【サイコパス】炯・ミハイル・イグナトフの正体とは？慎導灼との関係や経歴を紹介

炯（けい）・ミハイル・イグナトフが登場するアニメPSYCHO-PASS（サイコパス）。現在サイコパスは第3期まで公開されており、炯・ミハイル・イグナトフが登場する作品もこちらのサイコパス3期からとなっています。

PSYCHO-PASSはシリーズを通して内容が続いており、第3期はシビュラシステムなどの世界感をそのままに、炯・ミハイル・イグナトフと慎導灼（しんどうあらた）の2人が監視官として活躍する物語です。サイコパス1期・2期の主人公として活躍した常守朱（つねもりあかね）はサイコパス3期では拘留されており、なぜ拘留されてしまったのか、その謎もサイコパスシリーズ3期の注目要素となっています。

炯・ミハイル・イグナトフが登場するPSYCHO-PASSはアニメを原作としたオリジナルテレビアニメで、フジテレビが企画するキャッチーな大人向けアニメ作品を放映する深夜アニメ枠『ノイタミナ』で公開された作品です。

サイコパス第1期は2012年に公開され、サイコパス第2期は2014年、サイコパス第3期は2019年に公開されました。シリーズを通して塩谷直義（しおたになおよし）さんが監督を務め、メインストーリーは『魔法少女まどか☆マギカ』で有名となったシナリオライター虚淵玄（うろぶちげん）さんが担当しています。

サイコパス3期は、テレビアニメで放映された物語の続きを映画『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』で公開し、『前編』『中編』『後編』の3部作として構成されました。サイコパスシリーズはアニメが原作の作品となっていますが、『漫画』『小説』『ゲーム』など様々なメディアともコラボしています。

兄の死の真相を幼なじみの慎導灼と共に追いかける炯・ミハイル・イグナトフ。2人は手がかりを求め、兄の死のきっかけとなった、灼の父親が所属していた公安局に入所することになります。始めは反抗的な態度をとっていた執行官たちとも手をとりあい、炯・ミハイル・イグナトフと灼は裏の世界で暗躍する博打集団『ビフロスト』と灼の父の関係を突き止めていきます。

• 誕生日：2096年1月18日
• 年齢：24歳
• 出身：ロシア系日本人
• 出生地：日本国外
• 配偶者：舞子（まいこ）・マイヤ・ストロンスカヤ

PSYCHO-PASS第3期の主人公の1人として活躍する炯（けい）・ミハイル・イグナトフ。そんな彼は公安局刑事課一係の監視官で、軍事訓練を受けた元兵士です。その経験もあってか、真面目で冷静な性格をしています。幼なじみで親友の灼とは能力も性格も正反対で、お互いを補い合う良きパートナーです。サイコパス2期で登場した霜月美佳（しもつきみか）監視官によって新たに刑事課一係の監視官として推薦されました。

普段は監視官として事件解決に注力する炯・ミハイル・イグナトフですが、親しい者を侮蔑された時は相手に手を上げてしまうといった直情的な面も持ちあわせており、自分の意思と反するときには上司の指令を無視するといった行動も見せています。また紛争地域で育ったことや軍に所属していた経験もあってか、ドミネーターの殺傷モード『エリミネーター』を躊躇無く使うといった冷徹な一面も持ちあわせています。

PSYCHO-PASSの第3期で主人公でありながらインスペクターとしても立ち回っていた炯・ミハイル・イグナトフ。その伏線とも見られる描写がOPに登場しているのはご存じでしょうか？まずOP始まってすぐの、タイトルが表示される直前のカットで、炯・ミハイル・イグナトフと灼がドミネーターを向け合っている場面があります。

こちらは構図的にダブル主人公が向かい合うというかっこいい表現のように見えますが、ドミネーターを向け合うことによって対立関係を表しているとも考察できます。炯・ミハイル・イグナトフが灼の父が死に追いやられるきっかけとなったビフロストの一員『インスペクター』になるという伏線が、このカットに含まれていた可能性があるのではないかと考えられます。

またOP始まって1分後くらいの場面で炯・ミハイル・イグナトフがもう1人の自分と戦っているカットがあります。こちらは刑事課一係としての炯・ミハイル・イグナトフと、インスペクターとしての炯・ミハイル・イグナトフの葛藤を描いた伏線だったとも考えられます。

主人公でありながら敵組織のビフロストにインスペクターとして加担していた炯・ミハイル・イグナトフ。なぜ彼はインスペクターとして暗躍することになったのでしょうか？その理由はサイコパス3期の第8話で明かされています。

任務の一環で、一般市民を犯罪の道具として使役する梓澤廣一（あずさわこういち）と接触することになった炯・ミハイル・イグナトフ。しかし、炯・ミハイル・イグナトフが向かった先にいたのは梓澤ではなく、ビフロストの重要人物である法斑静火（ほむらしずか）でした。

炯・ミハイル・イグナトフが現れた事により梓澤にはめられたと気がついた法斑は「自分をここから逃がしてくれれば、潜在犯として囚われている妻の舞子を開放する」と提案します。舞子を救出する策を考えていた炯・ミハイル・イグナトフは、法斑のこの取引に応じ、法斑と連絡を取る手段としてインスペクターの登録を行ったのでした。

炯・ミハイル・イグナトフと同じくPSYCHO-PASSの第3期主人公として活躍した灼。炯・ミハイル・イグナトフと灼はサイコパス3期の序盤から行動を共にし、お互いの足りない部分を補い合う相棒として信頼を築いています。そんな2人の関係は幼少期まで遡り、初めての出会いは炯・ミハイル・イグナトフが親の付き添いで灼の家に遊びに来たところから始まります。

その後、灼の父が「今日から一緒に住むことになる」と舞子を家に招いたことで、3人は幼なじみとして少年期を送ることになりました。そして灼の父が炯・ミハイル・イグナトフの兄を殺し、その後自身も自殺した事件が起こったことにより、炯・ミハイル・イグナトフと灼はその事件の真実を知ろうと行動に移します。そうして2人は公安局に所属し、サイコパス3期の物語へと続いていくのでした。

こちらでは炯・ミハイル・イグナトフのプロフィールをご紹介します。『炯・ミハイル・イグナトフのプロフィール』の項目でもご紹介したように、誕生日は2096年の1月18日生まれ。サイコパス3期の序盤では24歳ですが、物語の間に誕生日を迎え25歳になっています。同い年のキャラクターとしては、幼なじみの灼と上司の刑事課課長統括監視官・霜月がいます。

18歳という若さで監視官になった霜月や、人の心を操ったり読み取ることができるメンタリストの能力を持つ灼に負けず、炯・ミハイル・イグナトフも軍事訓練を受けた元兵士の経歴を活かして、物理的な戦闘や侵入捜査において優秀な活躍を残しています。また妻・舞子も兵役経験があり、サイコパス3期の7話ではその経験を活かして、敵から銃を奪って反撃する姿を見せました。

炯・ミハイル・イグナトフの妻である舞子（まいこ）・マイヤ・ストロンスカヤ。彼女も灼と同じく炯・ミハイル・イグナトフの幼なじみで、昔から親しい仲である人物です。舞子はサイコパス3期の初登場シーンでは失明していましたが、その後手術を受け視力が戻っています。失明した原因は空爆によるもので、その時に母親も亡くしています。

しかし彼女も夫と同じく兵役経験があり、視力が回復した直後で殆ど見えない状態のなか、銃を持った相手に立ち向かって行く身体能力と度胸を持ちあわせる強さを見せています。また、サイコパス3期の物語で炯・ミハイル・イグナトフと灼に手料理を振る舞うシーンもあり、料理上手な様子が描かれています。思いやりがあり慎ましく、炯・ミハイル・イグナトフだけではなく灼の気持ちの支えにもなっている人物です。

炯・ミハイル・イグナトフの兄の輝（あきら）・ワシリー・イグナトフは、既に灼の父親に殺されPSYCHO-PASSの物語に本人が登場しないため、詳しい情報は公開されていません。判明しているのは、「死亡したのは2年前」「舞子を人質にしたトーリや、コングレスマンたちが輝の名前を知っている」ということ。灼の父と同じく謎に包まれている部分の多いキャラクターです。

PSYCHO-PASSの第3期でダブル主人公の1人として活躍した炯・ミハイル・イグナトフ。こちらの項目ではそんな炯・ミハイル・イグナトフの声を務めた声優・中村悠一（なかむらゆういち）さんについてご紹介していきます。

• 生年月日：1980年2月20日
• 血液型：B型
• 出身地：香川県
• 事務所：インテンション

中村悠一さんはサイコパス3期の主人公・炯・ミハイル・イグナトフ以外にも、多くの人気作品の主人公を演じる実力派の声優。落ち着きある爽やかな声質が特徴で、少年の声から大人役まで様々なキャラクターを演じています。2001年に『D+VINE［LUV］』で声優デビューをはたし、同じく2001年に公開された『電脳冒険記ウェブダイバー』では早くもメインキャラクターを演じています。

出身が香川県ということもあり、香川県の観光PRキャラクター『うどん県観光課係長 うどん健』の声を務めるなど、テレビアニメ以外にも様々な作品で活躍しています。ファンからは「ゆうきゃん」という愛称で親しまれており、この愛称を命名したのは声優の鈴村健一（すずむらけんいち）さんだとされています。

遊佐浩二（ゆさこうじ）さんのラジオで"ゆうきゃん"の綴りは「You-Kyan」だと発表し、本人公認の呼び名として浸透しています。ラジオ番組でのトークも好評でキレのあるツッコミが定着していますが、ツッコミタイプのゲストがいる場ではボケ役を演じるなど、トーク上手な一面も人気を呼ぶ理由の1つとなっています。

PSYCHO-PASS第3期では炯・ミハイル・イグナトフの声優としてキャスティングされた中村悠一さん。他にも『氷菓』の折木奉太郎（おれきほうたろう）や、『CLANNAD（クラナド）』の岡崎朋也（おかざきともや）、『マクロスF』の早乙女アルト（さおとめあると）など、多くの人気アニメで主役キャラクターを演じています。

主に落ち着いたアニメキャラクターの声を演じることが多いですが、『おそ松さん』の松野カラ松や『ポプテピピック』のポプ子など、コミカルな役も演じきる実力を見せています。他にも下記のようなアニメキャラクターを演じているので、気になるものがあればチェックしてみてください。

• 妖狐×僕SS…御狐神双熾（みけつかみそうし）
• FAIRY TAIL…グレイ・フルバスター
• 俺の妹がこんなに可愛いわけがない…高坂京介（こうさかきょうすけ）
• 銀魂…坂田金時（さかたきんとき）
• 魔法科高校の劣等生…司波達也（しばたつや）
• ハイキュー!!…黒尾鉄朗（くろおてつろう）
• Re:ゼロから始める異世界生活…ラインハルト・ヴァン・アストレア
• ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風…ブローノ・ブチャラティ
• フルーツバスケット（2019年版）…草摩紫呉（そうましぐれ）
• 呪術廻戦…五条悟（ごじょうさとる）

ビフロストが解体されたことにより、一連の騒動の幕を下ろしたPSYCHO-PASS第3期。そして物語最後のシーンでは炯と灼がお互いに秘密を持っていることを伝えました。その場ではお互いの秘密の内容までは明かさなかった両者でしたが、第4期では炯がインスペクターであったこと、また灼が免罪体質者であることをお互いに打ち明けるのか、ファンの注目が集まっています。

ダブル主人公の1人として活躍した炯。しかし物語の終盤では、敵陣営であるインスペクターとして立ち回ることになりました。謎が多い人物・法斑に持ちかけられた取引の延長でインスペクターとなった炯ですが、その意外な展開に驚くファンも多かったようです。

一見真面目で知的な監視官に見える炯ですが、実際は戦闘が得意だったり、組織に従うよりも自分の信念を優先させるといったワイルドな一面を持っています。そんなギャップがかっこいいとサイコパスシリーズのファンに人気となっています。

以上、炯・ミハイル・イグナトフのプロフィールや、インスペクターになった経緯、アニメの声を演じた声優・中村悠一さんについてご紹介してきました。妻の舞子を助けるために法斑との取引でインスペクターとなった炯・ミハイル・イグナトフ。第4期ではその秘密を灼に明かすのかファンの注目が集まっています。