2021年06月22日公開
2021年06月22日更新
【黒執事】ニナ・ホプキンスはファントムハイヴ家の仕立屋!人物像や登場シーンは?
黒執事は19世紀後半のイギリスを舞台に、伯爵家の当主・シエルと完璧な執事・セバスチャンによるサスペンス・ダーク・ファンタジーです。ここで紹介するのは、黒執事に登場するニナ・ホプキンスです。ニナはシエルが当主を務めるファントムハイヴ家の専属仕立て屋で、斬新なファッションセンスでシエルたちファントムハイヴ家の人々の衣装を仕立てており、自身も店を営んでいます。そんなニナの人物像や登場シーンを紹介していきます。
黒執事のニナ・ホプキンスはファントムハイヴ家の仕立屋
黒執事の作品情報
作者・柩やなによるダーク・ファンタジー漫画・黒執事は月刊Gファンタジーで連載中です。コミックは第30巻まで発売中、2021年1月で3000万部という発行部数を記録しました。アニメ版は第1期「黒執事」、第2期「黒執事Ⅱ」を経て2014年に第3期「黒執事 Book of Circus」が放送されました。また、OVA作品「黒執事 Book of Murder」が発売され、2017年に劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」が公開されました。
黒執事の概要
黒執事の舞台は19世紀後半、ヴィクトリア朝と呼ばれた時代のイギリスです。文化・産業共に目覚ましい発展を遂げていたイギリスですが、その影でロンドンの街を震撼させた切り裂きジャック事件が起きるなど、不穏な時代でもありました。黒執事は当時のイギリスの世相を織り込みつつ描かれるサスペンス・アクション物語です。
黒執事のあらすじ
黒執事のあらすじを見ていくと、名門ファントムハイヴ伯爵家は「女王の番犬」と呼ばれ、主に影の仕事を任されています。この裏社会を仕切るファントムハイヴ家の当主はまだ少年のシエルで、彼は両親と兄を殺害された過去があります。その悲惨な事件の際、シエルは魂を悪魔と契約し、復讐を決意しました。その悪魔はセバスチャン・ミカエリスといって、伯爵家の執事として仕えながら、シエルの復讐に協力します。
ニナ・ホプキンスはファントムハイヴ家の仕立て人
ニナ・ホプキンスは、ファントムハイヴ家の衣装の仕立て人です。ホプキンス家は代々ファントムハイヴ家の衣装の仕立てをすべて任されてきた家です。切り裂きジャック事件の捜査のために、シエルが女装してドルイット子爵のパーティに潜入することになった時、シエルに女性用のドレスを仕立てたこともあります。
このように、ニナはファントムハイヴ家が「女王の番犬」と呼ばれ、主に影の仕事を担っていることも理解しています。また、ニナはファントムハイヴ家の人々だけでなく、シエルの婚約者・エリザベスや、ファントムハイヴ家の協力者であるジークリンデ・サリヴァンの衣装を作る時もあります。
ニナはロンドンでホプキンス・テーラーの店を経営する
ニナ・ホプキンスはファントムハイヴ家の専属仕立て人ですが、自分の店をロンドンに構えています。「ホプキンス・テーラー」というその店では、奇抜な衣装を着たメグとオーガスタという店員を雇っており、人気店となっています。少女や15歳未満の少年しか興味のないニナは、大人の男性客は断っていますが、「スフィア・ミュージックホール」の責任者・ブラバット・スカイの懇願に負けて、ミュージックホールの衣装を作りました。
黒執事のニナのファッション
考察①最先端のファッション
仕立て人として類稀な才能と実力を持つニナ・ホプキンスは、裁縫の腕だけでなく、流行を先取りする最先端のファッションセンスで人々を驚嘆させています。「女性はもっと自由に」が信条のニナは、大胆にも足を出す衣装を自ら着用し、エリザベスを驚かせています。当時、イギリスでは足を出すことは最も下品なことと考えられていました。
また、ヴィクトリア女王との謁見を控えたジークリンデ・サリヴァンの髪型を、当時の少女たちが好んでやっていた「アリス・スタイル」という短く切りそろえた髪型に変えてしまいました。女王陛下に拝謁するというので、髪を結い上げる格式の高い髪型を望んでいたセバスチャンは驚愕しました。このように、ニナは格式や古い慣習に囚われず、常に最先端のファッションを生み出しています。
考察②ファッションに対する哲学
ニナ・ホプキンスのファッションに対する考え方は、自身の信条を貫き、絶対に妥協しないことです。ニナは、人は服装によって気持ちを変えることができ、世界が素敵に見えるようになると考えています。このような想いを持っているからこそ、ニナは常に新たなファッションを生み出すことができると考えられています。
黒執事のニナの活躍や登場シーン
活躍①シエルが女王陛下に謁見するための最礼服を仕立てる
ニナ・ホプキンスの活躍を紹介すると、シエルが当主として初めて女王陛下に謁見する時の衣装を仕立てることになりました。女王陛下との謁見には最礼服を着用することが決まりであり、非常に厳しいドレスコードが決められています。
しかし、どれほど厳しい取り決めがあったとしてもニナにとっては簡単な作業で、シエルの最礼服はあっという間に仕立て上がりました。ニナの作った衣装を着たシエルは、無事に謁見を終えることができ、ファントムハイヴ家に伯爵位と領地を還してもらうことができました。
活躍②サリヴァンが女王陛下に謁見するための最礼服を仕立てる
さらにニナ・ホプキンスは、ジークリンデ・サリヴァンの最礼服も仕立てました。ドイツからイギリスにやって来たジークリンデは、女王陛下に謁見することになり、ニナの店「ホプキンス・テーラー」で仕立てることになったのでした。ニナは、イギリスでの生活に慣れようとするジークリンデの想いに応えるために、最礼服と共に当時ロンドンの少女たちの間で流行っていた髪型「アリス・スタイル」にしてあげたのでした。
活躍③スフィア・ミュージックホールの潜入の協力
ニナ・ホプキンスは「青の教団編」で、スフィア・ミュージックホールの出演者たちの衣装を仕立てました。これは、ホールの事実上の責任者であるブラバットの強い願いに応えるためでした。ニナは、ファントムハイヴ家が「女王の番犬」であることを理解しており、セバスチャンがミュージックホールに潜入する際、協力しています。
黒執事のニナのかわいい魅力
かわいい魅力①女の子と15歳以下の少年にだけ興味がある
ニナ・ホプキンスは「女の子と15歳以下の少年」と公言しています。そのため、ファントムハイヴ邸ではシエルやメイリン、エリザベスには愛想を振りまき、抱きついたりしますが、セバスチャンをはじめとする大人の男性たち、バルドロイやフィニアンに対しては冷たく、そっけない態度で接します。
かわいい魅力②セバスチャンを「ミスター石頭」と呼ぶ
ニナ・ホプキンスは、女の子と15歳以下の少年以外には冷たい態度になると紹介しましたが、特に格式や伝統を重んじるセバスチャンのことは「ミスター石頭」と呼び、何かに付けて反発します。ただし、「春のニューコレクション」の衣装やミュージックホールのブラバットに頼まれると、大人の男性の衣装でも嬉しそうに仕立てています。気分が乗って来ると年齢など関係なく仕立て人としての腕を振るうようです。
かわいい魅力③女王の番犬としてのファントムハイヴを理解
ニナ・ホプキンスが仕立て人を務めるファントムハイヴ家は代々「女王の番犬」として影の仕事を担ってきました。この任務については、ホプキンス家が何代にも渡って協力してきていることをニナは知っています。ニナ自身も要請があれば、衣装の仕立てや情報提供などで、何よりも優先して協力しています。
かわいい魅力④フランス語を使える
ニナ・ホプキンスは当然、英語を話しますが、時にフランス語が飛び出すことがあります。例えば、ご機嫌いかが?という意味の「サヴァ?」と言ったり、素晴らしいという意味の「トレビアン」など、ちょっとした会話の時にフランス語を使います。
フランス語といえば、シエルの母・レイチェルはフランス語が由来のシエルという名前を息子に付けました。ニナはファントムハイヴ家の仕立て人なので、シエルの母・レイチェルとも親交があったはずです。フランス語が話せるニナの影響だったのではないかと言われています。
黒執事のニナに関する感想や評価
3人目!
— ぐでりぽ🎲🎀 (@nemuialice) October 21, 2017
黒執事のニナ!
女の子が大好きで男は(少年以外)守備範囲外の衣装の仕立て屋さん!
昔ながらのしきたりとかマナーが嫌いで最新のファッションに爆走してる人で、自分の嫌な事はきっぱりと嫌って言える強い人!
こんな強い女性になってみたい...(๑╹ω╹๑ ) pic.twitter.com/NC25N9P3Ip
黒執事のニナ・ホプキンスは慣習や伝統などに囚われず、常に新しいものを生み出していく意欲に溢れた女性です。嫌いなものは嫌いと言う、そんな強い女性であるニナのようになりたいという感想です。
服というのはね、ただ体温を調整したり、肌を守るためだけの物ではないわ。気分を変えることもできるし、自分を変えることだってできる。
— 椎名△y_ks (@lovliv_mickey46) November 8, 2020
世界が素敵に見える魔法なのよ
ニナ・ホプキンス/黒執事
ニナさん実は大好きなんですよね。こういう女性がとても好きだし憧れる。
黒執事のニナ・ホプキンスは、服について「自分を変えることができる、世界が素敵に見える魔法だ」と語っています。このような言葉を言える女性が好きで、憧れるという感想です。
ニナさん出てくるの楽しみすぎなんだが:(*´////`*):ひっそりと黒執事で一番好きな女性キャラはニナさんです✋✋✋
— 露艶♠️ (@joker_wonder) January 22, 2017
リジーとかメイリンとかフランシスさんとかももちろん大好きだし、女性陣は差そんなになく好きだけどニナさんはわずかにトップに出てます*\(^o^)/*
黒執事にはリジーことエリザベスやメイリン、フランシスなどたくさんの女性キャラクターが登場します。中でも特に好きなのがニナ・ホプキンスということで、ニナが登場するシーンが楽しみだという感想です。
黒執事のニナまとめ
いかがでしたか?黒執事のニナ・ホプキンスについて紹介してきました。ニナはファントムハイヴ家の仕立て人で自身も店を構えています。古いしきたりや慣習、伝統に縛られることを何より嫌い、常に新しいファッションを生み出し、女性は自由でなければという考えを持っています。自分の信条に従って生きる、そんな強い女性になりたいという声もありました。これからも黒執事のニナ・ホプキンスの活躍をどうぞお楽しみください。