【鋼の錬金術師】ヨキの意外な活躍シーンとは?スカーの仲間になった経緯や声優も紹介

鋼の錬金術師(ハガレン)のサブキャラクターの中でも意外と人気があるのがヨキです。元々はモブのような立ち位置に近い形で登場しながらも物語にピンポイントで関わり、スカーと行動を共にするようになります。今回は鋼の錬金術師のヨキについて、人気の要因となった名言、鋼の錬金術師作中での行動からスカーの仲間になった経緯、悲惨とも言われる最後、アニメ鋼の錬金術師での声優情報などをまとめて紹介していきます。

【鋼の錬金術師】ヨキの意外な活躍シーンとは?スカーの仲間になった経緯や声優も紹介のイメージ

目次

  1. 鋼の錬金術師のヨキとは?
  2. 鋼の錬金術師のヨキの意外な活躍シーンとは?仲間になった経緯や最後を紹介
  3. 鋼の錬金術師のヨキの名言や名セリフ集
  4. 鋼の錬金術師のヨキのアニメ声優
  5. 鋼の錬金術師のヨキに関する感想や評価
  6. 鋼の錬金術師のヨキまとめ

鋼の錬金術師のヨキとは?

鋼の錬金術師で意外な活躍をしたキャラクターとして人気を集めているのがヨキです。今回はそんなヨキについてまとめて紹介していきます。

鋼の錬金術師(ハガレン)の作品情報

鋼の錬金術師の概要

鋼の錬金術師、通称ハガレンは2001年から2010年までの間、スクウェア・エニックスが発行する月刊少年ガンガンで連載されていた漫画です。錬金術が存在する架空の世界を舞台にした物語で分類的にはダーク・ファンタジーに該当する作品ながらも世界観の魅せ方などの巧みさから暗い雰囲気にならない作風が高い評価と人気を集めた作品です。

鋼の錬金術師(ハガレン)はアニメ、実写映画、ゲーム等々メディアミックス展開も積極的に行われた作品です。同時に完結回が掲載された2010年7月号は通常の2割り増しの発行部数だったにも関わらず即売り切れが続出し、2010年8月号に再度最終回を掲載するという異例の事態を引き起こす、ハガレン完結後の月刊少年ガンガンの売上が一気に下がってしまうという伝説を残した作品になっています。

鋼の錬金術師のあらすじ

「鋼」の二つ名を持つ国家錬金術師エドワード(エド)とその弟のアルフォンス(アル)のエルリック兄弟は人体錬成という禁忌を犯した事で肉体を失ってしまいます。失った肉体を取り戻すべく「賢者の石」を求めて旅を続けます。そんなエルリック兄弟が賢者の石の情報を耳にして立ち寄る事になるのが炭鉱の町であるユースウェルで、そこで登場するのが今回紹介するヨキです。

ヨキのプロフィール

ヨキはユースウェルの炭鉱主兼アメストリス軍中尉の地位を持つ中年男性として登場します。原作1巻、まだ物語が本格化する前に登場したいわゆる悪代官キャラで、チョビ髭が特徴的な見た目をしています。悪事をエルリック兄弟に暴かれ軍部を追われた上に炭鉱主としての権利も手放してしまう事になりますが、その後も思わぬ形で再登場を果たし、メインキャラではないもののサブキャラクターと言われる程の立ち位置を獲得したキャラです。

ヨキの性格

ヨキの性格は典型的な悪代官で、元々は炭鉱主として地位を獲得するも、それだけでは飽き足らず軍に入軍、炭鉱主として得られる金銭を賄賂として上官に送る事で現在の地位を得ています。出世欲が強く、1度軍部を追い出された後も再起を図ろうとする、落ちぶれるきっかけとなったエルリック兄弟にも当初は恨みを抱くなど粘着質で出世欲の強い性格をしていました。

また軍部所属として初めて登場した際には綺麗好きな一面も持っていました。しかしこの性格は落ちぶれた事で無くなってしまったようで、落ちぶれてしまってからはあまりこのような一面は見られなくなっています。

TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト

鋼の錬金術師のヨキの意外な活躍シーンとは?仲間になった経緯や最後を紹介

ネタバレ①ヨキとエルリック兄弟との出会い

元々は賢者の石を求めてユースウェルの町にやってきたエルリック兄弟。しかしヨキが賄賂を送る為にユースウェルの町にかけていた重税に苦しむ人々を見てユースウェルの町を救おうとします。エドが国家錬金術師(国家錬金術師は軍の少佐相当)である事を知るとヨキが擦り寄った事もあり、エドは偽の金塊を用意し、ヨキから炭鉱の権利を買い取ってしまいます。

加えてエドが自身の立場を使って軍部にヨキの賄賂をチクった事でヨキは軍部も追われる事になってしまいます。仕事を一気に失う事になり、その性格上周りからの信頼など一切なかったヨキは浮浪者として彷徨う事になります。鋼の錬金術師主な舞台となるアメストリスは軍事政権がまとめる国なので軍を追われた事もその生活の落ちぶれる要因になったのではないかと考えられます。

ネタバレ②ヨキはスカーたちと一緒に行動

浮浪者となったヨキがなんとかたどり着いた先がイシュヴァールの貧民街でした。他に行く宛のないヨキにとっては唯一の居場所とも言えますが、ヨキはまだ諦めていません。軍のお尋ね者になっていたスカーの居場所を軍に密告する事で再び軍に返り咲こうと思案したのです。しかしスカーを捕獲しようとした軍人達をスカーが一網打尽にしてしまいヨキの小狡い計画は失敗する事になってしまいます。

鋼の錬金術師の世界において、イシュヴァール人は過去の出来事から非常に横の繋がりを大切にしている為、ヨキは唯一の居場所であったイシュヴァールの貧民街にすら居られなくなってしまいます。加えてスカーにも自身が密告した事がバレてしまい半ば強制的にこき使われる事になります。

スカーと行動を共にするようになってからも何度か逃走を試みていますが自身の行いに加えてスカーと共に行動していたという事実でさらに自身の居場所が無くなっている事を知り断念する事になります。

ネタバレ③ヨキの意外な活躍・ナイスプレイ

ヨキを始めスカー一行は個性豊かな面々が揃いますが、そんな中でヨキはかなり雑に扱われています。元々スカー一行には仲間意識が希薄だった事で結果的にホムンクルスの攻撃を免れるような場面すらあるほどです。そんな雑に扱われながらもヨキはムードメーカー兼ツッコミ役になっていきます。

さらにヨキは他のキャラクターと違い顔を知られていないというのも大きな特徴になっています。スカー一行はスカーを始め目立つ存在も多いのですが、そんな中でマルコーを追いかけてきたキンブリーにマルコのフリをして出し抜くようなシーンもありました。加えてスカーがエド達と協力するようになってからキンブリーの追撃に追い詰められた際には炭鉱主という経歴を活かし、炭鉱を通り抜ける事を提案するなどしています。

ネタバレ④ヨキの最後やその後はどうなった?

小悪党からサブキャラクターになるまで活躍したヨキですが、あくまでもヨキはサブキャラクターであり錬金術師でもない為、物語の核心には関わっていません。それが結果的に物語の最後まで無事に生き残るという結果に繋がっています。ただやはり一般的な生活を送ることは出来ないので、同じくキメラという性質上一般的な生活を送れないハインケルとダリウスと組んで見世物小屋で働く姿が描かれています。

また上記でも紹介した炭鉱の1件からエドの事を恨んではいますが、アルの事はなんとも思っておらず、ハガレン作中で共に行動をした事もあってアルとは友人関係を構築、最終巻でエドとウィンリィの子供が一緒に写る集合写真にも写っているなど交友を持ち続けている事が明らかになっています。

ヨキの最後が悲惨なのは2003年アニメ版

上記でも紹介したように原作のヨキは軍部で成り上がるという当初の理想こそ打ち砕かれているものの、しっかり生存してそれなりの生活を送っており、悲惨な最後とは言えない状態です。しかしヨキに悲惨な最後があると言われる要因は2003年に放送されていた鋼の錬金術師アニメ1期での内容になっています。2003年アニメは原作がまだまだ物語の中盤に差し掛かった所だったという経緯からかなりオリジナル要素の強い内容になっています。

元々原作1巻から登場しているヨキなのでアニメ1期でも登場していますが、2003年版アニメ制作当時には原作でも再登場していなかった事もあり、その最後は1巻での炭鉱主と軍部からの失脚直後にホムンクルスのラストによって殺されるという無残な死に方をしてしまいました。これがヨキが悲惨な最後を向かえたと言われる要因になっています。

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鋼の錬金術師のヨキの名言や名セリフ集

ヨキの名言①「ここ鉱山の町だろ?…」

ここ鉱山の町だろ?地下坑道行けばいいじゃないか

ヨキの名言の中でも一番の名言と言われるのがこの名言です。キンブリーに追い詰められる中、思考を巡らせるエド達に対し、提案した名言で、このセリフの為にヨキは再登場した、或いは1巻でヨキと因縁を作ったのはこのエピソードの為だったのではないかと言われる程の要因になっています。炭鉱主という事もあって炭鉱の地図も読む事ができ、このヨキの意外な活躍によりエド達は窮地を脱する事が出来るのでした。

ヨキの名言②「やってやったぞォー!!!

やってやったぞォー!!!ひゃはァーッ!!!

元々は軍属であるヨキですが、その立場は言ってしまえばお金で買っただけなのでスカー一行に加わってからも戦力としては全くあてにされていません。戦いの際は基本的に隠れているだけになるヨキですが、そんなヨキが思わぬ活躍をしたのがこの名言のシーンです。アルフォンスとハインケルがキンブリーとプライドと戦う中、キンブリーが乗ってきた車を持ち出したヨキはその車でプライドを轢くという行動に出たのです。

この行動には轢かれたプライドはもちろんアルフォンスやハインケルなど味方からも意外な行動であった為、結果的にこの行動によってプライドに隙が生まれてその場を脱する事に成功しました。この名言からも分かるようにヨキ自身も無我夢中でやったという感じがヨキらしいとも言われる名言になっています。

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鋼の錬金術師のヨキのアニメ声優

矢尾一樹のプロフィール

鋼の錬金術師は2度アニメ化されていますがそのどちらでもヨキの声優を担当したのが矢尾一樹さんです。1983年にデビューした声優さんでガラガラに皺枯れた男らしい独特な声質の持ち主で声優として演じているキャラクターもどこか兄貴っぽいキャラクターであったり、悪人キャラが多くなっています。

またワンピースにて声優としてジャンゴ役として出演後尾田栄一郎先生と友人であり、フランキーのモデルになった人物としても知られています。

矢尾一樹の主な出演作品

矢尾一樹さんがこれまでに声優として出演した作品としては「機動戦士ガンダムZZ」のジュドー・アーシタ役、「超者ライディーン」のルーシュ・デ・モン役、「頭文字D」の池谷浩一郎役、「ワンピース」のジャンゴ及びMr2ボン・クレー及びフランキー役、「デスノート」のシドウ役、「超獣機神ダンクーガ」の藤原忍役、「史上最強の弟子ケンイチ」の武田一基役などの声優を担当しています。

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鋼の錬金術師のヨキに関する感想や評価

ここからは既に鋼の錬金術師(ハガレン)を視聴した人のヨキについての感想を紹介していきます。ヨキについては鋼の錬金術師の作中の中でも最も目立ったサブキャラクターという声も多いです。元々登場がそのエピソード限りの小悪党に近い形だった事、2003年版アニメなのではやはり殺されるという最後を迎えているだけにその後の活躍は予想出来なかったという人も多くなっています。

どうしてもハガレンのようなバトル要素のある作品で戦わないキャラクターは目立ちにくいとされていますが、唯一無二な立ち振舞の多さなどからも共に行動をしていたキメラのハインケル達よりも印象に残りやすいという声も多くなっています。

ヨキの印象が残ったという人の中でも驚きだったとする声が多くなっているのが名言でも紹介した炭鉱エピソードです。ヨキが再登場してからしばらく経過した後のエピソードだった事もあり、元々炭鉱主だったという経歴を忘れていたという人も多く、まさか繋がっているとは思わなかったという声も多くなっています。

或いはこのエピソードの為に再登場させた、1巻の時点でこのエピソードを予定していたのかと考察するファンもおり、ハガレンの伏線の細かさに驚いたという声も多くなっています。

都合2度アニメ化されている鋼の錬金術師(ハガレン)ですが、そのどちらでも声優を担当している矢尾一樹さんに関しては、「ハマリ役」という声がかなり多くなっています。元々矢尾一樹さんが1度聞くと印象に残りやすい声質の声優さんであるとされているだけに、2度目のアニメ化でヨキが再登場した際には声優が変わってなくてよかったという声が多くなっています。

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鋼の錬金術師のヨキまとめ

鋼の錬金術師(ハガレン)のヨキはまだ鋼の錬金術師の物語が本格化する前の原作1巻に小悪党として登場したキャラクターです。アニメ1期では悲惨な最後を迎えたヨキですが、原作ではその後再登場を果たし、炭鉱主だった経歴すらも生かしたエピソードが展開される程に活躍をしているキャラクターになっています。

鋼の錬金術師(ハガレン)はヨキのような一見その場限りになりそうなサブキャラクターや名前が描かれないようなキャラクターの活躍も多い作品としても知られている作品でありそれが伏線にもなっていたりするような場面もある事が人気の要因にも繋がっています。まだ鋼の錬金術師を視聴していない人はヨキのようなサブキャラクターにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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