【シャーマンキング】サティはガンダーラのリーダーで最強?なぜハオを倒さなかった?

武井宏之による漫画作品「シャーマンキング」。神や霊と交信するシャーマンたちがシャーマンキングの座をかけて戦う500年に1度のイベント・シャーマンファイトの様子を描きます。強者ぞろいのシャーマンの中でも最強との呼び声高いガンダーラのリーダー、サティ。それではなぜハオを倒さなかったのでしょうか?この記事ではシャーマンキングのサティを特集し、彼女や持隷ダイニチの正体、そして謎の真相を丁寧に解き明かしていきます。ぜひご覧ください!

【シャーマンキング】サティはガンダーラのリーダーで最強?なぜハオを倒さなかった?のイメージ

目次

  1. シャーマンキングのサティはガンダーラのリーダーで最強?
  2. シャーマンキングのサティはなぜハオを倒さなかった?正体や目的を考察
  3. シャーマンキングのサティは最強?強さを考察
  4. シャーマンキングのサティの死亡シーンと蘇生を考察
  5. シャーマンキングのサティに関する感想や評価
  6. シャーマンキングのサティまとめ

シャーマンキングのサティはガンダーラのリーダーで最強?

シャーマンキングの作品情報

本記事のメインテーマ・シャーマンキングのサティの話題に入る前に、まずはシャーマンキングの作品情報から紹介します。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

シャーマンキングの概要

武井宏之による漫画作品「シャーマンキング」。週刊少年ジャンプ1998年31に掲載され、2004年40号まで連載されました。コミックスは2021年3月時点で既刊34巻、累計売上部数3800万部超えを記録しています。

概要のイメージ

2001年にシャーマンキングはテレビアニメ化され、テレビ東京系列などで放送されました(全64回)。また、アニメ化されなかったシャーマンキングのエピソードは、声優のキャストはそのままにドラマCD化されました。その他のメディア展開としては、トレーディングカードゲーム「超・占事略決」やそれをベースにしたゲーム「シャーマンキング 超・占事略決」が相次いで発売されています。

漫画シャーマンキングは、かつて類を見ないやり方で連載が終了します。2004年ストーリーが完結する前に突然連載を打ち切ったのです。理由は週刊少年ジャンプ誌のアンケート結果で人気が低迷していたこと。しかし、突然の打ち切りから4年経った2008年3月より続編が刊行され、ストーリが完結する運びとなりました。

シャーマンキングのあらすじ

あらすじのイメージ

電気機器メーカーを経営する金持ちの家に生まれた中学生の小山田まん太。ある日の夕方下校の途中、墓地で幽霊と遊んでいる少年・麻倉葉に出会います。シャーマンと呼ばれる霊能力者の麻倉は、500年に1度のシャーマンキングを決定する大会に出場するため上京していたのです。葉にとって初めての人間の友達となったまん太は、葉に連れられシャーマンたちの戦いの舞台へと向かっていきました。

サティ・サイガンのプロフィール

ここからは、本記事で特集するシャーマンキングのサティ・サイガンの話題に移っていきます。まずは、サティのプロフィールから紹介します。

  • 性別:女性
  • 出身:日本・東京 
  • 生年月日:1963年12月31日 
  • 年齡: 35歳 
  • 星座:やぎ座 
  • 所属チーム及び役職:ガンダーラ・如来チームのリーダー 
  • 最終巫力:75万
  • 持霊:ダイニチ
  • 霊力:70万 
  • 趣味:旅行

1963年生まれのサティ。2000年のシャーマンファイト本戦では37歳でしたが、年齢よりも若く見える美しい女性です。神クラスのシャーマンと呼ばれるくらい最強の実力を持ち、最終巫力75万はハオ、オパチョに次ぐ位置に付けています。また、サティは死者を蘇生させる能力も有していました。

ガンダーラのメンバーは誰?

シャーマンキングに登場するガンダーラとは、如来、菩薩、明王、天の4つのチームからなる、いわゆる三大勢力の一つ。サティ・サイガンをリーダーに、その配下のメンバー10名で構成されています。メンバー全員が仏教を信仰し、仏教系の神クラスの霊を持っています。また、全員が巫力無効化を行うことが可能です。以下、シャーマンキングのガンダーラに所属する、サティを除く10名のメンバーをチーム別に紹介します。

まず「如来」からです。こちらのチームには2名のシャーマンがいます。1人目はコメリ。インド・ニューデリー出身ですが、1994年2月1日生まれとチーム最年少です。サティの後継者と目されています。2人目は大栄(ダイエイ)です。中国・青海省出身で、こちらは1923年10月6日生まれとチーム最年長。サティが厚い信頼を寄せる人物です。

続いて紹介するのは「菩薩」です。こちらにも2名のシャーマンがいます。まず1人目は、台湾・台北出身の清鏡(セイキョウ)。幻影を駆使して隠密活動をする傍ら、ガンダーラではネット環境やサイトの保守管理をしています。2人目は中国・香港出身のイオン・リー。元広告代理店社員という異色の経歴を持ち、108匹の愛犬と暮らしています。

「明王」からは3名を紹介します。1人目は寂尊(ジャクソン)。中国・河南省出身で、気性の荒い元・殺し屋です。2人目はインド・パンジャーブ出身のヤイナゲです。こちらは、寂尊とは好対照でチーム最弱を自認しています。3人目は、こちらもインドですが首都ニューデリー出身のカドゥ。世界的なカレー専門チェーン店のオーナーをしています。

最後の「天」からは3名、いずれも日本人です。1人目は福岡県出身の戸田久美(とだひさみ)です。彼女は、ガンダーラの学校で日本語教師をしています。2人目は岐阜県出身の的場真美(まとばまみ)。オペラ歌手を目指していた女性で、今はガンダーラで音楽教師をしています。3人目は千葉県出身の鬼道村修(きどむらおさむ)、現役のプロレスラーです。ガンダーラでは体育教師の傍ら守衛をしています。

CHARACTER|TVアニメ『SHAMAN KING』公式サイト

シャーマンキングのサティはなぜハオを倒さなかった?正体や目的を考察

考察①サティの正体

ここからは、シャーマンキングに登場する最強のシャーマン・サティの正体やサティをめぐる謎について考察していきます。シャーマンキングの作者・武井宏之の1997年の作品に、仏教の世界観を取り入れた漫画「仏ゾーン」があります。この作品には西岸サチという少女が登場しますが、実は彼女の成長した姿がシャーマンキングのサティの正体だったのです。

シャーマンキングのサティの正体が判明したところで、次はサティの持霊ダイニチの正体です。貧乏寺・西岸寺で暮らしていた孤児の西岸サチ。ある日暴力団・箕浦組の男に絡まれていたサチを、千手観音像の中から現れた主人公センジュが助けます。センジュは少年に変身、その後成長しサティの持霊ダイニチになるのです。ダイニチは、サティと行動を共にしていくことになります。

考察②サティの信仰や旅に出た理由

サティの正体が判明しましたので、次にサティの信仰や旅に出た理由を考察してみましょう。神クラスのシャーマンと呼ばれるなど最強を誇るサティでしたが、彼女の本質はそれだけではありませんでした。サティは仏教に帰依し全ての人々を救うという信仰心に目覚めます。そして、ダイニチと共に衆生を救う救済者・弥勒菩薩になるために旅に出たのです。

シャーマンキングのガンダーラを支配する思想は、善悪という両極端ではなく「中庸」にこそ真理があるというものでした。世界の人々を救うことが目的であるため、同じ三大勢力の一つ、X-LAWSのようにハオは取りも直さず悪という極端な立場は取りません。

考察③サティとダイニチがハオを倒さなかった理由

では、次の疑問の考察に移ります。シャーマンキングのガンダーラ最強コンビ、サティとダイニチは、なぜハオを倒さなかったのでしょうか?ガンダーラの強さを表す巫力は約550万で、ハオ一派の約267万を大きく上回ります。総力戦であればハオを倒すのも不可能ではないでしょう。その答えは、彼女の属するガンダーラの教えにありました。

「全ての人を救う」というガンダーラの教え。サティはこの教えを守っていたのです。サティはシャーマンファイトに臨むハオの寂しさに満ちた心の状態を知り、彼を救おうと考えました。幼い頃、家を燃やされ母親を殺されたハオは、全人類に激しい怒りの感情を抱いています。こうしたハオを力で倒しても根本的な解決にはならず、新たな憎しみを生み出すだけだとサティは考えました。

そこで、パッチ族からスピリット・オブ・ファイア(S.O.F)などの五大精霊を奪うと、麻倉葉たち戦士に与えます。ハオの双子の兄弟である葉なら、ハオの心を解き放ち人類に敵意を持たないシャーマンキングに生まれ変わらせることができると考えたからです。

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シャーマンキングのサティは最強?強さを考察

考察①ハオより強い?

巷ではサティ最強説まであるようなのですが、実際のところ彼女は巫力で最高値を誇るハオよりも強いのでしょうか?次にシャーマンキングのサティの強さを考察していきます。

最も高い巫力を持っているのは、上述のとおりハオです。サティは巫力の点ではハオに及びません。しかし、巫力はシャーマンとしての強さを測る尺度ではありますが、真の強さを論じるにはそれだけでは不十分です。持霊の強さ即ち霊力も重要な指標となります。巫力と霊力で総合的に評価する必要があるのです。実は巫力と霊力を合わせると、ハオ158万に対してサティ145万となり、その差は僅かになります。

しかし、僅差とは言えハオがサティを上回っていることは事実であり、普通に考えれば個人戦ではサティは不利になるでしょう。サティに勝機があるとすれば、それは団体戦です。ハオ一派267万に対し、ガンダーラは約2倍の550万と圧倒しています。ガンダーラvsハオ一派となると、さすがにハオに勝ち目はないと言っても良いでしょう。

考察②持霊やオーバーソウル

サティと彼女の持霊ダイニチは、常に行動を共にしています。ダイニチの正体は、前述の漫画作品・仏ゾーンの主人公センジュが悟りを開いた後の姿で、普段は少年の恰好をしています。しかしサティがオーバーソウルしたとき、ダイニチは巨大な大仏の姿に変身しました。その時のダイニチの大きさは、サティが手のひらにすっぽりと収まってしまうほどでした。

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シャーマンキングのサティの死亡シーンと蘇生を考察

考察①サティはザンチンに刺されて死亡する?

シャーマンキングで最強のシャーマンと謳われたサティ。しかし、彼女の死は突然やってきました。そしてその死は、仏門に帰依した彼女らしいものでした。サティが死に至る経緯は以下の通りです。

地獄で修行させた麻倉葉をサティが蘇生しようとしていたところに、突然ハオ一派のザンチンが現れます。ザンチンの毒舌にカッとした竜は、猛攻撃を仕掛けます。そこで、間に割って入ったのがサティでした。

殺生をしてはなりませんと諭そうとしたのでしょうか?ザンチンに背を向けて竜に向き合うサティ。一瞬のスキをザンチンは逃しませんでした。「オメェはハオ様に勝てねんだよ」と言うと、後ろからサティを刺し殺してしまいました。

考察②サティは蘇生した?

上述のように、巫力では格下のザンチンに斬殺されたサティ。しかし、死後すぐにファウストVIII世のオーバーソウル「エリザオペリーレン」で蘇生しました。

神クラスのシャーマンと一目置かれる存在のサティでしたが、無益な殺生を禁じる仏教の教えが思わぬ事態を引き起こしたのです。

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シャーマンキングのサティに関する感想や評価

ここまでシャーマンキングのサティ特集をお届けしてきましたが、最後にサティに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するシャーマンキングのサティに関する感想や評価は、仏ゾーンも読んでいるという方のツイートからです。サティとダイニチのコンビを仏ゾーンのサチとセンジュに比較しています。強さはそのままなのですが、仏門に帰依しているので相手を殺したりはしません。この記事ではその正体を明らかにしましたが、仏ゾーンを読んでいないと彼らの正体はわからないでしょう。

次に紹介するシャーマンキングのサティに関する感想や評価は、サティの行動を訝(いぶか)しく思っている方のツイートからです。その行動とは、神クラスのシャーマンが揃っているガンダーラですから、ハオ一派と戦っても互角の勝負ができると思われるのに直接手を下さずに5人の戦士に託したことを指しています。

ハオの方もサティをからかったりしていますので、2人の間に何かあったのでは?と想像を逞しくしていました。この記事を読んでハオを葉に託した目的を知れば、納得いくのではないでしょうか?

最後に紹介するシャーマンキングのサティに関する感想や評価は、サティの才能を称賛している方のツイートからです。シャーマンキングで最強といえばハオですが、才能に絞ればサティに軍配が上がるといいます。

その理由として、サティが子供の頃に祈りの力で仏を何体も無意識のうちにオーバーソウルしていることを挙げています。こうした才能は、巫力など強さを表す基準には含まれないのでしょうか?

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シャーマンキングのサティまとめ

ここまで、シャーマンキングのサティはガンダーラのリーダーで最強?と題して、サティの正体や強さ、そしてサティとダイニチがハオを倒さなかった理由などを考察してきました。いかがでしたでしょうか?

まとめのイメージ

シャーマンキングのサティの正体は、シャーマンキングと同じ作者の「仏ゾーン」に登場する西岸サチの成長した姿でした。仏教に帰依したサティは、人々を救う救済者の弥勒菩薩になるため持霊ダイニチとともに旅に出るのでした。

また、サティがハオを倒さなかった理由ですが、全ての人を救うというガンダーラの教えを守り、不遇の少年時代を送ったハオの心を救済しようと考えたからでした。本記事を読んでサティに興味を持たれた方は、先に紹介した「仏ゾーン」を読んでみてはいかがでしょうか?その後のサティの姿をより深く理解できるかも知れません。

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