【はたらく細胞】アニサキスは好酸球に撃破された?食中毒編のあらすじもネタバレ

漫画雑誌「月刊少年シリウス」に連載された清水茜の漫画作品「はたらく細胞」。さまざまなキャラが登場しますが、中でも一際注目度の高いのが今回取り上げるかわいらしい好酸球と私たち日本人がかかりやすい食中毒の原因・寄生虫のアニサキスです。これから彼らが活躍するはたらく細胞・食中毒編のあらすじをネタバレで解説し、それぞれの強さやアニサキスが好酸球に撃破される様子をわかりやすくお伝えします。

【はたらく細胞】アニサキスは好酸球に撃破された?食中毒編のあらすじもネタバレのイメージ

目次

  1. はたらく細胞とは?
  2. はたらく細胞のアニサキスは好酸球に撃破された?食中毒編ネタバレ
  3. はたらく細胞のアニサキスを撃退した好酸球を考察
  4. はたらく細胞のアニサキスを撃退した好酸球のアニメ声優
  5. はたらく細胞のアニサキスに関する感想や評価
  6. はたらく細胞のアニサキスまとめ

はたらく細胞とは?

はたらく細胞の概要

清水茜の漫画作品「はたらく細胞」。講談社の漫画雑誌「月刊少年シリウス」2015年3月号に初登場し、その後2021年3月号まで連載されました。コミックスは6巻刊行され、累計発行部数は500万部を超えています(2021年2月時点)。

はたらく細胞は、清水茜のデビュー作で第27回少年シリウス新人賞大賞を受賞した作品「細胞の話」がベースになっています。作品の内容は、人の体内で1日24時間休まずにはたらき続けている主に免疫系の細胞とそれに敵対する病原菌の織りなす物語。1話または2話で完結するエピソードの中で、赤血球AA2153を主人公に細胞の活躍が描かれています。

また、はたらく細胞はスピンオフ作品が多いことでも注目を集めています。2017年に講談社のKCデラックスなかよしより刊行された「はたらく細菌」を筆頭に、2021年2月現在あわせて10作品が出版されています。さらに、2018年にはテレビアニメも制作され、TOKYOMXなどで放送されました。(第1期:2018年7月~9月、第2期:2021年1月~2月)。

はたらく細胞のあらすじ

あらすじのイメージ

何十兆個という途方もない数の細胞で構成されている人間の体、「はたらく細胞」の舞台です。細胞たちは1日24時間毎日休むことなく働き続け、課せられた責務を果たしていました。主人公の赤血球AE3803もそんな細胞の一つです。彼女には体中に酸素を運び届けるという重要な任務があり瞬時も気を抜くことは許されません。このように多くの細胞が働く中、様々な病原菌が体内に侵入し体の健康の脅威となっていきます。

TVアニメ「はたらく細胞!!」

はたらく細胞のアニサキスは好酸球に撃破された?食中毒編ネタバレ

アニサキスは厄介な寄生虫?強さを紹介

巨大なイルカのようないで立ちをしたアニサキス。かなり厄介な寄生虫だといいます。キャラの見た目通りにイルカやクジラに寄生しているのですが、彼らの排せつ物と一緒に卵が放出され、オキアミなど甲殻類を経てそれを餌とするサバやアジ、イカなど魚介類の体内に寄生します。このサバなどを食べた人間の体内に入ったアニサキスの幼虫は、胃壁や腸壁を突き破って侵入することで食中毒を起こすのです。

この寄生虫アニサキスによる食中毒のことをアニサキス症と呼びます。食中毒の症状はアニサキスの寄生した魚介類を食べた十数時間後に発症、みぞおち辺りに激しい痛みを感じたり嘔吐を催します。悪いことに、アニサキス症は刺身など生の魚介類をよく食べる食習慣から、外国人に比べて我々日本人の発症率が高くなっています。

食中毒編のあらすじネタバレ!アニサキスは好酸球に撃退された?

続いて、寄生虫アニサキスが登場するアニメはたらく細胞第4話「食中毒」のあらすじをネタバレで解説していきます。

体内見学会

画面には胃の中を見学している赤血球AE3803と白血球U-1146が映し出されています。2人が胃の中で食物が消化されていく様子を食い入るように見つめていた時、突然白血球の細菌レーダーが反応しました。どうやら近くに細菌が侵入したようです。白血球が現場へと急ぐと、そこには槍を振り上げて細菌と闘う好酸球の姿がありました。

好酸球とは白血球の一種で、アレルギーや寄生虫に反応して増殖し白血球ほど強力ではないものの病原菌を飲み込んで破壊する貪食能力を持っていました。ところがこの時は劣勢に立たされていた好酸球。あわやという場面で白血球が助けに入ります。いいところのない好酸球に対して、「デカイ武器もってんのに」と赤血球が陰口を叩きます。好酸球は悔しさをこらえて耐えるしかありませんでした。

白血球の友情

食中毒編のネタバレあらすじは続きます。今度は胃の辺りから地震のような激しい振動が発生します。異物の侵入を検知したマスト細胞がヒスタミンを放出し始めたのです。それとともに白血球の一種である好塩基球が現れ、胃酸で処理しきれない細菌の侵入を告げると好酸球への支援要請を行いました。

ここからがネタバレあらすじとなります。激しい振動の原因は、腸炎ビブリオによる食中毒発生でした。海水中に生息するビブリオ菌は、魚介類に入り込んで汚染し、その魚介類を食べた人間に激しい胃痛を伴う腸炎ビブリオ食中毒を発症させるのです。ヘルパーT細胞が腸炎ビブリオの侵入告知と迅速な退避勧告を行います。

一方、腸炎ビブリオは捕まえた赤血球を一気に飲み込もうとします。それを何とか阻止する好酸球。ところが今度は好酸球を狙って腸炎ビブリオが襲い掛かります。ここでまたもや白血球が間に割って入ります。好酸球に下がっているよう促すと、白血球は腸炎ビブリオにわざと飲み込まれて中から攻撃します。切り裂かれた腸炎ビブリオは無事駆除されました。好酸球は白血球に「守ってくれてありがとう」とお礼を言いました。

その時、辺り一面に爆音が轟きました。胃壁が崩れ落ち、その裂け目から胃酸が噴出しています。胃壁の奥の方で何者かの影が動きました。「あれは、寄生虫アニサキスだ」白血球が叫びました。

ヒーロー誕生

食中毒編のネタバレあらすじ解説も大詰めに入ってきました。ここでいよいよアニサキスの登場です。魚介類に寄生する寄生虫アニサキス。その魚介類を人が食べることで、体内に入ったアニサキスに胃壁や腸壁が破壊されアニサキス症と呼ばれる激しい腹痛や嘔吐を引き起こします。胃壁を食い破って暴れまわるアニサキス。さすがの白血球も、今回ばかりは刎ね飛ばされてしまいました。

「わたしが行く!」と、名乗りを上げたのは、これまでいいところのまるでなかった好酸球です。その一言を聞いて慌てたのが赤血球。小さな細菌さえ倒せなかった好酸球にはとても無理だと制止します。それを振り切って出陣しようとする好酸球の背中を押したのは、何と白血球でした。白血球の口からは「おまえじゃなきゃ無理だ」という耳を疑うような意外な言葉が発せられました。

ところが白血球の言葉には、きちんとした裏付けがありました。実は、好酸球の本来の役割は体内に侵入した寄生虫の殺傷を助けることにあったのです。ここからがネタバレあらすじとなります。白血球の期待に応えるように好酸球はアニサキスに立ち向かっていきました。ぴょんと高くジャンプするとアニサキスの頭上に着地、持っていた槍をアニサキスの頭部に突き刺します。たまらずその場に崩れ落ち息絶えるアニサキス。

一躍ヒーローとなった好酸球を赤血球たちが取り囲みます。「ありがとう、赤血球」とか「バカにしてごめんな」、「見直したぜ」等々、口々から好酸球を称える声が発せられました。照れる好酸球でしたが、彼女の的確な行動が寄生虫アニサキスの脅威から皆を救ったのです。

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はたらく細胞のアニサキスを撃退した好酸球を考察

好酸球の強さ

食中毒編のネタバレあらすじ解説の後は、アニサキスを見事撃退した好酸球について考察していきます。まずは彼女の強さからです。

好酸球の登場はアニメはたらく細胞の第5話です。細胞を擬人化して描くはたらく細胞では、好酸球は若い女性として描かれていました。ツインテールのブロンドヘアーとピンク色のつなぎがトレードマークです。実はこのツインテールやピンク色の服にも意味がありました。好酸球の細胞はツインテールのように2つの核からなっています。また、ピンク色というのは、実験の際細胞をピンク色に染めることから来ているようです。

白血球U-1146とは骨髄球の時に同期の間柄であった好酸球。貪食作用などの戦闘能力では白血球に遠く及びませんでしたが、赤血球を守ろうとする強い使命感を持っています。細菌との戦いでは軽くあしらわれてしまい、戦力外通告を受けるくらいです。ところが本分である寄生虫退治となると俄然威力を発揮。白血球も歯が立たなかった巨人イルカのようなアニサキスをも一撃のもとに倒したのです。

赤血球からは皮肉を言われ、そのたびに臍(ほぞ)を噛む思いをしてきた好酸球。アニサキスに対する勝利が彼女の評価を一変させました。SNSでは、褒められると照れるところが可愛いとの評価が多く見られました。

好酸性骨髄球とは?

好酸性骨髄球とは、好酸球になる前の途中段階の細胞のことで骨髄中に存在しています。ここで好酸球は白血球U-1146と同期だったのです。

骨髄球の子どもたちが集合するアニメはたらく細胞第27話「目元でも! 激しいバトル、ものもらい(2)」で好酸球の幼少期・好酸性骨髄球が描かれています。この時は現在よりもさらに臆病で、戦闘訓練で使われた細菌のぬいぐるみが怖いと泣いてしまう、可愛い女の子でした。

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はたらく細胞のアニサキスを撃退した好酸球のアニメ声優

M・A・Oのプロフィール

はたらく細胞でアニサキスの声を演じているのは、女優で声優のM・A・O(まお)です。実はM・A・Oとは声優の際の芸名で、女優業の時には、市道真央(いちみち・まお)と名乗っています。

  • 名前:市道 真央(いちみち・まお、声優の時はM・A・Oと表記)
  • 性別:女性
  • 出生地:大阪府
  • 生年月日:1992年2月1日
  • 年齢:29歳(2021年6月現在)
  • 身長:158 cm
  • 職業:女優、声優
  • 事務所:イエローキャブNEXT

2010年8月に週刊少年ジャンプ「ジャン魂G!」のアシスタント就任をきっかけに芸能界入りを果したM・A・O。その後、2012年4月「クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!」のキラキラ役で念願の声優デビューを飾りました。

M・A・Oの主な出演作品

テレビアニメはもとより、劇場版アニメ、OVA、ゲーム、洋画吹き替えと幅広く活躍している声優のM・A・O。ここでは、テレビアニメの中から彼女の代表作品を紹介します。

  • スロウスタート(京塚志温)
  • フリップフラッパーズ(パピカ)
  • 海賊戦隊ゴーカイジャー(ルカ・ミルフィほか)
  • アイドルマスターシンデレラガールズ(鷺沢文香)
  • プリンセスコネクト!Re:Dive(ペコリーヌ)
  • バビロン(瀬黒陽麻)
  • 青の祓魔師(宝生蝮)
  • 刀使ノ巫女(此花寿々花)
  • クロムクロ(白羽由希奈)
  • ブラッククローバー(ファナ)

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はたらく細胞のアニサキスに関する感想や評価

ここまではたらく細胞のアニサキス特集をお届けしてきましたが、最後にアニサキスに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するはたらく細胞のアニサキスに関する感想や評価は、最近健康診断を受けた方のツイートからです。

好酸球の値が高かったという投稿者ですが、アニメを観ていた子供が「好酸球は食中毒のアニサキスと戦った人だよ」と教えてくれたといいます。この時、彼ははたらく細胞の偉大さを痛感したとのことです。ちなみに、好酸球の値が高いときには、アレルギー疾患や寄生虫感染症、悪性腫瘍など疾病がが疑われるそうです。

次に紹介するはたらく細胞のアニサキスに関する感想や評価は、急に胃が痛くなった方のツイートからです。頭をフル回転させて、ここ数日の間に取った行動から考えられる原因を挙げてみたようです。

その結果、昨日父親と回転寿司で生魚を食べたこと、そしてはたらく細胞の見過ぎによる心理的影響、そしてその日がイベント最終日で精神的なストレスを抱えている3つの原因が思い浮かんだといいます。最後は胃薬を飲んでから胃を励ましていました。この後、イベントには無事に臨めたのでしょうか?

最後に紹介するはたらく細胞のアニサキスに関する感想や評価は、アニメはたらく細胞のアニサキスの回を見直している方のツイートからです。

自分の体の中の構造に改めて驚きを感じ、細胞たちの頑張りに感謝を示しているようでした。文末の涙を流すイラストが、投稿者の感動を表しているのではないでしょうか?。

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はたらく細胞のアニサキスまとめ

ここまではたらく細胞に登場する寄生虫アニサキスや好酸球にスポットを当て、食中毒編のあらすじをネタバレで解説、さらにはアニサキスや好酸球の強さを考察してきました。いかがでしたでしょうか?

まとめのイメージ

食中毒編に限らず漫画はたらく細胞は、子供から大人まで日常生活に役立つ医学の知識を楽しみながら理解できると評判のようです。これを機に、はたらく細胞の他のエピソードもご家族そろってご覧になってはいかがでしょうか?

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