【黒執事】エリザベスの裏切りの真相は？婚約者・シエルへの思いや今後を考察

今回は「黒執事」のエリザベス（リジー）の裏切りについて、裏切りの理由やシエル兄への思い、今後どうなるのかについて考察していきます。さらに、エリザベス（リジー）のかわいい魅力を紹介し、エリザベス（リジー）のアニメ声優・田村ゆかりさんについてもみていきます。まず、ここでは「黒執事」の作品情報をみていきます。

「黒執事」は枢やな先生のダークファンタジー漫画で、月刊Gファンタジーの2006年10号から連載されています。また、テレビアニメ「黒執事」シリーズは第1期から第3期が2008年～2014年にかけて放送されていました。さらに、2015年と2017年にはそれぞれOVAと劇場版アニメも発表され、他に舞台化や実写映画化、ゲーム化やWebラジオ化などもされている人気作です。

舞台は19世紀末の英国、裏社会の治安維持のため代々汚れ仕事を引き受けてきたファントムハイヴ伯爵家の当主シエルは幼いながらも女王の番犬としての役目を担っていました。そして、そんな彼を何でも完璧にこなす優秀な執事のセバスチャン・ミカエリスが支えていました。しかし、セバスチャンの正体は悪魔で、悲惨な過去のあるシエルは敵への復讐のため、魂を売る契約を彼と結んだのでした。2人は共に敵の正体を追っていきます。

「黒執事」のエリザベス・ミッドフォードは、シエル・ファントムハイヴ伯爵の婚約者で「リジー」の愛称を持ち、かわいいものが大好きな女の子です。その性格は明るく天真爛漫で、大好きなシエルが笑顔を取り戻せるように側で励ましてきました。

また、母フランシス・ミッドフォードは「人間とは思えない」強さを発揮する「稀代の剣士」であり、シエルの父方の叔母にあたるため、シエルとエリザベスはいとこ同士ということになります。そして、父のアレクシス・レオン・ミッドフォードは英国騎士団団長を務めており、兄のエドワードも英国騎士団に所属しています。そして、エリザベス専属の侍女のポーラが、エリザベスを支えています。

「黒執事」のエリザベス（リジー）の裏切りに関する考察、1つ目はエリザベスの裏切りの理由についてです。エリザベスの裏切りの理由はシエル兄弟の入れ替わりの事実を知ってしまったからです。読者がファントムハイヴ伯爵家の当主シエルだと思っていた人物は、実は本物のシエルの双子の弟だということが判明します。

そして、本来のエリザベスの婚約者も双子の兄である本物のシエルで、ファントムハイヴ家が襲撃される前にエリザベスが慕っていたのも彼でした。ところが、ファントムハイヴ家襲撃事件以降、双子の弟（以下、坊ちゃん）がシエルに成り代わり、ファントムハイヴ家を継ぐことになります。

しかし、青の教団編で本物のシエル（双子の兄）が現れたことで、エリザベスはその衝撃の事実を知ることになります。そして、本物のシエルや彼に協力している者たちが悪いことをしていると知っていても、エリザベスは坊ちゃんを裏切り、本物のシエルのほうにつきました。

この行動について、エリザベスの世界は「シエル」を中心に回っていると言っても過言ではないほど、彼女は「シエル」を慕ってきました。そして、婚約者だと思ってきた人物が偽物だと知ったエリザベスの心の傷は相当なもので、作中でもエリザベスの悲しみ・怒りが感じ取れる部分があり、彼女の怒りは坊ちゃんへと向けられることになりました。

このエリザベスの裏切りについて、読者の間でも衝撃が走り、大きな反響があったようです。ただ、この裏切りに最もショックを受けているのは自分の醜い一面を知ってしまったエリザベス自身だとも言われています。エリザベスは本物のシエルと会ったとき、自分が好きな人とその弟との区別がついていなかったことにショックを受けます。

しかし、それと同時にもし坊ちゃんが「シエル」だと嘘をついていなかったなら、当時「なんで生き残ったのがシエルじゃなかったの？」などと思ったかもしれない、そして坊ちゃんの生存を「あれほど喜べたかしら？」と考え、ふと自分の心の醜さに気づきます。エリザベスは自分が「こんなに醜い女の子だったこと知りたくなかった」と兄に打ち明け、抱き着きながら号泣することになりました。

さらに、エリザベスは坊ちゃんへの想いはすべて偽物だった、と独白しており、ここから、エリザベスが幼い頃から今までずっと好きなのは本物のシエルであり、襲撃事件以降の彼女の「シエル大好き」という行動はすべて本物のシエルへの想いから来ていたことがうかがえます。そして、ネット上ではそんな彼女の想いの強さを考えると、坊ちゃんへの裏切りは当然のことなのかもしれないと言われています。

「黒執事」のエリザベス（リジー）の裏切りに関する考察、2つ目は早い段階で坊ちゃんがシエルではないと気づいていた可能性についてです。エリザベスはファントムハイヴ家襲撃事件後、坊ちゃん（本物のシエルだと思い込んでいた）の生還を心から喜んでいました。その後、何度も坊ちゃんのもとを訪ねて来たエリザベスですが、実は坊ちゃんに対して少しずつ違和感を感じていたのではないかとも推測されています。

そして、コミック14巻収録の66話「その執事、狂騒」では実際にエリザベスが坊ちゃんのことを本物のシエルかどうか確かめるようなシーンも描かれているようです。それは上の画像や下のセリフのシーンからうかがえます。このように、坊ちゃんが花柄のエッグに反応しなかったことに違和感を感じたエリザベスは、咳き込む姿（坊ちゃんは幼少期に喘息持ちだった）を思い浮かべていました。

ただ、この時点ではまだ坊ちゃんが双子の兄である本物の「シエル」に成りすましているかもしれない、とまではエリザベスも思っていなかったようです。ただ「もしかしたら…」と、坊ちゃんに対して疑惑を持ち始めるきっかけとなった瞬間かもしれないと言われていわれています。そして、もしそうなら青の教団編で「あたしだけはそっちに帰れない」とエリザベスが発言したことにも繋がるかもしれないと考察されています。

「黒執事」のエリザベス（リジー）の裏切りに関する考察、3つ目はエリザベスが家に帰らなくなった理由についてです。コミック23巻収録のエピソードで、エリザベスは兄エドワードに連いて、スフィア・ミュージックホールを訪れます。そして、そこで占いをしてもらってから、エリザベスに異変が起きました。

占いの結果は「婚約者について大きな悩みを抱えている」ということ、そして「明るい未来は悩みの先にある」ということでした。兄のエドワードはなぜそこまでの事情を知っているのかを不審に感じていましたが、もしこの占いが本物のシエルと関わりのあるアンダーテイカーとつながっているとすれば、その理由は明白です。

その後、リジーは侍女のポーラと共に何度もミュージックホールを訪れ、家に帰って来なくなりました。エリザベスが家に帰らなくなった理由は「キラキラがここにある」というものでした。もし、彼女の言う「キラキラ」が本物のシエルのことだったとすれば、エリザベスがずっと悩み続けてきたことが解決したということになるだろうと言われています。

「黒執事」のエリザベス（リジー）の裏切りに関する考察、4つ目はエリザベスは今後どうなるのかについてです。エリザベスが今後どういった行動をとるのかについて、1つ目は本物のシエルの側に居続けるパターン、2つ目は坊ちゃん側につくパターンの2つが考えられています。1つ目の本物のシエル（双子の兄）の側に居続けるパターンについて、あくまでもエリザベスが好きなのは本物のシエルです。

そして、本物のシエルが悪いことをしていると知っていても「またシエルが死んじゃったら…」とエリザベスが発言していることから、こちらのパターンのほうが可能性が高いとみられています。そのため、本物のシエルの側に居続け、最強の剣士として最後まで坊ちゃんたちと戦うことになるのではないかと考えられています。

2つ目の坊ちゃん（双子の弟）側につくパターンについて、エリザベスが坊ちゃんと言葉を交わす機会があれば、もしかしたら実は坊ちゃんへの恋心が芽生えていたという展開もあり得るかもしれないという予想です。また、本物のシエルと彼の協力者たちが裏でしている悪いことの全貌をエリザベスが知ったとき、罪悪感に耐え切れず、坊ちゃんたちに協力するという可能性もあるのではないかとも予想されています。

そもそもエリザベスは双子とはいえ、好きな人とその弟の区別がついていなかったことから、本物のシエルに対しても、坊ちゃんに対しても罪悪感を持っています。そして、自分の醜い一面にも気づき、以前のような天真爛漫なご令嬢というわけではありません。

読者からは彼女の心からの笑顔が見たいという声もあがっていますが、今後、エリザベスがいずれの行動をとったとしても、彼女が心から幸せを感じるのは難しいかもしれないと言われています。

「黒執事」のエリザベス（リジー）のかわいい魅力、1つ目は最強女剣士だったという事実です。普段は可愛いものが大好きで、自身もかわいらしく「守られ女子」のように見えるエリザベスですが、コミック12巻収録の「豪華客船編」にて実は天才剣士だったことが判明しました。

そして、大量の動く死体に囲まれた状況でも、恐ろしい速さでどんどん敵を剣で倒していき、最後に「シエルの前では最後までかわいい姿でいたかったな…」とつぶやきました。

幼い頃、「稀代の剣士」と称されるエリザベスの母フランシス・ミッドフォードを見て、シエルが「あんなに強いお嫁さんは…僕怖いな」と言ったのを聞いていたエリザベス。シエルに守られるお嫁さんになろうと考えたエリザベスは、剣の稽古を嫌がるようになります。

しかし、エリザベスもフランシス譲りの「稀代の剣士」としての才能を持つ者です。ファントムハイヴ家襲撃事件やフランシスの説得もあり、シエルを守れるお嫁さんになろうと志を改めました。そして、最強女剣士になったエリザベスですが、それでもやはり可愛いほうが良いと考え、ファッションやかわいいものにこだわっているようです。

「黒執事」のエリザベス（リジー）のかわいい魅力、2つ目はファッションです。エリザベスはカチューシャとチョーカーがよく似合う女の子で、登場の度にかわいらしいファッションを披露してくれます。

「黒執事」のエリザベス（リジー）のかわいい魅力、3つ目は芯の強さです。エリザベスはこうと決めたら一直線なところがあります。そして、剣の強さに加えて、何かを守るためなら、セバスチャンとでも対峙するほどの芯の強さを持っています。

「黒執事」のエリザベス（リジー）アニメ声優を務めるのは田村ゆかりさんです。田村ゆかりさんは1976年2月27日生まれ、出身地は福岡県で愛称「ゆかりん」「ゆかり姫」で親しまれています。そして、身長は157㎝、血液型はＡ型、所属事務所はアミュレート、声優として1997年から、歌手として2001年から活動しています。次に、エリザベス（リジー）のアニメ声優・田村ゆかりさんの主な出演作品をみていきます。

田村ゆかりさんの主な出演作品「魔法少女リリカルなのは」高町なのは役、「ひぐらしのなく頃に」古手梨花役、「D.C. 〜ダ・カーポ〜」芳乃さくら役、「NARUTO -ナルト-」テンテン役、「Kanon」川澄舞役、「STEINS;GATE」阿万音鈴羽役、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」水瀬伊織役、「宇宙をかける少女」獅子堂風音役、「波打際のむろみさん」むろみさん役、「刀語」とがめ役、「ISLAND」御原凛音役などです。

他に「おとぎ銃士 赤ずきん」赤ずきん役、「Re:ゼロから始める異世界生活」プリシラ・バーリエル役、「斉木楠雄のΨ難」夢原知予役、「アカメが斬る!」マイン役、「極上生徒会」蘭堂りの役、「のうりん」木下林檎役、「ギャラクシーエンジェル」蘭花・フランボワーズ役、「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」夏川真涼役、「ノーゲーム・ノーライフ」ジブリール役、「HUGっと!プリキュア」ルールー/キュアアムール役などです。

こちらは「黒執事」のエリザベス（リジー）に関するツイートです。リジーが最高だという感想となっています。

こちらも「黒執事」のエリザベス（リジー）に関するツイートです。コミック12巻のエリザベスに感動したという感想で、良すぎると評価されています。

こちらも「黒執事」のエリザベス（リジー）に関するツイートです。リジー推しだったことから、アニメ声優を田村ゆかりさんが担当することになって嬉しかったという感想です。そして、リジーがか弱いだけの女の子ではなかったことが評価されています。

いかがでしたか？「黒執事」のエリザベス（リジー）の裏切りの理由や坊ちゃんの双子の兄シエル（本物のシエル）への想い、さらには今後、エリザベスがどういった行動をとるのかについて考察してきました。そして、エリザベスの裏切りの理由について、幼い頃から本物のシエルのことが好きだったエリザベスは入れ替わりの事実を知り、坊ちゃんへの怒りによるものだったこと。

事実をを知ったことで自らの醜い一面に気づき、苦しんでいること。さらに、今後のエリザベスについて、本物のシエルの側に居続けるパターンと、坊ちゃん側につくパターンの2つの可能性が考えられていることなどが分かりました。また、エリザベスのかわいい理由やアニメ声優・田村ゆかりさんについてもみてきました。「黒執事」のエリザベス（リジー）の今後の動向に注目していきましょう！