はたらく細胞のアニメシリーズを見る順番は？公開順とそれぞれのあらすじを解説

「はたらく細胞」は「月刊少年シリウス」に2015年3月号から2021年3月号まで連載された漫画で、2018年にアニメ1期が放送されました。「はたらく細胞」は体内の細胞を擬人化した作品で、楽しみながら体内のことが勉強できる作品として人気を博しました。そんな「はたらく細胞」は2期までのアニメのほかにスピンオフ作品の「はたらく細胞BLACK」がアニメ化されています。

人間の体内を舞台にした「はたらく細胞」。そこで新人の赤血球は複雑な体内で迷子になってしまいます。そして、体内に侵入してきた細菌に襲われる赤血球、そこに現れた白血球によって救われます。そして、迷子の赤血球を白血球が肺まで案内しますが、細菌を感知するレセプターに違和感を覚えます。

はたらく細胞のアニメの時系列と公開順を紹介します。まず公開されたアニメはアニメ1期の「はたらく細胞」で、2018年から放送されました。そして、同年の12月に「はたらく細胞 特別編」が放送されます。ちなみに、1期アニメは全13話と特別編の計14話が放送されました。また、アニメ2期放送に先駆けて2020年9月に特別上映版「はたらく細胞!!」が公開されました。

このときにショートアニメ「血小板 映画館へ行く」が同時上映されています。2021年1月からはアニメ2期の「はたらく細胞!!」と「はたらく細胞BLACK」が放送されました。ちなみに、アニメ2期「はたらく細胞!!」は全8話、「はたらく細胞BLACK」は全13話で放送されています。

ちなみに「はたらく細胞」は舞台化されています。舞台「体内活劇はたらく細胞」はアニメ1期「はたらく細胞」の放送が終わったあとの2018年11月に上演されています。そして2019年9月からは舞台第2弾として体内活劇「はたらく細胞Ⅱ」が上演されています。

「はたらく細胞」は1話完結型の作品のため、基本的にどこから見ても問題ない作品のひとつとされています。しかし、初めて登場するキャラクターについては詳しく説明しているシーンがあるほか、過去に登場したシーンを回想したりすることがあります。そのため、「はたらく細胞」は時系列に沿って視聴することがおすすめの順番のひとつです。

時系列に沿って視聴するのであれば、アニメ1期「はたらく細胞」→「はたらく細胞! 特別編」→特別上映版「はたらく細胞!!」→ショートアニメ「血小板 映画館へ行く」→アニメ2期「はたらく細胞!!」→「はたらく細胞BLACK」となります。しかし、特別上映版「はたらく細胞!!」とショートアニメ「血小板 映画館へ行く」については視聴方法が限られるため後回しで問題ないようです。

アニメ「はたらく細胞」を見る順番の注意点として、アニメ2期「はたらく細胞!!」と「はたらく細胞BLACK」の見る順番が挙げられます。どちらも2021年1月から放送されているアニメで、どちらから見ても「作品内容がわからない」ということはありません。しかし、アニメ2期「はたらく細胞!!」と「はたらく細胞BLACK」は作品内容が大きく違います。

アニメ2期「はたらく細胞!!」はアニメ1期「はたらく細胞」と同じく、ほのぼのとしたエピソードが多い点が特徴です。一方「はたらく細胞BLACK」は不健康な大人の体の中が舞台となっています。そのため悲惨なエピソードが多く、細胞が死んでしまったり一生懸命に細胞たちが頑張っても報われないというシーンが描かれます。そのため、最後に「はたらく細胞BLACK」を見ると落ち込むという感想がネット上にあります。

「はたらく細胞BLACK」をラストに見て後味が悪いと感じたくない方は、アニメを見る順番を「はたらく細胞BLACK」→アニメ2期「はたらく細胞!!」にすることがおすすめです。しかし、なかには「はたらく細胞BLACK」のほうが面白いというファンの方がいます。そのため、見る順番については「はたらく細胞BLACK」をラストにしても問題ありません。

アニメ2期の「はたらく細胞!!」と「はたらく細胞BLACK」の見る順番を悩んだときは、それぞれ1話を見てから判断するということがひとつの方法とされています。

ここからはアニメ「はたらく細胞」シリーズ各作品のあらすじと見どころを紹介します。アニメ「はたらく細胞」のあらすじは最初の「はたらく細胞のあらすじ」で紹介したとおりです。また、1話完結作品の「はたらく細胞」シリーズには、赤血球・白血球のほかに血小板やマクロファージ、キラーT細胞といったその後のシリーズ作品に登場するキャラクターたちが登場します。

そんなアニメ1期「はたらく細胞」の見どころは、擬人化された細胞たちの活躍です。この細胞の活躍については、アニメ1期に限らず「はたらく細胞」シリーズ全体を通して言えることです。自分の体内のことなのに意外と知らない細胞たちの活躍が、擬人化されたキャラクターたちのおかげで理解しやすくなります。また、新人の赤血球の成長も見どころのひとつです。

アニメ「はたらく細胞特別編」のあらすじを紹介します。同じ作業を繰り返す毎日に飽き飽きしている一般細胞、そんな一般細胞の前におしゃれな帽子をかぶった顔色が悪い細胞が現れます。また、そのタイミングでキラーT細胞のもとに謎のプレゼントが届きました。うきうきしながらプレゼントを開ける班長、その中身はプレゼントではなくボクシンググローブ。班長はノックアウトされてしまいます。

アニメ「はたらく細胞特別編」の見どころは、もっとも身近な病気といえる風邪症候群について詳しく説明している点です。また、ほかの話では登場するけどあまり存在感のない一般細胞にスポットライトが当たっている点が見どころのひとつです。

アニメ2期「はたらく細胞!!」のあらすじを紹介します。体内の雑菌を駆除していた白血球、そのときに血小板ちゃんと遭遇します。その血小板は帽子を後ろ前にかぶっているため「うしろまえちゃん」と呼ばれています。「うしろまえちゃん」は弱気な性格ですが、強い血小板になるためトレーニングをしています。そんなときに突然大きな音と地鳴りがして…。

アニメ2期「はたらく細胞!!」の見どころは、1期のときに登場した細胞たちだけではなく新たに登場する細胞たちの活躍です。また、細胞だけではなく人体の敵である菌たちも新たなキャラクターが登場します。

アニメ「はたらく細胞BLACK」のあらすじを紹介します。「はたらく細胞BLACK」の舞台は、飲酒・ストレス・寝不足・暴飲暴食といったことが理由でぼろぼろの体の中。そこで新人の赤血球はブラック企業のような過酷な条件で酸素を運びまくります。「はたらく細胞」とは違い、ブラックな環境で細胞たちは毎日の職務を必死にこなします。

「はたらく細胞BLACK」は見る順番の項で紹介した通り、ほのぼのとした「はたらく細胞」とは大きく違う物語です。より過酷な状態で戦う細胞たちの活躍を見れる点や、より深刻な病気との戦いが見どころです。

特別上映版「はたらく細胞!!」は見る順番の項でも紹介した通り、アニメ2期「はたらく細胞!!」に先駆けて上映されました。内容は原作「はたらく細胞」5巻のエピソードで、腸・小腸・大腸といった消化器系が舞台となっています。「はたらく細胞」に登場する赤血球や白血球だけではなく、新キャラクターの乳酸菌などが登場します。

ショートアニメ「血小板 映画館へ行く」は特別上映版「はたらく細胞!!」と同時に公開されました。「はたらく細胞」シリーズでもとくに人気がある血小板ちゃんたちが映画館へ行くというエピソードが描かれます。

「はたらく細胞」シリーズの感想のなかでとくに多かったのが「勉強になる」というものでした。熱中症・インフルエンザといった身近な問題が、どのようにして引き起こされるのかが理解できたという感想があります。

「勉強になる」という感想が多い「はたらく細胞」シリーズですが、そのなかでも人体や生物に興味が沸いたという声がたくさんあります。

「はたらく細胞」シリーズを見る順番として、「はたらく細胞BLACK」を後回しにしたいという感想があります。「はたらく細胞BLACK」は重い話が多いため、最後に見たくないという声が多いです。

「はたらく細胞」の見る順番について紹介しました。1話完結型の「はたらく細胞」なので、どの順番で見るかは人によって違います。しかし、「はたらく細胞BLACK」は重い話が多いためアニメ2期「はたらく細胞!!」の前に見ておくほうがいいという意見が多いようでした。