【ワンピース】カイドウの人獣型の強さ・能力を考察！ダサいと言われる理由は？

「ワンピース」に登場するカイドウとは、「四皇」の1人として度々名前が登場していた重要人物です。そこで、まず初めに「ワンピース」の作品情報やあらすじ、さらにカイドウのプロフィールや性格などをネタバレ紹介していきます。

「ワンピース」は尾田栄一郎先生による海賊漫画で、日本を代表する漫画として世界中で愛されています。1997年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始され、2021年6月現在も連載が継続している長期連載作品で、漫画だけでなく1999年に放送が開始されたテレビアニメ「ワンピース」も、放送が継続しています。

そんな超大作の「ワンピース」は現在までに99巻の単行本が発売されており、2021年2月時点で国内累計発行部数が4億部を突破、さらに全世界累計発行部数は4億8000万部を突破する「日本一売れている漫画」です。「ワンピース」は劇場版アニメも人気となっており、最新作である「ONE PIECE STAMPEDE」は、2019年公開の劇場版第14作目となる映画で、興行収入55億円を超える大ヒット作品となっています。

海賊王を夢見る少年・ルフィは、海賊「赤髪のシャンクス」と出会い、命を救われました。シャンクスの持っていた「ゴムゴムの実」を食べて「ゴム人間」になったルフィは、シャンクスから預かった麦わら帽子をトレードマークに、海賊として大海原に出発しました。ルフィはシャンクスに恥じない海賊になる為、「麦わら海賊団」として、数々の強敵と戦いながら、海賊としての名を徐々に上げていきました。

カイドウは「百獣海賊団」の総督を務めながら、「四皇」の一角を担っている大海賊です。「百獣のカイドウ」の異名をとるカイドウは、懸賞金46億1110万ベリーで、現在存命中の海賊の中で最高金額を叩き出している「この世における最強生物」です。そして「ウオウオの実 モデル”青龍”」を食べた能力者で、動物系であり幻獣種への変身を可能としています。

カイドウの性格は、「百獣のカイドウ」の異名に相応しい豪快なもので、完全実力主義者です。そして、弱肉強食を信念に掲げ、暴力でねじ伏せる戦闘狂として知られており、「ワンピース」の作中で誰よりも「海賊らしい」残虐な性格をしています。力のない弱者に対しては「奴隷」を強いるなど残酷な対応を取り、王下七武海であってもカイドウへの対応は慎重に行われていました。

一方で、強者に対しては敬意を払う一面も見せており、自身を奮い立たせるような強者に出会うと、非常に嬉しそうな反応を見せています。しかし同じく大海賊である白ひげなど「善意を併せ持つ」タイプの強者に関しては、「強いけれど甘い奴」と侮辱にもとれるような発言をしていました。戦闘狂であるカイドウは、戦いにおける不誠実を嫌い、真正面から攻撃を受け止める事が多いキャラクターとして知られています。

カイドウの人獣型は「ワンピース」第1008話で初登場しました。カイドウの人獣型は6本の角を持つ姿をしており、体の皮膚は青龍の鱗に覆われています。さらに手足も鱗に覆われており、太くて強靭な尻尾も鱗に覆われていました。カイドウの人型と一見すると違いが分かりにくい、人獣型ですがこの体を覆う鱗と立派な尻尾が生えている事で「人獣型」である区別をつける事ができます。

カイドウの人獣型の能力としては、青龍の姿の時と同様に、口から火球を出す事ができ、さらに空中を浮遊する事が可能になっています。獣型である「青龍」の姿の方が、火球に至っては威力が勝ると考えられていますが、人獣型では相手に距離を詰めて使用できる事から、青龍時に負けない威力を発揮できると考えられています。

青龍姿に負けない程の強さがあるカイドウの人獣型ですが、そのあまりに禍々しい姿にファンからは多くの関心が寄せられました。しかし一方で、そんなカイドウの人獣型が「ダサい」と言う評価もあるようです。次はそんなカイドウの人獣型が「ダサい」と言われる理由について解説していきます。

カイドウの人獣型が「ダサい」と言われる理由1つ目は、人獣型の姿が宇宙人に見えると言うものでした。カイドウが人獣型になると、体表が鱗に覆われています。顔も例外でなく、鱗に覆われている為、そんな姿が宇宙人のようだと感じる方もいるようです。しかし一方では、「龍の名残」としてかっこよく感じる方もいるようです。

カイドウの人獣型が「ダサい」と言われる理由2つ目は、人獣型についている尻尾がダサいと言うものでした。カイドウは人獣型になると、大きくて太い尻尾が生えています。しかしその様子は龍の姿とは程遠いもので、まるでワニのような尻尾になっています。

そこで、カイドウの人獣型にはもう少し「龍っぽい」尻尾が良かったと感じる方も多いようです。しかし、カイドウの人獣型では尻尾も武器になるようで、その威力に期待も寄せられていました。

カイドウの人獣型が「ダサい」と言われる理由3つ目は龍のままの顔が良かったと言うものです。カイドウは人獣型になると、人型の顔に鱗が生えている姿になります。同じく動物系の悪魔の実の能力者であるルッチは人獣型でも動物の顔のままでした。その様子がかっこいいと人気ですが、カイドウに至っては顔が人間である事が残念と感じる方も多いようです。

カイドウのネタバレ考察1つ目は「カイドウの正体は元ロックス海賊団」と言うものです。カイドウは元ロックス海賊団だった事が明かされました。「ロックス海賊団」は海賊王ゴール・D・ロジャーの宿敵と言われていた伝説の大海賊ロックス・D・ジーベックが率いる海賊団で、「白ひげ」や「ビッグマム」も在籍していた伝説の海賊団です。しかし38年前に英雄モンキー・D・ガープによってロックスが討ち取られ、壊滅しています。

カイドウのネタバレ考察2つ目は「カイドウはワノ国を守る不動明王」と言うものです。カイドウはロックス海賊団壊滅後、百獣海賊団を結成しています。その頃に、黒炭オロチと手を組んでワノ国を力で支配するようになりました。ワノ国を実質的に25年以上支配し続けているカイドウは、黒炭オロチに軍事力を提供する事で、ワノ国を手中に収めていました。

力で持ってワノ国を支配していたカイドウを、ワノ国の人々は「ワノ国を守ってくれる不動明王」として崇めるように教育されていました。その信仰に人々は疑問すら持たず、何十年にも渡ってカイドウの支配を受け続けていました。

カイドウのネタバレ考察3つ目は「カイドウの目的はひとつなぎの大秘宝」と言うものです。「ワンピース」の世界では”ワンピース”と呼ばれる大秘宝が登場します。この”ワンピース”こそ、「ひとつなぎの大秘宝」であり、どの海賊もこの”ワンピース”を探して航海を続けていました。そして例外ではなく、カイドウもこの「ひとつなぎの大秘宝」である”ワンピース”を求める海賊の1人でした。

世界に4つ存在するという「ロードポーネグリフ」の写しを一枚所有しているというカイドウは、「最後の島」ラフテルを目指す為に「SMILE（人造悪魔の実）」を量産して、自身の海賊団を強化するなど、「ひとつなぎの大秘宝」を手に入れて海賊王を目指す算段を取っています。カイドウがワノ国に目をつけたのも、ポーネグリフの生みの親である光月家にヒントを求めたとも言われており、カイドウは目的に向けて邁進しています。

カイドウのネタバレ考察4つ目は「カイドウの入れ墨の意味」です。カイドウは左肩に鱗のような入れ墨をしており、人獣型になると両肩へ広がっていきます。この鱗の入れ墨が、カイドウが「ウオウオの実」の能力者であるという伏線だったと言われています。カイドウは「ウオウオの実」の幻獣種と呼ばれる種類の内、「龍（ドラゴン）」タイプの能力者でした。龍なのになぜ「ウオウオ」と言う魚を連想させる悪魔の実なのでしょうか？

この「ウオウオ」と言うのが、実は中国に存在することわざの「登龍門」に由来すると言われています。登龍門とは「鯉が滝を登りきって龍となる」様子を表し、「成功に至るまでに難関を潜り抜ける」と言う意味があります。そこで、「ウオウオ（魚魚）」と言う言葉で鯉を表し、タイプ「龍」としてカイドウ自身が登龍門であるかのような伏線ではないかと言われていました。

カイドウのネタバレ考察5つ目は「カイドウが敗北した相手」についてです。カイドウと言えば、右の腹部に大きな傷跡が残っています。この傷跡が物語っていますが、カイドウはこれまでに「海軍に何度も捕縛されている」事に付け加え、さらに「7度の敗北を味わっている」と言われています。カイドウは「地上最強の生物」とは言われているものの、決して「負け知らず」な訳ではありませんでした。

そんなカイドウが敗北した相手ですが、候補として上がっているのが「白ひげ」や「ゴール・D・ロジャー」、「モンキー・D・ガープ」や「ロックス・D・ジーベック」などに敗北しているのではないかと言われていました。このように、何度敗北しても命を落とさないという点で、カイドウは「最強の生物」なのではないかと考察されています。

カイドウのネタバレ考察6つ目は「カイドウが自殺したがる理由」についてです。カイドウと言えば、「暴力的」かつ「気分屋」である事が分かっていますが、それに付け加えて「自殺願望がある」事が分かっています。これは、カイドウが空島から飛び降りたなど、様々な事象として残されていますが、このカイドウの自殺願望については理由がありました。

それは20年前にカイドウが光月おでんと戦った時の事でした。カイドウは光月おでんに勝利していますが、その勝利の仕方が「卑怯」だったと言われています。カイドウの配下であった「マネマネの実」の能力者・黒炭ひぐらしが、光月おでんの息子・モモの助に変身し、その姿で人質に取られたように演じました。これによっておでんに隙が生まれ、カイドウは勝利しますが、カイドウはこの事に罪悪感を感じ、自殺願望があるようです。

カイドウのネタバレ考察7つ目は「カイドウはパンクハザードで人体実験をされていた」事についてです。これはパンクハザードにある研究施設の入り口に刻まれたマークに、カイドウを連想させるマークがあった事に所以しています。カイドウの角を連想させるマークが一番大きく刻まれている事から、パンクハザード島とカイドウの間には密接な関係があると言われていました。

そしてその中で最も有力である仮説が、パンクハザードで作られていた「SMILE」の元となった悪魔の実が、カイドウの有する「ウオウオの実」であったと言うものでした。「SMILE」を食べたモモの助がまるで「カイドウの子供」のような龍の姿に変身しており、この事からも「SMILE」とカイドウの「ウオウオの実」に何らかの関係があると考えられていました。

カイドウのネタバレ考察8つ目は「カイドウの種族は”オーズ族”ではないか」と言うものです。オーズ族は古代より存在する巨人族の事を指しており、カイドウは「巨人族」であってもおかしくない巨体のキャラクターです。そしてカイドウ率いる百獣海賊団には「ナンバーズ」と呼ばれる人造巨人が存在します。この事から、この「ナンバーズ」がパンクハザードで、カイドウを元に作られた「人造巨人」ではないかと言われていました。

カイドウのネタバレ考察9つ目は「カイドウの海賊旗の伏線」についてです。カイドウの海賊旗には「8」を連想させるモチーフが記されています。この「8」については、かつて8つの首を持っていた幻獣・八岐大蛇が連想されていました。しかし後に黒炭オロチが「ヘビヘビの実（モデル・ヤマタノオロチ）」である事が判明し、カイドウ自身がヤマタノオロチではなく、黒炭オロチとの友好関係を記した海賊旗として考察されました。

しかし、カイドウは黒炭オロチを呆気なく始末してしまい、オロチとカイドウの間に密接な関係はない様子が描かれました。そこで、もう一つの仮説として、ころころ表情の変わるカイドウが「8つの顔を持つ」事や、動物系悪魔の実の能力者であるカイドウが、8つのパターンで変身するのではないかなど、カイドウと「8」を紐付ける様々な考察がされているようです。

カイドウのネタバレ考察10個目は「ビッグ・マムとの関係」についてです。カイドウとビッグ・マムはロックス海賊団時代に、共に在籍していました。壊滅後は別々の道を歩んだ2人ですが、再び再会したカイドウとビッグ・マムは「名前」で呼び合う程親密な関係性でした。さらにビッグ・マムがカイドウに「ウオウオの実」を譲った張本人である事も明かされました。

ビッグ・マムの計らいによって「ウオウオの実」の能力者となったカイドウですが、この事についてビッグ・マムがカイドウに対して返した「一生分の恩」と表現されており、ビッグ・マムはゴッド・バレー島で「ウオウオの実」を手に入れた事が明かされています。そんな元同胞の2人は、ラフテルまでの道のりに限り、「海賊同盟」を結成した事が明かされ、「四皇」同志のタッグが強力である事を危惧する声も寄せられていました。

前述したように、カイドウの悪魔の実は「ウオウオの実」である事が明かされました。そしてカイドウの悪魔の実は、動物系悪魔の実の中で「幻獣種」の「タイプ・龍（ドラゴン）」で、カイドウは幻獣・青龍に変身する事ができます。

カイドウは「ウオウオの実」の能力者で、必殺技は「雷鳴八卦（らいめいはっけ）」や「懐風（かいふう）」、「龍巻（たつまき）」、そして複合技の「懐風龍巻」などがあると言われています。さらに覇気を使用した「降三世引奈落（こうさんぜラグならく）」も登場しており、ルフィはこの必殺技によって危うく命を落としかけました。

カイドウの懸賞金は現時点で「46億1110万ベリー」であると前述しました。この金額は存命海賊の中で最高額になっており、カイドウは名実共にその強さから「最強の海賊」であると言われています。同じ四皇の黒ひげですら「22億ベリー」なので、カイドウの懸賞金が規格外なのは一目瞭然と言えます。

カイドウの倒し方に関する考察1つ目は、「モモの助が”ズニーシャ”を使って倒す」と言うものです。ズニーシャは非常に巨大な象で、古代兵器ではないかと言われている存在です。そんなズニーシャの声を唯一聞く事ができるのがモモの助である事から、モモの助がおでんの敵討ちとしてズニーシャを使用する考察もされているようです。

カイドウの倒し方に関する考察2つ目は、「黒ひげが”ヤミヤミの実”の能力で倒す」と言うものです。黒ひげは現在最も海賊王に近い男と言われています。四皇であるカイドウを倒すには、同じく四皇クラスの強さが必要であると考えられ、そこで黒ひげが「ヤミヤミの実」の能力によって「カイドウのドラゴン化を阻止する」事ができるのではないかと考察が寄せられていました。

カイドウの倒し方に関する考察3つ目は「一寸法師戦法を使って倒す」と言うものです。カイドウは「ワンピース」の中で特に体の大きなキャラクターと言われています。そこでその特徴を活かし、「体内に侵入して中から攻撃する」と言う昔話・一寸法師のような戦い方が有効ではないかと言われていました。

カイドウの倒し方に関する考察4つ目は「お玉のキビダンゴで仲間にする」と言うものです。カイドウは「ワンピース」の中で最強クラスの強さを誇るキャラクターであり、討伐するのは非常に困難と言われています。そこで、お玉の「キビキビの実」の能力で作ったキビダンゴをカイドウに食べさせるという方法がありました。

このように、食べた者を操る事ができるキビダンゴの能力によって、カイドウを仲間に引き込んでしまうと言う打開策が提案されていました。しかし、お玉の能力には”制限”がある可能性が高く、カイドウに通用しない可能性も示唆されていました。

カイドウの倒し方に関する考察5つ目は「逆鱗で弱らせる」と言うものです。空想上の幻獣である龍には、「顎の下にある逆さに生えた鱗」が存在し、その「逆鱗」こそが弱点であると言い伝えられています。この言い伝え通り、最強クラスの強さを誇るカイドウにも、「逆鱗」が生えており、この「逆鱗」を攻撃する事で、倒すことができるのではないかと言われていました。

最強の強さを誇るカイドウをアニメで演じているのは声優の玄田哲章さんです。玄田哲章さんは、1948年5月20日生まれの2021年6月時点で73歳の声優で、声優だけでなく舞台俳優やナレーターとしても活躍しており、バリトンボイスが魅力の人気声優と言われています。

玄田哲章さんの主な出演作品は、「ハイスクール!奇面組」の冷越豪役や、「シティーハンター」の海坊主役、「クッキングパパ」の荒岩一味役、「クレヨンしんちゃん」のアクション仮面 （郷剛太郎）役など数々の名作に出演している他、ハリウッド俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんの吹き替え声優としても活躍しています。

こちらはカイドウの圧倒的な強さを感じるキャラデザインに惹かれるという方の投稿です。地上最強の生物と言われる程の強さを誇るカイドウの雄々しい姿は、まさに「強さ」の象徴であり、そんな圧倒される姿に魅力を感じる方も多いようです。

こちらはカイドウと白ひげのどちらが強いのか考察されている方の投稿です。どちらも最強と名高い海賊で、強さの種類が違うとされています。しかしネタバレですが、白ひげは命を落とし、実質カイドウが現在最強と謳われていました。

こちらはカイドウの強さが明らかになると同時に、カイドウと同等に戦う事ができるシャンクスの強さにも驚くという方の投稿です。巨人族と思わしき巨体であるカイドウに比べ、同じ四皇であっても一見すると普通に見えるシャンクスが、同等の強さである事に驚く方も少なくないようです。

カイドウの人獣型に関するまとめはいかがだったでしょうか？カイドウの目的や正体についてネタバレ考察してきましたが、カイドウは「ワンピース」の中で、最強生物として恐れられている存在でした。そんなカイドウがルフィの前に立ちはだかる大きな障害である事は間違いないようです。

そしてカイドウはネタバレ考察からも分かるように「ワンピース」の物語に非常な重要な役割を果たしています。そんなカイドウが活躍する「ワンピース」ですが、まだご覧になった事がない方は、ぜひカイドウにも注目しながらご覧になってみてはいかがでしょうか？