【ヘルシング】 少佐のアニメ声優はだれ？正体・名前などプロフィールを紹介

HELLSINGに登場するヘルシング少佐は、作中で登場する頻度があまり多くないキャラクターですが、独特な性格と名演説などで人気があります。今回は、そんなヘルシング少佐の名前や魅力のほかに、声優の飛田展男さんについて紹介していくのでチェックしてみてください。

「HELLSING(ヘルシング)」の作者は平野耕太さんで、代表作には「HELLSING」のほかに「ドリフターズ」などがあります。「HELLSING」は1998年から「ヤングキングアワーズ」で連載開始され、2001年にアニメ化されました。また、2006年からは原作に忠実なOVA版が登場しました。20世紀末のイギリスを舞台に、吸血鬼と吸血鬼ハンターとの戦いを描いたバトルアクション漫画です。

20世紀末のイギリスにおいて、不審死が連続して起こり混乱していました。そして、チェダース村というところに赴任した牧師により村が蹂躙されます。そこに全身を真っ赤な衣服で染めた男が到着、グールとなった村人たちを躊躇なく巨大な銃で撃ち抜き、そして警官を人質にとった牧師を警官もろとも地獄へと送りました。その男の名はアーカード、ヘルシング機関が秘匿する吸血鬼の真祖でした。

「HELLSING(ヘルシング)」に登場するヘルシング少佐は、登場してからしばらくは名前が不明のキャラクターで、「少佐」と呼ばれることがほとんどでした。しかし、そんな少佐の名前が判明したシーンがあります。少佐の名前については「ヘルシング少佐の正体と名前」の項で紹介します。ヘルシング少佐は吸血鬼の軍団ミレニアムのリーダーで、「総統代行」「大隊指揮官」といった別称があります。

ヘルシング少佐は第2次大戦中はアドルフ・ヒトラーの親衛隊に所属していて、このときに総統の命令により吸血鬼の研究をおこなっていました。そして人造吸血鬼に変貌した1000人のナチスドイツ敗残兵「最後の大隊ラストバタリオン」の総帥となりました。第2次世界大戦中から生き残っているヘルシング少佐ですが、その見た目は老人ではありません。その理由についてはのちほど紹介します。

ヘルシング少佐の最大の特徴は、戦争狂という点です。それは「HELLSING(ヘルシング)」の主人公であるアーカードが「度し難い戦争狂」と語っていることからわかります。また、ヘルシング少佐にはさまざまな名言がありますが、戦争について語っているものがほとんどです。ちなみにヘルシング少佐は第二次世界大戦時代からの軍人ですが、自他ともに認めるほど銃撃が下手です。

付き合いが長いドクには「うやってSSに入ったんですか」とあきれられることがあります。ちなみに、ヘルシング少佐の原型は平野耕太さんの漫画「COYOTE」に登場するモンティナ・マックスで、「ANGEL DUST」でも同盟のキャラクターが登場します。しかし、どちらも原型というだけでありストーリー上のつながりなどはありません。

ヘルシング少佐食べることが大好きという特徴があります。それは食事をするシーンが数多く描かれているだけではなく、「デブは一食抜いただけで餓死するんだ この私が言うんだから間違いないぞ少年」という名言があることからわかります。また、ヘルシング少佐は甘党のようでバンホーテンのココアに砂糖とミルクを追加して飲むシーンが描かれています。

アニメ「HELLSING(ヘルシング)」でミレニアム少佐役を演じる声優は飛田展男さんです。飛田展男さんは182年から声優活動をはじめたベテランで、アニメ声優のほかに外国映画・海外ドラマ吹き替え、アニメ、ドラマCD、ゲームや舞台俳優といった幅広い活躍をしています。飛田展男さんは代表作のカミーユ・ビタン役のような少年役やだみ声の中年役など幅広い役柄を演じることで知られています。

ここからは声優の飛田展男さんの代表作を紹介します。まず紹介する声優の飛田展男さんの代表作は「機動戦士Ζガンダム」のカミーユ・ビタン役です。「機動戦士Ζガンダム」は1985年にアニメ放送された作品で、「機動戦士ガンダム」の続編です。「機動戦士ガンダム」の7年後が舞台の作品で、ティターンズとエゥーゴという2つの勢力の争いやジオン残党最大勢力であるアクシズを絡めた三つ巴の戦いが描かれます。

声優の飛田展男さんが「機動戦士Zガンダム」で演じたキャラクターは主人公のカミーユ・ビタンです。「機動戦士ガンダム」の生みの親である富野由悠季さんが「宇宙世紀史上最高のニュータイプ能力の持ち主」と評価するほど能力が高いですが、精神面が不安定で感情の起伏が激しいキャラクターです。

続いて紹介する声優の飛田展男さんの代表作は「ちびまる子ちゃん」の丸尾末男役です。「ちびまる子ちゃん」はさくらももこさん原作の漫画で、1990年からアニメがスタート、1992年で1期が終わりましたが1995年から2期がスタートし現在まで継続して放送されています。作者のさくらももこさんの小学生時代をモデルに作られた作品で、作中で描かれている時代は基本的に1974年から1975年のころです。

「ちびまる子ちゃん」で声優の飛田展男さんが演じる丸尾末男は、ちびまる子ちゃんの同級生の学級委員です。学級委員になることに強い使命感を抱く少年で、「ズバリ〇〇でしょう!」が口癖です。学級委員になるために努力を欠かさない真面目なキャラクターで、クラスのために活躍します。ちなみに飛田展男さんは、「ちびまる子ちゃん」で丸尾末男役だけではなく、たまちゃんのお父さん役の声優を務めています。

続いて紹介する声優の飛田展男さんの代表作は「機動戦艦ナデシコ」のウリバタケ・セイヤ役です。「機動戦艦ナデシコ」は1996年に放送されたオリジナルアニメで、1998年には続編となる劇場版「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」が公開されました。アニメ版はSF要素があるロボットアニメですが、軽いラブコメ的な展開が多いことが特徴です。一方、劇場版はかなりシリアスな内容となっています。

声優の飛田展男さんが「機動戦艦ナデシコ」で演じたウリバタケ・セイヤは、ナデシコの整備班班長として活躍します。ただ整備するだけではなくいろいろのものを発明し、ナデシコの危機を救ったことがあります。そんなウリバタケ・セイヤは妻子持ちですが自由恋愛を主張して、エステバリスのパイロットであるアマノ・ヒカルを口説きましたが振られました。

ヘルシング少佐の名前は「モンティナ・マックス」というようです。しかしセリフなどで「モンティナ・マックス」と呼ばれることはありません。名前が判明した理由は単行本の5巻裏表紙に書かれた身分証や作中に「モンティナ・マックス」という文字がさりげなく登場しているからです。

また、ヘルシング少佐のプロフィールの項で紹介したとおり、平野耕太さんの過去作品に原型となるモンティナ・マックスという名前のキャラクターが登場します。

第二次世界大戦の時代から生きているヘルシング少佐ですが、その外見は老人ではありません。その理由は、ヘルシングの少佐の体が機械化されているためです。機械化されていることがわかるのは、セラスとヘルシング少佐のバトルシーンです。セラスのアハト・アハトによって半身を吹き飛ばされたヘルシング少佐、その体の中から機械の部品が顔をだします。

機械の体になっているヘルシング少佐ですが、「人間」であることに固執しています。セラスに半身を吹き飛ばされたシーンでは、「失礼な事を言うもんじゃない。お嬢さん、私はしっかりと人間だよ」と言うほか、アーカードに化け物と言われたときは、自分ではなくアーカードのほうが化け物だと反論します。

「HELLSING(ヘルシング)」は吸血鬼と吸血鬼ハンターのバトルを描いた作品です。ヘルシング少佐が指揮官となっているミレニアムは、第二次世界大戦時代のナチスドイツの残党が南米に逃れて組織した軍団で、千年王国という意味をもちます。ミレニアムは「最後の大隊(ラスト・バタリオン)」と自称することがあり、その構成員はおよそ1,000名です。

ミレニアムの構成員の1,000名のほとんどは吸血鬼となっていますが、ヘルシング少佐のみ吸血鬼化していません。ミレニアムには一般の構成員のほかに「人狼(ヴェアヴォルフ)」と呼ばれる特別な幹部がいます。とくにヴェアヴォルフ筆頭の大尉は、ヘルシング少佐の腹心であるとともにミレニアムで最大の戦力とされています。ちなみにヴェアヴォルフは大尉のほかに中尉が3名います。

「HELLSING(ヘルシング)」の作中でミレニアムは、第二次ゼーレヴェ作戦を展開してロンドンへ侵攻しました。そのときは奇襲攻撃ではなく、ドイツ軍としての誇りからなのかしっかりと宣戦布告をしてイギリスと対等の国家を自負して戦いを挑みました。戦争がはじまってからしばらくはミレニアム側が有利に進め、イギリスに対して大きな損害を与えました。

しかし、イスカリオテの第九次十字軍の軍勢やアーカードの軍勢と混戦になりミレニアムの部隊が壊滅、ミレニアム少佐はインテグラによって殺されてしまいミレニアムは崩壊しました。ミレニアムの最終目的は明らかにされていませんが、「手段のためならば目的を選ばない」というミレニアム少佐の言葉があることから、戦争を起こすこと自体が目的だったのではないかという意見があります。

アニメ「HELLSING(ヘルシング)」には名シーンや名セリフがたくさん登場しますが、そのなかでもミレニアム少佐の演説は名シーンとして人気があります。少佐の演説のシーンはアニメ「HELLSING(ヘルシング)」だけではなく、すべてのアニメの演説シーンのなかでもトップクラスの人気を誇ります。その証拠に、ネットでアニメ演説シーンのランキング調査をしたサイトのほとんどで、少佐の演説がTOP3に入っています。

少佐の演説が名シーンといわれている理由の一つが、インパクトがあるフレーズがたくさん登場することです。とくに「諸君、私は戦争が好きだ」「よろしい、ならば戦争だ」というフレーズはネット上でもとくに人気があります。そのため、アニメ「HELLSING(ヘルシング)」を視聴したことがない方でも、少佐の演説だけは知っているという方がいるようです。

先ほど紹介した名フレーズのように、ミレニアム少佐の演説の内容は彼の戦争狂らしさあふれたものとなっています。また、太ったキャラクターでビジュアル的に人気があまり出なそうなミレニアム少佐ですが、この演説シーンで鳥肌が立ったという声が多く、カリスマがあるキャラクターとされています。ちなみに、少佐の演説シーンはアニメでもかなりの長さですが、原作漫画版では13ページにわたって描かれています。

アニメ「HELLSING(ヘルシング)」には特異な能力をもつキャラクターたちがたくさん登場します。そんななかで、ミレニアム少佐の個人としての戦闘力は主要キャラクターのなかでももっとも弱いのではないかとされています。第二次世界大戦時代から軍人として活動していたミレニアム少佐ですが、射撃の腕がまったくなく至近距離から銃撃してもほとんど当たらないというシーンがあります。

また、すでに紹介したとおりミレニアム少佐の体は機械化されています。しかし、だからといってほかの主要キャラクターたちより身体能力があるわけではありません。そんなミレニアム少佐の強みは知能とカリスマ性とされています。第二次世界大戦終結後のミレニアムを率いてきたミレニアム少佐、演説シーンでは部下たちを見事に鼓舞し統率しています。

アニメ「HELLSING(ヘルシング)」のなかでももっとも有名なシーンとされている少佐の演説。飛田展男さんの演技がすごいという感想がありました。

ヘルシング少佐の声優と、カミーユ・ビタンや丸尾末男の声優が一緒ということに驚いている方がいます。

ナチスドイツの残党であるミレニアムを率いるヘルシング少佐。そんなヘルシング少佐を演じる飛田展男さんは、ナチスドイツ総統のヒトラー役として「帰ってきたヒトラー」の吹替をしています。そのことに驚いている方や、楽しんでいる方がたくさんいました。

ヘルシング少佐の声優である飛田展男さんや、ヘルシング少佐の名前や能力、演説について紹介しました。アニメ「HELLSIN(ヘルシング)」のなかでもトップクラスに人気がある少佐の演説、飛田展男さんの演技に注目してチェックしてみてください。