2021年06月26日公開
2021年06月26日更新
【ジョジョ】波紋とはなに?スタンドとの違いや1部・2部の波紋編も紹介
「ジョジョの奇妙な冒険」は荒木飛呂彦原作の大長編漫画です。魅力的なキャラクターたちが繰り広げるスタンドバトルが人気の要因だと言われていますが、「ジョジョ」には所謂「波紋編」があるのをご存じでしょうか?ここでは「ジョジョ」に登場する波紋とは何かについて考察・紹介していきます。また、呼吸法が大事だと評されている波紋とスタンドの違いについてや波紋が大活躍する1部・2部も併せて取り上げていきます。
ジョジョの波紋とは?
「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部「ファントムブラッド」と第2部「戦闘潮流」はファンの間で「波紋編」と呼ばれることがあります。「ジョジョ」といえばスタンドバトルが有名ですが、「ジョジョ」のバトルのルーツは「波紋編」にあり1部・2部の方が好きだというファンも多いです。ここでは「ジョジョ」初期の大きな要素である波紋とは何かについて考察します。また呼吸法が大事な波紋とスタンドとの違いについても紹介します。
ジョジョの概要
「ジョジョの奇妙な冒険」は荒木飛呂彦原作の大長編漫画です1986年に週刊少年ジャンプ誌上で第1部「ファントムブラッド」が連載開始されて以降、時代・主人公・ストーリーが部ごとに替わるという連載スタイルで大きな話題を呼び、2021年6月現在第8部「ジョジョリオン」がウルトラジャンプにて連載中です。「ジョジョ」は全ての部が単行本化されており、電子書籍版もあるので容易に読むことができます。
また、「ジョジョ」には大ヒットしたテレビアニメ版があります。ジョジョのテレビアニメ版は2012年に第1部が放映されて以降、部ごとに放映されており、原作漫画を知らない新たなファン層の拡大に成功したと言われています。2021年には第6部「ストーンオーシャン」の制作・放映が決定しており、ファンは情報を心待ちにしていると言われています。「ジョジョ」のテレビアニメ版は5部まで円盤化されていて容易に鑑賞可能です。
波紋とは呼吸の出し入れをコントロールし生まれる光のパワー?
「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部と第2部に登場する波紋とは何かについて紹介します。波紋とは東洋の「仙道」に伝わる秘術です。波紋とは独特の呼吸法によって血液のエネルギーを蓄積して生命エネルギーを活性化させます。呼吸法で練り上げられた生命エネルギーは独特の振動を持っており、水面に奇妙な波紋を描くことから波紋と呼ばれています。波紋のエネルギーは太陽光と同じ波動であるとも言われ、光のパワーとも言えます。
ジョジョの波紋使いとスタンド使いの違いは?強さも比較
大ヒット漫画「ジョジョの奇妙な冒険」には第1部・第2部に登場する波紋と第3部以降に登場するスタンドの二つの能力が存在します。現在のジョジョのメイン展開の一つであるスタンドとはどのような能力なのでしょうか?また、スタンドは波紋とはどう違うのでしょうか?ここでは「ジョジョ」の波紋使いとスタンド使いの違いについて考察するとともに波紋使いとスタンド使いの強さについて比較・紹介していきます。ご覧ください。
波紋使いとスタンド使いの違い
ここでは「ジョジョ」の波紋使いとスタンド使いの違いについて考察・紹介します。波紋使いとは先述したように独特の呼吸法を用いることで自らの生命エネルギーをパワーにするという能力です。「ジョジョ」の1部・2部では吸血鬼や柱の男たちと戦うための手段として活用されることが多いですが、生命エネルギーを活性化させることによって自分の老化を遅らせたり、自分や相手の治癒能力を高めたりすることができる能力です。
これに対してスタンドとは「パワーを持った像(ヴィジョン)」のことです。もう少しわかりやすく説明するとその人間が持っている超能力を具現化したものがスタンドです。生まれつきスタンドを持っている者もいれば「弓と矢」に射られて生き残りスタンド使いになったものなど様々な経緯でスタンド使いが生まれています。また、スタンド能力は基本的に使用者固有の能力であり、スタンドはスタンド使いにしか見えません。
波紋使いとスタンド使いの強さを比較
「ジョジョ」に登場する波紋使いとスタンド使いの強さを比較します。波紋使いは呼吸法によって練られた生命エネルギーである波紋で相手に攻撃します。素手での攻撃も可能ですが、波紋エネルギーの伝導率の高い物質(繊維・シャボン玉など)を用いたり、油を塗り波紋の伝導率を上げた武器を使って攻撃するなどヴァリエーションに富みます。但し、呼吸法の根本である肺を攻撃されると波紋の呼吸ができなくなるという弱点があります。
一方、スタンド使いは一人一人が固有の超能力を有しています。そして、相手がスタンド使いでなければスタンドの存在を知られることなくダメージを与え続けることができます。スタンド使いの欠点はスタンド使いによって能力にかなりの差があることと、その差を埋めるための能力の上積みをする方法があまりないことです。また、スタンド使い本体が攻撃されるとスタンドとともにダメージを受けることから本体の防御は必須です。
ジョジョの1部・2部の波紋編の面白い魅力
「ジョジョの奇妙な冒険」は一般的には個性豊かなスタンド使いのバトルが中心となった第3部以降のファンが多いと言われています。「ジョジョ」を初めて読む人は第3部から読む人が多いと言われています。それに対して第1部・第2部をリアルタイムで読んだ人や後追いで第1部から読んだ人は1部・2部を好む人が多いと言われています。ここでは「ジョジョ」の1部・2部所謂「波紋編」の面白い魅力について考察・紹介します。
面白い魅力①波紋の存在
ここでは「ジョジョ」の第1部と第2部の面白い魅力について考察・紹介します。最初に挙げるのはやはり波紋法の存在です。特殊な呼吸から練られた生命エネルギーの波紋法は第1部の途中から吸血鬼やゾンビを完全に倒す手段として登場しました。第2部ではさらに吸血鬼を食料としていた柱の男たちにも波紋法で対抗しています。波紋法によるバトルは斬新だと評され、当時波紋の呼吸を真似したファンも多かったと言われています。
面白い魅力②敵をも愛するジョナサン
「ジョジョ」第1部・第2部の面白い魅力を紹介します。第1部・第2部にあって第3部以降薄れていった「ジョジョ」の面白さの一つに「敵に対する敬意」が挙げられます。第2部ではジョセフがワムウに、ワムウがジョセフとシーザーにそれぞれ戦闘後に敬意を表しました。また、第1部ではジョナサンがブラフォードと戦闘していた時に突如ブラフォードへの攻撃を止めてしまうシーンがありました。驚いたファンが多いと言われています。
ジョナサンはブラフォードが言った「これしきの痛み」というセリフを聞いて攻撃を止めました。痛みを感じずに戦う屍生人だったブラフォードが人間らしさを取り戻したことにジョナサンは気づいたのです。主君メアリー・スチュワートを惨殺された上に処刑され、この世に恨みだけを残していたブラフォードはジョナサンと戦ったことで元の自分に戻れた上にジョナサンという友人もできました。ジョナサンは敵をも愛せた人物なのです。
面白い魅力③ジョジョの登場
「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部と第2部の面白い魅力を紹介しています。次に挙げるのはジョジョが登場したことです。当たり前のことですが「ジョジョ」の主役は皆一様にジョジョと呼ばれるような名前の特徴があります。しかし、各部のストーリーの中で最後まで「ジョジョ」と呼ばれたのは1部の主役ジョナサン・ジョースターと2部の主役ジョセフ・ジョースターのみです。後の主人公は名前呼びが通例になっています。
面白い魅力④柱の男が強い
「ジョジョの奇妙な冒険」の第2部「戦闘潮流」に登場した柱の男たち(カーズ、エシディシ、ワムウ)は吸血鬼や人間を食料にしている食物連鎖の頂点に立つ生物でした。その強さは凄まじいもので、普通の人間なら触れただけで食料として取り込まれてしまうほどです。さらに2部のラスボスのカーズはエイジャの赤石をはめた石仮面を被り、光を浴びたことで唯一苦手にしていた太陽の光も克服して「完全生物」になったのです。
面白い魅力⑤柱の男とサイヤ人が似ている?
「ジョジョ」の第2部に登場する柱の男たちと「ドラゴンボール」に登場したサイヤ人が似ているのではないかと推察したファンがいます。「ドラゴンボール」の世界では当時地球最強だった孫悟空とピッコロの前にサイヤ人ラディッツが現れ、二人がかりで何とか倒すとさらに強いサイヤ人が地球にやって来るという図式が「ジョジョ」の柱の男たちに似ていると言われました。特にカーズとベジータがよく似ていると言われています。
ジョジョの波紋使い一覧
「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部と第2部には魅力的な波紋使いが多数登場すると評されています。その中でも各部の主役であるジョナサンとジョセフのジョースター家とウィルとシーザーのツェペリ家の波紋使いはストーリーの中で重要な役割を担っています。ここでは「ジョジョ」の第1部と第2部に登場した二人のジョジョと二人のツェペリについて画像付きで紹介していきます。それでは波紋使い紹介を一覧でご覧ください。
波紋使い一覧①ジョナサン・ジョースター
「ジョジョ」の第1部の主役はジョナサン・ジョースターです。ジョナサンはジョースター家乗っ取り計画に失敗し、吸血鬼になったディオを完全に倒すためにウィル・A・ツェペリに師事し、波紋法をマスターしました。ジョナサンの波紋の能力はその後ツェペリの「深仙脈疾走」を受けてさらにパワーアップしました。身長195cm・体重105kgという巨体から繰り出される波紋の技はファンを圧倒し、魅了したと言われています。
波紋使い一覧②ジョセフ・ジョースター
「ジョジョ」第2部の主役がジョセフ・ジョースターです。ジョセフは生まれながら波紋の呼吸をしていました。サンタナを倒すまでは素質に頼っていましたが、リサリサの特訓とシーザーとの連携を経て一流の波紋使いへと成長しました。ジョナサンとほぼ同じ体型でありながら、ジョセフはパワー真っ向勝負ではなく、頭を使った戦いで柱の男たちを倒しました。また、ジョセフは「ジョジョ」の中で唯一の波紋使い&スタンド使いです。
波紋使い一覧③シーザー・アントニオ・ツェペリ
「ジョジョ」の第2部でジョセフの盟友となったのがシーザー・アントニオ・ツェペリです。祖父のウィル・A・ツェペリはジョナサンと師弟関係でしたが、ジョセフとシーザーは柱の男たちを倒すという共通の目的に向かって切磋琢磨する同士の関係でした。父マリオの仇を討つために単身カーズの潜伏するアジトに潜り込み、そこで出会ったワムウと激闘の末に敗れました。しかし、シーザーはジョセフに解毒剤とバンダナを託しました。
波紋使い一覧④ウィル・A・ツェペリ
「ジョジョ」の第1部でジョナサンの波紋の師匠となったのがウィル・A・ツェペリです。ツェペリは波紋法の師匠だけではなくジョナサンに対して人生の師匠でもありました。悲しい過去を背負った者同士にしかわからない感情があったのだと言われています。ツェペリは老師トンペティの予言の通りにタルカスに惨殺されましたが、それと引き換えにジョナサンに「深仙脈疾走」を伝えて、後のことをジョナサンに託したのです。
ジョジョの波紋に関する感想や評価
ここでは「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部と第2部に登場する波紋に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「ジョジョ」の波紋はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。
ネットでジョジョの絵柄が変わり過ぎて話題に。
— HAMAKO (@icf5900) September 13, 2017
もう読んでないから分からないけど
紫とかの唇オバケのオカマ野郎な
漫画やなくて「イラスト」になった辺りから
読まなくなったなぁ。
ジョジョは波紋ゆーてた頃がベスト。
楽しかったのは「世界一ィィィ!」の頃までかなぁ
個人の感想ですが。
「ジョジョの奇妙な冒険」のファンだと思われる方のツイートです。「ジョジョ」は波紋を使っていた頃が一番面白く、第2部までのファンであることをつぶやかれています。
初めてジョジョのアニメ(たぶん1期)見てるんだけど、ジョジョ=スタンドのイメージしかなかったから、仮面の呪いだとか波紋だとかいっててかなりビックリした。
— Hexennaeht-ヘクセンナハト- (@hexennaeht) January 8, 2021
あと、あのセリフもこのネタもここが元になってたのか!?って感想が沢山出てくるw
なんで今まで履修してなかったんだろ?w
「ジョジョの奇妙な冒険」の大ファンだと思われる方のツイートです。後追いで第1部のアニメをご覧になり、石仮面や波紋法に衝撃を受けたとの感想をお持ちです。
ジョジョ1〜3巻(ジョジョが波紋を覚えたらディオがマザコン連れてやってきたあたりまで)を読んだ感想としては、思いの外早くさらりと名セリフが出てくる。わざわざ人間やめる宣言してるからジョジョとディオは最初仲良しでディオが闇堕ちかと思いきや根っからのクズでビビる。
— スナエ💒前編済み (@sunagamesh) April 14, 2015
同じく「ジョジョの奇妙な冒険」の大ファンだと思われる方のツイートです。「ジョジョ」の第1部を読んで波紋が出てきことと思いのほか名言・名セリフが多いこと、ディオが元からクズだったことに驚かれたとの感想をお持ちです。
ジョジョの波紋まとめ
ここでは「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部・第2部について波紋を中心に特集してきました。波紋の原理や波紋使いとスタンド使いとの違い、そして第1部・第2部の面白さなどを紹介しました。「ジョジョ」のルーツでもあり、スタンドバトルとは違った面白さのある「ジョジョ」の第1部・第2部を原作漫画やテレビアニメ版でお楽しみください。