕様のジャケットになっています。本曲は長い間KinKi Kidsのアルバムに収録されませんでしたが、2017年発売の「The BEST」に初収録されました。

シンプルだけど奥が深い「100万年の幸せ!!」

2012年7月18日発売された桑田佳祐さんの3枚目のベストアルバム「I LOVE YOU -now & forever-」に収録。初週43.2万枚を売り上げて、初登場1位を獲得しました。シンプルな編曲で「たった100万年」ほどは幸せでいようとメッセージを送っています。ユニークなコーラスやエフェクトをかけたヴォーカルなどの遊び心も満載の曲です。

ちびまる子ちゃんの歴代の主題歌は耳に残る名曲ばかり!

前出の5選以外にも、「ひみつのアッコちゃん」の「すきすきソング」のオマージュと言われている「じゃがバタコーンさん / ManaKana」や、先日急逝された西城秀樹さんの「走れ正直者」、「休日の歌(Viva La Vida) / DELiGHTED MINT」など歴代の主題歌は耳に残るものが多いと言われています。この週末はCDショップへ出かけてみたり、音楽配信サイトで懐かしの名曲を探してみてはいかがでしょうか。

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