2021年06月26日公開
2021年06月26日更新
【黒執事】ディーデリヒはファントムハイヴの協力者!ヴィンセントとの関係は?
19世紀末のイギリスを舞台としたダークファンタジー漫画作品「黒執事」。この作品に欠かすことのできないキーパーソンの1人として登場するディーデリヒとは一体誰なのでしょうか?この記事では黒執事のディーデリヒにスポットを当て、彼のプロフィールからファントムハイヴ先代当主ヴィンセントとの関係や交わした約束事、そしてヴィンセントの息子シエルが彼に送った電報の内容など気になるエピソードを詳しく解説していきます。
目次
黒執事のディーデリヒは誰?ファントムハイヴの協力者?
黒執事の作品情報
本記事のメインテーマであるディーデリヒが誰かという話題に入る前に、まずは「黒執事」の作品情報をお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。
黒執事の概要
黒執事とは、漫画家・枢やなのダークな性格を持つファンタジー作品です。作品は19世紀末のイギリスを舞台とし、大英帝国黄金期ヴィクトリア朝の史実をもとに作者ならではの脚色が加えられています。黒執事が世に初めて登場したのは、月刊Gファンタジー2006年10月号でのこと。以降同紙にて連載が開始され現在も連載中の作品です。単行本は、2021年1月現在で累計発行部数3000万部を突破しています(30巻刊行)。
メディアミックス展開も積極的に行われている漫画・黒執事。ドラマCD(2007年)やテレビアニメ化(2008年)のほか、実写映画(2014年)も制作されています。また2009年5月には原作漫画・黒執事をもとにした舞台作品の上演も行われました。
黒執事のあらすじ
時代は19世紀末のイギリス。ファントムハイヴ家の当主に12歳の少年シエル・ファントムハイヴが就任します。完璧な仕事が誇りの執事セバスチャンに支えられ職務をこなす毎日を送ります。シエルは両親を殺害され自らも誘拐された過去のトラウマを抱えていました。実は執事のセバスチャンはその時遭遇した悪魔でした。シエルは自身の魂を代償にセバスチャンの力を借り、両親を惨殺した敵を追っていたのです。
ディーデリヒのプロフィール
黒執事のディーデリヒとは誰のことを言うのでしょうか?ディーデリヒはファーストネームで、ラストネームをヴァイツゼッカーと言い、男爵という爵位を持つドイツ貴族です。
ドイツ人としては身長が低く、若い頃は痩せていましたが現在はぽっちゃりした体型。髪は奇麗に七三に分け鼻の下に生やしているちょび髭が特長です。ファントムハイヴ家の先代当主ヴィンセントの学生時代の寮弟という関係で本作・黒執事に登場します。
ディーデリヒはファントムハイヴの協力者?
ヴィンセントとの関係からファントムハイヴ家の協力者となったディーデリヒ。まだ幼いシエル少年の頼み事には親身になって応えています。詳しくは後述しますが、幽鬼城事件編や緑の魔女編で重要な役割を演じていたのがこのディーデリヒでした。
黒執事のディーデリヒの性格や過去・ヴィンセントとの関係
ディーデリヒの性格
ディーデリヒが誰のことなのかがわかったところで、次に彼の性格を見ていきましょう。ディーデリヒと親しかったヴィンセントは、彼の性格についてとても短気だと話していました。歯に衣着せぬ物言いが余計にそうした印象を強めているのかも知れません。特に初対面の人には気が短く素っ気ない人と映ったようです。
その一方で、ディーデリヒには親切で面倒見がいい一面がありました。シエルたちがヴィクトリア女王の指示で出向いた狼の谷で危機に直面した時、いち早く駆けつけて戦車やヴォルフラムの攻撃からシエルたちを救ったのは誰あろうディーデリヒでした。その上でシエルたちのためにあらかじめ用意していた別荘にかくまってあげています。
ディーデリヒの過去
ここからは、黒執事に登場するディーデリヒの過去の経歴について解説し、ヴィンセント・ファントムハイヴとの関係を明らかにしていきます。
ウィストン校の緑寮の監督生だった?
ディーデリヒはウェストン校の卒業生で、同学年にはヴィンセント・ファントムハイヴがいました。ディーデリヒはウェストン校の「緑寮」の監督生で、「青寮」の監督生に就いていたのが誰あろうヴィンセントでした。
ディーデリヒとアレクシス・レオン・ミッドフォード侯爵の関係
当時ウェストン校には、その後ファントムハイヴ家の後見人となるアレクシス・レオン・ミッドフォード侯爵が在籍していました。彼はディーデリヒの一学年下でディーデリヒの寮弟でした。
ヴィンセントに忠誠を誓う
ある時ディーデリヒとヴィンセントは、もしどちらかのチームがクリケット大会で優勝したら、もう一人は何でも言うことを聞かなければならないという約束を交わします。結果は万年最下位チームだったヴィンセントの青寮が優勝、「碧の奇跡」と呼ばれるようになります。
その時からディーデリヒはヴィンセントの生涯の寮弟となり、ファントムハイヴ家の協力者となったのです。ヴィンセントは彼に双子のシエル兄弟を紹介し、もしもの時には子供たちの後ろ盾になってくれるよう依頼していました。
ディーデリヒはシエル弟の味方になる?電報の内容は?
生存不明だった兄シエルが登場した後、シエル弟は新聞記者で協力者でもあるピットにディーデリヒやクラウス宛ての電報を送るよう頼んでいます。
その電報の内容とは、警察に追われ英国に居づらくなったシエル弟を受け入れてほしいという依頼でした。このようにシエル兄が現れてからもピットがシエル弟の依頼に応じて電報を送っていることから、兄が現れても弟の協力者であり続けるという暗黙の了解があったものと推測されます。
黒執事のディーデリヒの活躍
あくまで執事での活躍
ファントムハイヴ邸で開かれたビリヤード大会で初登場したディーデリヒ。シエルに対して「いつまで害虫をのさばらせておく気なのか?」と意味深な質問をします。既に準備完了しているとシエルが答えると、「ゲームの天才のお手並みを拝見しようじゃないか」とこれまた意味深なセリフを投げかけました。
サーカスでの活躍
ヴィンセントにドイツから呼び出されたディーデリヒは、彼の依頼を断れず悪事の片棒を担がされていました。ケルヴィン男爵の回想によると、会話中のヴィンセントとディーデリヒの間にケルヴィン男爵が割り込みます。すると、ディーデリヒはプイと場所を移動してしまいました。後にヴィンセントから短気な性格だとレッテルを張られた出来事でした。
ファントムハイヴ城事変での活躍
出典: https://prcm.jp
ヴィクトリア女王の執事チャールズ・グレイからドイツのジーメンス卿をもてなす晩餐会を準備するよう指示されたシエル。早速ドイツ在住のディーデリヒに相談します。ディーデリヒは嫌々ながらもシエルを気にかけジーメンスに関する情報を提供しました。
寄宿学校での活躍
寄宿学校編ではアレクシスの回想で登場。前述の「碧の奇跡」のシーンが現れます。クリケット大会で優勝した時の望みですが、ヴィンセントはディーデリヒに生涯ヴィンセントの協力者になること、ディーデリヒはヴィンセントに監督生を辞することを要求します。結果はヴィンセントの勝ち、ディーデリヒはヴィンセントの終生の寮弟となりました。
緑の魔女での活躍
シエルから緑の魔女に関する調査依頼の手紙を受け取ったディーデリヒ。親子そろって面倒を背負わせてくるファントムハイヴ家に愚痴をこぼしながらも、親身になって応えてあげます。民間人は立ち入ることすらできない図書館へ出向いて、軍事機密について調べ上げたのです。
また、「狼の谷」からの脱出劇での活躍については、「ディーデリヒの性格」の項で解説した通りです。かくまった別荘でアンダーテイカーについての情報をシエルに伝えたディーデリヒ。その後、英国に向かうシエルを見送り「せがれ、時代が大きく動き出してる、気をつけろよ」と我が子に語りかけるようにエールを送っていました。
青の教団での活躍
青の教団編では、ディーデリヒはファントムハイヴ本邸に協力者達が集まってくる場面で登場します。ヴィンセントから双子のシエル兄弟を紹介されたディーデリヒ。シエル弟には、「次男なので爵位も領地も相続できない、だからずうずうしく生きていかねばならない」旨のアドバイスをしています。
また、スコットランドで警察から追われるシエル弟がピットに頼んでディーデリヒに電報を打っています。電報の内容については前述の通りです。
黒執事のディーデリヒのアニメ声優
浜田賢二のプロフィール
- 名前:浜田賢二(はまだ・けんじ)
- 性別:男性
- 出身地:福岡県
- 生年月日:1972年4月12日
- 年齢:49歳(2021年6月現在)
- 職業:声優
- 事務所:マウスプロモーション
浜田賢二の主な出演作品
出典: https://ciatr.jp
- 機動戦士ガンダム00パトリック・コーラサワー)
- 黒子のバスケ(木吉鉄平)
- 白銀の意思アルジェヴォルン(ロレンツ・ジュリアーノ)
- 花咲くいろは(四十万縁)
- 遊☆戯☆王ZEXALII(エリファス)
- 鋼の錬金術師FA(ヴァトー・ファルマン)
- ワールドトリガー(東春秋)
- ONEPIECE(キラー)
- 銀魂(北大路斎)
- 魔乳秘剣帖(魔乳胸幸)
黒執事のディーデリヒに関する感想や評価
ここまで黒執事のディーデリヒ特集をお届けしてきましたが、最後にディーデリヒに関する感想や評価をTwitterより紹介します。
黒執事、昔追ってた頃に好きだったキャラとは全然ちがうキャラ、当時は(言い方が申し訳ないけど敢えて強い言い方すると)全然気に留めてなかったキャラに惹かれるようになってて自分の老いを感じる
— がちゃ@やきにくたべたいbot (@gotcha_tw) January 10, 2021
ディーデリヒ激推し
最初に紹介する黒執事のディーデリヒに関する感想や評価は、ディーデリヒ激推しという方のツイートからです。以前は気にも留めていなかったディーデリヒに惹かれるようになっったことで、自身の老いを感じているといいます。年を重ね人生経験を積んでいくと、ものの見方や好みも変わってくるのでしょうか?
黒執事いま21巻なんだけどディーデリヒ嘘やろ…ビールとソーセージのせいか??
— たくあん (@takuan11_29) January 11, 2021
次に紹介する黒執事のディーデリヒに関する感想や評価は、ディーデリヒの体型の変化に驚きを隠せない方のツイートからです。太ってしまったという直接的な表現は使っていないのですが、「ビールとソーセージのせいか?」が饒舌に語っていました。
黒執事読み終わった。面白くてついつい一気読み。個人的にはディーデリヒさんの更なるアップデートへ期待するのと、あとは葬儀屋沼すぎんか。
— 春希 (@yuzufield) January 10, 2021
最後に紹介する黒執事のディーデリヒに関する感想や評価は、黒執事を一気読みした方のツイートからです。ディーデリヒのさらなるアップデートに期待しているといいます。このようにディーデリヒについて今後の展開に期待する声は多く見られました。
黒執事のディーデリヒまとめ
ここまで黒執事のディーデリヒに焦点を当て、彼がいったい誰なのか?プロフィールからヴィンセントとの関係やシエルから受け取った電報の内容などについて解説してきました。いかがでしたでしょうか?
大学の同期ヴィンセント・ファントムハイヴとのクリケット大会を巡る賭けに負けたことで、彼の生涯の寮弟となったディーデリヒ。ヴィンセントとの約束を守り、彼亡き後息子シエルを協力者として支えてきました。感想欄で紹介したツイートにもありましたが、ディーデリヒの今後の活躍に注目していきましょう。