【黒執事】クロードはアロイスの残念執事?アニオリキャラの正体や担当声優は?

アニメ黒執事Ⅱに登場するキャラの『クロード・フォースタス』。シエルを付け狙うアロイスの執事として側仕えをするクロードですが、「残念イケメン」「キモード」と言われネタキャラとして愛されています。こちらの記事ではそんなクロードの正体や声を演じた声優、アロイスとの関係について解説していきます。黒執事Ⅱで主人公・シエルたちのライバルとして活躍したクロードのことをもっと知りたい・おさらいしたいという人はぜひチェックしてみてください。

【黒執事】クロードはアロイスの残念執事?アニオリキャラの正体や担当声優は?のイメージ

目次

  1. 黒執事のクロードはアロイスの残念執事?
  2. 黒執事のクロードの正体を考察
  3. 黒執事のクロードのアニメ声優
  4. 黒執事のクロードは最後にシエルの味方に?最後を考察
  5. 黒執事のクロードはネタキャラ?妖精説も考察
  6. 黒執事のクロードに関する感想や評価
  7. 黒執事のクロードまとめ

黒執事のクロードはアロイスの残念執事?

黒執事の作品情報

こちらの記事でご紹介するキャラクター『クロード・フォースタス』が登場するのは、漫画家・枢やな(とぼそやな)先生の漫画『黒執事(くろしつじ)』を原作とするオリジナルアニメ『黒執事Ⅱ』。黒執事と同じく19世紀を舞台としたダークファンタジー作品です。

黒執事Ⅱはアニメ1期の続編として制作されており、原作漫画の黒執事とは別の物語が展開されるオリジナルアニメとなっており、今回ご紹介する執事・クロードやその主人のアロイス・トランシーも黒執事Ⅱの登場人物として作られたオリジナルキャラクターとなっています。

黒執事Ⅱの物語は原作である黒執事の主人公・シエル・ファントムハイヴを中心として進んでいきますが、シエルのライバル的立ち位置のキーキャラクターとして、アロイスとその執事・クロードも多くのシーンに登場しています。

黒執事の概要

黒執事Ⅱの物語の中心人物のひとりクロード・フォースタス。そんなクロードが登場する黒執事Ⅱはアニメが原作の作品ですが、その元となったのは漫画家・枢やな先生が『月刊Gファンタジー』で連載している漫画作品の『黒執事』です。原作漫画の黒執事が月刊Gファンタジーで連載が開始されたのは2006年。

貴族の少年シエル・ファントムハイヴとその従者で悪魔のセバスチャン・ミカエリスを中心に様々な事件が巻き起こるダークファンタジー作品となっています。2021年6月現在ではコミックスが30巻まで発行されており、アニメ・ドラマCD・実写映画・ゲームなど多くの媒体で登場しています。

Amazonで公開されているGファンタジーコミックスの売れ筋ランキングでは常に上位をキープしている大人気作品。黒執事Ⅱは原作漫画とは別のストーリーが展開されていますが、黒執事Ⅱに登場するキャラクター・衣装のデザインにおいては原作者の枢やな先生が担当しています。こちらの記事でご紹介するクロードが登場するアニメ『黒執事Ⅱ』は2010年に地上波で放映された作品です。

黒執事のあらすじ

幼い身に名家の名前を背負うシエル・ファントムハイヴと、彼に付き従う悪魔の従者セバスチャン・ミカエリス。そんな彼らの前に現れたのは、同じく年若くして名家の名前を受け継いだ少年アロイス・トランシーとその従者クロード・フォースタス。互いに名門のため敵対関係にあるアロイスとシエル。しかし、アロイスはあることを理由にそれ以上の憎しみをシエルたちに向けているのでした。

クロード・フォースタスのプロフィール

若くしてトランシー伯爵の名前を背負うアロイス。そんな彼の執事として側に控えるのは謎の青年クロード・フォースタスです。黒執事の主人公シエルの執事である悪魔のセバスチャンと対になる存在で、その能力の高さは折り紙付き。

セバスチャンがシエルに対して「イエス・マイロード」と言うのと同じように、クロードはアロイスに「イエス・ユア・ハイネス」というセリフをよく使います。物語の序盤にタップダンスを披露しているシーンがあることから、黒執事Ⅱの視聴者からは『タップの妖精』と呼ばれたり、『あっくん』『キモード』といった愛称で親しまれています。

冷静でビジネスライクな性格をしており、アロイスのわがままや嫌がらせに対しても冷静に対処していますが、時折奇行に走る一面も見せています。クロードの正体については『考察①正体は悪魔で執事?』の項目に記載されているので気になった人はそちらもチェックしてみてください。

黒執事Ⅱ|BS日テレ

黒執事のクロードの正体を考察

考察①正体は悪魔で執事?

黒執事Ⅱに登場する悪魔の執事・セバスチャンの対となるキャラクターのクロード。アニメ黒執事Ⅱの物語が進むと、クロードの正体がセバスチャンと同じく悪魔だということが判明します。そのため、セバスチャンと同じく人間離れした肉体や能力を有しています。

シエルがセバスチャンと契約を結んだ際に右目に契約印をつけられたように、アロイスもクロードとの契約によって舌に契約印が存在します。セバスチャンの口癖が"悪魔"と"あくまで"をかけた「あくまで執事ですから」という口癖を持っているように、クロードも「飽くまで貪りたい」というセリフを使います。

考察②クロード愛用の魔剣

黒執事の物語では戦闘シーンが度々登場し、シエルの執事であるセバスチャンはカトラリーや手近にあるものでスマートに応戦するのが通例ですが、一方のクロードは『レーヴァテイン』という愛用の剣を使用しています。

レーヴァテインは普段トランシー家のメイドを務めている悪魔・ハンナの体に収められており、クロードが使用する際にハンナの口に手を入れ引き抜きます。レーヴァテインは悪魔の世界でも珍しい物のようで、普段冷静なセバスチャンでさえもレーヴァテインを目にした際には一瞬驚きの表情を見せました。

考察③アロイスとクロードの関係

アロイスとクロードの関係を語る前に、まずアロイスの生い立ちを解説していきます。アロイスは元々はトランシー家の人間ではなく、ある村の裕福な家の子息でした。アロイスの本当の名前は『ジム・マッケン』。その頃は現在のような残虐な性格ではなく、弟を可愛がる普通の子供でしたが、ある日愛する弟も含め村の人間が全員何者かに殺されてしまいます。

両親が亡くなり村人に冷遇されていたあげく、最後の家族弟も失ってしまったアロイスは絶望します。その後男娼としてトランシー家に迎えられますが、そこで「妖精を呼び出す呪文」というものを知ったアロイスはそれを実行し、悪魔のクロードを呼び出したのでした。

そして契約を交わしたアロイスはクロードに「村を滅ぼして弟の魂を喰らったのは"セバスチャン・ミカエリス"だ」という嘘を吹き込まれ、クロードを使ってセバスチャンからシエルを奪うという復讐の計画が立てられました。

クロードはアロイスを契約者として付き従っていますが、シエルとの接触が増えるとアロイスよりもシエルに興味を向けるようになり、それを面白く思わなかったアロイスがクロードに執着した結果、クロードはアロイスに対する興味を失い殺害する結末となりました。

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黒執事のクロードのアニメ声優

櫻井孝宏のプロフィール

  • 愛称:たかぴろ、さっく、サクちゃん、サックー、さくっち
  • 誕生日:1974年6月13日
  • 血液型:A型
  • 身長:177センチ
  • 出身地:愛知県
  • 事務所:インテンション

黒執事Ⅱのメインキャラクターとして登場したクロード・フォースタス。そんなクロードの声を演じたのは声優の櫻井孝宏(さくらいたかひろ)さんです。黒執事Ⅱ以外にも多くのメインキャラクターや主人公の声を演じている人気声優のひとりとして活躍しています。これまでに『ファミ通アワード 男性キャラクターボイス賞』『声優アワード 海外ファン賞』『アニメグランプリ 最優秀男性声優賞』など様々な賞を受賞されています。

プライベートでは声優の藤原啓治(ふじわらけいじ)さんや鈴村健一(すずむらけんいち)さん、福山潤(ふくやまじゅん)さんと仲が良いことで知られています。またイラストが得意なこともあり、テレビアニメ『Canvas2 〜虹色のスケッチ〜』ではアイキャッチを担当したり、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』ではアニメ原画のスタッフとして参加もしています。

櫻井孝宏の主な出演作品

黒執事Ⅱではクロードの声優として参加した櫻井孝宏さん。黒執事Ⅱ以外にも『鬼滅の刃』の冨岡義勇(とみおかぎゆう)や、『物語シリーズ』の忍野メメ(おしのめめ)、『ファイナルファンタジーVII』のクラウド・ストライフの役などを演じている声優として知られています。他にも下記の様なアニメ・ゲーム作品のキャラクター声優として出演しています。

  • コードギアス 反逆のルルーシュ…枢木スザク
  • D.Gray-man…神田ユウ
  • PSYCHO-PASS サイコパス…槙島聖護、雛河翔
  • FAIRY TAIL…スティング・ユークリフ
  • おそ松さん…松野おそ松
  • ジョジョの奇妙な冒険…岸辺露伴
  • Fate/Grand Order 絶対魔獣戦線バビロニア…マーリン
  • 呪術廻戦…夏油傑
  • .hack//G.U.…ハセヲ
  • テイルズ オブ グレイセス…アスベル・ラント

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黒執事のクロードは最後にシエルの味方に?最後を考察

黒執事のクロードは最後にシエルの味方に?最後を考察

アロイスの執事として従っていたクロード。しかし黒執事Ⅱ第7話の『殺(ころ)執事』の出来事によって、その関係が変化していきました。シエルはクロードとセバスチャンの戦いを横目にアロイスに決闘を申し込みます。剣を使っての戦いが始まり、シエルはアロイスの腹部に見事一撃をくらわせました。

そしてトドメをさそうとしたその時、アロイスの執事であるクロードがそれを防ぎます。続けてシエルを捕らえようとするクロードですが、シエルはクロードの頬に平手打ちをかまします。シエルの手についていた血が頬から垂れ、それを舐めたクロード。するとクロードは目を見張りセバスチャンがシエルに執着する理由を理解するのでした。この時からクロードは悪魔の本能によりアロイスよりもシエルに心を奪われていきます。

考察②8話でクロードの意識が己に向いてないと気づく

第7話でシエルの魂が持つ魅力の虜となったクロード。アロイスはそんなクロードの変化に気付き、シエルの元へ馬車で向かいます。その道中、魂の回収にきた悪魔グレル・サトクリフと遭遇したアロイス。更にそこへメイドのハンナが現れ、グレルとの戦闘が始まります。その場からなんとか逃げ切ったアロイスでしたが、先日の戦いの時の傷が開いてしまったせいで、血の臭いにつられた狼と鉢合わせます。

絶体絶命かのように思えたアロイスでしたが、そこへハンナを倒したクロードが登場。狼をなんということもなく倒したクロードにアロイスは「俺の世界にはもうお前しかいない!俺の側から離れるな!」と執事に向けるもの以上の感情をぶつけます。一方、それを聞いたクロードはつまらなさそうに「たかが執事にそこまで…」と呟くと同時にアロイスを殺害するのでした。

考察③決闘の果て

殺したアロイスの魂をシエルと融合させたことにより、一時的にシエルを手元におくことに成功したクロードでしたが、シエルを取り戻そうとするセバスチャンと再び対決することになります。悪魔同士の壮絶な戦いにより、決闘の場となった死の島は徐々に崩壊していきます。

しかしお互いに致命傷まで負わせられなかったため、クロードはハンナの体から「魂を終わらせる」とされている魔剣・レーヴァテインを取り出します。そしてレーヴァテインを使い再び戦闘を開始する悪魔たち。その結果、勝者となったのはセバスチャンでした。

レーヴァテインを体に突き立てられたクロードは、シエルを巡る戦いの結果だと満足気にしますが、セバスチャンは「笑わせる。貴方はアロイス・トランシーの魂により翻弄され、彼の思惑によって死ぬ」と言葉を返します。

セバスチャンの「アロイスに翻弄された」という言葉に驚きつつも「彼の魂は喰らうに値するものだったのかもしれないな」と口にするのでした。そして「情熱を不実に。偽りを真実に。野良犬を伯爵に。それが…の執事」という言葉を残し息絶えます。その安らかな顔を見ながら、セバスチャンは「最後は誰の執事として消えたんですか?クロードさん」と語りかけるのでした。

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黒執事のクロードはネタキャラ?妖精説も考察

考察①クロードはネタキャラ?

黒執事のメインキャラクターであるセバスチャンにも引けをとらない戦闘能力に執事力。真面目に仕事をこなす姿は執事の鑑とも言えるクロードですが、アニメを見たファンからは「変質者」「ネタキャラ」と散々なことも言われています。

その理由というのは、仕事をする前にタップダンスをしたりバレエを踊ったり、ようやく手に入れたシエルに蹴られた時には「至福」と喜んだりと奇行が多い点。同じく悪魔で執事のセバスチャンはスマートな笑いをとるのに対して、クロードは直球で体を張った笑いが多いため”残念イケメン”のレッテルを貼られることが多いキャラクターとして認識されることが多いようです。

考察②クロードの妖精説

アニメ黒執事Ⅱを見た視聴者の間で囁かれているのが『クロード妖精説』。クロードは自分のことを「悪魔だ」と公言していることからその正体が妖精ではないことは確かですが、なぜそのような噂が流れたのでしょうか?その理由と思われるものはアニメの中で登場しています。

アロイスとクロードがまだ出会う前、アロイスはトランシー家に男娼として囚われていた子供達の「約束すれば何でも願いを叶えてくれる妖精がいる」という話を耳にします。後日その話の通りに妖精を召喚する儀式を行ったアロイス。

そしてそこへ現れたのがクロードでした。その儀式の正体は悪魔を呼び出すものでしたが、「妖精を呼び出す儀式」といわれていたことから、黒執事Ⅱの視聴者の間では『クロード妖精説』がネタとして話題となったようです。

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黒執事のクロードに関する感想や評価

クロードのモチーフの正体は蜘蛛

黒執事には悪魔が何人も登場しますが、アニメのセバスチャンのモチーフとなる生き物の正体が鴉であったように、悪魔には正体となるモチーフがそれぞれ存在しています。黒執事Ⅱで登場したクロードのモチーフの正体は『蜘蛛』。アニメの第1話に登場したアロイスの舌に張り付いていた蜘蛛はクロードの使い魔や術の1つと見られています。

見た目と性格にギャップがあるところが魅力

一見、真面目系のメガネ男子かと思いきや、話が進むにつれて奇行が増えていったクロード。「動かなければイケメンなのに…」と残念がりつつも、そんなところが魅力的でもあると視聴者に愛されているキャラクターです。

クロードの声優・櫻井孝宏さんの演技が好評

クロードの声優としてキャスティングされた櫻井孝宏さん。普段は爽やかな青年や黒執事Ⅱのクロードのような落ち着いた役を演じることが多いですが、作品によっては明るいキャラやおちゃらけた性格のキャラも演じています。そんな多様な演技を使い分ける櫻井孝宏さんが好きでクロードに好感を持った視聴者も多いようです。

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黒執事のクロードまとめ

以上、黒執事Ⅱに登場するメインキャラクターのクロード・フォースタスの正体や声優についてご紹介してきました。クロードの正体は蜘蛛の悪魔。トランシー家を乗っ取った少年・アロイスと契約しましたが、シエルに心移りをし最終的にはセバスチャンとの対決で死亡する結末を辿りました。声優の櫻井孝宏さんの落ち着いたかっこいい演技も見どころとなっているキャラクターです。

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