2021年07月01日公開
2021年07月01日更新
【進撃の巨人】リヴァイの指は復活したのか考察!欠損した指が治ったのは作画ミス?
諫山創による漫画作品「進撃の巨人」。この作品に登場する調査兵団兵士長リヴァイの欠損した指が復活した!と話題になっています。無くなった指が「治る」、「生える」という現象が起こり得るのでしょうか?この記事では、人類最強の兵士との呼び声も高いリヴァイの指に焦点を当て、欠損した指が治ったのは作画ミス?という噂の真偽も含めて、リヴァイの指の謎について徹底的に考察していきます。
目次
◆リヴァイとは?
進撃の巨人の作品情報
本記事のメインテーマであるリヴァイの話題に入る前に、まずは「進撃の巨人」の作品情報をお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。
進撃の巨人の概要
諫山創による漫画作品「進撃の巨人」。巨人と人間との戦いを描くダークな側面を持つファンタジー漫画となっています。別冊少年マガジン誌に創刊号(2009年10月号)に掲載され、以降2021年5月号まで連載が続きました。また、本家「週刊少年マガジン」でもこれまでに特別編2作品が掲載されています。
コミックス単行本は134話34巻に及び、2019年12月には実に1億部を超える部数が全世界で発行されています。講談社のコミックスで1億部を突破したのは金田一少年の事件簿シリーズに次いで2作品目になります
さらに、この漫画を原作として様々なメディア展開が行われ、テレビアニメをはじめゲーム、映画、ライトノベルなどが制作されました。
進撃の巨人のあらすじ
突如として現れた巨人たち。世界を支配下に置きました。巨人たちの餌となった人類は食いつくされ絶滅の危機に直面します。何とか生き残った人たちは、巨大な壁を築きその内側に籠って辛くも命を繋いでいました。10歳の少年エレン、本作の主人公です。壁の中での平和に飽き足らず、壁外の世界に憧れを抱いて行動を起こします。そんな時無情にも超大型の巨人が出現。エレンの野望は儚く散ったかに思われました。
リヴァイのプロフィール
- 名前:リヴァイ・アッカーマン
- 誕生日:12月25日
- 年齢:30歳代
- 身長:160cm
- 体重:65kg
- 性格:冷徹、神経質
- 職業:調査兵団兵士長
160㎝と小柄ながら、1個旅団(約4000人)に匹敵する戦闘能力を持つとされ人類最強との呼び声も高い調査兵団所属の兵士、リヴァイ。刈上げ頭と黒目の小さい三白眼が見た目の特徴です。性格はプロフィール欄のとおりですが、仲間思いの一面もありました。
ウォール・マリア最終奪還作戦では、奇襲作戦により獣の巨人を倒しますが、本体であるジーク・イェーガーは車力の巨人に奪われてしまいます。また。瀕死の状態で運ばれてきたアルミンとエルヴィンのうち、巨人化薬でどちらの命を助けるかの選択を迫られアルミンを選びます。これは、エルヴィンを生き地獄から解き放ってあげたいという思いがあったからとされます。
マーレ編では巨人化したエレンのレベリオ区襲撃に参加。その後、パラディ島に帰還後は調査兵団30名と共にジークの監視に当たります。ところがある時ジークの叫びの力で巨人化した調査兵団員との間で戦闘が勃発します。事態を収拾しジークを連行しようとしたちょうどその時、雷槍が爆発。命はとりとめたものの、この爆発により右手の指2本と右目の視力を失ってしまいました。
リヴァイの指は復活した?治る?生える?作画ミスなのか考察
リヴァイの指が生えたといわれた理由
ここからは、雷槍の爆発で欠損したリヴァイの右手の指が復活したとされる事象について考察していきます。無くなった指が治るあるいは生えるという復活劇が実際に起きるのでしょうか?
まず、リヴァイの指が治る、生えるとされる理由からです。進撃の巨人132話では、座標に移動する際に手を触る仕草を見せていたリヴァイでしたが、指は欠損したままでした。ところが次の133話になると、座標から戻ってきたリヴァイの指には欠損したはずの指が復活したかのように描かれていたのです。
では、座標にいる間にリヴァイの指が治る、生えるという摩訶不思議な現象が起こったのでしょうか?座標の道を覆っている砂には欠損した体を復活させる不思議な力があることが判明しています。133話には道の砂を手にしているリヴァイの姿が描かれていました。こうした事実からリヴァイの指が治るとか生える、復活したと言われるようになったと考えられるのです。
リヴァイの指は作画ミスの可能性も?
指が治るあるいは生えるといったリヴァイに起きた現象は、欠損した指の復活ではなく作画ミスでは?という可能性も囁かれているようです。実は進撃の巨人ではこれまでにも作画ミスと考えられる描写がいくつか指摘されています。有名なのはエレン・イェーガーの靴事件です。116話で足を食いちぎられたエレンですが、119話ではしっかり靴を履いていました。
ただこの作画ミス説も決定的な確証はありません。133話では、まともに描写されることのなかったリヴァイの右手が、座標から戻ってきたときにいきなりアップで描かれていました。これが何らかの効果を狙ったものだとすると、作画ミスだと単純に決めつけるのも早計となるのではないでしょうか?
ジークがリヴァイの指を治した?
そこでリヴァイの指が治るあるいは生えるという復活劇において浮上してくるのが、「獣の巨人」の能力者ジークの存在です。座標の砂の効力で指が治るあるいは生えるという現象が起きたとしても、どのようにしてリヴァイが砂の復活を促す力を知ったのかが疑問として残ります。ジークがその謎を解く鍵を握っているのでは?という見解がSNSでも見かけられるようになりました。
リヴァイが座標にいる間、ジークの姿は一度も出てきませんでした。エレンや始祖ユミルが姿を現わしているのに、ジークがいないことは不自然でしょう。大胆な仮説ですが、ジークはこの時砂の中にもぐっていてリヴァイに砂の秘密を教えたのではないかと考えられるのです。
狙いは、ジークが企図した巨人の脅威から世界を救う安楽死計画の実現です。そのためには、まず現在の地鳴らしを止めなければなりません。そこでジークが選んだのが、リヴァイのストッパーとしての能力だったのではないでしょうか?この点は推論の域は出ていないのですが、一考の価値があるのではないでしょうか?
リヴァイの指が欠損したのはなぜ?ピークの姓は関係ある?
リヴァイの指が欠損していることがわかるシーン
進撃の巨人第115話でジークの雷槍爆発によりリヴァイの指が吹き飛ばされる様子が描かれていました。命は取り留めたものの、リヴァイの戦士生命が終わったのでは?と考えた読者も少なくなかったことでしょう。その後、第126話でリヴァイの欠損した指が右手の人差し指と中指と判明しました。
リヴァイにいくら戦う意思があっても、これでは立体機動装置は使用できないだろう、と誰もが思ったのではないでしょうか?ところが、SNSでは親指と薬指、そして小指があれば刀を扱うことができるという剣道経験者の見解が話題となっていました。
その推測は、「進撃の巨人」その後の展開で裏付けられることとなります。第135話で立体機動装置を自在に操るリヴァイの姿が登場したのです。リヴァイの右手の人差し指と中指が欠損したままだったことは言うまでもありません。
ピークの姓がフィンガーであることは関係ある?
リヴァイの欠損した指の状態が明らかになった第126話では、「車力の巨人」の巨人化能力者でエルディア人女性ピークの姓が判明しています。ピークの姓は何とフィンガー(finger)、すなわち指だったのです。これは単なる偶然でしょうか?指の欠損が確定した回で、指という意味を持つピークの姓が明らかになったのです。
リヴァイの指がピークよって治るというのは単純すぎますが、リヴァイのフィンガー(指)に注目すべしという作者のメッセージではないでしょうか?つまり、欠損していてもリヴァイは立体機動装置を使い戦うことができるという予告だったのかも知れません。前述のように、それは第135話で明らかになりました。
リヴァイは最終回でどうなった?
ネタバレ①リヴァイの涙
ミカサがエレンを殺害し、巨人が世界からいなくなるという進撃の巨人・最終回『あの丘の木に向かって』の結末。その代償も大きく、世界の約8割の人々がエレンの地ならしの犠牲となりました。半面、それを阻止したミカサやアルミンなど壁内の人間が世界中からの賛辞を受けることになりました。
衝撃的だったのは、人類最強の戦士と謳われたリヴァイが初めて涙を流したこと。これまでのリヴァイの言動からは想像もできなかった出来事でしょう。リヴァイが最も信頼を寄せるエルヴィンやハンジたちが心臓を捧げ散っていきました。エルヴィンたちの最後の敬礼は、人類のためというより自分たちのためにこれまで戦ってくれたリヴァイに向けられたものでした。同時にそれはリヴァイに後事を託す意味もあったようです。
最後に自由の翼を意味する紋章が消えていきます。自由の翼という名の死んでいった仲間たちの思いに縛られてきたリヴァイの人生。自由の翼の消滅は、リヴァイに対して「これからは死んだ私たちから離れて自分のために生きるように」というメッセージなのかもしれません。リヴァイの涙は、エルヴィンをはじめとする旅立っていった調査兵団の仲間に対する敬礼の気持ちの表れなのでしょう。
ネタバレ②リヴァイのその後
最後の対戦で左足を骨折し車椅子生活を余儀なくされたリヴァイ。戦士候補生だったファルコと彼が好意を寄せていた同じく戦士候補生の少女ガビもすっかり成長し、今ではリヴァイをいたわるかのように車椅子を押しています。
足が不自由になったとはいえ、車椅子に頼っていることからアッカーマンとしての超人的な能力は失われてしまったと考えられます。ただ、車椅子のお世話になっているとは言え、ファルコやガビに対する上から目線の態度には兵士長としての威厳は失っていないようでした。
その後、ファルコやガビ、オニャンコポンと共に車椅子で海外旅行を楽しむシーンが描かれていました。これまでずっと部下に頼られる人生を歩んできたリヴァイ。これからは他人に頼って生きていく老兵の姿が見られるのかも知れません。
リヴァイに関する感想や評価
ここまで進撃の巨人のリヴァイ特集をお届けしてきましたが、最後にリヴァイに関する感想や評価をTwitterより紹介します。
1期の初戦闘シーンでは皆が憧れる英雄を感じさせるBGM、4期の初戦闘シーンでは島の悪魔の恐ろしさを感じさせるBGMだったという話をしたい😇😇😇
— 🐢ゆゆい・の・ゆい🐢 (@ChDrvE8D2heV5rG) June 23, 2021
1期と4期のBGMでリヴァイの強さに対する印象が全然違うの凄くないですか。#進撃の巨人 pic.twitter.com/OT9ri2jyuN
最初に紹介するリヴァイに関する感想や評価は、アニメ進撃の巨人を観てリヴァイ登場時のBGMの変化に注目した方のツイートからです。
アニメ第1期と第4期では初戦闘時のBGMの曲調がまるで違っていたといいます。1期の初戦闘シーンでは皆が憧れる英雄を感じさせるBGMが、ところが4期では悪魔の恐ろしさを感じさせるBGMが流れていたそうです。リヴァイの強さの違いを描いているBGMの表現力を称賛するツイートですが、その違いを如実に感じ取る投稿者の感受性もすごいのではないでしょうか?
店頭で進撃の巨人を読んだことない人がこんな表紙のノート見たら、リヴァイが主役と思っちゃうよね。
— Lady-baba【進撃の巨人・本誌ネタバレあり】 (@Kuchidakelady) June 24, 2021
(それくらいカッコいい) pic.twitter.com/E3A0DTi3S3
続いて紹介するリヴァイに関する感想や評価は、リヴァイが表紙に描かれたノートをご覧になった方のツイートからです。
進撃の巨人を読んだことのない人が見たら、あまりのカッコよさにリヴァイが主役だと勘違いしてしまうと心配しています。ちなみにこのノートは、コンビニでチョコレートを買うと景品としてもらえるのだそうです。ノート欲しさにチョコレートを買う人が後を絶たないとのツイートも見られました。
リヴァイは墓守して静かに余生を送るか…エルヴィンのもとにいってしまうのかどちらかと覚悟してたんだけど、優しいおにゃと賑やかな子供たちに囲まれて旅してるなんて…すごい意外で嬉しかったんだ…大変な時勢かもしれないけど…車いすで少しでも気を抜いてほしい…
— おゆき🧜👑 (@Oyukivelvet) April 10, 2021
最後に紹介するリヴァイに関する感想や評価は、進撃の巨人の最終回を読んだ方のツイートからです。リヴァイのこれまでの人生を思い返すと、彼の最後はバッドエンドを覚悟していたといいます。
ところが、女性や子供たちに囲まれ旅しているリヴァイを見てとても嬉しかったそうです。車椅子での生活で少しでも気を休めてほしいと、ファンならではの思いを表しているようでした。
リヴァイの指まとめ
進撃の巨人の謎の一つ「リヴァイの指は復活したのか」について、欠損した指が治るという不可思議な現象を「自然に生える」あるいは「作画ミス」という観点で作中のシーンから考察してきました。いかがでしたでしょうか?
リヴァイはジークによる雷槍爆発に巻き込まれ右手の指を失ってしまいます。ところが、進撃の巨人第133話で座標から戻ってきたリヴァイの指が描かれていたことから「指が治る、生える」という不可思議な現象が話題となりました。一部で作画ミスの可能性も指摘されましたが、座標から戻ってきた時いきなり右手がアップで描かれていたことから、作者が何らかの効果を狙ったものでは?という見解が支配的になっています。
また、SNSではリヴァイの宿敵であるジークが指が生えるという現象の鍵を握っているのでは?という推論も現れました。リヴァイが砂に手を入れているときに、砂に潜っていたジークが砂の効果を教えたというものです。作中では触れられていませんので推論の域を出てはいませんが、一考に値するのではないでしょうか?
リヴァイの指の謎から大作・進撃の巨人の感動の終焉までを見てきましたが、進撃の巨人にはまだまだ多くの謎が隠されているかも知れません。これを機に、皆さんで進撃の巨人の謎の探求を行ってみてはいかがでしょうか?