【鋼の錬金術師】ゾルフ・J・キンブリーの名言集！かっこいい名シーンや声優も紹介

本記事では「鋼の錬金術師/ハガレン」に登場したキンブリーの名言・名シーンやかっこいい魅力を紹介していきます。その他には、戦争・戦いに対するキンブリーの考えや、ツイッターに投稿されている読者・視聴者の感想をまとめていきます。

キンブリーの名言・名シーンやかっこいい魅力を知る前に、まずは「鋼の錬金術師/ハガレン」の基本情報を紹介していきます。ハガレンは2001年から2010年まで連載されていた漫画で、2003年と2009年にアニメが放送されていました。原作者の荒川弘は北海道出身で、これまでに「銀の匙」「アルスラーン戦記」などの作品も発表しています。実家は酪農を営んでおり、家業を手伝いながら漫画を描いていたようです。

鋼の錬金術師ではエルリック兄弟の物語が描かれています。エルリック兄弟は人体錬成で亡くなった母親を生き返らせようとしましたが、人体錬成に失敗した事で体を失っています。そのため体を取り戻すために賢者の石を探す事を決意し、兄・エドワードは最年少で国家錬金術師になっています。そして裏で軍を操作しているホムンクルス・お父様と対峙する事になります。

ゾルフ・J・キンブリーは「紅蓮」の二つ名を持つ国家錬金術師です。イシュヴァール殲滅戦ではアメストリス軍の中佐でしたが、賢者の石の返還を迫った上官を皆殺しにした事で投獄されています。この事件を起こした事でエンヴィーに気に入られており、人間でありながらホムンクルスの協力者をしています。キンブリーは殺人狂のサイコパスですが、殺人には独自の美学を持ち合わせているようです。

ここからは「鋼の錬金術師/ハガレン」の作中で誕生したキンブリーの名言・名シーンを一覧化して紹介していきます。キンブリーは殺人狂のサイコパスですが、名言・名シーンが多いキャラクターとして知られています。名言・名シーンが誕生したエピソードも解説していきます。

キンブリーがエドワード・エルリックと話していた時に誕生した名言です。キンブリーは人間でありながらホムンクルスの味方をしているため、その事についてエドワードが質問しています。その質問に対してキンブリーは「新しい世界が見たい」と返答しており、その考えにエドワードが恐怖を感じています。そんなキンブリーの狂気的な考えが露わになった名言・名シーンです。

プライドに取り込まれたキンブリーの名言です。物語終盤にキンブリーはハインケルに喉元を噛まれて重傷を負っており、ホムンクルスのプライドに取り込まれています。そのためキンブリーは命を落としたと思われていましたが、実はプライドの中で生きていたため、信念を曲げたプライドに苦言を呈しています。そんなキンブリーの執念が描かれた名言・名シーンです。

イシュヴァール殲滅戦で誕生したキンブリーの名言です。マスタングやホークアイはイシュヴァール人を虐殺した自身の行動に疑問を感じており、少しずつ精神が疲弊していました。そんな2人に対してキンブリーが声を掛けており、自分の行動から目を背けるなと言っています。殺人狂でサイコパスなキンブリーですが、自身が殺した相手は忘れないという美学を持っているようです。

キンブリーがプライドと話していた時に誕生した名言です。プライドは圧倒的な強さで人間を苦しめていましたが、窮地に立たされた事でエドワードの体に逃げ込もうとしています。その時に死んだはずのキンブリーがプライドの中から苦言を呈しており、プライドはエドワードの体を奪えなかった事で敗北しています。キンブリーはホムンクルスとしての信念を失ったプライドが許せなかったようです。

イシュヴァール殲滅戦で誕生したキンブリーの名言です。前述したようにマスタングとホークアイはイシュヴァール殲滅戦で精神的に追い詰められていました。その時にキンブリーがこの名言で2人を鼓舞しています。作中では狂人的な行動を見せているキンブリーですが、部下にとっては良い上官だったのかもしれません。

キンブリーが自分自身について語った時に誕生した名言です。キンブリーは自分が周囲の人間とは違う事に気付いており、運命に任せて生きていると言っていました。エドワードから「何で国家錬金術師になれたんだ？」と質問された時には「一般人のふりをしていた」と言っているため、殺人衝動に駆られている訳ではなく、自分の信念に基づいて人殺しをしている事が分かります。

名言・名シーンを知った後は、アニメ「鋼の錬金術師/ハガレン」でキンブリーの声を演じた声優を紹介していきます。ハガレンは2回アニメが放送されているので、声を演じた2人の声優を紹介していきます。

2003年版アニメ「鋼の錬金術師/ハガレン」でキンブリーの声を演じたのは声優の「うえだゆうじ」です。うえだゆうじは福岡県出身で、1992年から声優活動を行っている人物です。2021年時点の所属事務所は「ポマランチ」で、ファンからは「ゆうちゃん」という愛称で呼ばれています。音楽一家に生まれているため、少年時代はバイオリンの英才教育を受けていたようです。

声優・うえだゆうじはアニメ「るろうに剣心」で「相楽左之助」というキャラクターを演じています。相楽左之助は本作のメインキャラクターで、主人公・緋村剣心の仲間です。怪力と強靭な肉体を持っており、戦闘では徒手空拳を使って戦っています。相楽左之助が登場した本作は1994年から1999年まで連載されていた漫画が原作で、1996年から1998年までアニメが放送されていました。

声優・うえだゆうじはその他にも、「機動戦艦ナデシコ」「キルラキル」「デトロイト・メタル・シティ」「機動戦士ガンダム00」「桜蘭高校ホスト部」などのアニメに出演しています。プライベートでは料理を趣味にしており、業界関係者から料理の腕も一流と称されているようです。東日本大震災が起こった時には小野坂昌也とチャリティートークライブを開催しています。

2009年版アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」でキンブリーの声を演じたのは声優の吉野裕行です。吉野裕行は千葉県出身で、1996年から声優活動を行っている人物です。幼少期から自身と周囲の声が違う事に気が付いており、保育園時代から声優を意識していたようです。また声優になる前にはアニメ・ゲームに携わる仕事を考えていたようです。

声優・吉野裕行はアニメ「僕のヒーローアカデミア」で「プレゼント・マイク」というキャラクターを演じています。プレゼント・マイクはプロヒーローの1人で、雄英高校の教師をしているキャラクターです。饒舌な性格をしているため、イベントではMCを担当しています。プレゼント・マイクが登場した本作は2014年から連載されている漫画が原作で、2016年からアニメが放送されています。

声優・吉野裕行はその他にも、「ヴァンドレッド」「まっすぐにいこう。」「結界師」「機動戦士ガンダム00」「アリソンとリリア」などのアニメでキャラクターの声を演じています。両親からは声優になる事を猛反対されていましたが、自分を貫いて演技の道に進む事を決めたようです。2013年からは音楽活動を開始しており、浪川大輔と「Uncle Bomb」というユニットを結成しています。

名言・名シーンや2人の声優を知った後は、鋼の錬金術師/ハガレンで描かれたキンブリーのかっこいい魅力を紹介していきます。キンブリーは残虐な敵キャラクターですが、読者・視聴者人気がとても高いようです。かっこいい魅力だけでなく、戦争に対する考えなどもまとめていきます。

鋼の錬金術師/ハガレンのキンブリーは物質を爆発物に変換する能力を持っているため、「紅蓮の錬金術師」という二つ名を付けられています。両手の手のひらには錬金術の術式を刻んでおり、手のひらで触れた物質を爆発物に変換させています。凄まじい攻撃力を持つ能力ですが、キンブリーは頭も良いキャラクターのため、エルリック兄弟や味方キャラクターが苦戦を強いられています。

キンブリーの能力はマスタングと似ていますが、「キンブリーは爆発」「マスタングは燃焼」という違いがあるため、2人の能力は似て非なるもののようです。また失明した時にマスタングは能力が強化されているので、単純な威力はキンブリーよりもマスタングが上のようです。

鋼の錬金術師の本編が始まるよりも以前にはアメストリス軍がイシュヴァール人を虐殺した「イシュヴァール殲滅戦」が勃発しています。キンブリーはこの戦いで賢者の石を渡されており、強化した能力でイシュヴァール人を虐殺しています。また戦いが終わった後には賢者の石の返還を拒んでおり、上官を殺害した事で投獄されていました。

アメストリス軍とイシュヴァール人の戦いはただの戦争だと思われていましたが、後に「お父様」と「ホムンクルス」が仕組んだ戦いだという事が明らかになっています。この戦いでキンブリーは殺人狂っぷりを遺憾なく発揮していたので、その姿を見たホムンクルスに気に入られています。

イシュヴァール殲滅戦ではマスタングとホークアイが「イシュヴァール人を殺す事」に迷いを感じていました。その時にキンブリーが「非人道的行為でも目を背けずに職務を全うしろ」と言っています。キンブリーはサイコパスなキャラクターですが、戦争はあくまで軍人の仕事という考えを持っているようです。

イシュヴァール殲滅戦の時にロックベル夫妻はイシュヴァール人の治療を行っていました。それが目障りだったアメストリス軍の上層部はキンブリーに夫妻の殺害を命じましたが、暴走したスカーが先に夫妻を殺害しています。そのためウィンリィと会った時にキンブリーは夫妻の事を思い出していました。

イシュヴァール殲滅戦でキンブリーは派手に暴れていたため、イシュヴァール人から特に恨まれていました。そのため本編ではスカーがキンブリーに重傷を負わせており、キンブリーはスカーを追う事に喜びを感じていきます。またイシュヴァール人の生き残りである北方司令部のマイルズとも対峙しているため、作中ではキンブリーとイシュヴァール人の深い因縁が描かれています。

キンブリーはホムンクルスに協力していましたが、「殺し合いができたら良い」という考えを持っていたため、あくまで中立の立場に立っていました。そのため当初はエルリック兄弟の敵でしたが、最後はプライドの邪魔をしています。

名言・名シーンやかっこいい魅力を知った後は、「鋼の錬金術師/ハガレン」に登場したキンブリーに関する感想をまとめていきます。キンブリーは人気キャラクターのため、読者・視聴者から様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介したキンブリーの名言・名シーンに関する感想などもまとめていきます。

本記事で紹介したようにキンブリーは名言・名シーンが多いキャラクターです。また殺人狂のサイコパスですが、軍や戦争に対する考えは正論のため、行動と言葉のギャップが人気の理由のようです。そんなキンブリーは名言がかっこいいという感想が挙がっているようです。

キンブリーは人を殺す事に喜びを感じていますが、普段は丁寧な言葉を使って紳士的な振る舞いをしています。そんな強キャラ感が漂うキンブリーがかっこいいという感想や、サイコパスの代表的なキャラクターという感想が挙がっているようです。

鋼の錬金術師のホムンクルスは圧倒的な強さを持っていますが、キンブリーはプライドの力には屈しない姿を見せています。そんなキンブリーの最後がかっこいいという感想や、キンブリーの存在が物語を面白くしているという感想が挙がっているようです。

本記事では「鋼の錬金術師/ハガレン」に登場したキンブリーの名言やかっこいい魅力を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？キンブリーは殺人狂のサイコパスですが、丁寧な言葉使いと正論が人気の理由のようです。そんなキンブリーの登場エピソードを見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。