ヘルシング（HELLSING）の名言ランキング！アーカードなどキャラの魅力も

ヘルシング（HELLSING）の主な舞台は20世紀末のイギリスを中心にしており、大英帝国の王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」に所属するインテグラ、セラス、アーカードを主軸にして吸血鬼VS吸血鬼ハンターとの死闘を描いたバトルアクション作品です。ヘルシングのメインキャラの3人で、上の画像の左からセラス・ヴィクトリア、中央がインテグラル・フォン・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、右がアーカードです。

この世界ヘルシングの中で、大英帝国と英国国教会を反キリストの化物から守る為ヘルシング機関は設立されました。このヘルシング機関の長は代々ヘルシング家が当主を務めるので通称「ヘルシング機関」と呼ばれます。吸血鬼退治はアーカードやウォルターが対処しますが一般の戦闘員も大勢います。

イスカリオテ機関とはヴァチカン法王庁の特務局第13課のことを指します。ヘルシングの世界ではヴァチカンには十二使徒の名を冠した課がそれぞれあり、13課は裏切り者イスカリオテのユダの名を冠しているため活動自体が秘匿化され存在しないことになっています。

イスカリオテはヘルシング機関と対立しています。イスカリオテのメンバーは上の画像のように人間のみで構成されている為、吸血鬼を使うヘルシング機関を宿敵と呼んでいます。ミレニアムに対しては過去にナチス残党の逃亡を手助けしていたものがいたことで過去を清算しようとしています。

ミレニアムとは世界大戦時に南米に逃げ延びたナチス残党によって結成された軍隊です。ミレニアムとはナチスが掲げた「千年王国」のことを指します。別称「最後の大隊（ラストバタリオン）」と呼ばれることもあります。下の画像のようにこのミレニアムのメンバーは殆どが人外の怪物で構成されます。

ミレニアムの指揮官、少佐と呼ばれるリーダーによりメンバーは吸血鬼化の改造を受けており、少佐は過去にこの計画をヘルシング機関に妨害されていました。その屈辱をヘルシングのアーカードに報復しようと襲ってきます。

ヘルシングの世界では生と死が表裏一体で存在します。命の重さを感じる名言が数多くありますがその名言をキャラクターごとに独自のランキングにしてまとめてみました。それぞれの思想や立場を考えなが名言を紹介しますので、これを読んで更にHELLSINGの物語をお楽しみください。

ここからヘルシングの各主要キャラクターごとに名言を紹介します。どのセリフも名言と言ってもおかしくないのですが、特にキャラクターの心情がわかるようなものに焦点をあて、ランキング形式で紹介します。

ヘルシング機関の当主インテグラの名言は人間がいかに吸血鬼たちに対して無力かを感じさせられる名言が多いですが、その名言の中にインテグラの強固な意志が込められている名言も数多くあります。上の画像は幼少期のインテグラです。

「将軍これだけは言えます。全滅です。貴方方は30名の肉塊を生産したに過ぎない」このセリフを、上の画像のように冷静に話すインテグラですが、この名言もインテグラの名言ランキング上位と言えると、読者の意見も多いです。吸血鬼に対して人間が束になろうと敵うものではないことを知っているからこその名言です。犠牲になった兵隊のことを憂いているのか少し冷たく聞こえました。

次は、アンデルセンの襲撃されアーカードを殺害したと聞かされた時の名言です。「首を落とした?それだけか?首を切った?心臓を突いた?そこいらの吸血鬼と一緒にするなよ?そんなものでは死なない！貴様が対化物法技術の結晶であるように、彼はヘルシング一族が100年間かけて栄栄と作り上げた最強のアンデッド。吸血鬼アーカード。」文句なく名言ランキング上位の名言です。インテグラの表情もとてもクールです。

インテグラがアンデルセンへ向けた一言ですが、ヘルシング機関が作り上げたアーカードに対する信頼と自信に漲る名言です。この名言はアーカードの強さと不死性を知り尽くしているインテグラだからこそ言うことの出来る名言です。

「諦めろ？諦めろだと？成程。お前たちらしい言い草だ。人間でいることに耐えらえなかったお前たちのな。舐めるな！化物め！来い、闘ってやる！」ヘルシング機関への帰還途中ミレニアムに襲われ、追い詰められたインテグラの名言です。

この名言を忘れてはいけません。名言ランキングトップクラスの名言です。敵に追いかけられ逃走中に追い詰められた時にインテグラが放った名言です。周りを敵に囲まれ、単身追い詰められてもヘルシング機関の当主として、上の画像のように敵には屈しないインテグラの強固な意志がうかがえます。

「私を舐めるな従僕！私は命令を下したぞ、何も変わらない！見敵必殺（サーチアンドデストロイ）！見敵必殺だ！我々を邪魔するあらゆる勢力は叩いて潰せ！逃げも隠れもせず正面玄関から打って出ろ！全ての障害はただ進み押しつぶし粉砕しろ！」

画像のように言い放つインテグラです。人間であるインテグラがアーカードに覚悟があるのかを試されたことで放つ名言です。自ら手を汚すことはなくても命令することで殺意を向けて相手を自ら殺すことを背負う覚悟を見せたインテグラの名言です。インテグラらしさが垣間見えるこのセリフを、一位として紹介いたしました。

表向きは先代ヘルシング当主から仕える執事ウォルターですが、裏の顔は元ヘルシングゴミ処理係です。アーカードと二人で戦ってきた人物です。

「否！ありえません！1世紀前の初代ヘルシング卿に比べればこの程度、苦況のうちにも入りませんぞ！」敵の襲撃を受けヘルシング機関が崩壊するかのときにウォルターがインテグラに答えた名言です。上の画像のようにこの過酷な状況を楽しむかのような余裕を持ったウォルターはどれだけの危機を乗り越えてきたのでしょう。速やかに敵の殲滅を始めるウォルターでした。

「小便は済ませたか？神様にお祈りは？部屋の隅でガタガタと震えて命乞いをする心の準備はOK？」この名言は本来ならヤン・ヴァレンタインがインテグラ達HELLSING機関の幹部に向けた言葉でしたが、上の画像のようにウォルターは敢えてヤンに向けて言葉を放ちます。それこそやられたことをそのまま返すのではなく倍返しにするという誓いのように聞こえます。ウォルターの名言ランキング上位の名言です。

「はぁ～…、チクショー。勝ちたかったなぁ…あいつに…御然らばです…お嬢様…」全てを賭けた戦いの後、自分の最期を知って呟いた一言です。

上の画像のようにウォルターの名言で最も心に残ったと言われているのが、この名言でした。人間の身でありながら吸血鬼アーカードを倒したいと思うことから、その勝利のために自分の命をも賭け挑みそれでも届かなかった無力感を噛み締めながら死ぬ間際に呟いたウォルターの名言です。この名言をウォルターの名言ランキング1位としました。

ヘルシングの中で元々は普通の生活を送っていたセラスは、婦警として勤務していました。ですが襲われた時アーカードにより助けられ、セラスは自分が吸血鬼になったことで、HELLSING機関に強引に連れてこられた一人です。

「分かりません…でも…血を飲んでしまったら何かが終わってしまうような感じがして」迷いを捨てきれないセラスの困惑から出た名言です。

血の渇きに耐えられず、倒した敵の返り血を舐めようとしたセラスですが寸前で誘惑を振り払いました。アーカードに質問された時の言葉を名言の一つとしました。変わってしまった自分への抵抗だったのでしょうか。上の画像のように自分が人間だったことを捨て去る最後の一線を越えることが出来なかったセラスです。

「約束したんです。隊長と…あいつらをやっつけちまおうって…だからあいつらをやっつけちまいに往ってきます」決意を固めた揺るぎない一言、力強い一言です。これもセラスの名言だと言われています。

HELLSING機関の襲撃で傭兵部隊はほぼ壊滅され、最後の敵を倒したセラスが生き残った傭兵にかけた言葉を名言としました。画像のように決意を固めたセラスは自らの意思で吸血鬼化し、セラスが傭兵部隊の隊長ベルナドットとの約束を果たすために最前線へ飛び立つときにセラスの心情が伝わりました。

「帰ってきますよ。分かるんですよ私、血吸われてますから」全てが終わり30年が過ぎ、アーカード不在のHELLSING機関を守っていたセラスにインテグラがアーカードの生死を投げかけた時のこの一言をセラスの名言ランキング１位としました。上の画像でもわかるように繋がりを感じるからこその他人には分からない絆と信頼を感じる名言としてヘルシングの中でもトップクラスの名言でしょう。

このヘルシングの主人公アーカードはヘルシング機関のゴミ処理係として活躍する吸血鬼です。同族でもある吸血鬼を狩ることを楽しんでいるようで戦いにおいては嬉々としています。そのアーカードが話す言葉はヘルシングの中で名言ぞろいですが抜粋してまとめてみました。

「しかしお前は夜を選んだ。いくらお前があの日の光を渇望しようとももはやお前の身体を蝕む光でしかない。いいか言っておくぞ婦警。一度朝日に背を向け夜を歩き始めた者に日の光は二度と振り向きはしない」血を飲むことをためらったセラスに向けての言葉です。ヘルシング機関で生きていくにどうすべきか、ヘルシングと世界を守る為にどうすればいいのかを教えていたこの言葉もヘルシングの名言の一つです。

「私は殺せる。微塵の躊躇も無く、一片の後悔もなく鏖殺出来る。私は化物だから。ではお前は？お嬢さん。銃は私が構えよう。照準も私が定めよう弾を弾倉に入れ遊底を引き、安全装置も私が外そう。だが殺すのはお前の殺意だ！さぁどうする命令を！王立国教騎士団局長！インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング！」

インテグラに覚悟を問いただしたヘルシングの中で代表的なセリフです。ヘルシング機関の当主としての覚悟と自覚を促すかのような名言です。長年ヘルシング機関は繰り返してきたのでしょう。

「貴女も50年前のようなおてんばのままだ。お嬢さん。いや、貴女は今こそが確実に美しい。QUEEN」ヘルシングの中ではあまり印象に残るシーンではありませんが、アーカードが英国女王に謁見したときに女王にかけた言葉です。人の生死を乗り越えたアーカードにとって老いていく姿はどう見えているのでしょう。これをヘルシングの中でアーカードの名言の一つとしました。

「やめろ人間…化け物にはなるな…私のような…」ヘルシングの最大の敵アンデルセンに向かって放つこの言葉をアーカードの名言ランキング1位にしました。化け物になることのむなしさや悲しさが籠った名言です。人間に対する憧れや戻れない自分の虚しさを知っているからこその名言です。

イスカリオテ機関のメンバーはすべて人間ですが、身体能力は普通の人間をはるかに超えるものがあり、吸血鬼退治を生業にしている超人集団です。このメンバーの中からヘルシングの名言を抜粋してみました。

イスカリオテ機関の長、エンリコ・マクスウェルは極端な性格の持ち主で、自分達プロテスタント以外の存在を認めないという思想のもとイスカリオテを先導しています。

「今度の神は戦争の女神（マーズ）だ。上等じゃないか。城壁という城壁に町辻という町辻にかつての我々のように奴らの死体を積み上げよう」大司教の立場に似つかわしくない野望に満ちた名言です。ミレニアムやヘルシングとの戦闘が始まるときにマクスウェルが放った名言です。全てを抹殺しようというマクスウェルの心の中が見えた気がします。この言葉をマクスウェルの名言の一つとしました。

「おまえたちは哀れだ。だが許せぬ！実を結ばぬ烈花のように死ね！蝶のように舞い鉢のように死ね！」死刑宣告にしてはマクスウェルの感情が伝わってくる名言です。本土上陸作戦の時に市民に向けて死刑宣告をするマクスウェルの名言です。狂気が感じられる名言ですがマクスウェルをよく表現している名言だと感じ、ヘルシングのキャラクター別名言ランキングに入れました。これこそマクスウェルの名言No1です。

イスカリオテの最強の戦闘神父アンデルセンとは、あまりの強さに通り名が幾つもあるほど有名な存在です。ヘルシングのアーカードと互角に渡り合える彼は人類最強でしょう。

「いいですか？暴力を振るっていい相手は悪魔共と異教徒共だけです」アンデルセンもマクスウェルに負けないくらいの極端な性格をしています。子供相手にこんな言葉は普通の人なら言えません。それを平然と言えるアンデルセンの性格を表したこの言葉をヘルシングのアンデルセンの名言の一つとしました。

「踊れ踊れ化物（フリークス）。地獄を見せろこの私に」化物のニュースを見ながら楽しそうにつぶやくアンデルセンは闘争が好きなようです。相手がヘルシングであれミレニアムであれ、戦いを楽しむような言葉もアンデス線の名言の一つでしょう。

「たとえそれが那由他の彼方でも、俺には充分すぎる」自分の全てを賭けてアーカードを倒そうとしたのにそれでも届かなかった時に放った名言です。勝ち目のない戦いでも、どれだけ勝機が少なくてもそれに賭ける意思の強さを感じる言葉なのでアンデルセンの名言ランキング上位としました。

「我らは神の代理人、神罰の地上代行者、我らが使命は我が神に逆らう愚者を、その肉の最後の一片までも絶滅すること……Amen（エイメン）！」この言葉こそアンデルセンを代表する名言でしょう。化け物退治には自らを神の代理人として化物を抹殺する意思を表したこの言葉もアンデルセンの名言です。

「みんな泣いてはいけません。寝る前にお祈りを。Amen」自らの死を覚悟した時の走馬灯の中で子供たちにかけた言葉です。あれだけ残酷な神父でしたが心の奥底はとてもやさしい人だったことを表したこの言葉をアンデルセンの名言No1としました。

ミレニアムのメンバーは名言が多いのですが特に少佐はずば抜けて多いです。ただ…長すぎて全てを収めることが出来ません。抜粋してランキングにまとめてみました。

ミレニアムの総帥の少佐は言葉の扱いがとても上手い人物です。言い回しも独特で人を惹きつけるものがあります。その少佐の名言を抜粋してまとめてみました。

「戦争の歓喜を無限に味わうために次の戦争のために、次の次の戦争のために」今は負けても次に勝つ為の準備をしていくといった目的のために手段を選ばない少佐の性格がよく出た名言です。ヘルシングのアーカードを最後には倒そうとする意志の現れた少佐の名言です。

「諸君！夜が来た！無敵の敗残兵諸君、最古参の新兵諸君、万願成就の夜が来た！」いまから起こることを楽しみにしている少佐の気持ちの高揚が伝わるこの言葉を少佐の名言ランキング上位にしました。ヘルシングやイスカリオテとの戦争を心の底から楽しみにしていることが伝わります。

「君達は素晴らしい！王立国教騎士団HELLSING！君達は私達が死ぬ甲斐のある存在であり、君達は私達が殺す甲斐のある存在なのだから」これまで自分と対等な存在に出会えなかった少佐の嬉しそうな言葉を少佐の名言ランキングの上位としました。対等な相手がいるからこそ全力で殺しあうことが出来るという少佐の気持ちが伝わってきます。

「失せろ！俺の心も魂も命も俺だけのものだ！」どんなに無様でも自分のものは誰にも譲らない強い意志を感じるこの言葉こそ少佐の名言ランキング1位でしょう。少佐の心の中に渦巻くものを表現したような言葉です。

読者全員がどの名言をランキング1位にしようか悩む程、すべてのセリフがかっこいいヘルシング。今回はこの言葉をHELLSINGの名言No1として紹介します。

「素敵だ。やはり人間は素晴らしい」。この一言こそヘルシングの名言のNo.1だと考える人も多いでしょう。ヘルシングの中でこの言葉ほどの名言はありません。アーカードの人間に対する認識がどのようなものなのかは分かりませんがただの食料や下等生物と見ていないのが伝わります。何百年と生きている存在からすれば人間とはどのように見えるのか、読者に興味を持たせる一言です。

ヘルシングの名言と言われるものは他にもたくさんあります。その中から厳選しましたが、どの言葉も心に響きます。言葉自体にキャラクターの命が吹き込まれ、感情を爆発させているからこその名言でしょう。まだご覧になっていない方、ご覧になった方ももう一度HELLSINGを見てはいかがでしょう。